カテゴリ:SSH事業
【SSH】教職員研修 見やすい書類をラクに作る~『伝わる』デザイン講座~
本日は、千葉大学大学院理学研究院准教授の高橋佑磨様をお招きし、教職員研修を実施しました。
演題は「見やすい書類をラクに作るための資料作成術 みんなにやさしい書類」です。
パワーポイントやワードの資料を作る際にいくつかのルールを守ることで、センスに頼らずとも、読み手の負担を減らすことができるという話でした。
生徒たちが探究活動の一環で作成するプレゼンテーション資料の作成にも役立つ内容ばかりでした。(生徒たち向けの講演会は2学期に実施される予定です)
講義後は、実際のチラシやプレゼン資料を見て、グループごとに改善点を出し合うワークショップを行いました。講演前はどこを直せばよくなるのか分からなかったところも、講演後は自然と意見が活発に出てきます。
資料を作成する際の考え方が大きく変わる、貴重な時間となりました。
講師の高橋様の研究室ホームページ(外部リンク)では、デザインに関するノウハウが紹介されています。ぜひご覧ください。
【SSH・動画】理数科生徒が答える、英語で研究する意義【生徒研究発表会】
先月行われたSSH生徒研究発表会の様子を一部紹介します。
3年生の発表は英語で行われました。発表後の質疑応答で、「そもそもなぜ英語で研究発表をするのか」という質問がでました。それに対する生徒の回答です。ぜひご覧ください(動画1分程度)。
【SSH】1学年理数科野外実習2日目
2日目。
岡田港近くの磯で磯観察を行いました!
岩に付着した海藻で滑る人多数…全身ずぶ濡れの人も…。
岩をひっくり返すと…!
貝が!岩に引っ付いている部分は、こんなふうになっているのですね! 美味しそうです。
岩陰にはカニさんがいました!
甲羅の幅が7〜9cmくらいの大きなカニさんから、甲羅の幅1〜2cmほどの小さなカニさんまで、多種多様なカニさんに出会うことができました。
捕まえて観察する時、カニさんに挟まれてしまいました…!!!私を挟んでくれた子は、ハムスターに噛まれたぐらいの痛みでした。
注:カニの仲間には、ガザミのような胡桃を簡単に割ってしまうほど力の強いカニさんもいます。磯観察でカニを捕まえる時は、十分に気をつけてください。
ナマコさんの感触はとってもぷにぷにです!ナマコさんは海の有機物を食べてくれるので、海のお掃除屋さんと呼ばれているのですよー!ナマコさんに感謝ですね!
このようなゴツゴツしている岩場は、生物たちの格好の隠れ家です!
でも転ぶとすっごく痛いんです…今でも尻もちついたところが痛いです。
ちなみにこの岩場は、伊豆大島の火山から流れてきた溶岩でできているのですよ。
火山の恵みを感じることができました。
磯観察の後は地層大切断面に行きました!
みんなたくさん写真を撮っています!
地層大切断面は、その見た目から「バームクーヘン」とも呼ばれています。
確かにそっくりです!
この地層、しゅう曲しているように見えますが、力が加わって曲がったのではなく、降り積もってできたそうです。
道路を建設するために山を削った時に、偶然発見されました。
目の前から見ると、大迫力で圧倒されました。
バームクーヘンが食べたくなります!
道端にハイビスカスが咲いていたり、地層と逆側を見ると海が広がっていたりと、とっても自然豊かなところでした!
下の写真は、近くにあったバス停です。丸いところがバームクーヘンのイラストになっていて、フォークがささっているんです!とっても可愛いバス停でした!
いよいよ野外実習も終わりに近づき、閉校式。
この二日間の思い出を心に留めて、先生方の話を聞きました。
なんとここでは、秘密の書類も配られました。
それぞれ喜んだり悲しんだり……嘆きの方が多かった気はしますが。
一旦現実からは目を逸らし、昼食を済ませ次の場所へ向かいます。
野外実習最後の活動は、火山博物館の見学でした。
一日目に登った三原山の火山活動の実際の映像などを見ました。
中にはスタンプラリーや間違い探しなど、楽しみながら学べるものがたくさんありました。
そしてこの博物館、リニューアルの為に今後閉鎖されるということで、
私たちはリニューアル前に来た最後の年代となりました。
楽しみにしていた野外実習も終わってしまいましたが、普段は見ることのできないものをたくさん観察することができ、貴重な経験になりました。今後の研究に活かしていきたいものです。
【SSH】1学年理数科野外実習1日目
7月20日、待ちに待った野外実習が始まりました。今年も昨年に引き続き、伊豆大島にて開催です。
伊豆大島は、自然景観と生態系が保護されており、日本ジオパークに認定されています。
いざ伊豆大島へ!
竹芝桟橋客船ターミナルからの出発です。
これからの二日間が楽しみで待ちきれません!
およそ100分かけ、伊豆大島に到着。
ジェットホイルの中では各自色んなことをしてゆったりと過ごしました。
大島温泉ホテルに到着!
開校式を行い、持参したご飯を頂きました。
三原山を背景に集合写真を撮りました。
景色がよく、これからのフィールドワークがとても楽しみになりました!
途中で、珍しい植物を見つけて立ち止まることもしばしば。
生物の先生の解説を興味深く聞いていました。
地面に落ちていた軽石を観察しようとしているところです。
石にできた穴が細かくなっています。
また、ここからは分かりませんが、石に虫が挟まっていました。なぜ。
ラセイタタマアジサイをみんなで観察しているところです。
花が丸くて小さく、とても可愛いです!
火口付近の様子です。
あまりの景色の綺麗さに、みんな写真を撮っていますね。火口付近は風も強く、
歩くのが辛かったですが、その分とても綺麗な景色が見れました!
こちらは、サクユリです。
伊豆大島のサクユリは、他のものと違い、斑点に違いがあるそうです。
フィールドワークの最後には、 伊豆大島の植生調査を行いました。
木のトンネルをくぐる体験が、子供心を思い出させますね。
夜はホテルで学習会。昼間のまとめと星空を観ました。埼玉ではなかなか星は見られないので、嬉しかったです。
翌日に備えて、しっかり睡眠を確保した・・・はず。
【SSH】生物部OBゼミ実施報告
6月20日(火)学校設定科目『科学探究基礎』『科学探究』の一環として、生物部の卒業生をTAに招き、ゼミを実施しました。
生物学オリンピックの対策を中心に、探究に関わるアドバイスや、大学生活についても話を聞くことができました。
生物講義室の円卓は話し合いながら学びを深めるのにうってつけです。
【SSH】6月17日公開講座(さいたま市秋ヶ瀬公園)
6月17日(土)、さいたま市秋ヶ瀬公園周辺で、高校生と教員のための公開講座(フィールドワーク基礎講座)を実施しました。
今回は参加申し込みが多く、高校生41名、教員8名の49名の参加者で、秋ヶ瀬公園周辺の休耕田、公園内の雑木林で動植物の観察を行いました。
次回(7月8日)は長瀞町野上駅周辺で実施を予定しています。
次回以降、参加申し込みが多数の場合、先着でお断りする可能性もありますので、参加希望の方はお早めにお申し込みください。
土手より、希少種の残る水田や公園周辺の雑木林を望む参加者
【SSH】理数探究基礎 中間発表会
3月13日(月)、3・4限に一年生の課題研究生物・地学分野の中間発表会を行いました。
今回は理数科2年生も先輩として参加しています。
SSH運営指導委員の5名の先生方にも参加いただきました。
発表テーマは以下の通りです。
生物1班 「カビの生育に関する相互作用」
生物2班 「床材がゴキブリに与える影響」
生物3班 「植物の抗菌作用」
生物4班 「ミヤコノツチゴケと他の蘚類の給水速度の比較」
生物5班 「光屈性と重力屈性の関係」
地学1班 「ビル周辺の風の変化と特徴」
地学2班 「本校の校庭の水はけに関する調査」
地学3班 「波力発電の効率化」
【発表の様子】
2年生が司会を務めます。
緊張しながらも堂々と発表していました。
持ち時間は発表7分、質疑応答3分でしたが、どの班の発表も質問が終わらないほどたくさん上がっていました。
最後にSSH運営指導委員の先生方からの講評をいただきました。
発表することで、新しい気づきを得られたと思います。
今後のグループでの話し合いを深め、一人ではできない探究活動を、ぜひ楽しみながら取り組んで下さい。
【SSH】1年理数科科博研修
令和5年2月1日水曜日。
毎年恒例の国立科学博物館研修が行われ、理数科の1年生
40人全員が参加しました。
5人ほどの班別行動で、各々全館を観て回ります。
日本館①
日本館②
日本館③
日本館はその建物自体が重要文化財。歴史を感じる素敵な建物です。
お昼も班毎にいただきます。
こちらは、ジュラ紀ハンバーグプレート。
地球館①
地球館②
企画展
お土産を選んでいます。
とても充実した楽しい一日でした。
【SSH】2年理数科集中実験講座
令和4年12月23日~24日、理数科2年生の集中実験講座が行われました!
クラスを2つに分け、物理分野と化学分野で、それぞれ1日に渡って実験実習を実施しました。
(2日目は分野を入れ替えました)
開講式では、校長先生、理数科主任のお話の後、生徒代表が意気込みを語りました。
実験が大好きな生徒達、普段の授業ではなかなかできないような、時間をかけて取り組む集中実験講座にワクワクしているようです。
物理分野では、まずデジタルマルチメーター(テスター)を使って、様々な条件で電圧、電流、抵抗を測定し電気や電子部品、半導体素子などの性質を理解していきます。
抵抗器をつないで、抵抗値がどう変化するかを予想しながら測ります。
ACアダプタのはたらきも、自分たちで測って理解します。
人間の抵抗値を測っています。
人間を直列につなぐと、抵抗値はどうなるか?思いついたら、試してみます。
11人を直列につないで抵抗値を測ってみました。(結果は・・・内緒です!)
可変抵抗器のしくみを考えています。
可変抵抗器を分解して、しくみを予想し、検証しています。
しくみを解明&説明できました!拍手!
午後は、午前中に理解した電気の性質や電子部品の機能を応用し、「明るくなったことを知らせるセンサーシステムをつくる」「水温が上がったことを知らせるシステムをつくる」など、様々なミッションに取り組みます。
センサーが反応し発光ダイオードが点灯していることを確認するため、暗幕をかぶる生徒も。
ここにも暗幕をかぶる生徒が・・・
実際にお湯を沸かして、まずは電流などにどのような変化が出ているかのデータを取っています。
電子オルゴールの音が鳴り響いています。
一方化学分野では・・・
何より大事なのはケガをしないこと。万一、薬品が目に入ると大変なので、安全メガネをかけて実験に取り組みます。
まずは安全メガネを消毒しています。
ピペットの扱い方から確認します。安全に実験を行うため、基本は大事です。
まず、様々な金属イオンを含む溶液試料に試薬を加え、沈殿、呈色の様子を観察します。
どんな沈殿が生じたか?どんな色になったか?よく観察しています。
使う試薬の種類も多く、間違えないように慎重に取ります。
綺麗な色に変わると歓声も上がっていました。
記録のためにスマホでの撮影もOKです。思い出にもなりますね。
続いて、硝酸と鉄、銅の反応。危険なガスが発生するので、慎重に作業します。
濃硝酸に鉄を入れると、すぐに不動態(酸化被膜)で反応が止まります。
不動態ができてしまえば、希硝酸に入れても反応しない、はず・・・
希硝酸と銅の反応で発生した気体を水上置換法で集めています。
化学でも電源装置が登場、電気分解の実験です。
溶液に何が起こったか?試薬で確かめます。
最後に、ガラスの加工技術の練習です。
何と、手作り駒込ピペットの作製に挑戦しています。
ガラス細工職人かと見まがうような手先の器用さを発揮した生徒もいました。
2日間の集中実験講座、なかなかの長丁場かと思いきや、生徒の感想は「あっという間だった」とのこと。
楽しく、濃密な時間を過ごしたようですね。
科学技術、知識を学んだだけでなく、探究マインドやチームワークを深めることにもつながりました。
この経験を活かして、これからも活躍してくれるものと期待しています!
【SSH】グリーンエネルギープロジェクト現地調査
10/8~9 グリーンエネルギープロジェクト 現地調査に行ってきました!
※グリーンエネルギープロジェクトについては→こちら
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