カテゴリ:その他 報告
【SSH】令和4年度 SSH研究開発実施報告書
令和4年度 SSH研究開発実施報告書を掲載いたします。
【SSH】SEM活用について
今年度も、株式会社日立ハイテクから卓上SEM(走査型電子顕微鏡)をお借りし活用しました。
8月10日に搬入しました。
SEM(走査型電子顕微鏡)とは、電子線を試料に当てることで表面構造を詳細に観察することのできる電子顕微鏡の一種です。
桑の葉の主脈(中心の葉脈) 200倍
桑の葉表面 1800倍
コミスジ(タテハチョウ科の蝶)の翅の鱗粉 400倍
カラスアゲハ(アゲハチョウの仲間)の翅の鱗粉 400倍
キボシカミキリ(カミキリムシの仲間)の複眼 400倍
カラスの羽 20倍
カラスの羽 300倍
他にも様々なものを観察しました!
部活動などの研究の他、文化祭では来場者に操作体験をしてもらいました。
10月4日に搬出され、今年度の使用は終了していますが、来年もお借りできたらまたいろいろなことに活用したいと思います。
今回紹介したSEM(日立ハイテクTM4000)は、株式会社日立ハイテクのCSR活動の一環として無償でお借りしたものです。この場を借りてお礼申し上げます。
【SSH】 令和3年度 研究開発報告書
今年度の本校SSH研究開発実施報告書を掲載いたします。
【SSH】電子顕微鏡の紹介
越谷北高校生物室では、(株)日立ハイテクより、2か月ほど走査型電子顕微鏡をお借りしていました。
走査型電子顕微鏡(SEM)は、観察対象に電子線をぶつけ、反射した電子や二次電子を検出することで表面構造を観察する電子顕微鏡の一つです。
期間も限られており、全生徒が体験することは難しいため、1年生の生物基礎の授業の一環としてSEM体験動画を作成しました。
下記リンクからご覧いただけます。
SEM体験動画(期間限定版) ※理数科説明会の午前中に配信したものと同じものです
約23分の動画になります。
コロナ禍で活動が制限される中でしたが、生物部員や興味を持った生徒達がSEMでいろいろなものを観察しました。
撮影した画像の一部をご覧ください。
マルミアリタケ(アリに寄生するキノコ)の子実体 200倍
クスノキの葉のダニ室 1500倍
砥石で研いだステンレスの研ぎ痕 200倍
ヒメカタショウロ?(キノコの仲間)の胞子 8000倍
オニタビラコ(キク科の植物)の柱頭 200倍
カイコガ翅(鱗粉) 100倍
ドクダミの葉裏(気孔) 400倍
シャープペンの芯 100倍
電子顕微鏡というと、難しそうなイメージがあるかもしれませんが、操作も簡単で、すぐに撮影できます。
来年度もお借りできれば、様々なものの観察に活用していきたいです。
【SSH】 令和3年度 SSH生徒研究発表会(全国大会)
こんにちは!
私たち3人は3年4組の代表として、神戸国際展示場で実施された生徒研究発表会に参加しました。全国から多くの学校があつまり、各ブースでそれぞれの研究を発表しました。
私たちもブースで【無限連分数と無限多重平方根】といった数学の研究を発表しました。
他の学校の人と質問をし合うことによって、有意義な発表会にすることができたと思います。
【SSH】越北SDGsグリーンインフラプロジェクト(R3課題共有会)
7月19日(月)にグリーンインフラプロジェクトの前年度の取り組みを共有しました。
1年生からの質問に2年生が丁寧に答えてくれました。
今年度の計画を楽しそうに相談できました。
【SSH】 令和2年度 研究開発報告書
今年度の本校SSH研究開発実施報告書を掲載いたします。
【SSH】SSH講演会が行われました
12月17日(木)、理数科1・2年生と理系部活動を対象にSSH講演会を行いました。
演題:「環境の変化が動物の暮らしにおよぼす影響」
講師:東京大学大気海洋研究所 海洋生命科学部門 行動生態計測分野
教授 佐藤 克文 先生(比較行動学・バイオロギング)
---以下、参加した生徒によるレポート---
「バイオロギング」という言葉を耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
そう!光村図書、中学国語2の教科書で「生物が記録する科学―バイオロギングの可能性」を学ぶのです!
~主な公演内容~
・ウミガメとペンギンの体温
バイオロギングという調査方法は生き物に記録計をつけて観察することで、普通なら見落としがちな生態に気づくことができるというメリットがあるのだと思いました。お話の中で、以前はウミガメの甲羅にドリルで穴を開けて記録計を取り付けていたとも仰っていたので、生き物にとっても観察する側にとっても負担の少ない方法が見つかると、更に未開拓の生態がわかりそうですよね!
・ペンギンの潜水行動
・オオミズナギドリの生態
・巨大翼竜ケツァルコアトルス
巨大翼竜ケツァルコアトルスは持続飛行ができなかった可能性が高いというのは本当に衝撃でした。講演を聞いた後、家で小さいころ読んでいた恐竜図鑑をもう一度開いてみると、そこにはきちんと飛んでいるケツァルコアトルスのイメージ図が載っていました。図鑑に書いてあることを当時は疑うことはありませんでした。しかし講演を聞いて、科学技術がどんどん発達している現代において図鑑の情報が覆るというようなことはおおいにあり得るということが分かりました。そしてまだまだ明らかになっていないことはたくさんあるのだと改めて思いました。
・サクラマスとヤマメ
私は今回の講師、佐藤克文先生の「生物が記録する科学―バイオロギングの可能性」を中学2年生の国語の授業で読みました。教科書に載っていた方が目の前で私たちのために講演をしてくださったなんて…。とても貴重な時間でした。
最後に一言!やっぱり生き物は面白い!
【SSH】北高SDGsグリーンインフラプロジェクト現地実習報告(2日目)
北高SDGsグリーンインフラプロジェクト現地実習の2日目です。
1日目とは打って変わって、晴れて気温も上がりました。
2日目は、カヌー体験・自然散策・施設見学(生徒の希望に応じてチームに分かれました)と、宮ケ瀬ダムの視察を実施しました。
カヌー体験は、NPO法人きよかわアウトドアスポーツクラブからインストラクターを派遣していただき、一人乗りカヤックで親水池に漕ぎ出しました。
すぐに上達し、自在に扱えるようになりました。
転覆することもなく、ダム湖というインフラから享受するサービスとしてのカヌー体験を楽しむことができました。
自然散策では、ビオトープが整備されている湖岸のススキ草原~森林を少しだけ歩き、学校周辺では見られないような様々な生物を観察しました。
ススキに寄生する植物のナンバンギセルを見つけました。
参加した生物部員も喜んで写真を撮っています。
昼は宿に戻り、ダムカレーをいただきました。
昼食後、遊覧船で宮ケ瀬ダムのダムサイトへ移動、ダムサイトの視察です。
ダムサイト上から、ダム湖側、下流側を見学しています。
インクライン(ケーブルカー)でダムサイト下へ移動し、見学しました。
大迫力のダムを見上げています。
協力いただいた(株)建設技術研究所の方から、ダムについての説明をしていただきました。
記念の集合写真を撮りました。(写真を撮るときだけマスクを取りました)
ダム下のあいかわ公園で閉会行事です。
1人1人感想を発表してもらいました。
色々と感じたこと、考えたことがあったようです。
今回の現地調査の結果は、協力いただいた(株)建設技術研究所で発表する予定です。
【SSH】北高SDGsグリーンインフラプロジェクト現地実習報告(1日目)
北高SDGsグリーンインフラプロジェクト 宿泊現地実習を実施しました!
グリーンインフラとは、自然が持つ様々な機能をインフラ(公共設備・施設)に活用し、社会問題の解決やインフラの価値を高める取り組みです。
「北高SDGsグリーンインフラプロジェクト」では、(株)建設技術研究所にご協力いただき、様々なグリーンインフラの事例や、河川と町づくりの関係性を調査し、高校生がグリーンインフラの活用や町づくりについて提言することを目標に活動しています。
今年度は、1・2年生25名が参加し、これまでにグリーンインフラに関する学習や、学校周辺のインフラの状況の調査など事前学習を重ね、10月17日(土)、18日(日)に現地実習を実施しました。
一日目は、グリーンインフラの先進事例である南町田グランベリーパークを視察しました。
まず、町田市の担当の方から町づくりとグリーンインフラの活用についてお話を伺いました。
急に冷え込み、冷たい雨が降る中ですがグランベリーパーク内のグリーンインフラ活用状況を調査します。
雨水を排水溝に流すのではなく、石を敷き詰めたバイオスウェル(雨水浸透機能)を利用して地中に浸透させ水たまりができないようにされています。
砂利が敷き詰められているところだけでなく、舗装自体も水を通す(浸透性舗装)になっています。
雨水浸透機能(バイオスウェル)の象徴であるレインガーデンには様々な植物がみられました。
ショッピングモールに隣接した鶴間公園にもバイオスウェルの機能を持つ設備が見られます。
ここでは、ベンチの下に水が浸透する工夫がされています。
住宅街を挟んで境川の状況も調査しました。
サッカーグラウンドの地下にある雨水調節池からの排水を観察しました。
雨が降っていたので、バイオスウェルが機能していることが分かりやすかったようです。
東急田園都市線の南町田グランベリーパーク駅も開放的できれいでした。
雨のため、予定を少し早めて神奈川県清川村の宿泊地へ移動しました。
宿では、広間を使って昼間の視察の結果をまとめました。
気づいたことや考えたことを付箋に書き、大きく印刷した現地の航空写真に貼っていきます。
班ごとに異なる気づきもあり、面白いです。
夕食をはさんで、話し合った内容を班ごとに発表しました。
聞いている他の班の生徒からの質問や意見も活発に出て、予定していた終了時間をオーバーしてしまいました。
まだ話し足りない生徒もいたようですが、二日目に備えて就寝しました。