校長通信
土曜公開授業
本校は年間15日程度の土曜授業を行い、生徒の学力向上と進路実現のためのカリキュラムを編成してします。この土曜授業のうちの8回程度は、本校保護者の皆さんや本校に関心のある中学生やその保護者の方々に、授業を公開しています。
本日5月10日(土)は、今年度1回目の公開授業でしたが、多くの中学生やその保護者の方々にご来校いただき、授業の様子をご覧いただきました。もちろん、本校の保護者の方々(とくに1年生)も多数見学に来ていただきました。午前中は雨の降る中でしたが、これほど多くの方々に注目していただけることに感謝をしつつ、その期待に応えることができるよう先生方と力を合わせて頑張っていきたいと思います。
また、本校では今回の公開授業の受付をPTAの役員の皆さんにお手伝いいただいております。様々な教育活動を学校だけでなく、PTA・後援会や同窓会の方々にもご支援をいただきながら進めています。北高に関わる皆さんのご協力に感謝いたします。
春季大会 運動部ががんばっています
4月下旬となり、運動部の春季大会が行われています。新人大会を終え、冬の時期から春の大会を目指してどの部活動も1日1日を大切にして取り組んできました。新3年生にとっては、高校生活の集大成に向かって、その成果がどのくらい出るか、この後行われるインターハイの予選につながる大切な大会です。
昨日、4月29日(祝・火)にはバスケットボールの大会が蓮田松韻高校で行われ、応援に行くことができました。男子チームはブロックシードの春日部共栄高校と対戦し、前半20点以上の差をつけられ、苦しい展開となりましたが、1つのボールを気迫をもって奪い合い、そして最後まであきらめない「戦う姿勢」が見られました。試合は残り5分で猛烈な追い上げを見せましたが、残念ながら6点差で勝利を得ることはできませんでした。しかし、シード校との体格差や経験値をチームワークと粘りで互角に戦う姿はとても感動を覚えました。選手の悔しい表情から次につながることを期待したいと思います。
また、同会場で引き続き行われた女子チームは、これまたブロックシードの草加西高校と県大会出場をかけて対戦しました。粘り強い守備からボールを奪い、懸命につないでゴールを奪い、前半から10点差以上をつけてリードしました。ベンチで声をかける控えの選手や応援にかけつけた1年生、保護者の皆さんからも大きな声援を受け、チームが勝利に向けて心を一つにして後半に臨みました。相手チームもシード校の意地を見せ、点差を詰めてきましたが、前半同様に慌てることなく、出場したすべての選手が力を出し切り、点差を広げて県大会出場を決める勝利を得ることができました。試合後の選手たちの表情は輝いて見え、日々の努力と北高生の直向きで何事にも粘り強く取り組む一面が見られたことがとても嬉しく思いました。
応援には行けませんでしたが、各部活動も粘り強く戦い、北高生らしさをもって試合に臨んでくれたはずです。その中でも男子バレーボール部、体操部、ソフトボール部、卓球部、硬式テニス部等が県大会の出場を決め、その他の部活動もこれからの予選で力を発揮してくれるでしょう。大いに期待したいと思います。
また、文化部も様々なコンテストや発表の機会に向けて、地道な努力を続けています。その成果を発揮してくれることを楽しみにしています。
学校生活は順調にスタートしました
入学式を終え、1年生はオリエンテーションを経て、先週から日常の北高の生活をスタートさせました。新たな出会いに少々臆病になる生徒も見受けられましたが、時間の経過とともに緊張感に包まれていた空気が和やかな雰囲気に変わりつつあります。昨日も1年生の授業を中心に観察させてもらいましたが、北高の授業に慣れようとする姿が見られ、ペアワークやグループ協議などでは、「積極的に学ぼう」とする姿がとても印象に残りました。これから興味関心のある部活動に入部したり、5月末に予定されている体育祭の準備、9月の文化祭の企画など、生徒が主体となる高校生活の中で、協働的な場面が増えてきます。その中で自らの個性を出し、日々を充実させるためにも、今は良い友人関係、人間関係を築くことが大切になると思います。入学式でも伝えたように、何事にも積極的にチャレンジ精神をもって臨んでくれることを期待しています。
また、上級生も学年が上がったこともあって、気持ちの中に変化が出てきたようです。とくに3年生は、部活動の集大成となる大会も近づき、活動も活性化しています。さらに、来春を目指して大学受験の準備を始めている生徒も増えてきました。学年全体の意識や雰囲気も変わってきたと感じています。自ら動き出す北高生の姿に、大きな成果が得られることを大いに期待したいと思います。
新入生を迎えて
4月8日(火)、午後1時30分から本校体育館で第57回の入学式を挙行いたしました。新入生はほどよい緊張感を保ち、真摯な態度で式に臨んでくれました。
平日でありながら、ほとんどの新入生の保護者の方々もご出席いただき、お子さんの高校生活の第一歩をともに見守ってくださいました。これからの3年間、本校職員は力を合わせてお子さんの成長のために最大限努力することを誓い、保護者の方々にも学校の教育活動にご理解とご協力をお願いいたしました。
新入生には、大きく変化する社会で自信をもって前に進んでいくためにも、知識や技能を高めるだけでなく、知識や技能をどう生かすかを考え、積極的に挑戦する中で、多くの失敗から学びとってくれることを期待しました。また、周囲を思いやる心を大切にし、差別やいじめの無い社会を創出する存在に成長してほしいと望みました。
新入生代表による「宣誓」では、これからの3年間に対する熱い思いが伝わる、素晴らしい内容のものでした。
校歌紹介では、本校吹奏楽部の部員と生徒会の生徒が誇らしく丁寧に歌い伝える姿がとても印象に残りました。
57年目を迎えた本校から卒業していった多くの先輩方のように、社会や地域で貢献できる人間として成長できるよう、期待しているところです。
いよいよ始まります!
4月8日(火)、令和7年度がいよいよスタートします。
本年度着任された先生方を紹介し、始業式に生徒には次のようなことを話しました。
1つは、北高への所属意識とともに成年年齢を意識した振る舞いを望むこと。多くの卒業生が社会で活躍している要因として、北高生には学校生活のあらゆる活動で経験したものを生きる力に変える能力が備わっている。社会に出て、組織に属すれば、円滑な人間関係が求められる。自分自身を高めてくれる方との出会いを待つのではなく、積極的に求めていく必要がある。そのための第一歩は挨拶である。主体性が求められる中で、挨拶一つできないのでは話にならない。元気な挨拶を交わし、より活気ある北高をつくっていこう。
2つ目は、先入観に捕らわれないこと。自らの経験をもとに自身の価値観である「先入観」が強く働きすぎてしまうと、「あきらめる」「挑戦しない」ことの言い訳をする材料になりかねない。視野が狭くなり、人との出会いやチャレンジする機会を失うことにもつながる。「先入観」を持たないというのは大変難しいこと。しかし、自身の価値観を客観的にみられるもう一人の自分の存在があれば、異なる視点で物事を捉えることや他の選択肢を持つことにつながり、新たな世界が広がるかもしれない。この1年、「先入観」を含めて自分を見つめ、自身の可能性を広げてほしい。
また、午後は入学式を予定しています。普通科318名、理数科40名の新入生。期待に胸を膨らませていることと想像します。その期待に応えるために、越谷北高校をリードしていきます。
桜も満開に間近!