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【SSH】第2回公開講座(6月21日)参加申込フォーム

越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第2回(行田駅周辺)を6月21日に実施します。

当日は8:50に行田駅西口に集合、市街地を抜けて荒川河川敷で動植物観察を行います。
野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)

参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URL)からお申し込みください。

https://forms.gle/YkjgrKHnA5CH14Dc8

※今年度より参加申し込み期限が早まっています(20日前)。期限を過ぎての申込はお受けできませんのでご注意ください。今回は6月1日が申込期限となります。

【SSH】5月3日公開講座(久喜市南栗橋駅周辺)

令和8年5月3日(日)、久喜市南栗橋駅周辺でフィールドワークの公開講座を実施しました。

今年の公開講座のテーマは「湿地帯の動植物」です。
第1回は南栗橋駅に集合して、久喜市内池、中川河川敷、幸手市高須賀池をまわりました。
ときどき晴れ間がのぞく曇りで、絶好のフィールドワーク日和となりました。
今回は、高校生6名、教員3名の9名が参加しました。

高須賀池のハンノキです。今回は風景写真の記録を忘れていました。

 

駅前ロータリーでもたくさんの植物の観察をできます。
ツメクサ(ナデシコ科)、クスダマツメクサ(マメ科)、オッタチカタバミ(カタバミ科)、エノコログサ(イネ科)、スズメノチャヒキ(イネ科)、ユウゲショウ(アカバナ科)、ナガミヒナゲシ(ケシ科)、ネバリノミノツヅリ(ナデシコ科)、スズメノエンドウ(マメ科)、アカメガシワ(トウダイグサ科)などざっと調べただけでも両手に収まらないくらいです。
俗に「路傍100種」とも言われ、身近なところで100種を覚えるまで頑張れば、生物を見る「目」ができてきます。
「目」ができると、たとえば魚ならばヒレを見るだけである程度種類が分かるようになります。
それまでは、根気強く図鑑(ハンドブック)を引いたり、教えてくれる先生(先輩でもよいけれど)にしつこく聞いたりして覚えていくしかありません。


ヤセウツボ(ハマウツボ科)が咲いていました。
外来の寄生植物です。地上部には花しか出ず、種は発芽すると他の植物の根に寄生して栄養を奪い、地下で球状の体が成長し、春になると地上に花茎を伸ばします。
マメ科やキク科など広く寄生しますが、この個体はスズメノエンドウに寄生しているようでした。


街路樹にキマダラカメムシ(カメムシ科)がいました。
樹皮に紛れて見つけにくくなってしまっていますが、分かりましたか?
江戸時代に長崎の出島から侵入した外来昆虫です。
以前は西日本までしか見られませんでしたが、ここ10年程でいっきに分布を拡大し、埼玉県でもふつうに見られるようになりました。


ピンボケですが・・・ナガミヒナゲシ?(ケシ科)です。
ナガミヒナゲシは、ケシ科の外来植物です。
春にオレンジ色のキレイな花を咲かせますが、日本各地に広がってしまっています。
茎をちぎると黄色い汁がにじみ出てきます。
最近、この汁が肌につくとかぶれるとして、「危険な毒草である」というセンセーショナルな報道をされてしまっていますが、よほど肌が敏感なヒトでない限りひどくかぶれることはありません。
道端などでは優占しがちな外来植物なので、駆除するに越したことはありませんので、警告したい気持ちは分からなくはないのですが、事実を過剰に盛ってしまうのはどうかと思います。

なお、「?」をつけたのは、ナガミヒナゲシには汁が黄色いタイプと白いタイプがあり、写真の個体は白い汁が出るタイプのためです。
白い汁が出るタイプを学名Papaver dubium dubium、黄色い汁が出るタイプを学名Papaver dubium lecoqiiとする情報もあり、今のところどちらもナガミヒナゲシと呼ばれていますが、論文によっては別種としているものもあるので、よくわかりません。
いずれも身近に見られるものなので、探究対象として面白そうです。


用水沿いの桜並木を観察しました。


サクラ(おそらくソメイヨシノ)には、サクラを食害する特定外来生物のカミキリムシであるクビアカツヤカミキリ(カミキリムシ科)のフラス(幼虫の糞と木屑が混じったもの)が見られるものもかなりありました。
6月には成虫が出てくるかもしれません。


ちょっと見にくいですが、マガリケムシヒキ(ムシヒキアブ科)がいました。
他の昆虫を狩る肉食のアブです。


菜の花(セイヨウカラシナ?)に「うどんげの花」がついていました。
クサカゲロウの仲間の卵です。
アリなどによる捕食を避けるため(と言われています)長い柄をつけて産み付けられています。


カタオカハエトリ(ハエトリグモ科)のオスがいました。
カラフルでかっこいいハエトリグモです。
ハエトリグモは種類も多く、行動も面白いので探究の対象として良いと思います。


シロスジヒゲナガハナバチ(ミツバチ科)がいました。
2匹がくっついていて、1匹(右のほう)が近くに止まっています。
一見するとペアのようですが、3匹ともオス(触角が長い)のようです。


松(これはクロマツでしょうか)の花を観察します。
雄花、雌花はどこにあるでしょうか?


中川の河川敷で、白い花をつけるユウゲショウ(アカバナ科)を見つけました。
これは環境変異でしょうか?


ケヤキの葉上にはヤノナミガタチビタマムシ(タマムシ科)がたくさんいました。
小さくて目立たないムシですが、これでもタマムシの仲間です。
チビタマムシの仲間は種類も多く、調べると面白そうです。



クロハネシロヒゲナガ(ヒゲナガガ科)がいました。
春によく見かける触角の長い蛾なのですが、触角が長すぎて飛び方が独特で、ぱっと見では蛾の仲間とは思えないかもしれません。
触角が長いのはオスで、メスは短め(それでも長いですが)です。


ヒゲナガつながりではないですが、道端にヒゲナガスズメノチャヒキ(イネ科)が咲いていました。
ヨーロッパ原産の外来種です。


昼休憩のあと、高須賀池公園で池の周りを観察します。
シダレヤナギ(ヤナギ科)です。
ヤナギと言えばこれ、というイメージの強い種で、川や池のまわりによく植栽されていますが、中国原産です。


池にはミシシッピアカミミガメ(ヌマガメ科)がたくさんいました。
写真は(小さくて見にくいかもですが)子亀(ミドリガメと呼ばれます)です。
雑食で何でも食べるため、在来種を減らしてしまいます。
どのような対策ができるでしょうか。


イヌマキ(マキ科)にはマミジロハエトリ(ハエトリグモ科)が。
これもオスです。かっこいいですね。
白い眉でマミジロでしょうか。


キジ(キジ科)が鳴いていました。
在来種ではあるのですが、狩猟のため放鳥されており、遺伝的にもかなりのかく乱を受けてしまっています。
よく見かける鳥ですし、高校生でも行動調査ならできるかもしれません。


ギシギシにコガタルリハムシ(ハムシ科)が大発生していました。
この増え方は異常では?


道端にシラホシムグラ(アカネ科)をたびたび見かけました。
ヤエムグラにそっくりですが、花が白いです。


この、白い小さな花がたくさん咲いていると確かに星空のようです。


南栗橋駅前に戻って、日陰で閉会行事です。

 

参加者の感想(抜粋)
・今回はたくさん歩いて疲れました。
・よく似ている種類の植物の見分け方を知ることができた。
・植物についた寄生痕(今回、キクスイカミキリに産卵されたヨモギも観察しました)を初めて見ることができて面白かった。
・これまで雑草としか思っていなかった植物にも名前がちゃんとあることが分かった。
・ヤセウツボが面白かった。種子を採集して発芽実験をやってみたい。この時期はあまり出歩かないので、いつもは見ない花をみることができた。(教員)
・今回は150種くらいの植物を観察できた。マメ科、キク科が多かった印象がある。(教員)
・身近にあってよく見ている植物でも、知らないことがたくさんあって新たに知ることがあり面白かった。(教員)

今回は初回と言うことで、市街地から池、河川敷の動植物観察をしました。
観察したフィールドは、中川の氾濫原といってよい場所であり、駅前から湿地の植物が見られました。
埼玉県の東部を流れる中川は、江戸時代の利根川東遷事業が行われる前は利根川の流路でした。
現在は、埼玉の北側を東に流れ茨城県神栖市と千葉県銚子の境で太平洋にそそぐ利根川ですが、江戸時代の初め頃までは埼玉県の東部を南に向かって流れ、江戸湾(東京湾)に注いでいました。
徳川幕府は、治水、利水(水運)のために利根川の流路を東に変え、渡良瀬川、常陸川につなげて現在の利根川の流路に変えました。
中川は昔の利根川の流路にあたるのですが、今回観察した内池や高須賀池はそれらが氾濫したことによってできたとされ、周辺も古くは広い湿地だったはずです。
湿地を乾燥化させたり、埋め立てたりして市街化しても、古い湿地の植物が残っているのは興味深いですね。
土地の歴史と動植物の生態を関連させて探究しても面白そうです。

次回は、6月21日(日)に行田駅周辺で、荒川河川敷の動植物観察を予定しています。
近く申し込みフォームをアップしますので、興味のある方はご参加ご検討ください。
なお、今年から申込期限が実施日の20日前となっておりますので、お早めにお申し込みください。

【SSH】令和8年度公開講座「高校生と教員の動植物研修」のお知らせ

今年度も、越谷北高校では地域との連携及び学校開放のため公開講座「高校生と教員の動植物研修」を実施します。

野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)

次の全6回を予定しています。各回ごとに参加申し込みを受け付けます。
なお、今年度から申し込み締め切りを実施日の20日前までとしますのでご注意ください。

①5月3日(日) 幸手市内池・高須賀池周辺 (南栗橋駅西口8:50集合)
②6月21日(日) 行田市荒川河川敷 (JR行田駅西口8:50集合)
③7月19日(日) 羽生水郷公園周辺 (さいたま水族館正面休憩舎前10:40集合)
④10月25日(日) 長瀞町蓬莱島周辺 (秩父鉄道野上駅改札前8:50集合)
⑤11月14日(土) さいたま市末田須賀堰周辺 (朝日バス巻の上停留所前8:50集合)
⑥3月27日(土) さいたま市岩槻文化公園周辺 (岩槻文化公園体育館前8:50集合)

野外での動植物観察に興味がある高校生、教員(校種は問いません)は、 こちら をご覧いただきお申し込みください。

第1回(5月3日)のお申し込みは、申込専用フォーム(下URL)へお願いします。

https://forms.gle/uGGDtBK1aSs54XvF8

【SSH】3月28日公開講座(さいたま市田島ヶ原周辺)

3月28日(土)さいたま市田島ヶ原でフィールドワークの公開講座を実施しました。

今年の公開講座は「荒川河川敷」をテーマに、中上流域では秩父市武州中川から、深谷市武川、熊谷市大麻生と観察をしてきました。(長瀞町、行田市は雨天のため中止になってしまいました)
今年度最後のフィールドワークは、下流域ということでさいたま市桜区の田島ヶ原周辺で中上流域との違いを見ながら動植物観察をしました。
当初は天候が危ぶまれましたが、未明まで雨が残りましたが気温も上がり絶好のフィールドワーク日和となりました。

今回は高校生15名、卒業生2名、教員1名が参加しました。

 


さくら草公園に集合し、まずは田島ヶ原サクラソウ自生地を観察します。
田島ヶ原サクラソウ自生地は、数少ない埼玉県の花サクラソウの自生地であり、国の特別天然記念物に指定されています。
保全地はヨシ(イネ科)が生える湿地であり、夏には背丈を超えるほどのヨシ原になっています。
生態系保護のため、毎年1月頃に野焼きをして地上部の枯れたヨシを焼き払い、早春にはヨシより早く葉を展開する様々な湿地の希少な植物を観察することができます。
サクラソウも、そのような希少な植物の一つです。


フィールドの観察では、様々な視点を持つことが大事です。
生物個体を見る、個体群を見る、生物群集を見る、生態系全体を俯瞰するなど・・・。
ミクロな視点とマクロな視点で自然を観察することで見えてくるものが変わってきます。


保護地を広く見ると、黄色い花をつけたノウルシ(トウダイグサ科・環境省NT準絶滅危惧、埼玉県NT準絶滅危惧)が目立ちますが、群落ごとに見ると生え方、花期、葉の色など微妙に違いがあるように見えます。
これは、遺伝的な要因でしょうか。それとも環境変異?


足元に目を移すと(保護地の外です)、カタツムリやナメクジが見られました。


ヤマナメクジ(ナメクジ科)が交尾していました。
ナメクジは雌雄同体で、互いに精子を交換し受精させます。
名前のとおり、山地で見られるナメクジですが、平野部でも森林で見られることがあります。
隣接する秋ヶ瀬公園の雑木林から来たのでしょうか。


枯れ木にはヒダリマキマイマイ(オナジマイマイ科)が二匹ついていました。
殻の巻きが他のカタツムリ(右巻き)と逆のためヒダリマキマイマイと呼ばれます。


朽木の根元にヒメマイマイカブリ(マイマイカブリ関東亜種、オサムシ科)がいました。
越冬していたようです。


保護地の歩道に入り観察をします。
講師から積極的に説明するというよりも、参加者に「分からないこと」を見いだして質問をしてもらうようにしています。

ここで見られた植物を紹介します。


サクラソウ(サクラソウ科、環境省NT準絶滅危惧、埼玉県VU絶滅危惧Ⅱ類)はたくさん咲いていました。


アマナ(ユリ科、埼玉県NT準絶滅危惧)もたくさん見られました。
すでに花が終わり実になっている株もありました。


一部にヒロハノアマナ(ユリ科、環境省VU絶滅危惧Ⅱ類、埼玉県EN絶滅危惧ⅠB類)も咲いていますが、どうも植えられたもののようです。


ジロボウエンゴサク(ケシ科、埼玉県NT準絶滅危惧)もちらほら咲いていました。
ジロボウ(次郎坊)は太郎坊(スミレ)に対して近畿地方で呼ばれていた呼び名に由来するそうです。


シロバナタンポポ(キク科)もちらほら見られました。
外来のセイヨウタンポポは一年中花をつけますが、在来タンポポの多くは春のみ咲きます。
西日本では黄色い花をつけるものよりもシロバナタンポポの方が多いため、タンポポと言えば白い花というイメージの地域もあるそうです。


光沢のある黄色い花を咲かせているのはヒキノカサ(キンポウゲ科、環境省VU絶滅危惧Ⅱ類、埼玉県CR絶滅危惧ⅠA類)でした。
埼玉県内では、田島ヶ原を含む2か所でしか確認されていない希少種です。


ヒロハハナヤスリ(ハナヤスリ科、埼玉県VU絶滅危惧Ⅱ類)は、シダ植物の一種です。
胞子葉を伸ばしはじめているところでした。
夏には枯れ、翌年の野焼き後にまた地下茎から葉を出す多年草のシダです。

春の花としておなじみのスミレも何種類か見られました。

ツボスミレ(スミレ科)


アリアケスミレ(スミレ科)


ピンボケですが、ノジスミレ(スミレ科)

他にも、タチツボスミレなどが見られました。
春はいろいろなところでスミレを探して歩くのも楽しそうです。

保護地を出て、公園のすみの植え込みや草地を観察しました。

足元からも何種類もの植物が見つかります。
もう少し暖かくなってくれば、ゴミムシなどの徘徊性昆虫も見つけられるようになるでしょう。


参加者の一人が、エノキ(アサ科)の枝にアカボシゴマダラ中国産亜種(タテハチョウ科、特定外来生物)の幼虫を見つけました。
冬の間は根元の葉裏で越冬していますが、暖かくなってきてエノキに登って枝の又に落ち着いているようです。
見事な擬態で、よく見ないと見つけることができません。
他の参加者も探して、何頭か見つけ出しました。
安定して生息しているようです。


午後は公園を出て、河川敷を観察することにしました。


水の近くまで移動してきましたが、タチヤナギ(ヤナギ科)などのヤナギ類、スイカズラ(スイカズラ科)、ガガイモ(キョウチクトウ科)など在来種は少なく、外来の植物がとても多いです。
現状として外来種だらけの河川敷の環境に、私たちはどのように向き合うべきなのでしょうか。

水鳥も少しだけ見ることができました。
遠いので、証拠写真程度ですが・・・


カンムリカイツブリ(カイツブリ科、埼玉県VU絶滅危惧Ⅱ類)です。

他に、オオバン(クイナ科、埼玉県NT1準絶滅危惧)、カイツブリ(カイツブリ科)も少し見ることができました。

少し狭いですが、河原で閉会行事をしました。

参加者の感想(抜粋)

・普段では見られないような様々な希少な植物を見ることができて面白かった。いろいろなレベルの多様性を見ることができた。
・久しぶりに参加したが、自然を見る目の感覚を取り戻すことができた。(卒業生)
・生物多様性の3つの階層(生態系多様性、種の多様性、遺伝的多様性)を意識して観察をすることができた。マクロな視点、ミクロな視点といろいろな視点で観察をするのが楽しかった。
・保護されているところでは様々な在来の希少種が見られたが、河川敷では外来種ばかりで、どうしたらいいかを考えなければならないと思った。
・見たことのある植物でも、芽生えだと様子が違っていて見分けるのが難しく、面白かった。
・これまでさくら草公園には来たことはあったが、上ばかり(桜)見ていて足元を見ていなかった。地面に小さな花がたくさん見られて、発見があって面白かった。
・参加者の高校生の様子を見ていると、いろいろなことに興味を持って、自由に観察したり考えを巡らせたりしていて、素晴らしいと思った。(卒業生)
・フィールドに出て観察してみると、生物たちの関わりが立体的であることが実感できて面白い。また、時間の流れを意識して観察すると興味深い発見がある。(教員)

今年度は、荒川河川敷をテーマにフィールドワークを行い、中上流域から下流域まで様々な河川敷の環境を観察しました。
上流に近い秩父市の河川敷ではゴロタ石で希少な生物がたくさん見られましたが、中流、下流と下るにつれて河原を土が覆い、外来種が多くなっていっています。
フィールドワーク講座の目的は、野外での動植物観察から探究課題を見出すことですが、外来種対策はとても大きな課題として、考えさせることの多いテーマになると思います。
これまでのフィールドワークで参加者が気付いている(感想にも書かれています)ように、どんな生物も単独で「そこに在る」ことはなく、様々な生物、生物以外の環境(非生物的環境)と関わりを持ちながら生態系の一部となって存在しています。
外来生物問題や希少種の保全について考えるとき、その生物種についてだけ考えるのではなく、それと関わりをもつ様々な生物、環境に思いを巡らせることはとても重要なことです。
フィールドワーク講座に参加した皆さんが、今後も自分なりに自然と関わる活動を続けていただいて、生態系をめぐる課題の解決に関わってもらえればありがたいです。

今年度のフィールドワーク講座は今回で最後になります。
次年度の予定については、4月以降に越谷北高校HPにて公開する予定になっておりますので、興味を持たれた方はチェックしていただいて、ぜひ参加をご検討ください。

【SSH】令和7年度_1学年_課題研究(生物・地学分野)中間発表会

3月13日(金)2・3限に理数科1年生の課題研究中間発表会が開催されました。

理数科1年生では2学期から課題研究に取り組みますが、6月の本発表に向けてさらに研究をブラッシュアップする場として、毎年3月に現時点までの研究の中間発表を実施しています。

 

研究題目は以下の通りです。

生物分野

1班「時間経過による固有周波数の変化に基づく野菜の状態評価」

2班「酵母の冷凍保存」

3班「加熱による有機酸量の変化」

4班「植物の緑の香り(GLVs)とその成分による防御作用」

地学分野

1班「ビル風を弱めるには」

2班「透水層埋設工法による効率的な排水方法の実証」

3班「巨大地震は予測できるのか?」

 

 

見学している2年生から多くの質問がありましたが、1年生は堂々と対応していました。

SSHの運営指導委員の先生方からも研究に対するアドバイスを多く貰うことができました。

 

本日いただいた意見をもとに6月の本発表に向けて研究を進めていきたいと思います。

 

【SSH 】令和7年度国立科学博物館研修

 

2/4 57期理数科 国立科学博物館研修

 地球館

地球館では、地球の誕生、生命の進化、人類の歴史を化石や標本、体験型の装置で楽しく学ぶことができました。

地下1階では、職員さんから恐竜の卵について説明を聞き、実際の卵を持つことでその重みを直に体験することができました。

 

1階では、現代に生きる植物や生物の展示がされており、その種や特徴について細かく知ることができました。また、身近に生きる生物もたくさん展示されていたので、親しみを持ちながら学ぶことができました。

ヒトの展示には何か見慣れた人に似ているものが…

また3階ではヨシモト・コレクションの展示があり、凛々しく、美しく、力強い剥製からは感動を覚えました。また、ここでは2頭のごりらの展示も見ることができました。

 

 

日本館

日本館では島国ならではの生息する生き物の特徴や、日本列島の成り立ち、日本に存在する鉱石、他にもワニについての展示などを見学することができました。

一階ではワニに関する展示が開かれており、ワニの標本に実際に触れるといった体験をしたり、ワニの生態について学んたりすることでそれらを通して、陸上脊椎動物の進化の過程を知ることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2、3階では、日本に生息している生物や、存在している鉱石、日本列島の成り立ちなど、日本の特徴について展示されていました。

【SSH】第6回公開講座(3月28日)参加申し込みフォーム

越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第6回(さいたま市田島ヶ原サクラソウ自生地周辺)を3月28日に実施します。

当日は8:50に桜草公園※に集合、サクラソウ自生地周辺で春の動植物観察を行います。
※JR西浦和駅より徒歩20分、またはバス(浦和駅または中浦和駅より)「さくら草公園」下車徒歩5分

野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)

参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URLまたはQRコード)からお申し込みください。

https://forms.gle/n2Dm9tSu1aGF9AVU8

【SSH】SSH講演会

12月16日(火)にSSH講演会がありました。埼玉大学副学長の石井昭彦先生にご講演いただきました。

話を聞く前は有機化学についての知識がほとんどなく、話についていけるか、理解できるのか不安でした。

ですが、『身の回りにある有機化学』ということで、私達にわかりやすく講演してくださり、不安はすぐになくなりました。

特に興味深かった内容は蛍光物質についての話です。

オワンクラゲからイクオリンと言う物質を抽出し、それを解析してカイコや猫といった生物に組み込むことで、それらの生物が暗闇で光るようになるというような内容で、このような研究結果を聞いてとても驚きました。

その他にもリサイクルについてや身近な匂いの成分、紅葉の仕組みについても化学的な観点から説明してくださり、有機化学についての知見を深めつつ、今後の学びに繋がる視点を養うことができました。

【SSH】グリーンエネルギープロジェクト(10月18日〜10月19日)

10月18日、19日に株式会社建設技術研究所様のご支援の元、グリーンエネルギープロジェクトの活動で群馬県にある八ッ場ダム、榛名山、利根大堰を訪れました。

グリーンエネルギープロジェクトとは、越谷北高校SSHⅡ期5年間を通じて、再生可能エネルギーなどエネルギーをテーマに探究をするプロジェクトです。

今回は2年生10人、1年生11人が参加し、ダムや堰の役割やこれらの建設と人や生物の関わりについて学んできました。

  

 1日目は自然に囲まれた群馬県吾妻郡にある八ッ場ダムを訪れました。

↑この下にかつて村があったと思うと複雑な気持ちになりました。

 

八ッ場ダムは堤高116.0m、堤高長290.8mもある、総貯水容量1億750万tを誇るダムです。昭和22年のカスリーン台風の被害を受け、洪水被害を減らすため初めての設置案が出されました。しかし、支流の川の水性が強酸性であったため、計画は一旦凍結。そんな中、水質を改善したことで建設事業は再開。そして2020年に無事、運営開始されました。今回、私たちは八ッ場ダムの内部に入り様々な設備を見てきました。

内部を見る前はダムとは水をためるためだけの壁のようなものと考えていましたが、中には大きなポンプのような装置や水量を調整する装置などの精密機械が多くあり、細かい技術で水を調整しているのだと学び、今までのダムの捉え方が大きく変わりました!

元々洪水調整が主な役割ですが、下流にある新設された発電所では、最大出力11,700kwものの発電を行っています。

夜にはグループごとにダム建設予定地の住人、洪水被害をなくしたい都会の住人、建設を進めたい国の職員などの様々な役に分かれてダム建設時を想定した劇を行いました。それぞれの立場の思いや状況を実際に自分たちが成りきって考えたことでダム建設時に関わった多くの方々の思いについて考えさせられました。

 

八ッ場ダムは洪水調整を目的として設計され、現在私たちの生活を支えてくれる存在となっていますが、その背景には吾妻郡の環境破壊だけでなく地域のために犠牲になるという苦渋の決断を出してくださった住民の方々を始めとする多くの協力があることを学びました。

 

2日目は榛名山を訪れました。

榛名山は50万年前からしばらく続いた火山活動によって形成された標高1449m、直径約22kmの活火山です。標高1084mにある椎名湖は昔にあった火山活動によって榛名山の一部が吹き飛んでできたカルデラが元になっています。榛名山では人の手が入ったこともあり、柏やブナ、ミズナラなどの落葉樹、カラマツなどの針葉樹がやや入り混じって生えていました。

ここではハートマークが特徴のエサキモンキツノカメムシや美しい光沢を持つツチハンミョウ、派手な赤色のコウライテンナンショウなど発見しました!

 

 

最後に群馬県と埼玉県の県境にある利根大堰を訪れました。

利根大堰は昭和43年に完成し、現在、首都圏に水道水と工業用水を供給しています。大堰には水位を調整したり、洪水時に水を安全に流したりする働きもあります。また利根大堰には3つの魚道が設置されており、魚が上流と下流を移動できるようになっています。これにより川の生態系を守っています。

↑このコの字型の窪みで魚が休めるそうです。

実際に中から多くの魚たちが上流に向かって力強く跳ねて移動している様子が見えました。 

人が単に川の流れや水を利用するだけでは環境を壊してしまうため、環境を保全しつつ共存していく工夫が多く施されていることを学びました。また環境全体だけでなくそこに生息する生き物や地形そのものなどの細かいところまでの考慮の積み重ねが大切になることも学びました。

 

今回、私たちは、人と自然の共存を続けていくための工夫が詰まった場所を訪れ、実際に近くで見て、自然環境とのあり方について実感することができました。生活を豊かにするためにただ開発を行うのではその地域や住民の方々に大きな影響を与えてしまいます。そこで今回学んだ様々な工夫のうち身近でできることを実践していったり環境や地元の住人たちのことを踏まえて慎重に行動したりして自然や地域とのバランスを保ちながら生活をしていきたいです。

【SSH】11月16日公開講座(熊谷市大麻生荒川河川敷)

11月16日(日)熊谷市の秩父鉄道大麻生駅~荒川河川敷でフィールドワークの公開講座を実施しました。
今年の公開講座は、テーマ「荒川河川敷の生物相」と(こっそり)銘打ってすべて荒川の河川敷で計画しました。
しかし、天気のめぐりが悪く、5月回(行田市)、10月回(長瀞町)とこれまでの5回中2回も雨天中止になってしまっています。
今回も心配していましたが、結果的には天気よく、寒すぎず暑すぎずで様々な動植物の観察をすることができました。

今回は高校生10名、教員3名、博物館職員1名が参加しました。

 

秩父鉄道大麻生駅から荒川河川敷へ向けて歩きます。


道端の木に花がついていました。
シロダモ(クスノキ科)です。
防虫剤の原料にもなるクスノキの仲間で、クスノキと同じように葉に独特の芳香があります。
葉の裏が白く、白いタブノキ(タモ)からシロダモと呼ばれるようになったそうです。


荒川の河川堤防に沿って歩きます。
堤防といっても、河道側を見ても水は見えません。荒川は広いのです。
この数日前から急激に冷え込みましたが、その影響か、いかにもこのような草原環境にいそうなバッタ類がほとんど見られませんでした。


河川敷のゴルフ場に挟まれた道を通って川に向かいます。
途中の植物も観察します。ここでは、エノキ(アサ科)、トウネズミモチ(モクセイ科)、アカメガシワ(トウダイグサ科)などを観察しました。
アカメガシワの葉には蜜の出る腺点があり、アリが集まることもあります。
なぜ、(わざわざコストをかけて)蜜を出しているのでしょうか?


チュウゴクアミガサハゴロモ(ハゴロモ科)がいました。
蛾の仲間のように見えますが、セミに近い仲間で、中国原産の外来昆虫です。
日本産のアミガサハゴロモによく似ていますが、色味と前翅の端の白い斑紋の形で容易に見分けられます。
今年はこの子が大増殖してあちこちで見られました。
越谷北高校でも廊下の窓などによく張り付いている姿を見かけました。
この昆虫が入ってきたことは、ヒトの生活や在来生態系にどのような影響を与えているのでしょうか。


コセンダングサ(キク科)とコバノセンダングサ(キク科)を見つけました。
いずれも北アメリカ原産の帰化植物です。
花が咲いたあとにできる実の先端にかぎ針のような構造があり、衣服によくくっつくため、「ひっつきむし」といわれる植物のひとつです。


キクタニギク(キク科)が咲いていました。
観賞用に栽培されることもある日本古来の野菊の一つなのですが、道路の法面緑化のためにまかれた中国産のキクタニギクも各地で定着しているそうです。
これは在来、外来、どちらの個体でしょうか。


ツルウメモドキ(ニシキギ科)の実がついていました。
きれいに裂けた黄色い果実から鮮やかな赤い仮種皮に覆われた種子がのぞいて、とてもかわいいです。
クリスマスリースの飾りに使われることもあるそうです。


アカボシゴマダラ(タテハチョウ科)の幼虫を見つけました。
画像で分かりますでしょうか・・・。
ナメクジ型の幼虫が、エノキの枝の分かれ目に張り付いて見事に擬態しています。

アカボシゴマダラは中国原産の美しい蝶です。
90年代に人為的にもちこまれたと言われています。
日本産のアカボシゴマダラ(奄美諸島周辺にのみ生息する固有亜種)との交雑や、同じエノキ食の蝶への影響が心配され特定外来生物に指定されています。

成虫も幼虫も在来のゴマダラチョウによく似ていますが、慣れれば見間違えることはありません。

ゴマダラチョウは秋に生まれた幼虫は3齢幼虫で木(エノキ)から降り、木の根元の葉裏で冬を越します。
冬を越した幼虫は5月頃に動き出して木を登り、エノキの葉を食べて育ちます。

アカボシゴマダラも同じような越冬行動をとるのですが、在来のゴマダラチョウほど季節に厳密ではないようで、けっこう遅い時期でも成虫が産まれることがあります。また、春に動き出すのもゴマダラチョウよりも早く、3月末には活動している幼虫を見つけることがあります。
このような行動の違いは、何を意味しているのでしょうか。


アツバキミガヨラン(キジカクシ科)が見事に咲いていました。
この花は少し変わった特徴を持っており、受粉に共生する蛾(ユッカ蛾)が必要とされています。
アツバキミガヨランは北アメリカ原産の植物であり、ユッカ蛾は日本にいないため種子ができないとされています。
したがって、生えているのは民家の近く(観賞用に植えられたもの)に限られるはずなのですが・・・。
それにしては、野外のまったく意外なところで見かけることがあります。
もしかして種ができることもあるのか?それとも・・・


イラガ(イラガ科)のマユがありました。
イラガの幼虫は毒針毛をもち、刺されると激痛が走るため電気虫などとよばれることもあります。(マユなら毒針の心配はありません。)
イラガのマユには、イラガセイボウ(セイボウ科)という寄生蜂が寄生していることがあります。
寄生されている場合、マユに産卵痕があるためすぐにわかります。

このマユは寄生されていないようでした。


おびただしい数のクコ(ナス科)の実が見られました。
河川敷にとくに多い印象の植物です。
やっと水辺が近づいてきたようです。


開けた場所にでました。河川敷らしいゴロタ石が見られる場所でした。
ここでしばらく生物探しをしました。


秘かに探していたものを見つけたため、参加者の皆さんに見ていただきました。

それは・・・

こちらです。
ちょっと分かりにくいですが、ウスバカマキリ(カマキリ科)の卵鞘です。
残念ですが昨シーズンのものらしく卵は孵化したあとで卵鞘も壊れていましたが、河原の石の下に産み付けられていました。
ウスバカマキリは、全国的に減少しているやや珍しいカマキリです。
埼玉県では、何カ所かで記録されていますが確実な生息地は熊谷市の荒川河川敷のみとされており、埼玉県レッドデータブック2018動物編ではEN(絶滅危惧ⅠB類)にランクされています。
他の大型カマキリ(オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリ、コカマキリなど)がわりとどこにでもいるのに対し、分布が限られるのはなぜなのでしょうか。
もしかしたら、やや特殊な産卵場所(石の下や倒木の下といわれています)が関係しているのかもしれません。


そのまま河原で(といっても水は見えないのですが)昼食休憩としました。


昼食後は、河川敷の環境について改めてふり返りました。
外来植物がとても多く、環境もやや単調です。
本来の(在来の)河川敷の環境はどのようなものだったのでしょうか。


帰路ではスズメウリ(ウリ科)を見つけました。
白いかわいい実をつけています。
カラスウリより小さいのでスズメなのでしょうか。


駅まで戻って閉会行事をしました。

参加者の感想(抜粋)
・これまで目を向けていなかったような環境を見ることができて楽しかった。
・久しぶりの野外観察で楽しかった。1年生のときから参加しているが、知っている生物も復習になったり、新しい知見が得られたりして面白い。
・河川敷にマメ科の外来種が多いように感じた。どれも似ているように思っていたが、実物を見ながら説明を聞くと違いがよくわかったので、自分でも見分けられるようにしたい。
・外来種が多い環境でも希少なカマキリの卵が見られたのが意外に感じた。
・河川敷といっても川が見えないくらいうっそうとしていた。
・昆虫が越冬する形態の違い(卵、幼虫、蛹、成虫)が、生き残るための戦略としてどのような意味を持っているのか気になった。
・在来種の昆虫と近縁な外来昆虫(ゴマダラチョウとアカボシゴマダラ)の越冬行動の違いが面白かった。
・川からの距離で生えている植物に違いがありそうだった。調べてみたい。
・風で運ばれる種子が侵入するうえでは強いのかなと思った。
・近くの大麻生公園(最近、別の調査会で観察した)と近いため似ていると思ったが、けっこう違いがあった。同じ川原でも環境が違うのはなぜなのか。

生態系を観察するときは、その場で見られる生物、環境だけを観察するのではなく、関わりのある周辺の状況について考えを巡らせることが重要です。
河川敷の生態系を理解するためには、その場所だけでなく、上流の環境はどうか、川を作る山の環境はどうなっているか、そのようなことを関連させて考察することで見えてくるものが変わります。
本来、今回観察したような河川中流域ではゴロタ石の河原が広がっているはずです。
参加者が指摘しているように外来種がとても多いのは、河原に土砂が堆積してしまいゴロタ石が埋もれて、植物が生えやすくなってしまっているためと考えられます。
なぜ土砂が堆積してしまっているのかは、上流や山地の環境を知ることで見えてくるかもしれません。
環境を保全するため、環境を取り戻すため、環境を維持するために「自分たちに何ができるのか」を考えてほしいです。

次回の公開講座は3月28日(土)さいたま市田島ヶ原サクラソウ自生地で春の河川敷の動植物、埼玉県の花サクラソウの観察を予定しています。
年が明けて近くなりましたら、申し込みフォームをアップしますので、しばらくお待ちください。

 

【SSH】第5回公開講座(11月16日)参加申し込みフォーム

越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第5回(熊谷市大麻生公園周辺)を11月16日(日)に実施します 。

当日は8:50に秩父鉄道大麻生駅改札前集合、初冬の動植物観察、荒川河川敷の生物観察を行います。
野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。

・生物の基本的な知識
・動植物分類の基礎
・探究的な学習(生物観察から課題を見出す)

参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URLまたはQRコード)からお申し込みください。

https://forms.gle/cMZRuFpG2mnsVZis5

【SSH】第4回公開講座中止のお知らせ

明日(10月26日)に予定していた第4回公開講座ですが、予報が悪いために残念ですが中止といたします。

参加を申し込まれた皆様にはメールでお知らせしましたが、よろしくお願いいたします。

なお、次回第5回公開講座は11月16日(日)に熊谷市大麻生にて実施予定です。
後ほどHPに申し込みフォームをアップしますので、参加ご希望の方は、そちらからお申し込みください。

【SSH】小中学生のためのサイエンス教室のお知らせ

11月2日(日)、春日部高校を会場に今年も『小中学生のためのサイエンス教室』を開催します。

期日:11月2日(日)13:00~16:00
会場:埼玉県立春日部高校(東武鉄道八木崎駅前)

お知らせポスターは こちら からダウンロードできます。

越谷北高校からは、物理部、化学部、生物部、天文気象部が参加し、以下のような企画を予定しています。

〇物理部〔コシキタスイッチ・光学謎解きアドベンチャー・蜃気楼について〕
色々な実験を利用して、天体だけではない地学の魅力を見つけてみよう!

〇化学部〔金属板で不思議な鏡(魔鏡)を作ろう〕
魔鏡現象を起こす鏡をつくってみよう。つくった魔鏡はお持ち帰りできます!

〇生物部(春日部高校生物部との合同企画)〔生物ってなあに?〕
飼育生物や標本の展示、ワークショップや魚の解剖ショーを行います。身近に生物がたくさんいるということを知
っていただきたいです!

〇天文気象部〔ジオパークofこしきた〕
色々な実験を利用して、天体だけではない地学の魅力を見つけてみよう!

春日部高校の特設ページもご覧ください。
参加費は無料です。事前申し込みも不要です。
参加ご希望の小中学生の皆様は当日会場までお越しください。
(駐車場は利用できません。公共交通機関をご利用ください。)

サイエンスに興味のある小中学生の皆様のご来場をお待ちしております!

【SSH】第4回公開講座(10月26日)参加申し込みフォーム

越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第4回(長瀞町蓬莱島周辺)を10月26日(日)に実施します 。

当日は8:50に秩父鉄道野上駅改札前集合、秋の里山の動植物観察、蓬莱島で荒川河川敷の生物観察を行います。

野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。

・生物の基本的な知識
・動植物分類の基礎
・探究的な学習(生物観察から課題を見出す)

参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URLまたはQRコード)からお申し込みください。

https://forms.gle/H2MNZwJd9jDBiMYS8

【SSH】1学年理数科野外実習2日目

〜理数科野外実習・2日目〜

一部生徒は朝早くから露天風呂で虫取りにチャレンジ!

ただ夏場は日の出が早くて周りが明るかったので、断念せざるを得なかったようです…。

 

朝食を摂ったら、岡田港付近の海岸で磯観察!

ゴツゴツした岩場は苔で滑ります、みんな気をつけて!

磯観察の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズボンが濡れるのも顧みず色んな生き物を追いかけ回しました。

 

持ってきたプラ容器に海水ごと入って頂いて、じっくり観察!
観察した磯の生き物の例

観察した磯の生き物の例

 

 

 

 

 

 

 

 

この子はだぁれ?博識な生物部の面々が大活躍していました。 

磯の生き物と一緒にハイ、チーズ!
磯の生き物とハイ、チーズ!磯の生き物とハイ、チーズ!

 

 

 

 

 

 

 

臆さずに素手で触れ合える人たちすごいですね。自分はビビりまくりでしたよw。

 

カニを捕まえる時は甲の前側縁を掴みます。動き回る時は平らなところまで誘導してから、優しく足裏で踏んで動きを止めても大丈夫らしいですよ。

ナマコは岩をひっくり返すと大量に見られます。岩に引っ付いた子供ナマコも見つけました。かになまこ

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにカニもナマコも自切(身を守るためにわざと自分の体を切ること)をする生き物です。

カニはウデを囮に使うと、次の脱皮のタイミングで再生が始まります。

ナマコは内臓を吐き出すと、数ヶ月ほどで再生するのです。

 

 

暑い中での磯観察は海水が冷たくて気持ち良かったですね。

その後、私たちは地層大切断断面を見に行きました。

地層大切断面

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやはや…圧巻でしたね。莫大な時の流れを感じます。

地層大切断面

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この波紋様。力が加わった褶曲とは違って、火山灰などの堆積によって出来たものだそうです。

 

ホテルに戻って昼食を摂ると、いよいよ実習にも終わりが見えてきました。

名残惜しさもありますが、最後は伊豆大島ミュージアム【ジオノス】を回ります。

伊豆大島ミュージアム【ジオノス】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今まで学んだ火山や植生について、あるいは今回訪れた伊豆大島の歴史を存分に見てまわりました。

 

最後はみんなで記念撮影!

集合写真
集合写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二日間の野外実習を終えて、流石にみんなヘトヘトです。帰りのフェリーではぐっすりzzz。

帰りの様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、これにて私たち57期理数科の野外実習は終わりを告げました。

普段は見ることすらないものに、直接触れたり感じたり。とても貴重な経験になりました。

今回見たもの、感じたことを参考に、これからの課題探求でも楽しんで取り組んでいきたいです。 

【SSH】1学年理数科野外実習1日目

みんな楽しみにしていた伊豆大島

竹芝客船ターミナルに集まって出発!

 

一時間半ほど揺られ着いた伊豆大島の自然の美しさには息を飲まされました。

午前は植生観察。この木なんの木と話し合い、学びを深める良い機会となりました。樹高を測っているKくん

そしてみんな楽しみにしていた昼食の時間!

司会や号令係の愉快なトークにより、楽しく昼食を食べることができました。

     

そして一日目のメインイベント フィールドワーク!

4時間ほど歩いてくたくたになりながらも、溶岩や植生の観察、そしてたくさんお喋りをしながらたくさん写真を撮り、楽しい時間を過ごすことができました。

 

疲れた後のホテルの一息

 

載せることは出来ませんが、露天風呂から見る三原山は絶景でした。(曇ってない状態も見たかった...!)

そして訪れる夕食の時間。

最高の食事を最高の仲間たちと囲みました。           

夕食の後はみんなで学習会

植生、溶岩の観察を元に素晴らしい発表をし合いました。

一日の最後は天体観測。

美しい星空を見れて良い夢見れそう。

        

【SSH】7月19日公開講座(秩父市武州中川駅周辺)

7月19日(土)秩父市の武州中川駅~荒川河川敷でフィールドワークの公開講座を実施しました。
毎年、この時期のフィールドワークは暑さが心配なのですが、適度に雲量があり暑すぎず一日を過ごすことができました。

今回は、高校生9名、教員1名が参加しました。
武州中川駅の改札前で開会行事をしました。

今回は水生生物調査も予定しているため、安全対策についてしっかりと説明をしてからスタートです。

 

河川敷の林に向かいますが、途中でも少し観察をしました。
駅前にはキクイモモドキ(キク科)が咲いていました。美しい花ですが、観賞用に輸入したものが帰化した外来種です。


写真は採集して撮影したものですが、途中でウバタマムシ(タマムシ科)を見つけました。
埼玉県レッドデータ準絶滅危惧です。
ヤマトタマムシに比べると地味に見えるため、ヤマトタマムシのメスだと思っている人もいますが、別種です。
マツの仲間につくので、どこにでもいそうな気がしますが、あまり見つかりません。


道沿いにはヒメフウロ(フウロソウ科)が咲いていました。
岐阜県などでレッドリストに入っていますが、埼玉には自然分布しない種ですので、観賞用の個体が帰化したものだと思われます。
本来は山地帯の植物です。

荒川河川敷の林に入りました。
植林のスギ林で、昆虫類はあまり見られません。

林床にアズマヒキガエル(ヒキガエル科)の新成体がいました。
埼玉県レッドデータ準絶滅危惧です。
ヒキガエルは、オタマジャクシから変態した直後はとても小さいです。

林道沿いにハグロソウ(キツネノマゴ科)が咲いていました。埼玉県レッドデータでは準絶滅危惧です。

 

オニグルミの葉に、シャチホコガ科の幼虫がいました。
参加者(昆虫好き高校生)が「ムラサキシャチホコだ!」と興奮していました。
今回は幼虫しか見つかりませんでしたが、成虫は模様がたいへんすばらしいガの仲間です。
興味があったら、検索してみてください。きっと驚きますよ。

オニグルミには立派なカブトムシ(コガネムシ科)もいました。
カブトムシ、クワガタムシの見られる木はクヌギやコナラが有名ですが、河川敷のヤナギやオニグルミからも樹液が出ます。

河原を目指してヤブこぎで移動しました。
写真は撮れませんでしたが、途中でモノサシトンボ(モノサシトンボ科)やハグロトンボ(カワトンボ科)が飛んでいました。モノサシトンボは千葉県などでレッドリストに入っています。

キササゲ(ノウゼンカズラ科)の目立つ林を抜けると、ゴロタ石(礫)の河原に出ました。

カワラニガナ(キク科)がぽつぽつと咲いています。
一見地味ですが、埼玉県レッドデータ絶滅危惧Ⅱ類の絶滅危惧種です。
適度にかく乱を受ける砂礫地でないと安定して生息できません。
県内の生息地はかなり限られるようです。

礫の河原でしか見られないカワラバッタ(バッタ科)もたくさん見られました。
埼玉県レッドデータ絶滅危惧ⅠB類です。河原のゴロタ石が泥で埋もれるとすぐにいなくなってしまいます。
この個体は色がちょっと変ですね。もしかして色素変異個体でしょうか・・・?


昼食休憩中にカジカガエル(アオガエル科)の新成体を見つけました。
これも埼玉県レッドデータ準絶滅危惧です。

昼食休憩後は、水生生物の観察をしました。

採集した生物は、白トレイに入れて観察しました。
コオニヤンマ(サナエトンボ科)のヤゴ、カゲロウやカワゲラ、トビケラなどのおなじみの水生昆虫の他、ヘビトンボ(ヘビトンボ科)の幼虫も複数採集できました。
よい環境であることが分かります。

昆虫以外では、カジカガエルのオタマジャクシの他、カジカ(カジカ科)やヒガシシマドジョウ(ドジョウ科)などが見つかりました。
カジカは環境省レッドリストで準絶滅危惧(埼玉県はランク外)、ヒガシシマドジョウは埼玉ではふつうですが、近県では軒並みレッドリスト入りをしています。

環境を変えて、見つかる生物がどう変わるかを見てみることにしました。
河畔林に近い、細い流れ(湧水が流れ込んでいるところ)へ移動しました。

トキホコリ(イラクサ科)の群落がありました。
環境省レッドデータ絶滅危惧Ⅱ類、埼玉県レッドデータでも絶滅危惧Ⅱ類です。
低地の湿地に見られる植物ですが、生息に適した環境が失われているようです。
花はまだついていませんでした。

ここでも、水生生物を観察します。
水量少な目で、思ったほど種数は見られませんでした。

サワガニ(サワガニ科・埼玉県レッドデータ準絶滅危惧)、オニヤンマ(オニヤンマ科)のヤゴ、クロスジヘビトンボ(ヘビトンボ科)幼虫などが見つかりました。
クロスジヘビトンボは、ヤマトクロスジヘビトンボかタイリククロスジヘビトンボ(いずれも在来種)のいずれかですが、幼虫では見分けがつきません。いずれも、埼玉県レッドデータ準絶滅危惧です。

やはり本流とは環境が異なり、見つかる生物にはかなりの違いがあります。
同じヘビトンボ科でも、本流ではヘビトンボ、沢近くではクロスジヘビトンボが見つかったのは面白いですね。
すみ分けているのでしょうか。

ちょっと早いですが、涼しい河原で今日の振り返りをしました。
その後、道なき道を通って河畔林を抜け、駅へ戻って解散しました。

 

参加者の感想(抜粋)
・小さい頃から川でいきものを探していたが、こんなにたくさんの種類が見つかったことはなかったので、面白かった。
・整備された川でも、古い環境、自然が残されていることが分かった。
・絶滅危惧種がたくさん見られたことに驚いた。
・自分では来ることのないような場所を見ることができて勉強になった。
・前回(深谷市)と同じ荒川の河川敷でも、違う昆虫が見られた。同じ川でも、違いがあるのが興味深い。
・自宅の近くではアメリカザリガニばかりで生物の種類も少ないが、今回は在来種がたくさん見られた。
・在来種がたくさんで美しい自然だけど、外来種もいるし、昔とは変わっているとのことで、このような自然の残された場所が増えるといいなと思った。
・前回(深谷市)では見られなかったカワラバッタがたくさん見られてよかった。どのような環境の違いが影響するのか調べたい。


今回観察したのは中流域と上流域の中間と言ってよい場所だと思います。
河原では、あまり人が入れず古い環境がある程度残されているためか、在来種やレッドデータに記載されている種がたくさん見つかりました。
いきもの好きの参加者の皆さんとしてはとても楽しかったようですが、同時に「どうすればこのような環境を残したり、取り戻したりできるのだろうか?」という課題を持つこともできました。
現代のヒトの活動は生態系に大きな影響を与えており、生物多様性は失われやすい状況にあると言えます。
生物多様性は「なぜ失われるのか」「どうやって失われるのか」「いつ失われたのか」「これから失われるのか」「どのように失われるのか」、様々な観点を持つことができます。
誰かに何とかしてもらうのではなく、「自分たちに何ができるか?」を探究してほしいと思います。

次回の公開講座は、10月26日(日)秩父鉄道野上駅集合、長瀞町蓬莱島で秋の河川敷の動植物観察を予定しています。
申し込みフォームは、9月中旬にアップしますので、しばらくお待ちください。

【SSH】第3回公開講座(7月19日)参加申し込みフォーム

越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第3回(秩父市武州中川駅周辺)を7月19日(土)に実施します。

当日は8:50に秩父鉄道武州中川駅前に集合、夏の里山の動植物観察、荒川河川敷での水生生物観察を行います。

野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)

参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URLまたはQRコード)からお申し込みください。

https://forms.gle/aJq63yyHdZ4HYp6u8

令和7年度 SSH生徒研究発表会

6月19日(木)越谷サンシティで『令和7年度 SSH生徒研究発表会』を実施しました。

理系部活動からは生物部が発表を行い、理数科2年生は生物分野と地学分野、理数科3年生は、英語で数学分野・化学分野・物理分野の発表を行いました。

 

生物部

二ホンアマガエルの体色変化の定量化の試み

理数科2年

【生物】体勢の変化に伴う大腿動脈における血流障害の経時的変化

【地学】液状化による家の倒壊を防ぐ工夫

理数科3年

【数学】k-ナッチ数列の加法定理

【化学】微生物電池の作成

【物理】片面の磁場強度が高くなる磁石の配列

各班の発表後、10分間の質疑応答が設けられました。内容を理解した上で、普通科の生徒からも質の高い質問がされていました。

閉会式では、SSH運営指導委員の先生方から「年々、研究が成熟しており、安心してプレゼンを楽しめる」、「生徒からの質問がとても活発で、この発表会の後でも質問と応答のさらなるコミュニケーションを期待したい」等の講評をいただきました。

この研究発表会で、理数科3年生は課題研究活動が一区切りとなります。1・2年生は、新たな気持ちで課題研究に取り組んでいきましょう。

【発表前の生徒の様子】

発表前の楽屋に様子を見にいったところ、和やかな雰囲気で素敵な笑顔を見せてくれました!(*^_^*)

【SSH】6月15日公開講座(深谷市武川駅周辺)

6月15日(日)深谷市の秩父鉄道武川駅~荒川河川敷でフィールドワークの公開講座を実施しました。
5月に予定していた第1回公開講座は、雨のため中止としました。
今回も週間予報では傘マークがついており心配しましたが、天候が好転したため開催することができました。
ただし、当日の朝まで雨が残っていたため、急遽集合時間を1時間ほど遅らせての実施となりました。

今回は高校生16名、教員2名が参加しました。
集合場所の武川駅では、早めに到着した参加者が、なぜかラジオ体操でウォーミングアップをしていました。

 

開始が遅くなり、気温の上昇も予想されていたため、市街地は飛ばしてさっそく河川敷へ移動しました。

まずは、堤防上から河川敷の構造を広い目で観察します。
どんな植生が見られるでしょうか。

フィールドワーク講座の目的の一つは、「自然観察から探究課題を見つけること」
河川敷で、自由に動植物を観察してもらいました。

前日から朝までかなり強い雨が降っていたため、水たまりが広がっています。

フトイ(カヤツリグサ科)にコガネグモが営巣していました。

コガネグモは埼玉県レッドデータ準絶滅危惧ですが、けっこうあちこちで見かけます。

ここでは、シソ科のミゾコウジュ(環境省レッドデータ準絶滅危惧、埼玉県レッドデータ準絶滅危惧)、イトトンボ科のキイトトンボ(埼玉県レッドデータ準絶滅危惧)、バッタ科のショウリョウバッタモドキ(埼玉県レッドデータ準絶滅危惧)が見られました。
レッドではありませんが、ハラビロトンボ(トンボ科)やクロイトトンボ(イトトンボ科)は数多く飛んでおり、水たまりの中でミズカマキリ(タイコウチ科)の幼虫やコシマゲンゴロウ(ゲンゴロウ科)を見つけることができました。

少し流れに近い方に移動しました。
うっかり落水しないよう、十分注意して先ほどの草原との違いを観察します。

ナミヘビ科のアオダイショウが泳いでいたので捕まえました。(観察した後に逃がしました)
長さは150cmほどありました。とても力が強く、腕に巻きついてきます。

河畔林をつくる樹木も観察しました。
ヤナギ科のカワヤナギ、マルバヤナギ、イヌコリヤナギが見られましたが、外来種のニワウルシ(ニガキ科)やハリエンジュ(マメ科)もかなり目立ちます。

気温が上昇し、とても暑かったので橋の下で振り返りをしました。
今回は本校の新聞部の生徒が取材を兼ねて参加されており、取材インタビュー風の振り返りとなりました。

参加者の感想(抜粋)
・自然な場所で植物や昆虫を観察して新鮮な気持ちだった。
・植物や虫を見るのは小学校以来で昔の自分に戻れたようだった。
・普段は河原にはあまり行かないので、色々な自然を見れてよかった。
・キイトトンボのいる場所をみつけられてよかった。夏にまた見に来たい。
・研究になりそうな課題を見つけられたので、今後考えていきたい。
・河川敷も外来種がとても多く、なんとかできないものかと思った。
・少し環境が変わるだけで見られる生物が変わって面白かった。どんな条件で生息する生物が変わるのかを考えたい。
・河原の少しの水の中にもコシマゲンゴロウがいて面白かった。
・季節の違いを感じることができた。どんどん夏になっていっているなと思った。
・(教員)夏のマガモを見ることができた。次回は所属校の生徒にも参加してもらいたい。
・(教員)今回観察できた植物種は70種ほどと少なめで、ほとんどが外来種だった。同じ場所でも、1週間も違えばまた変わったりするので、高校生のみなさんには、自宅や学校の近くに自分のフィールドを見つけて観察を続けてほしい。

今回観察した荒川の河川敷は、中流域と言ってよい場所なのですが、水の流れに近いところまで泥に埋もれ、外来の植物がたくさん見られるような環境でした。
本来、中流域ではゴロタ石の河原でまばらな植生が見られるような環境のはずです。
上流にできたダムの影響で氾濫が減り土が溜まりやすくなったこと、流域の山林で鹿の食害による下層植生の壊滅的な被害で土砂が流出していること、流域の田畑で化成肥料が使われ川に流れ込んでいることなどが影響し、まるで外来植物の畑のようになっているわけです。
ヒトの様々な活動は、思った以上に身の回りの環境に大きな影響を与えています。
今回観察した動植物も、10年後には姿を消して別の生物が入ってくるのかもしれません。
自然を観察し記録すること、データを残しておくことは、高校生にもできる基本的で重要な研究活動です。

次回の公開講座は、7月19日(土)秩父市武州中川駅集合で夏の里山・河川敷の動植物観察、水生昆虫の観察を予定しています。
申し込みフォームは後ほどアップいたしますので、しばしお待ちください。

【SSH】理数科2年 課題研究・校内発表会 

6月7日(土)1~2限に、理数科2年生による課題研究発表会が行われました。

発表したのは生物5班・地学3班の計8班で研究題目は以下の通りです。

 

生物1班 アメリカナミウズムシの自切と環境の関係

生物2班 アルゼンチンモリゴキブリの忌避剤の探索

生物3班 アリの外的刺激に対する反応の変化

生物4班 撫でることによる植物への影響

生物5班 体勢の変化に伴う大腿動脈における血流障害の経時的変化

地学1班 地すべりにおける杭工の新モデルの検証

地学2班 上位蜃気楼のモデル化による像の変化についての考察

地学3班 液状化による家の倒壊を防ぐ工夫

 

なお、生物5班と地学3班は6月19日(木)越谷サンシティで行われるSSH生徒研究発表会で代表として全校生徒の前で発表をします。

 

また発表会に参加した理数科1年生からは、

・納得のいくまで研究する姿が本当にまぶしく、かっこいい

・着眼点が独特で、学問のおもしろさや広さを感じた

・限られた時間の中で、伝えたいことをを伝えることの難しさを感じた

などの感想のほか、

・自分が研究するときには、先輩以上に内容を深掘りしたい

・今回の発表から学んだポイントや工夫を自分の発表にも活かしたい

・班の仲間と協力して、思う存分研究し、疑問の答えを確かめたい

といった意気込みがあがりました。

【SSH】第2回公開講座(6月15日)参加申し込みフォーム

越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第2回(深谷市武川駅周辺)を6月15日(日)に実施します。

当日は8:50に秩父鉄道武川駅前に集合、初夏の動植物観察を行います。

野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)

参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URLまたはQRコード)からお申し込みください。

https://forms.gle/57ZpfmRp2VMDMawJA

【SSH】理数科3年 課題研究・校内発表会

5月14日(水)5~6限に、6月19日(木)越谷サンシティで行われるSSH生徒研究発表会の代表を決定するための理数科3年生による課題研究発表会が行われました。この発表会は、すべて英語での発表になります。

 

発表をしたのは、物理4班・化学3班・数学2班の計9班で研究題目は以下の通りです。

数学1班  k-ナッチ数列の加法定理

数学2班 効率の良い順位付けじゃんけんの方法 

物理1班 落下運動における緩衝材の形と衝撃エネルギーの関係

物理2班 防音材の効果的な利用について  

物理3班 片面の磁場強度が高くなる磁石の配列

物理4班 レンチキュラーにおける水面波の利用

化学1班 カメムシのにおい成分の抽出と分析

化学2班 微生物電池の作成

化学3班 緑色沈殿の発生条件

 サンシティの発表会代表選出は、校内発表会に参加した理数科2・3年生の生徒の相互評価を参考に課題研究担当教諭の判断により選定されます。  

【SSH】3月22日公開講座(武州日野駅周辺)

3月22日(土)秩父市の武州日野駅集合でフィールドワークの公開講座を実施しました。
今回は、高校生14名、教員5名が参加しました。
先週の雪がまだ日陰に残っていましたが、よく晴れて春の訪れを感じる暖かい(むしろ暑い・・・)陽気になり、絶好の野外調査日和となりました。


遠くの山々も雪の白が残っています。



秩父鉄道の武州日野駅に集合し、駅前のサクラを観察しました。
樹齢を重ねた太い幹に、コケや着生植物などが見られます。
よく観察すると、コケなどの多いところと少ないところがあります。
どのようなところが多くなっているのでしょうか。自分の言葉で表現することで観察の解像度が上がります。


カヤラン(ラン科)を見つけました。
埼玉県レッドデータ準絶滅危惧です。

駅の裏手から弟富士山(おとふじやま)の登山道へ進みました。
標高386mの小さな山です。

集落が近いため、民家から逃げ出した植物が多く見られます。これはナンテン(メギ科)です。


シュロ(ヤシ科)もありました。棕櫚縄(しゅろなわ)の材料でもあります。


アオハダ(モチノキ科)です。落葉樹で葉はまだ展開していませんが、枝の付き方に特徴があります。


低山とはいえ、急な坂道も登ります。


林道の脇にフデリンドウ(リンドウ科)が一株出てきていました。
花にはまだ早かったようです。


セツブンソウ(キンポウゲ科)の花がまだ残っていました。
環境省レッドデータ準絶滅危惧(埼玉県レッドデータでも準絶滅危惧)です。

カタクリ(ユリ科)は、つぼみがいくつか見られただけでまだ咲いていませんでした。
カタクリも埼玉県レッドデータでは準絶滅危惧です。


ツノハシバミ(カバノキ科)の花が見られました。目立つ穂は雄花序です。
ツノハシバミは、ヘーゼルナッツに近縁で、果実は食べることもできます。


カキドオシ(シソ科)を見つけました。
爽やかな芳香があり、食用、飲用(お茶)、薬用(生薬:レンセンソウ)に利用されています。

写真は載せませんが、参加者の高校生がここでサルの頭蓋骨を見つけました。
駅、集落のすぐそばで野生動物が活動していることが分かります。


弟富士を降り、集落の中を進みました。

所有者に許可を得て、栽培されているキクザキイチゲ(キンボウゲ科)を見させていただきました。


別名キクザキイチリンソウ、埼玉県では自生では絶滅種です。


きれいに管理されたモウソウチク(イネ科)の竹林やカタクリ自生地を見ていると、たまたま土地所有者の方がいらして、お話を聞くことができました。
竹林もカタクリも、所有者の方が手入れをして維持されていたそうですが、高齢のため今年から管理をやめるそうです。
「(ヒトが)手をかけてやらないと、だめになるよ」というお話が印象的でした。

歩いて駅まで戻り、最後にセツブンソウの群生地を見に行きました。


が、こちらも花はほとんど終わっていました。名前の通り、節分のころに咲く花ですのでしかたがないですね。


と、思いきやヒメニラ(ヒガンバナ科)の花を見つけました。
埼玉県レッドデータ準絶滅危惧です。
ふつうのニラはいくらでも見られます(畑から逸出しています)が、ヒメニラはとても珍しいです。
春に現れ、夏には見られなくなるスプリング・エフェメラルのひとつです。


最後に駅前で閉会行事をして解散しました。

参加者の感想(抜粋)
・ヒノキやスギ、アラカシなど木の見分け方を知ることができ、山を見るときの楽しみが増えた。
・教科書に載っている写真がすべてではないことが分かった。
・休憩中に昆虫を採集していたとき、現地の方から「私たちにとって何でもない虫をわざわざ採りにきた」というお話を聞いて、逆に自分の身の回りでも何でもないと見過ごしてきた発見があるかもしれないと考えた。
・同じような植物でも、細かく見ると違いがあることが分かった。
・自然を見るだけではなく現地の方のお話を聞くことが重要であることが分かった。
・ひとつの生物種について考えるとき、それだけでなく環境にも目を向けていきたい。
・1年間参加してきて季節が一巡し、5月に見たものをまた新しい目で見ることができた。
・豊かな自然を維持していくためにはヒトが手入れをしなければならない。自然と関わりたいと考えている若い人はいるはずなので、(高齢などで)できない人と、やりたい人をつなげるために自分に何ができるかを考えたい。
・(教員)以前の回に参加してとても楽しくまた参加した。ぜひ生徒にも体験させたい。
・(教員)地元の方の話を聞けたことがとてもよかった。私たちにとって見えている「自然」が、地元の方たちにとっては手を入れているものであることが実感できた。

フィールドワーク公開講座は、野外での動植物観察から研究のテーマ(課題)を見いだすことをひとつの目標として実施してきました。
今回は、課題発見の他に春の動植物を楽しむことを通じて自然への興味関心を深めることができたと思います。
視野を広げたり、新しい視点を得て自然を見る目の解像度を上げることで、これまで気づいていなかった課題にも気づくことができるようになります。
今回のフィールドワークでの経験が、各校で取り組んでいる課題研究に活かされることを期待しています。

【SSH】令和6年度 1学年 課題研究(生物・地学)中間発表会

3月12日(水)2~3限に、理数科1年の課題研究(生物・地学)中間発表会が開催されました。

 

1年生の理数科では、生物・地学分野の中で興味のあるテーマを設定して研究します。6月の本発表に向けて、さらに研究をブラッシュアップする場として、毎年3月に現時点までの研究の中間発表会を実施しています。

中間発表会は2年生の理数科生徒も見学をして、1年生への質疑だけではなく、発表をした班毎にコメントを書き、発表を評価します。

来賓5名の先生方と県教育局指導主事2名をお迎えした中での発表会だったので、1年生は初めての発表で少し緊張感がありました。来賓の先生方から頂いたアドバイス等を活かして、6月の本発表に向けて研究結果を整理していきましょう。

【SSH】第6回公開講座(3月22日)参加申し込みフォーム

越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第6回(秩父市武州日野駅周辺)を3月22日に実施します。

当日は8:50に秩父鉄道武州日野駅改札前に集合、春の里山の動植物観察を行います。

野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)

参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URLまたはQRコード)からお申し込みください。

https://forms.gle/ebkpdbQsYVgYTgHj9

【SSH 】国立科学博物館研修

令和7年2月5日に国立科学博物館での研修に行きました。

大きく精密な標本や、学芸員さんの楽しくわかりやすい解説で、新鮮な体験ができました。

生物の分野では、さまざまな種類の化石を見ることで視覚的に生物の進化を学びました。特定の地域で繁栄した生物も見ることができ、どのような理由で進化したのか、授業で学習した内容との結びつきなど、学びが深まりました。

物理、化学分野では、光、磁気などの身近な現象を切り口に、直感的に自然現象を体感することができました。また、現在の科学の基礎となった研究の装置を実際に動かしてみることで、科学へのイメージができ、理解が進みました。

最新の研究と他分野との結びつきなども知ることができ、研修を通して、教科書の内容の裏の面を知ることができました。普段の授業とは違った角度で科学に対する知見を深めることができました。

【SSH】令和6年度理数科2年集中実験講座

令和6年12月24日と25日の2日間、理数科2年生が本校において集中実験講座に参加しました。

まずは全員物理室に集合。これからいよいよ実験講座の開講です。

 

その前に、班分けを行いました。「初日物理、2日目化学」「初日化学、2日目物理」の2班に分かれての参加です。班分けはなんと、、、生徒の発案により、クラス全員がアンケートフォームで回答する方法で決めました。しかもそのアンケートフォームは、生徒が即興で作成しネット上にあげたもの。北高生の行動力は素晴らしい。

 

無事にアンケートを集計し、班分けもスムーズに完了しました。

 

開講式です。教頭先生と理数科主任の先生からお話を頂き、実験の意義を理解しモチベーションも上がったところで、実験のスタートです。

 

【物理】 

まず、デジタルマルチメーターを用いてコンセントの電圧を測定しました。コンセントに挿すことができるという貴重な体験に、ワクワクドキドキ感が、生徒から伝わってきました。

 

ACアダプターやモバイルバッテリーなどの電気機器の電圧も測定してみました。

 

電源装置に、抵抗値の等しい10個の定抵抗器を直列につなぎ、各区間の電圧を測定しました。複数区間の電圧を測定することで、すべての区間を測定しなくても各区間の電圧を推定することができます。授業で習ったことを実験で実際に確認することができました。その他にも、定抵抗と可変抵抗を直列に接続し、定抵抗や可変抵抗の電圧を測定しました。

午後は、抵抗値の変化について実験を行いました。温度の高低や光の有無によって、抵抗値に変化が生じることが分かりました。電子の動きに変化が生じるので、抵抗値に変化が生じるようです。

 

いよいよ物理班の最後の課題、探求活動です。

 

「暗くなると知らせてくれるセンサーシステム」「明るくなると知らせてくれるセンサーシステム」「熱いと知らせてくれるセンサーシステム」「温度を測るセンサーシステム」の開発です。

 

どの班も、様々な条件を変化させながら試行を重ねていました。完成した時には拍手や歓声があがり、班員と喜びを分かち合っている姿も見られました。

 

【化学】

 

まずは、様々な金属イオンを試薬と反応させ、沈殿・水溶液の色を確認しました。例えば、硝酸アルミニウム水溶液に水酸化ナトリウム水溶液を滴下すると、少量では水酸化アルミニウムの白色沈殿が生じますが、過剰に滴下するとその沈殿が溶解し、溶液が無色透明になりました。不思議ですね。

 

反応によって刺激臭が発生する場合は、ドラフトという機械の中で反応させます。

濃硝酸と鉄の反応では、最初に少しだけ反応はあるものの、すぐに反応が止まりました。酸化膜が鉄の表面を覆ってしまい、反応しなくなるようです。 

希硝酸と銅の反応では、発生する気体を水上置換法で集めました。ビーカー内に空気が入らないよにセッティングするのに苦労する生徒もいましたが、なんとか準備が整い、いざ実験開始!

ビーカー内に反応によって発生した気体がある程度集まったところで、コマゴメピペットで空気を注入。すると、無色透明だったビーカー内の気体が、少し茶色に変化しました。なぜ???実は、反応によって発生していた気体は一酸化窒素で、それが空気中の酸素と反応して、茶色の二酸化窒素が発生していたのです。

 

次は、過酸化水素水を用いた酸化還元反応についての実験です。過酸化水素は、反応する相手に応じて酸化剤にも還元剤にもなることができるって、これまた不思議です。

 

色々な水溶液の電気分解です。水溶液内に溶解していた金属が電極に析出する様子に、多くの生徒は驚いていました。

 

最後は「ガラス細工」に挑戦。真っ直ぐなソーダガラスを熱し、伸ばしたり、曲げたり、空気を入れたり等、創意工夫を凝らした作品づくりに励みました。中には、音楽の楽器であるトライアングルやバスケットゴールを出す時に使用する道具のようなものを作った生徒も。皆、楽しそうに取り組んでいました。

 

閉講式です。代表生徒から感想を発表してもらいました。「考える力が身に付いた」という言葉から、今回の実験講座が非常に有意義なものだったことがうかがえます。

 

これにて、2日間取り組んだ実験講座が終了です。生徒は目を輝かせながら様々な実験に取り組んでいました。大きく成長した理数科2年生達の、今後の更なる活躍に期待です。

【SSH】SSH講演会

12月16日月曜日に越谷北高校しらこばと会館で、理数科・理系部活生徒対象にSSH講演会が行われました。
東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻 ゲノム人類学研究室助教の小金渕佳江先生に、「私たちはどんな生物か?ゲノムが明かすヒトの軌跡」という題で講義をしていただきました。

ヒトのゲノムを解析することで、遺伝的な違いからヒトがどのような自然選択を行い進化してきたのか、多様性の解明に繋がります。
人類学は集団遺伝学や生物人類学だけでなく、霊長類学や地球科学、医学考古学など様々な視点が必要な複合科学です。
学問同士の結び付きを実感するとともに、進化、遺伝、ヒトの持つ多様性が形成される過程について考えるきっかけになりました。


また、研究活動の様子などを紹介いただいたり、講演後の質疑応答では、講演を通して出た疑問を複数人が先生に質問して知見を深めました。

講演会の後、わたしたちは
「自分の興味ある分野でもゲノム解析などの方法で遺伝子を分析する技術が用いられていて、人類学とも似ているところがあるが、ゲノム分析の結果の考察を文化的な視点から行えるという違いが興味深かった」
「考古学、歴史、生物科学、環境学、地理など他教科との関連性について考えながら講演を聞く事ができ楽しかった」
「人類の起源を辿るという目的のために、考古学、地学、生物学など様々な分野から迫っていく様子が、一つの問題にたくさんの解法があることもある数学の問題みたいだと思った」
「農業と人間にはやはり深い関わりがあり、農業が行われていることが酒の強さ弱さに繋がるとは思わなかったので、さまざまなデータを元にしてそういう結論に至る先生がすごいなと思った」
など、感想を話しあいました。

令和6年度 理数探究(2年理数科)中間発表会

12月14日(月) 3・4限に理数科2年生による理数探究中間発表が行われました。

内容は、物理・化学・数学の各分野に分かれて行っている課題研究の中間発表です。

3~5人のグループごとにテーマを決めて取り組んでいます。

 

今年度のテーマは以下の通りです。

物理1班  落下運動による 緩衝材の形と衝撃の関係

物理2班  遮音材と吸音材の効果的な利用について

物理3班  平面状に広がるハルバッハ配列の作成

物理4班  レンチキュラーにおける 水面波の利用

化学1班  カメムシのにおい成分の抽出と分析

化学2班  微生物電池の作成

化学3班  セルロースの酸加水分解

数学1班  k-ナッチ 数列の性質

数学2班  効率のよい順位付け じゃんけん

 

理数科は発表の機会が多いので、発表や質問の受け答えはスムーズに行っていました。

中間発表ということもあり、質問や意見がたくさん出ていました。

今回の意見を参考にブラッシュアップして今後の研究に活かしていきましょう。

 

 

 

【SSH】11月16日公開講座(深谷市武川駅~荒川河川敷)

11月16日(土)深谷市の秩父鉄道武川駅に集合してフィールドワークの公開講座を実施しました。
今回は、高校生5名、教員2名が参加しました。
予報は日中曇りで、一瞬だけパラっと降水がありましたが傘をさすほどでもなく、ときおり日差しが差す暖かな小春日和でフィールドワークにもってこいの1日になりました。


武川駅で集合、開会行事をしました。
早い参加者は、7時半に現着して周辺の植物を観察していたようです。

 


駅周辺は住宅地ですが、住宅地でも動植物を観察することはできます。
むしろ、身近な自然は探究課題にしやすいのではないでしょうか?


道路わきのヒメスミレ(スミレ科)は、タイヤで踏まれても花を咲かせています。

スミレの仲間は本来は春に咲きますが、秋に花をつける株がしばしば見られます。
花芽形成の条件を調べるのも面白いかも?


シンテッポウユリ(ユリ科 タカサゴユリとテッポウユリの交雑種)の果実がありました。


シンテッポウユリの種子は薄い羽根状になっていて、風に乗ってよく飛びます。
もともとは園芸品種ですが、野外に逸出してあちこちで見られるようになりました。
これも探究課題になりそう・・・。


まだ花がありました。純白のきれいなユリです。


コンクリートに囲まれたところにも植物は生きています。
この区画だけで、カタバミ、オッタチカタバミ(ともにカタバミ科)、ホトケノザ(シソ科)、オヒシバ(イネ科)、ヒメマツバボタン(スベリヒユ科)、ナズナ(アブラナ科)、チチコグサモドキ(キク科)などの植物種が見つかりました。
種類の分からない芽生えもあるようなので、時期を変えてまた調べれば、10種を超える植物が見つかると思います。
この30cm×30cmほどの区画でどのような生態系が成立しているか、調べるのも面白そうです。


マサキの生垣にノブドウ(ブドウ科)、カラスウリ(ウリ科)、アオツヅラフジ(ツヅラフジ科)などのつる植物が絡んでいます。

アオツヅラフジに幼虫がいました。おそらくヒメエグリバ(ヤガ科)です。幼虫で越冬する蛾の仲間です。


見つけた植物をハンドブックで調べています。
どうやらアメリカイヌホオズキ(ナス科)のようです。この日は、イヌホオズキの仲間がたくさん見つかり、種の違いを見るよい機会になりました。
イヌホオズキ、オオイヌホオズキ、テリミノイヌホオズキ、カンザシイヌホオズキなど・・・


空き地をクズ(マメ科)が覆っています。
クズは在来植物とされていますが、樹木すら覆いつくすほどに繁茂することがあり、植生に大きな影響を与えます。
本当に在来種なのでしょうか。


クコ(ナス科)にホシハラビロヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)がついていました。
カメムシの仲間は成虫越冬のものが多く、晩秋でも成虫をよく見ます。


ちょっと遠くて写りが悪いですが、クズ群落にツチイナゴ(バッタ科)がたくさん見られました。
バッタ科では珍しい成虫越冬の種です。
多くのバッタは、卵で越冬し春になると孵化して幼虫になります。
卵で越冬すること、成虫で越冬することには、どのような戦略的な差があるでしょうか。


植物の特徴には個体差が大きく、種の同定が難しい個体もままあります。
これはアレチノギク(キク科)でよさそうですが・・・


畑地のへりのヒメスミレ群落でツマグロヒョウモン(タテハチョウ科)の幼虫を見つけました。
なぜかコンクリートブロックに登っている個体が何匹かいたので写真を撮ったのですが、よくみると頭側(右側)に白い粒が見えます。(現地では気が付きませんでした)
寄生ハエの卵かもしれません。
寄生虫に侵入された昆虫は、おかしな行動を見せることがあります。探究のチャンスだったかも・・・

畑で作業をされている地元の方とお話をすることができました。
数十年前の付近の様子を教えてくれました。
生物のフィールドワークでは、動植物などばかりを見てしまいがちですが、聞き取り調査も重要です。
その場所がかつてどんな場所で、どんな歴史があるかや、ヒトがどのように生物と関わっているか、を知ることができます。


コニシキソウとアレチニシキソウ(ともにトウダイグサ科)は、よく似ていてぱっと見では見分けがつきにくい個体もあります。
果実を見ると、全体に白い毛が生えている(コニシキソウ)か、稜のみに毛が生えている(アレチニシキソウ)かで見分けることができます。
フィールドワークには、ルーペが必需品です。


ちなみにオオニシキソウ(トウダイグサ科)は大きさが全然違うので見間違えませんが、果実に毛がありません。


荒川の河川敷に入りました。
石の下にいる虫を探しました。カメムシやゴミムシの仲間が見られます。


マルバヤナギやカワヤナギ(ともにヤナギ科)の若木が見られます。
ヤナギは水際でよく見られる樹木です。どのような特徴があるでしょうか?


ホシアサガオ(ヒルガオ科)が見つかりました。
アサガオの仲間は意外に種類が多く、今回はアサガオ、マルバアサガオ、アメリカアサガオ、マルバアメリカアサガオ、マメアサガオ、マルバルコウ、ホシアサガオの7種がみられました。


河川敷では、希少な在来種が見つかることがよくあるのですが、今回は探せど探せど外来種ばかりでした。
上流にできたダムのために川が氾濫しなくなり、氾濫の影響を受けるような河原に生息する在来の植物は絶滅の危機に瀕しています。
水害は困りますが、生物多様性に影響があるのも問題です。どうすればよいのでしょうか。


道なき道を進んで河川敷を出て、駅に戻ります。


駅前に戻って閉会行事です。羽生行の時刻が近づいていたので、手短に・・・。

参加者の感想(抜粋)
・生物の多様さを見ることができた。似ているけれど違いがある、似ていないけど共通点があるといったことがあり面白かった。
・アサガオやホオズキの仲間が、同じようでも違いがあって面白かった。自分でも確認してみたい。
・自分が通っている学校の近くなのに、見たことのない植物がたくさんあった。
・季節的に昆虫はあまり見れないかなと思ったけれど、ゴミムシの仲間がたくさんいてよかった。
・住宅街から河川敷まで環境が変わって見られる生物が変わっていくを見れた。これまで覚えたつもりの植物が、花がついていないだけで分からなくなってしまった。
・自宅の近くの川と比べてみたいと思って参加したが、近所の川と違って多様な生物を見ることができた。
・冬が近づいて、カラフルな花はないだろうと思っていたが、小さいけれどきれいな花や実を見ることができた。

今回は、季節の違いで見られる生物(あるいは、見慣れた生物の異なる姿)を見ることができました。
生活圏から離れた場所でのフィールドワークも楽しいのですが、季節の違いや、年月の経過での変化を調べるには身近な自然が一番です。
身近な自然を大切にしていってほしいと思います。

次回の公開講座は3月22日(土)、秩父市武州日野駅周辺で春の里山の動植物観察を予定しています。
近くなりましたら(2月初旬ごろ)、参加申し込みフォームをアップいたします。
フィールドに興味関心のある方のご参加をお待ちしております。

【SSH】科学の甲子園

1年生6名、2年生6名で科学の甲子園に行ってきました。

 

科学の甲子園とは、各校の代表者6名が物理・化学・生物・地学・数学・情報の筆記テストと実技テストを受け、その得点を合計したものを競い合うものです。

今回の実技テストはゴムの弾性力を使って発射物を飛ばし、目標に近い地点に落とす装置を作りました。

入賞には届きませんでしたが、各々が全力を尽くし、学びを深める良いきっかけとなりました。また個人だけでなく、6人で筆記テストを協力して解いたり、実技テストの装置を分担して作ったりしたことで、チーム戦で行うことの意味を実感し、仲間の大切さを再認しました。

ありがとうございました!

 

【SSH・国際交流】さくらサイエンスプログラム受け入れ事業

11月13日(水)さくらサイエンスプログラム・ハイスクールプログラムでの海外高校生受け入れ事業を実施しました。


JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)が主催するさくらサイエンスハイスクールプログラムは、海外各国の優秀な高校生を招聘し、日本の最先端の科学技術や研究機関を訪問し、高校生等と交流するプログラムです。

今回は、インド、インドネシア、ペルー、マーシャル諸島、パラオ、ミクロネシアから総勢92名の優秀な海外高校生が訪日し、約1週間でかずさDNA研究所、理化学研究所、埼玉大学、極地研究所、東京科学大学、国立科学博物館、日本科学未来館などを訪問します。
越谷北高校は、その3日目の訪問先として5年ぶりに受け入れ事業をすることになりました。


宿泊先からバスで越谷北高校に到着しました。
プログラムとしては3日目ですが、海外高校生のみなさんは元気いっぱいです。


到着後、少し休憩をはさんで歓迎セレモニーを実施しました。まずは校長あいさつです。
交流が目的の事業ですので、2年4組の生徒が海外高校生のテーブルに交ざって参加しています。


教頭と理数科主任が学校の説明をしました。

日程の説明のあと、2年4組の生徒と自由にお話をしてもらいました。
互いの国のこと、好きな生物のこと、アニメのことなど、出会ったばかりとは思えないほど盛り上がっていました‼

その後、3、4時間目の時間帯は、英語の授業にあたっている2クラスずつ会場に来て交流しました。


司会に出された題が答えになるような質問をつくっています。
English only ですが、みんな楽しそうです。


4時間目は、日本の文化をお題に交流します。


折り紙に挑戦しています。日本人高校生でも苦戦する難易度でした。


お箸に挑戦、上手に使えました!

お昼休みは、海外高校生ひとりに北高生ひとりがバディとしてついて、思い思いの場所で昼食を摂りました。

 
教室でランチミーティングですね。楽しそう!


天気が良かったので外で食べることもできました。

 

5時間目は、3年4組(理数科)の生徒が自分たちの研究を英語で発表しました。
2~3人ずつで海外高校生のグループに英語で発表、英語で質疑応答です。


質疑応答まで英語でのやりとりは理数科生徒にもよい刺激になったようです。

最後のプログラムは、東京大学の胡桃坂仁志教授による講演です。
机を片付けて、椅子を並べなおしました。


海外高校生と北高生がまざって座っています。


講演会は2年生の司会で進行しました。


胡桃坂先生はクロマチン(真核生物の核内でDNAとヒストンタンパク質が結合してつくる構造)の動的な構造変化によるエピジェネティクスのメカニズムがご専門です。
DNAに関する基礎的な内容から、先端の研究に関するところまで、分かりやすくお話ししていただきました。


胡桃坂先生のオリジナルソングNucleosome songとGo around!も紹介いただきました。
突然のライブ(Youtubeですが)に盛り上がりました。

胡桃坂先生のYoutubeチャンネルから、当日流された曲をご紹介します。




海外高校生も、北高生も、楽しく、興味深く講演を聞くことができました。


質疑応答でも熱心にお話をしていただき、予定の時間をオーバーしそうになるくらいでした。
胡桃坂先生、ありがとうございました。


海外高校生と北高生からそれぞれ代表1名ずつお礼のあいさつをしました。

胡桃坂先生と記念撮影(冒頭の写真)のあと、閉会セレモニーです。
記念撮影のため椅子を撤去したので、スタンディングでのセレモニーになりました。


海外高校生からのお礼の言葉をいただきました。
短い時間でしたが、交流を楽しんでいただけたようです。


閉会後も、楽しそうに話を続けていました。
仲良くなって連絡先を交換しています。


バスの発車時刻が近づいてきました。名残惜しいですがお別れです。

今回の交流事業は、北高生にとって大変よい経験になったようです。
放課後、廊下を歩いていたら教室から「将来インドネシアに行くんだ!」という声も聞こえました。

グローバルが当たり前の世の中になっていますが、意識していないと国際的な視点を身に付けることは難しいと思います。
北高生としても、交流を通して海外に目を向けるきっかけのひとつになったようです。

訪問いただいた海外高校生の皆さん、引率の先生方、企画運営に携わられた皆様、ありがとうございました。

 

【SSH】グリーンエネルギープロジェクト現地調査

10月19,20日にかけて宮城県でグリーンエネルギープロジェクトの現地調査を実施しました。

グリーンエネルギープロジェクトは、越谷北高校SSHⅡ期5年間を通じて、再生可能エネルギーなどエネルギーをテーマに探究をするプロジェクトです。

今回は、1年生14名、2年生11名の計25名が参加し、エネルギー利活用を観点に木質バイオマスの有効活用や生態系、インフラ整備との関係について現地調査をしました。

1日目:株式会社KURIMOKU、鳴子温泉駅周辺、サスティナヴィレッジ鳴子の視察
2日目:仙台海岸の視察

 

《株式会社KURIMOKU》
植林・育林・伐採から製材・乾燥・加工を一貫して行っている製材工場です。
山の循環を行い、環境への配慮を第一に考えている会社です。

 

↓運ばれた丸太。大きさごとにカットされています。
 

↓大きい丸太は機械だけでは切れないので職人さんがカットします。美しい…
 

↓小さい丸太は機械でカットされます。
 

↓木材が変形しないように乾燥させる設備です。
化石燃料を使わず、カットする際に出た木屑を燃やした熱を使用して資源の有効活用をしています。
 

↓木屑を固めてペレットを作っています。接着剤は使わず、圧縮することで固めています。
 

↓工場で加工された木材で作成された家具が展示されています。先ほど丸太を様々な大きさに切っていたように、使用用途に適した大きさの木材を部品ごとに使い分けて加工されています。
 

 

《鳴子温泉駅周辺》
活火山によって発生する温泉や地熱の活用方法を学びました。
この周辺のエネルギーは、ほとんどが地熱によって賄われているそうです。
温泉は人々の生活を支えるとともに、発電や文化としても地域に深く根付いていることを学びました。

 

湧き出る温泉の湯気↓
 

路地を流れる温泉↓
 

 

《サスティナヴィレッジ鳴子》
エネルギーの自給自足によって生活を成立させている集落を視察しました。
大自然の中で自然と共存する生活ができるのは素晴らしいことだと思いました。
自然を有効活用した持続可能な社会の在り方として、鳴子町のPRもしているそうです。

《仙台海岸》
東日本大震災による津波の被害を受けた仙台海岸の今を視察しました。
津波によって破壊されたインフラの復興を迅速に進めたい中で、海岸に住む希少な生物の生息環境への配慮、戻って来たいと思っている人の生活など、自然と共生した未来の仙台海岸を考え復興を進めていることに感動しました。
海岸で見られる希少な生物の観察も行いました。

↓震災後に復興された防潮堤は、景観のためにデザインを工夫したり、希少生物の生息地を迂回するようにカーブさせたりと、様々な要素を考えてつくられていることを学びました。
エネルギー利活用やインフラ整備について考えるときの参考になります。

↓ヤマトマダラバッタがいました。宮城県レッドデータで絶滅危惧Ⅱ類の、海岸に生息するバッタです。

《活動を終えて》
この実習を通して、エネルギーを生産することと環境を守ることとの両立は簡単ではないが、現状を知り、未来を担う私達自身がそれぞれで出来ること考え、周囲に発信していくことが大切だと実感しました。

【SSH】第5回公開講座(11月16日)参加申し込みフォーム

越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第5回(深谷市武川)を11月16日に実施します。

当日は8:50に秩父鉄道武川駅改札前に集合、荒川河川敷を中心に秋の動植物観察を行います。

野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)

参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URLまたはQRコード)からお申し込みください。

https://forms.gle/C51PxCZUhikiJj7aA

【SSH】生徒研修会『伝わるデザイン』講座を開催しました

10月28日(月)放課後、千葉大学の高橋佑磨先生をお招きして
SSH生徒研修会『伝わるデザイン』講座を実施しました。

希望生徒対象に、
前半は「初めての研究発表資料の作成術 みんなにやさしい資料」と題した講演、
後半は実際に生徒や教員がつくったポスター資料を題材にワークショップを実施しました。


会場は本校しらこばと会館です。



前半の講演では、伝わるデザインの重要性、フォントの選び方、読みやすいレイアウト、見やすい図表などについて実例を交えながら教えていただきました。


参加生徒は、自分のiPadにダウンロードした講演資料にメモをしながら聞いていました。


質問も活発にしていました。
北高生は発表の機会が多いので、みんな興味津々です。

後半はワークショップです。
実際に教員や生徒がつくった資料を見ながら、前半で学んだデザインのルールに基づいて改善点を上げていきます。




意見を出し合って議論しています。

まとめたら、グループごとに発表しました。

 

高橋先生から改善案のお手本を見せていただきました。

見事な(失礼!)仕上がりに歓声が上がりました。

越谷北高校では、理数探究や総合的な探究の時間などで発表の機会が多いため、生徒たちは今回の研修会で学んだことを活かして発表資料をつくってくれると期待しています。

【SSH】10月27日公開講座(春日部市内牧公園)

10月27日(日)春日部市内牧公園にてフィールドワークの公開講座を実施しました。
今回は、高校生13名、中学生1名、教員2名が参加しました。
前日くらいまで、曇り時々雨の予報でしたが、日ごろの行いが良いのか午前中はカラッと晴れ、午後も雲が出る程度で動植物の観察をすることができました。


内牧公園に集合し、駐車場わきの木陰で開会行事をしました。

このあたりは、元荒川と古利根川に挟まれた台地(大宮台地の東端)になっています。
近くには貝塚もあり、縄文海進の頃は、かなり海岸が近かったものと想像できます。

氷期が終わり、海が遠のくと台地から低地にヒトの生活の場が広がっていき、内牧公園の南側には6世紀ごろに築かれたとされる内牧塚内古墳群もあります。
今は水田、雑木林が広がる内牧公園ですが、その成り立ちを考えると興味深いです。


都市公園として整備されているため、「植えられた木」も多いですが、公園に整備される以前から見られたであろう樹種も多く見られます。

農地周辺の雑木林は、水田の肥料となる落ち葉や薪炭をとるための落葉広葉樹が植えられ、ヒトの手で管理されてました。
そのように植えられたと思われるコナラやクヌギ、シデ類などが残されています。

写真は撮りそびれましたが、イネカメムシが見つかりました。
埼玉県レッドデータ絶滅危惧ⅠA類ですが、近年埼玉県東部で大発生しているようです。
次のレッドデータ改定ではリスト外になるかもしれません。


神事に使われるためか、榊(関東ではヒサカキ)も見られます。


ホオノキがありました。葉は一見トチノキに似ていますが、トチノキの葉が掌状複葉(1枚の葉が5~7枚の小葉でできている)であるのに対し、ホオノキの葉は、集まっている数枚の葉はひとつひとつが1枚の葉です。


植栽されている樹木も観察します。
これはムクロジかな?どのような特徴があるでしょうか。

周りの芝生ではアトボシアオゴミムシやナガマルガタゴミムシが見られました。
足元にも気をつけてみると、色々な生物を見ることができます。


朽木にアリの巣を見つけました。調べるために数匹採集して持って帰るようです。


落ちている朽木を少し崩すと、アリの他にヒゲジロハサミムシが出てきました。
クワガタムシを期待していた人もいたようですが、興味津々で観察しています。


昼休憩のあと、水田側に移動しました。
ヒメミズワラビ(埼玉県レッドデータ準絶滅危惧)はたくさん見られます。
水田で使われる農薬の変化で増えてきたようです。
次のレッドデータ改定ではリスト外になるものと思われます。
カヤツリグサの仲間(テンツキなど)もたくさん見られました。
水田まわりは特有の生物相が見られます。


昆虫を探しています。
ホシササキリやタンボコオロギを見つけたようです。
タンボコオロギは幼虫しか見つからなかったのですが、幼虫で越冬するそうです。


ヤナギタデ(食用になるタデ)がありました。
ちょっとだけ試食してみます。辛い!


代表的な水田雑草のコナギを見つけました。
イネの栄養を奪うため除草剤で駆除されており、あまり見なくなりました。


水田の用排水路や、水がたまっているところでは水草類も健在です。
ここでは、コカナダモ(外来)の他、マツモなど在来の水草も見られました。
マツモは埼玉県レッドデータ絶滅危惧Ⅱ類です。


コセンダングサ、キバナコスモスなどの黄色い花が密集して生えています。
キチョウ(キタキチョウ)が吸蜜に来ていました。

これまた写真を撮りそびれていましたが、最後に蓮池を観察し解散しました。
天候にも恵まれ、盛だくさんのフィールドワークでした。
自然度の高い丘陵地帯や山地にいかなくても、家の近くの都市公園でも探究の課題を探すことはできることを学べたと思います。

参加者の感想(抜粋)

・同じ科、属など近縁の木でも落葉や常緑があることを知ることができた。
・レッドリストの生物を観察することができて良かった。
・普段は虫を採集しているが、植物を見るきっかけになった。
・よく似ている種類でも、注意深く見れば見分けができることが分かった。
・スギナ1種だと思っていたけれど、イヌスギナというよく似た別種がいることに感動した。
・公開講座の参加が4回目になって、生物を見分けて名前が分かるようになってきた。
・香りのある植物(シソクサなど)や食用になる植物(ヤナギタデなど)を実際に体験することができて良かった。
・農業に興味があるが、除草剤などの農薬が実際に生物相に影響を与えていることが分かった。

今回は、身近な環境でも知らない(気づいていない)動植物がいかに多いか、を実感してもらえたフィールドワークになりました。
また、身近な環境で探究の芽(課題)を見いだすことができることも分かってもらえたのではないかと思います。
フィールドワークは、繰り返しが大事です。
何度も見ることで、共通性に気が付く、何度も見ることで、違いに気が付く、それらが課題探究につながります。
そのためには、フィールドワーク(野外観察)に興味関心を持ち、好きになることが重要です。

次回は11月16日(土)、深谷市武川で主に荒川河川敷の動植物観察を予定しています。
参加申し込みフォームは後ほどアップいたします。
ご参加をお待ちしております。

【SSH】小・中学生のためのサイエンス教室(三校合同)のお知らせ

越谷北高校の理系部活(物理部・化学部・生物部・天文気象部)が、11月10日(日)に春日部高校を会場に行われる『小・中学生のためのサイエンス教室』に参加します。

越谷北高校、春日部高校、越ヶ谷高校の理系部活が小・中学生対象の様々な企画を用意してお待ちしています。

開催日時:令和6年11月10日(日)13:00~16:00(受付12:45~15:30)
会場:埼玉県立春日部高等学校(東武アーバンパークライン八木崎駅徒歩1分)

参加を希望される小・中学生は、春日部高校の特設サイトから申し込みをしてください。

小・中学生のためのサイエンス教室 特設サイト

 

 

【SSH】運営指導委員による2年生理数科・課題研究視察

本日の6限で行われた2年理数科の課題研究の様子を、SSH運営指導委員の方々にご覧いただきました。

2年生の課題研究は化学・物理・数学の分野から研究テーマを設定し、3年次には英語でプレゼンを行います。

視察後、埼玉県高校教育指導課も交えて教職員と意見交換を行いました。

本日はお忙しい中、足をお運びいただきありがとうございました。

【SSH】理数科1年生 数学読書感想文発表会

9月27日金曜日、理数科1年生の数学読書感想文発表会を実施しました。代表生徒4名は、「数学を勉強する意義について」、「数学のパラドックスについて」、「統計学について」、「連分数について」、それぞれが工夫を凝らした発表をおこないました。メモを取りながら真剣に聞く生徒や、発表者に質問する生徒が多くみられ、非常に有意義な時間となりました。

 

感想(一部抜粋)

「数学の本はなんだか難しくて面白くなさそうだと思っていたけれど、実際に読んでみると新しい発想や考え方が知れて面白いと感じました。」

「授業では触れることができない新しい内容に触れることが出来たので良かったです」

「私が興味を持たない分野の発表でも、発表の仕方が上手で難しい内容も理解することができた。数学をずっと好きでいたいと思いました。」

 

発表会当日の様子

【SSH】※日程変更あり 第4回公開講座のお知らせ 

越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第4回(春日部市内牧公園)を10月27日に実施します。
※当初計画では10月20日の予定でしたが、本校SSH行事との兼ね合いで日程を変更いたしました。ご了承ください。

当日は9:30に内牧公園駐車場に集合、内牧公園周辺で秋の雑木林の動植物観察を行います。
※バス時刻の関係で集合時刻がこれまでの回と異なりますのでご注意ください。

野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)

参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URLまたはQRコード)からお申し込みください。

https://forms.gle/pbqq78PSpyASL2aa9

 

【SSH】つくばサイエンスツアー

7月22日、2年理数科でつくばサイエンスツアーにいきました!!化学グループ、物理グループの2つに別れ、様々な施設を見学しました!

化学グループ
化学グループは、理化学研究所、食と農の科学館、そして筑波大学国際睡眠研究機構の3箇所にいきました!!

理化学研究所では、マウスによる医療科学の発展について学びました。そこでは、クリスパーキャスナインと呼ばれる酵素を使い遺伝子組み換えをするという具体的な方法まで学ぶことが出来ました!

食と農の科学館は農研機構と呼ばれる国立の研究機構が監修している科学館で、農業について生物学的、化学的視点から学ぶことができ、過去から現在に至るまでの農業の進化を実感出来ました。

筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構では、睡眠の重要性を学んだり、カウンセリングの進化を学んだりと、実際に化学分野が世間一般に利用されている部分を知ることが出来ました。
AIカウンセラーと呼ばれる、カウンセリングをしてくれるAIを実際に体験することで、技術の進歩を実感したり、研究室を見ることで、将来についても考えるいい機会となりました!

 

こちらつくばサイエンスツアーの物理班です!
私たちは①高エネルギー加速器研究機構 ②JAXA筑波宇宙センターという2カ所を見学しました
①高エネルギー加速器研究機構では、円周約3kmからなる加速器の一部を間近で見て学ぶことができました。また実際に加速器を使った研究なども少し見ることができました。
物理教科の分子の単元はまだ授業ではやっていませんがとても面白く興味が湧きました。

②JAXA筑波宇宙センターでは、ツアーガイドとともにいくつかの施設を見学しました。宇宙飛行士が訓練をする特別な部屋や国際宇宙ステーション(ISS)とつながる重要な管制室をこの目で見ることができました。

多くの人にとってこれらの施設は普段行く機会がなかったり、入ることが難しかったりするため、この機会で学んだことは大切にしたいですね!

【SSH】1年理数科野外実習2日目

はじめに磯観察に行きました。逃げられないように静かに近づいて捕まえようとしています。

 カニやナマコ、ヤドカリなどがいまして。綺麗な魚を捕まえていた人もいました。

これはバームクーヘンの形をしたバス停です。食べようとしている人もいました。

地層を観察し写真を撮っています。

地層の色などの原因を考えることができました。

最後に極相林の観察に行きました。しっかり端を歩いて中に入っています。

展望台までの道です。階段一段、一段が大きく距離が長かったので疲れました。

植生を比べるために写真を残しています。

途中に神社があり、そこで観察しました。登り始める前と比べ木が太くなりました。

この後展望台につきました。草がすごく生い茂っていました。

フェリーが来るまでの自由時間です。改めて岩石などを見ています。

フェリーが来ました。

野外実習が終わりました。実際に見たり触れたりできるいい経験となりました。またクラスの仲も深まりました。事後学習も頑張りたいです。

【SSH】7月13日公開講座(寄居町鐘撞堂山)

7月13日(土)寄居町鐘撞堂山にてフィールドワークの公開講座を実施しました。
今回は、県内から高校生14名、教員3名が参加しました。
雨予報の続く中天候が心配されていましたが、当日は雨も降らず気温も高すぎず絶好のフィールドワーク日和でした。


寄居駅北口に集合し、市街地を抜けて鐘撞堂山へ向かいます。
市街地では、軽く路傍の植物を観察しました。
舗装道路の隙間にはエノコログサやシナダレスズメガヤなどが生えています。
真夏には灼熱の環境になるアスファルトの隙間に生えることのできる植物はどんな特徴を持つのでしょうか。


土壌のあるところは同じ「猫じゃらし」でもオオエノコロが多いようです。
環境選好性に違いがあるようです。


国道を渡って市街地を抜けてくると畑地が増えてきました。
良く知っているはずの野菜でも、意外と見ても分からないものです。


山に入ると、一気に涼しくなりました。
見られる植物も増えてきます。
市街地の近い山林では、もともと自生していたものとヒトが植えたものとが混ざって生えています。
かつて人々が利用していたであろう植物、クワ(絹糸生産のため)やヒメコウゾ(和紙の原料)なども目立ちます。


アジサイにフキバッタの仲間がいました。
参加者はイナゴだと思っていたようです。バッタの仲間は、見分けるのが難しいです。

実は、ここで道を間違えていたことに気が付きました。
鐘撞堂山へ続く筋を間違えてしまっていましたので、引き返しました。すると・・・


参加者の高校生が、「変なキノコのようなものが生えている」と何かを発見!


なんとタシロラン(ラン科)でした!

環境省レッドデータブックで準絶滅危惧、埼玉県レッドデータでは情報不足となっており、県内では10か所ほどでしか記録されていない希少種です。
道を間違えたおかげで、貴重な生物を観察することができました。


またとない機会、じっくり観察します。
タシロランは腐生植物で、自身で光合成をしません。
葉はあるでしょうか?根はどうなっているかな?

 

 


あらためて鐘撞堂山へ向かっていると、道端のミョウガの葉にツノトンボがいました。
羽化したてなのか、触角も翅も垂れ下がっていました。
トンボと名がついていますが、トンボの仲間ではなく、ウスバカゲロウなどと同じアミメカゲロウ目の仲間です。


山に入ったところで、沢に降りてプラナリア探しをしました。


前日までの雨の影響かもしれません、プラナリアは少なかったようですが、それなりに採集できました。
各自で持ち帰り飼育や研究に活用できそうです。


沢沿いで冬虫夏草のカメムシタケを見つけました。
カメムシタケは冬虫夏草の中で数も多く、オレンジ色で目立つため見つけやすいです。
冬虫夏草に興味のある方は、沢沿いの林道などで探してみてはいかがでしょうか。
カメムシタケを見つけたら、その周りに他の冬虫夏草が見つかることも多いです。


というわけで、見つけました。
小さくて分かりにくいですが、樹皮下の虫(おそらく甲虫の幼虫)から白い菌体が出ています。
冬虫夏草の図鑑には載っていなくて、種類は分かりませんでした。


周囲には同じ種類の木がたくさん生えていますが、この木にだけ発生していました。


林道わきにきれいな白いキノコが見つかりました。
ドクツルタケです。一見おいしそう(?)ですが、国内での死亡例もある毒キノコです。


開けたところに出ると、アブ、ハチ、チョウが見られました。
これはコチャバネセセリです。


林内の涼しいところで振り返りをしましたが、写真を撮り忘れました。
駅前で少しお話をして、解散しました。

参加者の感想(抜粋)

以前から見たいと思っていたアマチャヅルを見つけることができて感激した。
アマチャヅルとヤブガラシは図鑑で見るとそっくりでよく似ていると思っていたが、実物を見ると違いがあることに気が付くことができた。

道端のエノコログサやメヒシバなどこれまで目を向けていなかった植物にも興味を持つことができた。

タシロランなどの珍しい生物を見ることができてよかった。

前回までで見た種類を今回見分けることができて面白かった。

学校で参加する屋久島フィールドワークに向けた予備調査ができた。
調査方法の改善点が見つかったので、改善していきたい。

同じような環境でも毎回見つかる生物に違いがあることに気が付いた。
ニッチが合っているように見えても、いたりいなかったりするので、実物を見ないと分からない、気が付かないこともたくさんある。

(教員)鳥を8年ほど続けていて、やっとわかるようになってきた。生徒の皆さんもフィールドでの観察を継続してほしい。

(教員)今回見た植物をリストにしたが、300種弱の植物が記録できた。
市街地、沢、林道といろいろな環境を見たために種数が多くなったのだと思う。
また、道を間違えたおかげでタシロランを見つけることができた。
時には間違えることも大事だと思う。

 

今回のフィールドワークでは、タシロランや冬虫夏草をはじめ珍しい生物を見つけることができました。
希少な生物は、適応する環境が限定的である(ニッチが狭い)ために減ってしまっている(あるいは元から少ない)と考えられるため、私たちから見ると同じように見える環境でも、わずかな違いのためにいたりいなかったりすることに気が付くことができました。
フィールドでの調査は、そういった点に着目してなるべくたくさんの場所を、多くの目で観察することが重要です。

次回の公開講座は10月に春日部市内牧公園での実施を予定しています。
もともとは10月20日(日)を予定していましたが、27日(日)に日程を変更しての実施を検討しています。
9月頃には参加申し込みフォームについてお知らせしますので、高校生、教員でご興味を持たれた方はぜひご参加をご検討ください。

【SSH】生徒研究発表会

6月27日、越谷サンシティにてSSH生徒研究発表会を実施しました。

理数部活動からは化学部が代表で発表を行いました。


「ダンゴムシを用いた染色」

2年生はそれぞれ1班が生物分野、地学分野の発表を行い、3年生は物理分野、数学分野、化学分野の発表を行いました。


「ボルボックス体細胞の単離」


「砂防堰堤と土石流の関係について」


「Relationship between balloon burst loudness and how it is punctured」(風船の破裂音量と割り方の関係)


「Divide angle equally by folding origami」(折り紙による角の等分)


「Differences in Molluscan Shell Phosphors depending on habitat」(生息地による貝殻蛍光体の違い)

各班の発表の後、10分間の質疑応答の時間が設けられましたが、どの班についても時間ギリギリまで活発な質疑が行われました。普通科の生徒からも質問が出されたほか、留学生からは英語での質問も。3年生は英語で回答をし、ここ一番の盛り上がりを見せました。

最後に、SSH運営指導委員の先生方から講評をいただきました。

理数科3年生にとっては、これで課題研究活動は一区切り。下級生に大変良い刺激を与えてくれました。これまでの研究活動お疲れさまでした。1,2年生はこれから新たな課題研究を進めていきます。これからの活躍を期待しています。

【発表後の様子】

発表前は緊張した様子でしたが、発表後は素敵な笑顔を見せてくれました。お疲れさまでした。

【SSH】野外実習事前学習 毎木調査

理数科1年生で夏休みに実施される野外実習に向けて、
理数生物の授業を使って伊豆大島の植生の特徴や、植生調査の方法について学習しました。

調査では樹種を判別し、胸高直径と樹高を測定します。
用意されたのはメジャー1つ、さてどうやって樹高を計りますか?

 

。。。

 

各班で話し合い、三角関数で求める方法や自分の影の長さとの比を使う方法など
色々なアイディアが出ました。

毎木調査では、実際には10m×10mの決められた範囲のすべての樹木を測定するため
樹高は人や木を基準にm単位でざっくり測ることもあります。

こんな感じ

では、校内の樹木を実際に調査してみましょう!

幹の円周から直径を計算して...

 

写真の使い方も、デジタルならではですね。

有意義な実習になるよう、準備していきましょう。

【SSH】第3回公開講座(7月13日)参加申し込みフォーム

越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第3回(寄居町鐘撞堂山)を7月13日に実施します。

当日は8:50に寄居駅北口に集合、鐘撞堂山で夏の里山の動植物観察、沢でプラナリア採集の実習(予定)を行います。

野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)

参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URLまたはQRコード)からお申し込みください。

https://forms.gle/QRe4r6ZEPfvTuPyK6

【SSH】6月15日公開講座(宮代町山﨑山周辺)

6月15日(土)宮代町山﨑山周辺にてフィールドワークの公開講座を実施しました。
今回は、県内2校から高校生17名、教員1名が参加しました。
30℃を超える猛暑の中でしたが、参加者の皆さんは積極的に動植物の観察をしていました。

宮代町は埼玉県東部に位置し、中川低地と大宮台地の境目にあたります。
開発の進んだ埼玉県東部では貴重な雑木林が残された地域でもあり、平成13年に宮代町と埼玉県が購入した雑木林は緑のトラスト保全5号地として保全活動が行われています。

東武動物公園駅西口に集合しました。

雑木林までは、市街地の植物を観察しながら移動です。
アスファルトの隙間から伸びるトマトを見つけました。

 

空きテナントの壁になぜかモンシロチョウの蛹が30匹近く・・・

なぜここで蛹化しているのでしょうか。
近くにモンシロチョウの幼虫が育つアブラナ科植物は見当たりません。

 

いわゆる”猫じゃらし”を見つけました。

猫じゃらしと呼ばれる植物には何種類かいます。
ここではオオエノコロとアキノエノコログサが混じって生えていました。
特徴の違いを見出します。

 

サクラの葉を観察していると、参加者のひとりが形が変な葉を見つけました。
次の写真を見て、皆さんは気が付きますか?

変な葉はこれ1枚ではなく、他の枝にも見られました。
どうしてこのような葉になったのでしょうか。

道路沿いにも様々な動植物が見られます。
自動車の往来に気を付けながら観察をします。



水辺ではたくさんのトンボが飛んでいました。
ほとんどはコシアキトンボでしたが、鮮やかな赤い色のショウジョウトンボや、大きなウチワヤンマも見られました。

ショウジョウトンボです。
酔っ払いの赤ら顔の妖怪「猩々(しょうじょう)」からついた名前です。


ウチワヤンマは、名前は「ヤンマ」ですがヤンマ科(ギンヤンマなど)ではなくサナエトンボ科のトンボです。
(ちなみにオニヤンマはオニヤンマ科、コオニヤンマはサナエトンボ科、ややこしいですね。)
名前の由来は、尾部のうちわ状の突起から。
近年埼玉県では近縁のタイワンウチワヤンマが見られるようになってきましたが、ここで見られたものはウチワヤンマでした。(うちわ状突起の形状や脚の色から判断できます)

宮代町の「新しい村」で昼食休憩をとったあと、湿地の動植物観察です。


普段は見られないような植物が見られます。
湿地に多いハンノキは埼玉県の蝶ミドリシジミの食草です。
残念ながらここではミドリシジミは見られませんでした。

 

緑のトラスト地の雑木林に入りました。

雑木林特有の植物がたくさん見られました。
雑木林の樹木は、様々なかたちで人間が利用してきたものが多いです。


クヌギからは樹液が出ていて、樹液に集まる蝶サトキマダラヒカゲの他、コクワガタ、オオスズメバチも観察できました。

このオオスズメバチは女王のようです。
かなりの迫力です。危険のないように、近づかないで観察をします。


シュンランに実がついていました。


参加者は好奇心むき出しで観察し、よくメモを取って積極的に質問をしていました。

最後に水田の動植物観察です。
農作業の迷惑にならないよう気を付けて観察をします。



ここ20年ほどで急激に数を減らしたトウキョウダルマガエル(トノサマガエルの仲間)が見られました!

とてもカッコいいカエルですが、学校周辺では見られなくなりました。
かつては夏の夜に水田で大合唱をしていたものですが、いつの間にか聞かれなくなりました。
身近な自然の変化にも目を向けていたいものです。

 


最後に駅に戻り、参加者からひと言ずつ感想をもらって解散しました。
気温が高く、給水など気を付けて活動しましたが、充実したフィールドワークになりました。

参加者の感想(抜粋)

色々な動植物が見れて楽しかった。同じ科の植物には共通の特徴があることが分かった。
よく似ている植物でも、見分け方が分かると見分けられるようになった。
トンボを追いかけたがなかなか捕まえられなかった。ウチワヤンマを初めて見ることができた。
昨年と同じ場所(注・昨年10月も同地での観察会でした)で観察をして、季節によってみられるものが変わることが分かって面白かった。
駅から歩ける狭い範囲でも環境が変われば見られる動植物もがらりと変わっていて面白かった。
これまで違いがあることすら知らなかった植物について知ることができた。家族にも教えてあげたい。
前回(5月回)に覚えた植物を見分けることができてうれしかった。
(教員)生徒さんたちが熱心に参加していて感心した。生徒さんたちもいろいろなことを知っていて驚いた。昨年(10月)と比べて昆虫の種類が多かった。

 

今回は参加者からの質問が特に多く、興味関心を絞り出して観察をすることができていたと思います。
動植物の観察は、くり返し見て「目」をつくることが大切です。
ぜひ続けて参加し、フィールドワークの基礎を身に付けてほしいと思います。

次回は、7月13日(土)寄居町鐘撞堂山の予定です。
参加申し込みフォームは後ほどアップいたします。
ご参加お待ちしております。

【1年理数科】東大リサーチキャンパス

6月8日(土)、東京大学生産技術研究所および東京大学先端科学技術研究センター主催の「東大駒場リサーチキャンパス公開2024」に理数科1年で参加してきました。

このリサーチキャンパスでは、各班が興味を持った分野の研究室を回り、私たちは「マイクロニードルパッチ:DDSと予防医学」「体の外で神経回路をつくって脳を理解する」「バイオインスパイアード有機合成化学ー生体反応に倣い、それを超える」「培養肉からバイオブリットマシンまで」などを見学してきました。

見学中も、疑問に思ったことは質問し、様々な知識を吸収することができたと思います。内容が難しく理解に苦しむ場面も多々ありましたが、その度に丁寧に説明してくださり、今まで抱えていた疑問の答えを知ることができました。

このリサーチキャンパスを通して、自分が考えていなかった分野にも興味を抱くことができ、多くの「気づき」を得ることができました。これからも、このような活動に積極的に参加し、知見を広げていきたいと思います。

【SSH】科学探究 校内発表会

6月8日(土)の午後、本校しらこばと会館で科学探究の校内発表会が行われました。

科学探究は、物理・化学・生物・天文気象・パソコンの5つの理系部活動に所属する
普通科の生徒の中で希望者が行っている研究活動科目です。

校内発表会では約80名の生徒の前で6つの研究が発表されました。

天文気象部
マジックアワーの色と気象条件

物理部
トントン相撲王への道

化学部
ダンゴムシを用いた染色

化学部
NaCl線状結晶の析出条件

化学部
複数色消すシートの作成

生物部
ナガミヒナゲシ 過去5年間の分布推移と混生する植物について

他の部活動の研究に興味津々

質疑応答も積極的に行われました

この中から代表に選ばれた1研究は
6月27日にサンシティ越谷市民ホールの大ホールで行われる生徒研究発表会で
全校生徒の前で発表します。

たくさんもらった質問や意見を今後の研究活動に生かしていきましょう。

 

【SSH】理数科 理数探究・STEAM探究 課題研発表会を公開します

6月27日(木)にサンシティ越谷・大ホールで開催される課題研究発表会を一般公開します。理数科の2年生と3年生が、それぞれ物理、化学、数学、地学、生物の分野で進めた研究成果を全校生徒の前で発表し、質疑応答を行います。

申込不要でご覧いただけますが、教育関係者やメディア関係の方については事前把握のため、こちらのページよりお申込みいただくようお願い申し上げます

 

日時 令和6年6月27日(木)

会場 越谷サンシティ・大ホール
JR武蔵野線 南越谷駅より徒歩3分、東武伊勢崎線 新越谷駅(スカイツリーライン)より徒歩3分

時程

9:00~9:40   開場・受付
9:45~9:50   開会式・開会宣言・校長挨拶
9:50~10:50  生徒研究発表第1部
11:00~12:00 生徒研究発表第2部
12:00~12:30 閉会式・指導講評・閉会宣言

今年の発表内容

●3年生
・Relationship between balloon burst loudness and how it is punctured.(風船の破裂音量と割り方の関係)
・Divide angle equally by folding origami.(折り紙による角の等分)
・Differences in Molluscan Shell Phosphors depending on habitat.(生息地による貝殻光体の違い)

●2年生
・ボルボックス体細胞の単離条件
・砂防堰堤と土砂流の関係について(昨年度の様子)

【SSH】令和6年度 STEAM探究 校内発表会

5月25日(土)理数科2,3年生による課題研究の校内発表会が行われました。

3,4時間目には3年生が発表し、2年生と保護者が見学しました。

3年生は英語での発表になります。

3年生は物理化学数学について研究を行い、今回のテーマは以下の通りでした。

物理1班『Relationship between balloon burst loudness and how it is punctured(風船の破裂音量と割り方の関係)』

物理2班『How to Make a Brighter PET Bottle Lantern in Disaster Situations(災害状況下におけるより明るいペットボトルランタンの作り方)』

物理3班『A Certain Gaussian RAILGUN(とあるガウスのレールガン)』

物理4班『Efficient placement of circulators for room heating(暖房運転時における効率的なサーキュレーターの配置)』

化学1班『How to extract anthocyanin from red perilla (赤ジソからアントシアニンを抽出する方法)』

化学2班『Making biodegradable films from Citrus natsudaidai(ナツミカン Citrus natsudaidai を用いたフィルムの作成)』

化学3班『Compatibility of protective colloids and iron(III) hydroxide colloids(保護コロイドと水酸化鉄(Ⅲ)コロイドの相性 ) 』

化学4班『Differences in Molluscan Shell Phosphors depending on habitat(生息地による貝殻蛍光体の違い)』

数学1班『Divide angle equally by folding origami(折り紙による角の等分) 』

 

発表の様子

英語での発表でしたがどの班も原稿を見ずに堂々と発表していました。

英語の発音も流暢で素晴らしかったです。

3年生の皆さん2年間の研究活動お疲れさまでした。

 

【SSH】令和6年度 理数探究 校内発表会

5月25日(土)理数科2,3年生による課題研究の校内発表会が行われました。

1,2時間目は2年生が発表し、1年生と保護者の方が見学をしました。

2年生は生物・地学についての研究を行い、今回のテーマは以下の通りでした。

生物1班『ボルボックス体細胞の単離条件』

生物2班『音楽振動が酵母の発酵に与える影響』

生物3班『ネコハエトリの上昇と光の関係』

生物4班『フラスコモにおける原形質流動の観察』

地学1班『中州が形成される川の条件』

地学2班『堤防による津波被害の軽減』

地学3班『岩石の種類による風化の仕方の違いについて』

地学4班『砂防堰堤と土石流の関係について』

地学5班『地盤改良による液状化対策』

 

発表の様子

 

 

初めて発表を聞く1年生からも多くの質問が飛び交い、活気のある発表会になりました。

発表会を通して更なる疑問や課題も見つかったと思います。

 

まだまだ研究を深めたいと思いますが、今後は物理・化学・数学分野の研究となります。 

今回の研究の経験を活かして有意義な研究活動をしてください。

【SSH】第2回公開講座(6月15日)参加申し込みフォーム

越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第2回(宮代町山崎山)を6月15日に実施します。

当日は8:50に東武動物公園駅西口に集合、宮代町山崎山の緑のトラスト地などの動植物観察を行います。

野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)

参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URLまたはQRコード)からお申し込みください。

https://forms.gle/ZyKkPJe2T4q9Jb7T6

【SSH】5月3日公開講座(寄居町鉢形城周辺)

5月3日(金)寄居町鉢形城周辺にてフィールドワークの公開講座を実施しました。
今回は県内8校から高校生18名、教員5名参加しました。
よく晴れて風も無く、絶好のフィールドワーク日和となりました。

寄居町は埼玉県の北部に位置し、町の玄関口である寄居駅はJR八高線、東武東上線、秩父鉄道の3路線が乗り入れています。
駅周辺はきれいに整備されていますが、様々な路傍の植物を観察することができます。

南口ロータリーで外来植物のビロードモウズイカを見つけました。
葉も茎も細かい毛状突起に覆われておりビロード状になっています。
このような形態で、どんな環境に適応しているのかを考えてもらいました。
水を垂らして、葉が受けた水がどうなるかを観察しています。


駅前通りのツタを観察しています。
どうして壁に張り付くことができるのでしょうか。


どこでも見かけるようになった外来植物ナガミヒナゲシです。
オレンジ色のきれいな花ですが、繁殖力が高く侵入すると厄介な外来種です。
写真のナガミヒナゲシ、すべて同じ種に見えますが、実は2種類が混ざって生えています。
茎を折ると黄色い乳液を出すもの(ナガミヒナゲシsubsp.lecoqii)、白い乳液を出すもの(チグサナガミヒナゲシsubsp. dubium)があります。
言われてみないとなかなか気づかないですが、花や実の様子にも違いがあります。


路傍の植物も、じっくり観察すると興味深い点が見つかります。
カモジグサとアオカモジの違いを観察しています。実のまわりを囲う護穎(ごえい)の内側にある内穎(ないえい)の長さが異なります。


鉢形城公園につくと、ぐっと自然度が上がります。
保護されているカタクリの見られるところで観察しています。
3月頃に開花するカタクリはすでに実になっていました。


カゲロウやカワゲラなどの水生昆虫の成虫がたくさん見られました。
東屋の柱ではハエトリグモ(シラヒゲハエトリ)がカゲロウ成虫(モンカゲロウ)を捕食していました。


クヌギがありました。樹皮の裂け目はどのような適応でしょうか?


荒川河川敷に降りてみます。
環境が変わると、見られる生物が変わります。
川の存在は生物相にどのような影響を与えているでしょうか?


鉢形城側は、川の流れのカーブの外側にあたり、削られて崖になっています。

岩壁にも岩壁特有の植物相が見られます。


クサイチゴの花が咲いていました。
参加者のひとりは、この花の写真をスマホの待ち受け画像にするそうです。


ヌルデの葉裏にハイイロヤハズカミキリを見つけました。
本来はタケの仲間につくカミキリムシです。
近くにモウソウチクの林があったので、そこから来たのかもしれません。


河原の植物を観察しました。
奥がモウソウチクの林です。

この日は条件もよく、合計100種類以上の動植物を観察することができました。
参加者には、探究の視点で動植物観察を行ってもらいました。
探究テーマ探しのためには、好奇心を持ち興味関心を絞り出して観察をすることで、様々な「なぜだろう?」を見出すことが重要です。

参加者の感想(抜粋)

動植物に関する知識のあまりないまま参加したが、いろいろと見ていく中で、少しずつ違いが分かるようになっていった。
知っているつもりの生物でも、分からないことがたくさんあることが分かった。
色々な生物を知ることができた。帰った後も図鑑で勉強したい。
事前に調べていた生物を実際に観察することができて楽しかった。
身近な生物にも研究の余地があることを実感できた。
植物好きや虫好きな仲間がたくさんいて楽しかった。
場所によってみられる虫が変わっていて、図鑑を見るだけでは分からないことがたくさんあると思った。
知識が増えると、色々と気付くことが増えて楽しかった。

参加した生徒たちがほんとうによく観察をしていることに感心した。動植物について学んだことを授業に活かしていきたい。(教員)
高校生が好奇心を強く持って粘り強く生物を観察している様子を見れてうれしかった。(教員)

次回は、6月15日(土)宮代町山崎山で住宅地、雑木林などの動植物観察する予定です。
第2回の申込フォームについては後日公開いたします。
積極的なご参加をお待ちしています。

 

【SSH】公開講座「高校生と教員の動植物研修」のお知らせ

今年度も、越谷北高校では地域との連携及び学校開放のため公開講座「高校生と教員の動植物研修」を実施します。

野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)

次の全6回を予定しています。各回ごとに参加申し込みを受け付けます。

①5月3日(金・祝) 寄居町鉢形城周辺 (寄居駅南口8:50集合)
②6月15日(土) 宮代町山崎山 (東武動物公園駅西口8:50集合)
③7月13日(土) 寄居町鐘撞堂山 (寄居駅北口8:50集合)
④10月20日(日) 春日部市内牧公園 (内牧公園駐車場9:30集合)
⑤11月16日(土) 深谷市荒川河川敷 (秩父鉄道武川駅改札前8:50集合)
⑥3月22日(土) 秩父市武州日野駅周辺 (秩父鉄道武州日野駅改札前8:50集合)

野外での動植物観察に興味がある高校生、教員(校種は問いません)は、 こちら をご覧いただきお申し込みください。

第1回(5月3日)のお申し込みは、申込専用フォーム(下URLまたはQRコード)へお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/1gvXa-CNn1Hwj62PJUDF_gjl-riZErdw6bbkhk5cJH1Q/

なお、フォームへの登録にはログインが必要です。
フォームでのお申し込みが難しい方は、担当までメールでお知らせください。

【SSH】3月23日公開講座(さいたま市田島ヶ原サクラソウ自生地)

3月23日(土)さいたま市田島ヶ原サクラソウ自生地にてフィールドワークの公開講座を実施しました。
朝から霰がぱらつき気温も低かった中ですが、高校生19名、教員4名が参加して自然観察を楽しみました。

さいたま市桜区(秋ヶ瀬公園の南側)の田島ヶ原サクラソウ自生地は、1920年に国指定天然記念物に指定され、さいたま市などによって保全管理されています。
立ち入りが制限されている区画の間には芝生の公園(桜草公園)があり、秋ヶ瀬公園と合わせて休日の散策にぴったりです。
サクラソウをはじめとした希少な植物が見られ、自然観察や環境学習にも活用されています。

管理棟(トイレ)前で開会行事


気温が低く動物(昆虫)が期待できないため、田島ヶ原の植生調査(マップつくり)実習をしました。
まずは、自分の歩幅で距離を測る練習です。20mの歩数を数えます。


次に、調査地を一巡りし、植物の種類を確認します。


ノカラマツ


アマナ 気温が低いためか、開花しませんでした。


ノウルシ トウダイグサの仲間です。群落ごとに微妙な特徴の違いがあり、遺伝的多様性を感じられました。


アメリカスミレサイシン 外来のスミレが侵入していました。


サクラソウ(開花前)
カメラのストラップが写りこんでしまいました・・・

県の花でもあるサクラソウは園芸植物として人気がありますが、自生のものはとても貴重で、埼玉県内で安定した自生地は二か所しかありません。(田島ヶ原と上尾市の江川河川敷)
三月中下旬から開花をはじめ、4月に見ごろを迎えます。


観察をしながら、動植物の生息と環境、ヒトのかかわりについてみんなで考えます。

ヒロハノアマナ アマナの仲間ですが、本来この場所にはいないはずです。


自生地の外に出ると、とたんに道端雑草が多くなるのも面白いです。
自生地の中ではゲンノショウコ、レンリソウ、トダスゲが見られますが、外に出るとアメリカフウロ、ヤハズエンドウ、オオイヌノフグリとがらりと変わります。


植生マップ作りを始めました。多くの参加者が自生地の中の歩道を進む中・・・


独自性を発揮して別ルートを進む方々も。

大切なことは、自分で考えて、失敗を恐れずにいろいろやってみることです。

次の写真は、参加者の調査結果の例です。

各自で工夫をして調査ができました。
スマホの位置情報など、デバイスを駆使する工夫についても学びました。


サクラソウ自生地を出ると、(公園内ですが)市街地の植物が多くなります。


スズメノカタビラが開花していました。
おなじみの路傍植物ですが、よく観察すると気づくこともあります。


道端のエノキにアカボシゴマダラの幼虫を見つけました!
これは中国大陸由来の亜種で、日本産亜種(奄美大島に分布)との交雑やエノキ食の蝶(ゴマダラチョウ、オオムラサキなど)との競合を危惧され、特定外来生物に指定されています。
かわいい幼虫なのですが、飼育は禁止されています。

 


最後に、参加者が植生マップを作っている間に見つけておいた、開花していたサクラソウと、ジロボウエンゴサクを観察しました。


サクラソウ 観察した区域の中で開花していたのはここだけでした。


ジロボウエンゴサク(ケシ科キケマン属) 春先に花をつけ、夏には枯れるスプリング・エフェメラル(春の妖精)のひとつです。
面白い和名は、三重県でスミレを太郎坊、本種を次郎坊と呼んでいたことにちなんでいます。
エンゴサク(延胡索)はキケマン類の漢名です。

 

参加者の感想(抜粋)

貴重な植物を見ることができて良かった。
(これまでの公開講座に参加して)たくさんの植物を知ることができたけれど、まだまだ知らない植物が多いと実感した。今後もこういった機会に参加していきたい。
ぱっと見では同じように見えるツルボ、ノビルなど見分けられるようになった。
ヒトの関わり方の違いで減少する希少植物もあるということを知って、手入れの方法を考えていく必要があることが分かった。
その辺に生えているような植物をちゃんと見ていなかったけれど、きちんと観察すると面白いことが分かった。
調査や観察を通じて、いろいろな人とコミュニケーションをとれてよかった。

植生マップの作り方は授業に役立てられる。自生地のサクラソウを数十年ぶりに見ることができた。(教員)
授業では座学だけでなく、フィールドワークも取り入れたい。(教員)

来年度も、フィールドワークの公開講座の実施を計画しています。
自然観察に興味のある高校生、教員の皆様、ぜひご参加を検討ください。

【SSH】理数探究基礎

3月12日(火)3・4限に一年生理数科による課題研究の中間発表会が開催されました。
一年生では生物・地学分野の中で興味のあるテーマを設定します。

6月に本発表になりますが、現時点までの成果を中間発表として行い、さらに研究を進めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2年理数科の生徒も発表見学をして、それぞれの班にコメントを書き発表全体の評価をします。

来賓5名と県教育局から2名迎える中で、1年生はこれが初めての発表で少し緊張感がありました。

司会は生徒が進行します。

テーマは以下の通りです。

生物1班:ボルボックス体細胞の単離条件

生物2班:音楽振動が酵母の発酵に与える影響

生物3班:ネコハエトリの上昇と光の関係

生物4班:フラスコモにおける原形質流動の観察

地学1班:中州が形成される川の条件

地学2班:堤防による津波被害の軽減

地学3班:岩石の種類による風化の仕方の違いについて

地学4班:砂防堰堤と土砂流の関係について

地学5班:地盤改良による液状化対策

 

【発表の様子】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に講評をいただきました。

 

 

 

 

 

毎回様々な質問が飛び交いますが、どの班もしっかりと質問に答えていました。

今後の課題が見えてきたところで、本発表が楽しみです。 

 

 

【SSH】理数科2年集中実験講座

令和5年12月22日~23日、理数科2年生の集中実験講座を実施しました。

2日間にわたって、物理・化学分野での実験に取り組みます!

1日目の朝、物理室に集合して開会式です。

 

 

生徒代表による開会宣言です。実験漬けの2日間にわくわくしています。

 

クラスを半分にして一日目物理、二日目化学の班と一日目化学、二日目物理の班に分かれます。

それぞれ、最初に実験プログラムのテキストを配ります。

物理分野は「センサープロジェクト」です。

デジタルマルチメータを使って、電気回路と電子部品の性質を理解し、オリジナルのセンサーシステムをつくります。

化学分野は、金属イオンの定性分析です。

様々な試薬で、様々な金属イオン溶液の反応を確かめ、未知試料の金属イオンを調べます。

 

金属イオン溶液を駒込ピペットで試験管に取ります。

反応させる試薬を確認しています。

一つずつ反応させて、どのような変化が見られるかを記録していきます。

安全のため、白衣着用のうえ保護メガネをかけています。

試薬を加えることで色が変化しました。沈殿も生じている?

 

変化の様子は、文字で記録するだけでなく写真にも撮ります。

未知試料を判別し、担当の教員に提出しました。合っているかな・・・?

見事正解!花マルをもらいました。

 

物理分野です。ペアで話し合いながら理解を深めています。

各ペアに電源装置とデジタルマルチメータが配られます。

コンセントで交流100Vを測定します。

2穴コンセントの左右で長さが違うことを知っていましたか・・・?

 

 

電池の電圧を測ります。ボックス電池(9V)を測っていますが・・・

あれ?9Vにならない!?

モバイルバッテリーの電圧を測定しています。

製品説明通りの電圧でした。

電子回路での抵抗の性質を見出します。

直列ではどうなるか?

 

可変抵抗をつなげています。

 

測定と計算の繰り返しです。理論と実践の差を埋めていきます。

暗幕で装置を隠して、光依存抵抗の反応を調べます。

お湯を沸かして、サーミスタ(温度を測る半導体センサー)の反応を調べます。

身に付けた電子回路、センサーの知識を総動員して課題解決します。

「明るくなると知らせるセンサーシステムをつくる」

「暗くなると知らせるセンサーシステムをつくる」

「熱いと知らせるセンサーシステムをつくる」

「温度をはかるセンサーシステムをつくる」など、班ごとに取り組む課題は異なります。

各班、試行錯誤してシステムを組み上げています。

最後に、組み上げたオリジナルセンサーシステムの実演・説明です。

上手に機能するシステムをつくることができました!

最後に校長先生から講評をいただきました。

代表生徒による閉会宣言です。2日間の実験プログラムを存分に楽しんだようです。

 

粘り強く実験に取り組む理数科生徒の底力を感じる2日間でした。

ここで身に付けた思考力や実験技術が今後の探究活動に活かされていくことでしょう。

【SSH】SSH講演会

12月15日金曜日にSSH講演会が行われました。

千葉大学理学部の北畑裕之先生をお迎えし、「身近な現象に見られる数理と物理」についての講義をしていただきました。

会場には一年と二年の理数科生徒及び物理部、化学部、生物部、天文気象部の部員が集まりました。

 

この講演会を通して、タテジマキンチャクダイの体表の模様の形成過程、BZ反応(化学振動反応)、マツボックリ・ヒマワリなどに現れる螺旋構造とフィボナッチ数列の関係などを通して、数学と、生物や化学などの自然科学との関係性について学ぶことができました。

 

「今回の講義を通して、多くの身近な自然の現象や物事を数式で表せるということが分かり、とても面白いと感じました。」

「今まで疑問に思っていた現象の仕組みを知ることができ、興味深かったです。」

「今まで理科4科目はつなげて考える事は多かったですが、数学は理系科目内だと別枠として離して考えていました。しかし今回の講演会で数学と科学の繋がりを学べ、理系科目の面白さを再発見できました。」

「この講演会を通して、自分の知識がより深まり、化学や生物と数学を結びつけることで今まで習ってきたことをより深く理解することができた。来年も同じ時期に講演会があるので、さらに知識をつけて受けられるようにしたい。」 

などの感想も上がっていました。 

 

  生徒からの質問も多く出ており、とても活気のある講演会となりました。

【SSH】理数探究 中間発表会

12月14日(金)3・4限に理数科2年生による理数探究中間発表が行われました。

内容は物理・化学・数学の各分野に分かれて行っている課題研究の中間発表です。

3~5人のグループごとにテーマを決めて取り組んでいます。

 

今年度のテーマは以下の通りです。

物理1班 「風船の割り方と破裂音の関係」

物理2班 「災害状況下における、より明るいペットボトルランタンの作り方」

物理3班 「とあるガウスの超電磁砲」

物理4班 「暖房使用下における、効率的なサーキュレーターの配置」

化学1班 「アントシアニンの抽出方法の確立」

化学2班 「バナナの皮を利用した生分解性フィルムの製作条件の検討」

化学3班 「様々な金属コロイドの生成方法の比較」

化学4班 「貝殻の蛍光物質の比較」

数学1班 「折り紙による角の等分」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一年生の時に発表経験はあるので発表や質問の受け答えはスムーズに行っていました。

中間発表とういこともあり、質問や意見がたくさんでていました。

皆さんの意見を参考にしながら今後の研究に活かしていきましょう。

【SSH】生徒研修会『伝わるデザイン講座』

令和5年11月13日(月)、千葉大学の高橋佑磨先生を講師にお招きし、SSH生徒研修会『伝わるデザイン講座』を実施しました!

講演タイトルは、『初めての研究発表資料の作成術~みんなにやさしい資料~』です。

 

まずは、講演で“伝えたいことが伝わる”デザインのルールについて学びます。

実例や比較図を交えた内容で、とても分かりやすいお話でした。

参加生徒も熱心に話を聞きながらメモを取っています。

ちなみに講演資料はデジタルデータでも配布し、全員がiPadを持っている1年生はgoodnotesで資料を見てメモを取っています。

 

参加生徒からの質問にも、丁寧にお答えいただきました。

 

講演の後は、サンプル資料(生徒や教員がつくった発表資料など)を使ったワークショップです。

サンプル資料を、より「伝わりやすくする」改善点を話し合っています。

講演で学んだことを活かして、鋭い指摘の連続です。

工夫してつくったつもりの資料でも、「伝わるデザイン」の観点からは改善点が(たくさん)見つかります。

グループで話し合った内容を発表しました。

高橋先生から、グループ発表の講評と先生のつくった改善版の紹介です。

分かりやすく「伝わる」資料になったことに参加者からは思わず歓声があがりました。

 

***参加生徒の感想の抜粋です***

〇部活での研究活動で作ったポスターは自分的にはいいと思っていたけど、今思うと改善点が多く見つかったので、改善していこうと思いました。

〇今まで、より伝わりやすい資料を作るためには、情報量を少なくするといい、など抽象的なことしか知らなかったのですが、今回、それの具体例や、そのほかの資料を見やすくする方法も知ることが出来てとても有意義な時間になりました。これから総探ではポスターを作るので、今回学んだことを活かして取り組みたいと思いました。

〇ワクの有る無しやフォントによってデザインの印象がガラッと変わることに驚きました。とてもおもしろかったです。

〇文字の行間や改行など、すぐに簡単に変えることができるものでも、変えるのと変えないのでは見やすさが全然違うことが分かりました。理数科の課題研究でスライドなどを作るので、その時にとても役立ちそうだと思いました。実際に身の回りにあるよくない例を見せてくださったことで、デザインの良し悪しがよく分かるようになったと感じます。とてもタメになる研修会で、参加してよかったと心から思います。

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本校で重視している探究的な学習でも使える、ためになることをたくさん知ることができたようです。

今後、生徒たちがつくる発表資料がどれだけ良いものになるか、楽しみです。

講師をしていただいた高橋先生、ありがとうございました。

【SSH】11月19日公開講座(さいたま市見沼田んぼ・大和田緑地)

11月19日(日)さいたま市見沼田んぼ~大和田緑地にてフィールドワークの公開講座を実施しました。

高校生11名、教員7名が参加し、自然観察を楽しみました。

さいたま市見沼田んぼは、江戸時代に整備された東西二筋の見沼代用水によって農業用水を提供されている、大宮台地の中にある広大な農地です。

見沼代用水は台地の縁に沿ってつくられ、中央を流れる芝川にむかって徐々に地形が低くなっていっています。

見沼代用水西筋から芝川方面を望むと、徐々に低くなっており農地が広がっています。

 

稲刈りが終わり、二番穂が出ている田んぼの周りでは、今ではあまり見られなくなった水田雑草が見られます。

 

埼玉県レッドデータ準絶滅危惧のタウコギ(キク科)です。

同じく埼玉県レッドデータ準絶滅危惧のミズワラビも観察できました。

 

右はチョウジタデ(アカバナ科)、左は環境省レッドデータ準絶滅危惧(埼玉県絶滅危惧Ⅱ類)のウスゲチョウジタデです。

 

大宮体育館まで移動しました。

サクラ(ソメイヨシノ)のまわりで観察します。

ハラビロカマキリがいました。カマキリの仲間は晩秋まで見られます。

 

大宮体育館の南側、大和田緑地で森林構造の観察をしています。

ヒトの管理の入った森林と、放置された森林ではかなりの違いが出ます。

 

倒木にシロキクラゲが生えていました。

シロキクラゲは、倒木や枯れ枝に生えるクロコブダケに寄生する菌類です。

写真で周りに見えている黒いものがクロコブダケです。

倒木にも、小さな生態系が広がっています。

 

管理されている方々のご厚意で、普段は入れない保護された区域に入れていただきました。

放っておくといなくなってしまうような希少な生物も観察できました。

 

環境省レッドデータ準絶滅危惧(埼玉県絶滅危惧Ⅱ類)のタコノアシ(ユキノシタ科)です。

 

駅に向かう途中でアオギリ(アオギリ科)の種子を見つけました。

果実の皮についたまま心皮がひらき、面白い形になっています。

このまま、風に乗って遠くまで運ばれる「風散布型」の種子です。

 

雑木林や田んぼなど、ヒトの生活と密接な関係にあった自然は、ヒトの関りの変化によって環境が激変しています。

生物多様性を守るためにわたしたちに何ができるのか、を考える機会になりました。

 

次回の公開講座は3月23日(土)、さいたま市田島が原サクラソウ自生地で実施予定です。

【SSH】10月22日公開講座(宮代町山崎山)

10月22日(日)宮代町山崎山 みどりのトラスト地を中心にフィールドワークの公開講座を実施しました。

高校生14名、教員2名が参加し、自然観察を楽しみました。

 

宮代町山崎山緑のトラスト地(保全第5号地)は、東武動物公園の南側に位置する雑木林で、地元の自然保護団体やボランティアによって保全活動が行われています。

当日は東武動物公園駅西口に集合し、市街地の植物や植え込みの昆虫を観察しながら雑木林へ向かいました。

駅前の道端に生えていた「アレチニシキソウ」の果実

同じ場所に、近縁種のコニシキソウ、ハイニシキソウと混ざって生えていました。

 

東武動物公園の敷地から流れ出る水路 実際には農排水路を兼ねていると思われます。

コウホネの黄色い花がきれいですが、特定外来生物のオオフサモも混じって生えています。

対策が必要かもしれません。

 

スイカズラの葉に食痕(昆虫が食べた痕跡)があります。

葉の主脈を残す特徴的な食べ方。よーく見ると・・・

 

アサマイチモンジ(タテハチョウ科)の幼虫がいました。

 

稲刈りの終わった水田では、アイナエ(マチン科)の可憐な花を見つけました。

高さ数cmほどの小さな花ですが、埼玉県のレッドデータでは準絶滅危惧(NT)の絶滅危惧種です。

 

緑のトラスト地の遊歩道を通りながら、森林構造の観察をしました。

 

保全管理をされていても、外来種の侵入など課題は多そうです。

自然保護のために、身近な自然の記録をすること、みんなで興味を持つことが大切であることを再確認しました。

 

次回の公開講座は11月19日、見沼田んぼで実施予定です。

【SSH】台湾國立新竹科學園區實驗高級中等學校の生徒が越谷北を訪問しました

10月24日に台湾の新竹科學園區實驗高級中等學校の生徒26名が本校を訪問し、2学年の生徒や部活の生徒と交流しました。

始めに代表生徒による台湾や学校の紹介を聞き、歌のプレゼントをもらいました。

日本語の歌と台湾の歌をダンス付きで歌ってもらい、興奮と感動の中、交流授業が始まりました。

自己紹介を発展させたアクティビティを行い、お互いの事や日本と台湾の事を話していくうちに、どのグループも盛り上がりを見せていました。

それぞれの国のお菓子を紹介したり、メッセージカードをもらったり、SNSを交換したり・・・

1時間という短い交流授業でしたが、非常に濃密な時間を過ごすことができました。

 

お昼ごはんは食堂のからあげ丼とパンを食べてもらいました。日本の学食は美味しい!と喜んでくれたようです。

お昼ごはんのあとは筝曲部が琴の演奏を披露してくれました。迫力ある音色に感動してくれていました。

演奏の後はお互いに英語で質問をしたり、実際に琴を弾いてみてもらいました。筝曲部の生徒も英語でコミュニケーションをとりながら、一生懸命教えてくれました。

午後は2年理数科の授業にお邪魔し、物理と化学の授業を見学・参加をしてもらいました。

物理では熱気球の作成、化学では硫酸銅の比色分析実験を行いました。

国は違えど、どちらの生徒も理数科生。実験のやり方や計算式について、熱心に議論をしながら協力して実験を進めていました。

 本校生徒も積極的にコミュニケーションを取り、有意義な国際交流行事となりました。

台湾國立新竹科學園區實驗高級中等學校のみなさん、ありがとうございました!!

【SSH】理数科1年生 数学読書感想文発表会

 9月29日金曜日、理数科1年生の数学読書感想文発表会を実施しました。

 代表生徒4名が、夏休みに読んだ数学に関する書籍についてプレゼンを行いました。内容は、「古代人の知恵」、「オイラーの多面体定理」、「無限の可能性」、「世界は数字で表せる」で、どれも非常にクオリティの高い内容でした。

 生徒からは「授業で習う数学とは違った内容で興味深かった」、「今後も数学に関する本を読みたい」「数学では図を用いてイメージすることが大切だと思った」「自分はかなり難しい本を選んでしまったが、大学数学の入口として良い経験になったのではないかと思う」などといった感想が聞かれ、生徒たちにとっても大変有意義な時間になったようです。

 

【SSH】教職員研修 見やすい書類をラクに作る~『伝わる』デザイン講座~

本日は、千葉大学大学院理学研究院准教授の高橋佑磨様をお招きし、教職員研修を実施しました。
演題は「見やすい書類をラクに作るための資料作成術 みんなにやさしい書類」です。

パワーポイントやワードの資料を作る際にいくつかのルールを守ることで、センスに頼らずとも、読み手の負担を減らすことができるという話でした。

生徒たちが探究活動の一環で作成するプレゼンテーション資料の作成にも役立つ内容ばかりでした。(生徒たち向けの講演会は2学期に実施される予定です)

講義後は、実際のチラシやプレゼン資料を見て、グループごとに改善点を出し合うワークショップを行いました。講演前はどこを直せばよくなるのか分からなかったところも、講演後は自然と意見が活発に出てきます。

資料を作成する際の考え方が大きく変わる、貴重な時間となりました。

講師の高橋様の研究室ホームページ(外部リンク)では、デザインに関するノウハウが紹介されています。ぜひご覧ください。

【SSH・動画】理数科生徒が答える、英語で研究する意義【生徒研究発表会】

先月行われたSSH生徒研究発表会の様子を一部紹介します。

3年生の発表は英語で行われました。発表後の質疑応答で、「そもそもなぜ英語で研究発表をするのか」という質問がでました。それに対する生徒の回答です。ぜひご覧ください(動画1分程度)。

【SSH】1学年理数科野外実習2日目

2日目。

岡田港近くの磯で磯観察を行いました! 

岩に付着した海藻で滑る人多数…全身ずぶ濡れの人も…。

 

岩をひっくり返すと…!

貝が!岩に引っ付いている部分は、こんなふうになっているのですね! 美味しそうです。

岩陰にはカニさんがいました!

甲羅の幅が7〜9cmくらいの大きなカニさんから、甲羅の幅1〜2cmほどの小さなカニさんまで、多種多様なカニさんに出会うことができました。

捕まえて観察する時、カニさんに挟まれてしまいました…!!!私を挟んでくれた子は、ハムスターに噛まれたぐらいの痛みでした。

注:カニの仲間には、ガザミのような胡桃を簡単に割ってしまうほど力の強いカニさんもいます。磯観察でカニを捕まえる時は、十分に気をつけてください。

ナマコさんの感触はとってもぷにぷにです!ナマコさんは海の有機物を食べてくれるので、海のお掃除屋さんと呼ばれているのですよー!ナマコさんに感謝ですね!

このようなゴツゴツしている岩場は、生物たちの格好の隠れ家です!

でも転ぶとすっごく痛いんです…今でも尻もちついたところが痛いです。

ちなみにこの岩場は、伊豆大島の火山から流れてきた溶岩でできているのですよ。

火山の恵みを感じることができました。

 

磯観察の後は地層大切断面に行きました!

みんなたくさん写真を撮っています!

地層大切断面は、その見た目から「バームクーヘン」とも呼ばれています。

確かにそっくりです!

この地層、しゅう曲しているように見えますが、力が加わって曲がったのではなく、降り積もってできたそうです。

道路を建設するために山を削った時に、偶然発見されました。

目の前から見ると、大迫力で圧倒されました。

バームクーヘンが食べたくなります!

道端にハイビスカスが咲いていたり、地層と逆側を見ると海が広がっていたりと、とっても自然豊かなところでした! 

下の写真は、近くにあったバス停です。丸いところがバームクーヘンのイラストになっていて、フォークがささっているんです!とっても可愛いバス停でした!

いよいよ野外実習も終わりに近づき、閉校式。

この二日間の思い出を心に留めて、先生方の話を聞きました。

なんとここでは、秘密の書類も配られました。

それぞれ喜んだり悲しんだり……嘆きの方が多かった気はしますが。

一旦現実からは目を逸らし、昼食を済ませ次の場所へ向かいます。

 

野外実習最後の活動は、火山博物館の見学でした。

一日目に登った三原山の火山活動の実際の映像などを見ました。

中にはスタンプラリーや間違い探しなど、楽しみながら学べるものがたくさんありました。

そしてこの博物館、リニューアルの為に今後閉鎖されるということで、

私たちはリニューアル前に来た最後の年代となりました。

 

 

楽しみにしていた野外実習も終わってしまいましたが、普段は見ることのできないものをたくさん観察することができ、貴重な経験になりました。今後の研究に活かしていきたいものです。

 

 

 

 

 

【SSH】1学年理数科野外実習1日目

7月20日、待ちに待った野外実習が始まりました。今年も昨年に引き続き、伊豆大島にて開催です。

伊豆大島は、自然景観と生態系が保護されており、日本ジオパークに認定されています。

 

 

いざ伊豆大島へ!

竹芝桟橋客船ターミナルからの出発です。

これからの二日間が楽しみで待ちきれません! 

およそ100分かけ、伊豆大島に到着。

ジェットホイルの中では各自色んなことをしてゆったりと過ごしました。

大島温泉ホテルに到着!

開校式を行い、持参したご飯を頂きました。

三原山を背景に集合写真を撮りました。

景色がよく、これからのフィールドワークがとても楽しみになりました!

 

途中で、珍しい植物を見つけて立ち止まることもしばしば。

生物の先生の解説を興味深く聞いていました。

  

地面に落ちていた軽石を観察しようとしているところです。

石にできた穴が細かくなっています。

また、ここからは分かりませんが、石に虫が挟まっていました。なぜ。

ラセイタタマアジサイをみんなで観察しているところです。

花が丸くて小さく、とても可愛いです!

 

火口付近の様子です。

あまりの景色の綺麗さに、みんな写真を撮っていますね。火口付近は風も強く、

歩くのが辛かったですが、その分とても綺麗な景色が見れました!

こちらは、サクユリです。

伊豆大島のサクユリは、他のものと違い、斑点に違いがあるそうです。

 

フィールドワークの最後には、 伊豆大島の植生調査を行いました。

木のトンネルをくぐる体験が、子供心を思い出させますね。

 

 

夜はホテルで学習会。昼間のまとめと星空を観ました。埼玉ではなかなか星は見られないので、嬉しかったです。

翌日に備えて、しっかり睡眠を確保した・・・はず。

 

 

 

 

 

 

 

【SSH】生物部OBゼミ実施報告

6月20日(火)学校設定科目『科学探究基礎』『科学探究』の一環として、生物部の卒業生をTAに招き、ゼミを実施しました。

生物学オリンピックの対策を中心に、探究に関わるアドバイスや、大学生活についても話を聞くことができました。

生物講義室の円卓は話し合いながら学びを深めるのにうってつけです。

 

 

 

生物学オリンピック本選出場経験者から問題の分析のしかたを学びました。

 

 

参加生徒も楽しく学ぶことができ、予定時間を超えて指導してもらいました。

 

生物部員による報告はこちら

【SSH】6月17日公開講座(さいたま市秋ヶ瀬公園)

6月17日(土)、さいたま市秋ヶ瀬公園周辺で、高校生と教員のための公開講座(フィールドワーク基礎講座)を実施しました。

今回は参加申し込みが多く、高校生41名、教員8名の49名の参加者で、秋ヶ瀬公園周辺の休耕田、公園内の雑木林で動植物の観察を行いました。

次回(7月8日)は長瀞町野上駅周辺で実施を予定しています。

次回以降、参加申し込みが多数の場合、先着でお断りする可能性もありますので、参加希望の方はお早めにお申し込みください。

土手より、希少種の残る水田や公園周辺の雑木林を望む参加者

 

【SSH】理数探究基礎 中間発表会

3月13日(月)、3・4限に一年生の課題研究生物・地学分野の中間発表会を行いました。

今回は理数科2年生も先輩として参加しています。

SSH運営指導委員の5名の先生方にも参加いただきました。

 

発表テーマは以下の通りです。

生物1班 「カビの生育に関する相互作用」

生物2班 「床材がゴキブリに与える影響」

生物3班 「植物の抗菌作用」

生物4班 「ミヤコノツチゴケと他の蘚類の給水速度の比較」

生物5班 「光屈性と重力屈性の関係」

地学1班 「ビル周辺の風の変化と特徴」

地学2班 「本校の校庭の水はけに関する調査」

地学3班 「波力発電の効率化」

 

【発表の様子】

 

 

 

 

 

2年生が司会を務めます。

 

 

 

 

 

緊張しながらも堂々と発表していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 持ち時間は発表7分、質疑応答3分でしたが、どの班の発表も質問が終わらないほどたくさん上がっていました。



 

 

 

最後にSSH運営指導委員の先生方からの講評をいただきました。

発表することで、新しい気づきを得られたと思います。

今後のグループでの話し合いを深め、一人ではできない探究活動を、ぜひ楽しみながら取り組んで下さい。

【SSH】1年理数科科博研修

令和5年2月1日水曜日。

毎年恒例の国立科学博物館研修が行われ、理数科の1年生

40人全員が参加しました。

 

5人ほどの班別行動で、各々全館を観て回ります。

日本館①

日本館②

日本館③

日本館はその建物自体が重要文化財。歴史を感じる素敵な建物です。

 

お昼も班毎にいただきます。

こちらは、ジュラ紀ハンバーグプレート。

地球館①

地球館②

企画展

お土産を選んでいます。

とても充実した楽しい一日でした。

【SSH】2年理数科集中実験講座

令和4年12月23日~24日、理数科2年生の集中実験講座が行われました!

クラスを2つに分け、物理分野と化学分野で、それぞれ1日に渡って実験実習を実施しました。

(2日目は分野を入れ替えました)

 

開講式では、校長先生、理数科主任のお話の後、生徒代表が意気込みを語りました。

開講式生徒代表挨拶

実験が大好きな生徒達、普段の授業ではなかなかできないような、時間をかけて取り組む集中実験講座にワクワクしているようです。

 

物理分野では、まずデジタルマルチメーター(テスター)を使って、様々な条件で電圧、電流、抵抗を測定し電気や電子部品、半導体素子などの性質を理解していきます。

デジタルマルチメーター

 

抵抗器をつないで、抵抗値がどう変化するかを予想しながら測ります。

抵抗

 

ACアダプタのはたらきも、自分たちで測って理解します。

 

人間の抵抗値を測っています。

 

人間を直列につなぐと、抵抗値はどうなるか?思いついたら、試してみます。

 

11人を直列につないで抵抗値を測ってみました。(結果は・・・内緒です!)

 

可変抵抗器のしくみを考えています。

 

可変抵抗器を分解して、しくみを予想し、検証しています。

 

しくみを解明&説明できました!拍手!

 

午後は、午前中に理解した電気の性質や電子部品の機能を応用し、「明るくなったことを知らせるセンサーシステムをつくる」「水温が上がったことを知らせるシステムをつくる」など、様々なミッションに取り組みます。

 

センサーが反応し発光ダイオードが点灯していることを確認するため、暗幕をかぶる生徒も。

ここにも暗幕をかぶる生徒が・・・

 

実際にお湯を沸かして、まずは電流などにどのような変化が出ているかのデータを取っています。

 

電子オルゴールの音が鳴り響いています。

 

 

一方化学分野では・・・

何より大事なのはケガをしないこと。万一、薬品が目に入ると大変なので、安全メガネをかけて実験に取り組みます。

まずは安全メガネを消毒しています。

 

ピペットの扱い方から確認します。安全に実験を行うため、基本は大事です。

 

まず、様々な金属イオンを含む溶液試料に試薬を加え、沈殿、呈色の様子を観察します。

 

どんな沈殿が生じたか?どんな色になったか?よく観察しています。

 

使う試薬の種類も多く、間違えないように慎重に取ります。

 

綺麗な色に変わると歓声も上がっていました。

 

記録のためにスマホでの撮影もOKです。思い出にもなりますね。

 

続いて、硝酸と鉄、銅の反応。危険なガスが発生するので、慎重に作業します。

濃硝酸に鉄を入れると、すぐに不動態(酸化被膜)で反応が止まります。

 

不動態ができてしまえば、希硝酸に入れても反応しない、はず・・・

 

希硝酸と銅の反応で発生した気体を水上置換法で集めています。

 

化学でも電源装置が登場、電気分解の実験です。

 

溶液に何が起こったか?試薬で確かめます。

 

最後に、ガラスの加工技術の練習です。

何と、手作り駒込ピペットの作製に挑戦しています。

ガラス細工職人かと見まがうような手先の器用さを発揮した生徒もいました。

生徒作 駒込ピペット

 

2日間の集中実験講座、なかなかの長丁場かと思いきや、生徒の感想は「あっという間だった」とのこと。

楽しく、濃密な時間を過ごしたようですね。

科学技術、知識を学んだだけでなく、探究マインドやチームワークを深めることにもつながりました。

この経験を活かして、これからも活躍してくれるものと期待しています!

【SSH】グリーンエネルギープロジェクト現地調査

10/8~9 グリーンエネルギープロジェクト 現地調査に行ってきました! 

※グリーンエネルギープロジェクトについては→こちら

調査や施設、専門の方々のお話から、私たちが気づかなかった課題点や、それらの解決策などを教えていただき新しい知識を得られた現地調査になりました。

スイソミルでは水素エネルギーが現在どのような場で使われているのか、また将来の方針などを教えていただきました。

ソーラーパネルを使用した太陽光発電について、課題である「空間的な」土地の使い方について話していただき、解決法の一部を紹介していただきました。

干潟探索では現在の社会が自然にどのような影響を与えるのか、また私たちは自然と将来どのように関わりあうべきなのか考えることができました。

水素自動車に水素を補充するディスペンサー

水素自動車に水素を補充するディスペンサー

「空間」を活用したソーラーパネル

「空間」を活用したソーラーパネル

 

【SSH】理数科1年生 数学読書感想文発表会

9月29日の1限に、理数科1年生の数学読書感想文発表会がありました。

 

今年の代表者のテーマは、

無限論(可能無限と実無限)

ゲーム理論

非ユークリッド幾何学

素数

でした。

 

どの発表も内容が濃く、生徒たちはとても興味津々といった様子で発表に聞き入っていました。

 

グリーンエネルギープロジェクトが始まりました

9月17日

高校生の視点から、今後のエネルギー開発について考える

グリーンエネルギープロジェクトが始まりました。

今回は10月の現地調査に向けて(株)建設技術研究所にご協力いただき、

エネルギーについて、作る、送る、使うの観点から詳しく学びました。

越谷市ではどれだけエネルギーが使われているか?

越谷市の再生可能エネルギーの動向は?などなど

今まで漠然ととらえていたことをより身近に、具体的に考える機会となりました。

現地調査が楽しみですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【SSH】伊豆大島野外実習2022

7月28日(木)29日(金)に、有志生徒が参加したSSH伊豆大島野外実習が行われました。島全体がジオパークに指定されている伊豆大島は、地質学的・生物学的に貴重なフィールドとなっています。

1日目は、火山博物館で三原山や火山活動について学んだ後、三原山でフィールドワークを行い、火口や貴重な動植物を観察しました。

夜は、各班がフィールドワークを通じて感じた疑問点を挙げ、全体と共有することで考えを深めました。その後、天体観測を行いました。海に囲まれた伊豆大島では、越谷では見ることのできない天の川や多くの星座を見ることができました。

 

 

 

2日目は、磯観察と地層大切断面の見学を行いました。

 

本州より温暖な伊豆大島では、本州とは違った海洋生物が観察できました。

そしてなぜか磯にいたノコギリクワガタ…

 

ホテルで昼食を取った後は地層大切断面の見学。地層の褶曲や層の重なりの様子を間近に見ることができる貴重な場所です。

バウムクーヘンに見えることからバウムクーヘン層とも呼ばれており、土産物店では地層バウムクーヘンなるものも販売されていました。

 

見学後は港近くでお土産を購入し、ジェットフォイルに乗船して本土に向かいました。

 

貴重な体験や仲間との時間が濃縮された、充実した2日間でした。

 

SSH 生徒研究発表会(神戸)

8月3日〜4日の日程で、全国のSSH校の発表がありました。

本校からは、3年生理数科、化学班の「炎色反応を利用した白色炎の作成」の発表を行いました。

以下、生徒からのコメントです。

とても有意義な時間を過ごせました。他校の発表では北高にはない独創性や専門性があって、とても勉強になりました。また、自分たちの発表にも熱心に耳を傾けてくれて、今までにない意見や質問もありとても刺激になりました。全国の多様な実験テーマについて活発な議論が交わせて良かったです。これからの自分の活動に活かしていきたいです。

【SSH】2年理数科つくばサイエンスツアー

7月21日に2年理数科で筑波サイエンスツアーがありました!今回は生物・物理チームと宇宙・化学チームの2つのグループに分かれて様々な施設を見学させていただきました。

 

〇物質・材料研究機構(宇宙・化学チーム)

 

物質・材料の最先端研究開発を通して世界を変える研究機関

 クリープ試験では配管の耐久度を調査。現在の最高は40年でギネス世界記録にも!

          

 

 

〇高エネルギー加速器研究所(生物・物理チーム)

 

加速器装置を使って基礎科学を推進する研究所

 この部分で電子と陽子をぶつけているそうですよ。

 

〇JAXA筑波宇宙センター(宇宙・化学チーム)

 

 H-Ⅱロケットがお出迎え。約10年の歳月をかけ1994年に完成しました!

 「きぼう」日本実験棟 中に入って見学ができました。

 

〇理化学研究所(生物・物理チーム)

 

 日本で唯一の自然科学の総合研究所 広い分野で研究を進めています。

大変ためになるお話を聞くことができました。

 

〇サイエンス・スクエアつくば

 

産総研の最新研究が試作品展示や音声説明で紹介されています。

セラピー用のロボット♡ 各国の病院などで利用されています。

 

〇地質標本館

 

鉱物資源や岩石などが発見場所や時代に分けて飾られていました。

本物そっくりなトンボ!実はトルコ石や黒曜石でできてるんです。

 

周期表に群がる生徒たち。理数科ホイホイですね(笑)

 

サイエンスツアーでは新しい様々なことを知ることができ大変いい経験になったと思います。興味を持ったものも多かったのではないでしょうか。今回知ったことや経験を今後の勉強や進路選択に活かしていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

SSH講演会【日本と台湾の絆を紡いだ土木技師 八田與一】

 本日は、台湾での烏山頭ダムの建設に携わった八田與一さんのご令孫である八田修一さんから講演をいただきました。

 私はこの講演を通して、與一さんの人間性のすばらしさを肌で感じることができました。台湾では與一さんの墓前祭が毎年行われており、現地の人がどれほど與一さんの人間性や業績に対して敬意や感謝を抱いているか想像できます。
 また、講演終盤に「志」の話がありましたがこれは私たちが行っている課題研究を含めた「科学の世界」にも精通するものがあると思います。私たちは、自分たちの興味を持ったものを取り扱うのと同時に、科学者の「志」を引き継ぐことがとても大切であると思いました。

グリーンインフラ発表会@建設技術研究所 東京本社

 5月31日、建設技術研究所さんに今までのグリーンインフラ研究をまとめたプレゼンをさせていただきました。

 オンライン上では国内各地の建技さんの社員の方々もおり、緊張しながらも私達の学校周りの地域やせんげん台のグリーンインフラについて発表しました。また、北高のOBでもある現社員の方からの、霞堤や今までの進路についてのお話もあり、質問や議論を通して、よりグリーンインフラについての興味と理解が深まりました。

 ここでの経験も活かしながら、越谷市への提案を綿密に練っていきたいです。

【SSH】生徒研究発表会

6月16日(木)SSH生徒研究発表会が行われました。
会場は越谷コミュニティーセンター大ホールで、
感染対策をしっかりとり、外部非公開で行われました。

今年は生徒発表をメインとし、7班の生徒が全校生徒の前で発表しました。

第1部は、理系部活動から生物部、2年生理数探究Ⅰより地学班・生物班、
テーマ型の探究の取り組みとして、グリーンインフラプロジェクト班の
4班の発表となります。

 

1班目は生物部からの発表です。
「ナガミヒナゲシ(Papaver dubium)調査」

 

生物部が継続的に調査しているナガミヒナゲシに関し、
分布拡大の要因一つとして考えられるタイヤへの付着について
実験・考察した研究です。

 

2班目は理数探究Ⅰ・地学班の発表です。
「教室快適化計画」

 

教室の換気に関して、現在行っている窓開けのパターン以外にも
いくつかのパターンを設定し、より効率的な換気について実験・考察した研究です。

 

3班目は理数探究Ⅰ・生物班の発表です。
「異なる条件下での土壌生物の分解速度の変化」

 

素材の異なる6種類のストローを用いて、土中の微生物の分解作用において
各素材の分解速度の違いを実験・考察した研究です。


4班目はグリーンインフラ班の発表です。
「Green Infrastructure Project」

 

グリーンインフラを用いた街づくりを、自分たちの通学路にあてはめ、
せんげん台駅周辺の現状と課題を検討し、理想案を提案する教科横断的な取り組みです。

 

第2部、ここからは3年生理数探究Ⅱの研究発表です。
理数探究Ⅱの発表はすべて英語での発表となります。

1班目は物理班の発表です。
「When do drops of water produce a water crown?」

 

水滴が水面に作る王冠状の構造、ウォータークラウンが
どのような条件下でできやすいのかを実験・考察した研究です。


2班目は数学班の発表です。 
「Generalization of Between k terms recurrence relation.」

 

3~6項間漸化式の一般式を求め、その法則性を探し、
見つけた法則性から隣接k項間漸化式の一般項を示そうとする研究です。

 

最後に化学班の発表です。
「Creating a White Flame Using the Flame Color Reaction.」

  

様々な金属原子の炎色反応で得られた色の割合から
金属元素水溶液を混合し、白色炎を作成することを目的に
実験・考察した研究です


それぞれの発表に対する質問も活発にあがりました。
発表者からの応答もわかりやすく、とてもよかったです。

 

閉会式で来賓の方々や校長先生から指導講評をいただきました。

生徒アンケートからは
発表や質疑応答に関する「凄かった・興味深かった・楽しかった」の感想はもちろん、
身近なところに題材があることや、様々な視点から観察や実験が行われていることへの気づき、
これから行われる探究の授業に生かしたいなど、様々な感想がありました。

今回の発表会や研究時の経験を、皆の今後の活動に活かしてください。

【SSH】科学探究校内発表会

6月3日(金)科学探究の校内発表会が行われました。

科学探究は理系部活動(物理・化学・生物・天文気象・PC)に
所属する普通科生徒のうち希望者が履修する学校設定科目です。

5つの部活に所属する80名近い生徒たちの前で研究の発表をしました。

天文気象部

「液状化における水分量と粒径の関係」

 

生物部

「ナガミヒナゲシ(Papaver dubium)調査」

 

化学部

「NaClの結晶成長」

 

質疑応答も時間が足りなくなるほど活発に行われました。

協議の結果、生物部が代表として6月16日(木)に行われるSSH生徒研究発表会で
全校生徒の前で発表することになりました。

どの部活もまだまだ研究の途中です。
これからも探究していきましょう。

【SSH】越北SDGs グリーンインフラプロジェクトin横浜

5月28日にグリーンインフラプロジェクトで

横浜に行きました!

 

初めに、横浜グランモール公園!

都市公園でのグリーンインフラ事例を見ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地面に特殊な舗装(保水性舗装)が施されています。

木の根元に溜まった水を蒸発させ、

夏でも涼しい空間が造られているそう!

 

次に横浜ランドマークタワー!

360°横浜を一望できました!

綺麗キラキラ

近くの高いビルの窓を外で清掃している方々を発見…!

怖そう…疲れる・フラフラ

東京スカイツリーも見えました!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

それから、横浜赤レンガ倉庫、

山下公園にも行きました!

 

お昼は中華街!!

おいしいものばかりでした!

沢山食べちゃった(ノ≧ ∀ ≦) ゝテヘ

また行きたい3ツ星

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後は山下公園で解散しました。 

とても楽しい時間を過ごせました!

また、グリーンインフラの都市での

活用方法を学べて良い経験になりました!!

横浜グランモール公園に行った際は、

ぜひ足元のグリーンインフラ設備に

目を向けてみてください虫眼鏡

【SSH】SSH講演会

2月5日(土)に正風館で中島さち子先生による講演会がありました。

「出来るかどうか」ではなく「どのようにしたら出来るか」や「何を創り出すか」と考えることが大切 という言葉が特に印象に残りました。将来何をやりたいか分からない私にとって、好きなことや興味のあることに失敗を恐れずに挑戦してみようと思えるとても良いきっかけになりました。

また、ピアノ演奏のコーナーでは、その場で決まった5つの音とテーマをもとに中島さち子先生が即興で曲を演奏してくださいました。目の前で音楽が生まれていく様子にとても感動しました。

今回の講演会で学んだことはこれからたくさん活かしていきたいです。

中島さち子先生、素敵な講演を本当にありがとうございました。

【SSH】国立科学博物館研修に行ってきました

 1年理数科では2月2日に国立科学博物館に行ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今年はコロナのため講義などはなく展示物の見学のみとなりました。

 科学博物館は地球館と日本館の2つの館に別れています。

●日本館

 

 生き物の分化の過程。展示物に興味津々です。

 英語の授業で習った雪華図説を発見しました

 

 猿人から現代人までの展示。最後は私達ですね笑

 

●地球館

 骨だけでも迫力のある恐竜。私たちが小さく見えますね。

 サーモグラフィーに映ってきました。一瞬で体温が見てわかります。

 

 周りは生き物の展示に囲まれています。生物好きにはたまりません♡

 

 最後は科学博物館前の鯨で記念撮影

 普段は見られないものや全く知らなかったもの、授業で習ったものまで実際に見て多くのことを学ぶことができまし         

 た。コロナ禍でしたが無事に行けて良かったです。大変いい経験になりました。

【SSH】集中実験講座 化学の陣

12/24、25に2年生理数科対象の集中実験講座が行われました!昨年に引き続き、泊まり込みの実験合宿はできませんでしたが、短時間で濃密な物理・化学の時間を過ごしました。

 化学では、19種類の金属イオンを分類し、どの試薬がどのように反応するのかを調べました。

液体Aと液体Bのそれぞれに試薬Cを入れると、液体Aは白い沈殿物ができるのに対し、液体Bは沈殿物がなく、無色透明になります。なぜでしょうか…

この違いを利用して、何の金属イオンかを判定します。分かるまで2回、3回、4回… 分かったら先生のとこに行って、答え合わせします。違ったらもう一回チャレンジです!

なかなか終わらずに、夜遅くまで行っていた班もありました…

担任の先生も写真を撮って応援してます!

この2日で得られた体験はとても大きいです。「やれば、できる!」の言葉の通り、物事はやってみなくちゃ分からないことを知りました。また機会があれば、実験やってみたいです!

【SSH】集中実験講座 物理の陣

12/24、25に2年生理数科対象の集中実験講座が行われました!昨年に引き続き、泊まり込みの実験合宿はできませんでしたが、短時間で濃密な物理・化学の時間を過ごしました。

物理では、センサーを使った実験をしました。光の強さによってオルゴールが鳴ったり鳴らなかったりという仕組みや、センサーによって温度を測る仕組みを班ごとに制作しました。

一定の値に定まらなかったり、オルゴールの音が聴こえてるのか聴こえてないのか分からないなど、たくさんの試練がありましたが、予想とほぼ同じ値になった時は、とても嬉しかったです!

こちらの実験班は、何やら暗幕の中で電球を用いていますね。

こちらは電気回路を作っています。

先生方にも、生徒たちで説明します!

丸一日、物理の実験漬けでした。普段触ることのない実験器具が多く、とても楽しかったです!

理数科1年生読書感想文発表会

10月19日火曜日、理数科1年生の数学読書感想文発表会を実施しました。

代表生徒4名が、夏休みに読んだ数学に関する書籍についてプレゼンを行いました。

内容は、虚数、素数ゼミの謎、無限論、四次元空間についてで、どれも非常にクオリティの高い内容でした。生徒からは「授業で習う数学とは違った内容で興味深かった」、「今後も数学に関する本を読みたい」などといった感想が聞かれ、生徒たちにとって大変有意義な時間になったようです。

 

越北SDGsグリーンインフラプロジェクト【筑波山・龍Q館編】

【2日目】

筑波山に行きました。あいにくの空模様。滑りやすかったです…

視界不良

大雨

強風

最悪のコンディションです。

傘が壊れました。

 

 

 

 

 

 

 

門は大きくて偉大です。かっこいいですよね✨

そして相変わらず雨はひどいです☔️

 

 

 

 

 

 

 

春日部市にある龍Q館〈正式名称:首都圏外郭放水路〉に移動しました。

案内の方おすすめの、水面に映った柱を撮ってる人を撮りました。絵になりますね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天井が高いです。ここに雨水を溜めると考えると…ゾッとしますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2日間は、新たな発見にめぐり逢う貴重な体験となりました✨柏の葉も筑波山も埼玉県から近くにあるので、機会があれば是非行ってみてください!!

越北SDGs グリーンインフラプロジェクト 【柏の葉編】

グリーンインフラプロジェクト2021ということで、柏の葉キャンパス周辺、筑波山、龍Q館に行ってきました!2日ともあいにくの空模様でしたが、生徒全員かなりはしゃぎました。

【1日目】

ららぽーと柏の葉周辺は、柏市と三井不動産が中心となって、スマートシティ構想実現のための実験都市として作られたところです。

 ボンエルフ

ボンエルフという構造の道路です。車のスピードを抑えさせるために、出っ張りがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おしゃれなデザインの案内板。越北の近くにも欲しいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

調節池は遊歩道が整備され、奥の方にはイベントスペースがありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水面スレスレの橋を渡ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

柏の葉T-SITE(蔦屋書店)の外観が美しすぎます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタバで一服。テラス席が多いことも魅力の一つです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花を表現した椅子は、行き先案内の看板になっています。デザインが素敵です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パンフェスタ2021が行われていたので、タコスを購入しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホテルに移動して、実習のまとめ作業とクイズ大会を行いました。

発表は緊張します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕食・朝食共に、とても美味しかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【SSH】理数探究Ⅰ(数学・化学・物理)課題設定発表会

9月15日6限、2年生(数学・化学・物理)の課題研究設定の発表会が行われました。
新型コロナの影響で現在分散登校中のため、クラスの半分はリモートで参加しました。

いろいろ面白そうな研究テーマの発表があり、みんなうなずいたりしながら興味深々です。

 

 

 

 

 

 

活発な質疑応答。リモートの生徒からも補足があったり質問が出たり。気付きもたくさんあったようです。

 

 

 

 

 

 

テーマも決まり、いよいよ「探究活動スタート!!」です。

【SSH】一年理数科野外実習②

二日目

おはようございます\(-o-)/とてもきれいな朝日が見えました✨

 大きな皿に多種類のおかずがのったおしゃれな朝食

 朝食後は馬の背洞門へ行き、さっそく磯観察へ。

行きのバスで面白い建物発見(笑) 「キタ---(゚∀゚)!」

 

 海に膝までつかりながら生物捜索

 画像のものなど様々な生物を捕まえました。観察後はしっかりリリース

イチゴゼリーのようなものを発見虫眼鏡ウメボシイソギンチャクという生物でした。

 疲れた体にスタミナ回復!カツカレーの昼食

昼食後はバスに乗って帰りました。一泊二日の理数科実習、これにて閉幕~♪

 

この実習を通して、自分の目で見て、実際に体験することの重要さ、楽しさを感じることができました。今回学んだウニの発生や地層の特徴など、様々な理科の知識は、これからの学習に生かしていきたいと思います。

 

~後日談~

持って帰ってきたウニの幼体がこんなに大きくなっていました。(7月26日時点)

【SSH】一年理数科野外実習①

 7月24日、25日に神奈川県へ理数科野外実習に行ってきました。

 一日目

  朝7時に荷物を詰め込み、いざ出発!

 

行きのバスで東京スカイツリー、横浜ベイブリッジを発見。

 ホテル京急油壷観潮荘に到着。2日間お世話になります(´▽`)

 

東大三崎臨海実験所の黒川先生によるウニの生態や緑色蛍光たんぱく質についての講義を聞きました。

昼食後は地質巡検へ!岩場を歩き、崖を乗り越え、さまざまな地層を観察しました。

教科書に載っているような有名な地層もたくさん見られ、生徒大興奮!

 

  左から、フレイム構造、スランプ構造、正断層 

 地質巡検が終わり、ホテルに戻って各自部屋で休憩。きれいな景色に癒されます✨

 ホテルの会議室が実験室に早変わり!入学早々購入した白衣が届いたので早速着用。

実験方法について説明していただいた後、ウニの発生の実験・観察をおこないました。

      

ウニの発生の様子                                         

        
  
 
 待ちに待った夕食。和洋折衷、ボリューム満点の夕食でした。

夜は入浴&天体観測&ウニ発生観察を並行しておこないました。

 露天風呂を満喫(^^♪

(上記写真引用元:https://www.misakikanko.co.jp/aburatsubo/onsen/)

 

 天体観測で見えた星。この日は満月でした☆彡

夜遅くまでウニ観察をしたために壊れた人々…

 おやすみなさい良い夢を(笑)

 

 

 

 

【SSH】つくばサイエンスツアー

7月21日(水)に理数科2年生で茨城県つくば市にあるさまざまな研究施設を見学しました。どの生徒も興味をもって説明を聞いたり、展示物を見たりしていました。生徒の感想などを一部紹介します。

 

【高エネルギー加速器研究機構(KEK)】

・KEKは説明が難しかったですが、視覚で得る情報が多かったので理解できました。

・KEKでは物質を原子レベルの細かさで見るために一周3キロもある大きな実験装置を使っており、スケールの違いに少し驚きました。実験装置は地下4階にあり、みんな階段で息が上がっていてつらそうでした。

 

 

 

 

 

【地質標本館】

・地震に関する展示物やチバニアンが興味深かったです。職員の方が丁寧に質問を織り交ぜながら解説してくださったので分かりやすかったです。

・様々な岩石や鉱物を見て、地層の成り立ちや化石について知ることができて、昨年度に地学で習ったことを思い起こしました。

 

 

 

 

 

【サイエンススクエアつくば】

・サイエンススクエアつくばでは、みんな音声ガイドを黙々と聞いている姿が印象的でした。

・時代を経てどのように工学が発展していったのかについて知ることができました。特に音声ガイドが不思議な技術で、展示物の上から照らすライトに専用の機器の太陽光電池を 向けて耳に近づけると音声が聞こえるという仕組みでした。

 

 

 

 

 

【理化学研究所】

・実際に液体窒素で冷凍している部屋をみたのは初めてだったので、普段は凍っているという細胞を近くで見ることができてよかったです。

・実験の材料である、バイオリソースをたくさん飼っているというのはとても興味深かったです。

・研究を日々実施している理系の皆さんに会って、どんな研究をしているかを知って、私自身の将来についても考える時間になりました。

・ノーベル賞受賞者が何人も理化学研究所を利用していることや、日本国内だけでなく海外の人も利用していることを知り、まさにこの研究所が生命科学の最先端に関わっているのだなと実感させられました。生徒からもたくさんの質問が出て、とても有意義な時間になりました。

 

 

 

 

 

【物質材料研究機構(NIMS)】

・NIMSの研究が面白かったです。普段自分たちが使用している車、電球に応用されたり、火力発電の改良で二酸化炭素の削減に貢献していたりと、思っていたよりも身の回りにあることがわかりました。

・超耐熱合金やサイアロン蛍光塗料の説明を聞きました。物質、すなわち身の回りに使われている材料は 全てが長所と短所を持っていて、その長所をより高め、短所を抑えることがこの研究施設の役割なのだと知りました。

 

【JAXA筑波宇宙センター】

・実物大の人口衛星を見ることができました。テレビなどで見たときは想像しないような大きさでとても驚きました。

・宇宙食の展示や売店での販売もあり、宇宙に行っても様々な料理を食べられるのだと知りました。