SSH
【SSH】1年理数科 博物館研修
埼玉県寄居町にある「埼玉県立川の博物館」に行きました。
緊急事態宣言が出ている中での開催ということで、越谷北高校理数科1年の貸し切りという、贅沢な環境で楽しませていただきました。
バスもコロナ対策という事で密にならないよう20人ずつに分かれ、各々のバスでは思い思いの時間を過ごしました。
到着後すぐに大風車大水車がお出迎え✨
(強風のため、水ではなく風で回ってました!)
まずは学芸員の方から、フィールドワークの基本を学び、
班ごとに分かれて、河原や小川の生物探し。
丸まったトゲヒラがいました。他にもエビやカゲロウもいたそうです。
河原で説明を聞き、散策。
ブロック塀が漂流⁉︎
そして嫌な気しかしない某炭酸飲料…
ゴミが多少あったので、環境保護について考えさせられましたね。
あと、苔にこけてずぶ濡れになった人が一名…
苔がズボンに付着し、しぶとい汚れとなりました。
移動して水車へ。風が強くて水しぶきがかかります。
実物は大きくて迫力がありました。
その後館内へ。橋や小舟などの展示物を拝見しました。ちなみに私は宙に浮きました。(透明ガラスに立っただけですよ)また、橋全体が船着場になっている橋の模型の仕組みに興味津々の理数生たち…もいました。
外には1000分の1スケールの荒川が。まず我が家を探し、有名な橋を探し、ループ橋を探し… 製作者の細部へのこだわりを感じました。
最後に班ごとのまとめ作業を行いました。さらに、定点カメラに映ったタヌキやキツネの映像も観せていただき、生物の痕跡や外来種の現状を教えてもらいました。
今回の実習は貴重な体験でした。川の博物館は小さなお子さんが遊べるウォーターアスレチック、中高生や大人が楽しめる展示品の数々があり、充実していました✨ みなさんも是非足を運んでみてください!
【SSH】2年理数科 集中実験講座②
《参加した生徒による報告です》
物理・化学集中実験講座の化学の実験の様子を紹介します!
化学班は以下の順に実験を進めました。
1.第1属から第6属陽イオンについて、 系統分離後の定性実験をおこなう。
2.今回のすべての陽イオンについて、定性反応をまとめる。
3.未知試料に含まれる陽イオンを分析する。
試薬の色を観察。
実験のデータを記録しています。
たくさんの試験管を洗いました。
未知試料について調べています。
最後に閉会式がおこなわれ、生徒代表が感想を述べ、教頭先生、 物理・化学の先生方から講評をいただきました。
実験が成功し、笑顔でピース!
【SSH】2年理数科 集中実験講座
《参加した生徒による報告です》
12月25日、26日にかけ例年の理数科校内合宿にあたる、 物理・化学集中実験講座が行われました。 密を避けるため学校には泊まらず、 2日間学校に登校するという例年とは違った形式をとりました。 物理班と化学班に分かれ、それぞれの課題に取り組みました。
物理班の様子を紹介します。
これらのテーマに別れて実験をしました。
課題1 暗くなると知らせるセンサーシステムを作る
課題2 明るくなると知らせるセンサーシステムを作る
課題3 熱いと知らせるセンサーシステムを作る
課題4 温度をはかるセンサーシステムを作る
課題5 テレビのリモコンの信号をとらえるセンサーシステムを作る
回路について学んでいます
センサー作りに試行錯誤
実験に熱心に取り組んでいます
デジタルマルチメータを使って抵抗を測っています
計算をして予測をたてています
何かが上手くいかない様子に頭を悩ます
【SSH】SSH講演会が行われました
12月17日(木)、理数科1・2年生と理系部活動を対象にSSH講演会を行いました。
演題:「環境の変化が動物の暮らしにおよぼす影響」
講師:東京大学大気海洋研究所 海洋生命科学部門 行動生態計測分野
教授 佐藤 克文 先生(比較行動学・バイオロギング)
---以下、参加した生徒によるレポート---
「バイオロギング」という言葉を耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
そう!光村図書、中学国語2の教科書で「生物が記録する科学―バイオロギングの可能性」を学ぶのです!
~主な公演内容~
・ウミガメとペンギンの体温
バイオロギングという調査方法は生き物に記録計をつけて観察することで、普通なら見落としがちな生態に気づくことができるというメリットがあるのだと思いました。お話の中で、以前はウミガメの甲羅にドリルで穴を開けて記録計を取り付けていたとも仰っていたので、生き物にとっても観察する側にとっても負担の少ない方法が見つかると、更に未開拓の生態がわかりそうですよね!
・ペンギンの潜水行動
・オオミズナギドリの生態
・巨大翼竜ケツァルコアトルス
巨大翼竜ケツァルコアトルスは持続飛行ができなかった可能性が高いというのは本当に衝撃でした。講演を聞いた後、家で小さいころ読んでいた恐竜図鑑をもう一度開いてみると、そこにはきちんと飛んでいるケツァルコアトルスのイメージ図が載っていました。図鑑に書いてあることを当時は疑うことはありませんでした。しかし講演を聞いて、科学技術がどんどん発達している現代において図鑑の情報が覆るというようなことはおおいにあり得るということが分かりました。そしてまだまだ明らかになっていないことはたくさんあるのだと改めて思いました。
・サクラマスとヤマメ
私は今回の講師、佐藤克文先生の「生物が記録する科学―バイオロギングの可能性」を中学2年生の国語の授業で読みました。教科書に載っていた方が目の前で私たちのために講演をしてくださったなんて…。とても貴重な時間でした。
最後に一言!やっぱり生き物は面白い!
【SSH】理数探究Ⅰ中間発表会
12月18日、理数科2年生による理数探究Ⅰの中間発表会が行われました。
数人でグループを組み、数学・化学・物理分野からテーマを選び研究しています。
聞いている生徒からは素朴な疑問から鋭い指摘まで、様々な意見が出ます。
相互評価シートで生徒同士での評価を行います。1年生も先輩たちの発表を評価します。
最後に校長先生から班ごとに講評・感想をいただきました。
今回はあくまで中間発表ですので、もらった意見等を踏まえ実験を重ね、
来年6月(予定)の生徒研究発表会では英語でのプレゼンを行います。
時間はありそうで余りあません。
先を見越して頑張って取り組んでいきましょう。
【SSH】北高SDGsグリーンインフラプロジェクト現地実習報告(2日目)
北高SDGsグリーンインフラプロジェクト現地実習の2日目です。
1日目とは打って変わって、晴れて気温も上がりました。
2日目は、カヌー体験・自然散策・施設見学(生徒の希望に応じてチームに分かれました)と、宮ケ瀬ダムの視察を実施しました。
カヌー体験は、NPO法人きよかわアウトドアスポーツクラブからインストラクターを派遣していただき、一人乗りカヤックで親水池に漕ぎ出しました。
すぐに上達し、自在に扱えるようになりました。
転覆することもなく、ダム湖というインフラから享受するサービスとしてのカヌー体験を楽しむことができました。
自然散策では、ビオトープが整備されている湖岸のススキ草原~森林を少しだけ歩き、学校周辺では見られないような様々な生物を観察しました。
ススキに寄生する植物のナンバンギセルを見つけました。
参加した生物部員も喜んで写真を撮っています。
昼は宿に戻り、ダムカレーをいただきました。
昼食後、遊覧船で宮ケ瀬ダムのダムサイトへ移動、ダムサイトの視察です。
ダムサイト上から、ダム湖側、下流側を見学しています。
インクライン(ケーブルカー)でダムサイト下へ移動し、見学しました。
大迫力のダムを見上げています。
協力いただいた(株)建設技術研究所の方から、ダムについての説明をしていただきました。
記念の集合写真を撮りました。(写真を撮るときだけマスクを取りました)
ダム下のあいかわ公園で閉会行事です。
1人1人感想を発表してもらいました。
色々と感じたこと、考えたことがあったようです。
今回の現地調査の結果は、協力いただいた(株)建設技術研究所で発表する予定です。
【SSH】北高SDGsグリーンインフラプロジェクト現地実習報告(1日目)
北高SDGsグリーンインフラプロジェクト 宿泊現地実習を実施しました!
グリーンインフラとは、自然が持つ様々な機能をインフラ(公共設備・施設)に活用し、社会問題の解決やインフラの価値を高める取り組みです。
「北高SDGsグリーンインフラプロジェクト」では、(株)建設技術研究所にご協力いただき、様々なグリーンインフラの事例や、河川と町づくりの関係性を調査し、高校生がグリーンインフラの活用や町づくりについて提言することを目標に活動しています。
今年度は、1・2年生25名が参加し、これまでにグリーンインフラに関する学習や、学校周辺のインフラの状況の調査など事前学習を重ね、10月17日(土)、18日(日)に現地実習を実施しました。
一日目は、グリーンインフラの先進事例である南町田グランベリーパークを視察しました。
まず、町田市の担当の方から町づくりとグリーンインフラの活用についてお話を伺いました。
急に冷え込み、冷たい雨が降る中ですがグランベリーパーク内のグリーンインフラ活用状況を調査します。
雨水を排水溝に流すのではなく、石を敷き詰めたバイオスウェル(雨水浸透機能)を利用して地中に浸透させ水たまりができないようにされています。
砂利が敷き詰められているところだけでなく、舗装自体も水を通す(浸透性舗装)になっています。
雨水浸透機能(バイオスウェル)の象徴であるレインガーデンには様々な植物がみられました。
ショッピングモールに隣接した鶴間公園にもバイオスウェルの機能を持つ設備が見られます。
ここでは、ベンチの下に水が浸透する工夫がされています。
住宅街を挟んで境川の状況も調査しました。
サッカーグラウンドの地下にある雨水調節池からの排水を観察しました。
雨が降っていたので、バイオスウェルが機能していることが分かりやすかったようです。
東急田園都市線の南町田グランベリーパーク駅も開放的できれいでした。
雨のため、予定を少し早めて神奈川県清川村の宿泊地へ移動しました。
宿では、広間を使って昼間の視察の結果をまとめました。
気づいたことや考えたことを付箋に書き、大きく印刷した現地の航空写真に貼っていきます。
班ごとに異なる気づきもあり、面白いです。
夕食をはさんで、話し合った内容を班ごとに発表しました。
聞いている他の班の生徒からの質問や意見も活発に出て、予定していた終了時間をオーバーしてしまいました。
まだ話し足りない生徒もいたようですが、二日目に備えて就寝しました。
【SSH】1年理数科 理数探究基礎
理数探究基礎の時間に探究活動に向けた特別授業を実施しました!
化学科の先生にいろいろなお話をしていただきました。
課題研究を行うにあたって必要な視点・考え方を学びました。
・定性的と定量的の違いについて
・再現性について
・実験誤差について
などなど・・・
理数科の1年生たちは、先生の話を聞くだけでなく、話し合ったり、いろいろと意見を出しあったりと、積極的に授業を受けていました。
課題研究は、この後テーマ設定、実験計画と進んでいきます。
今年はどのような研究が行われるか、今から楽しみです。
【SSH】数学課読書感想文発表会
本日の7時間目LHRの時間に、理数科1年生の数学読書感想文の発表会が行われました。
「理数総合」の一環として夏休み中に数学に関する本を読み、感想文を2学期当初に提出します。
その中から選ばれた4人が、それぞれが読んだ本のプレゼンテーションを行いました。
1人目の発表は「黄金比とフィボナッチ」。
黄金比とは1:(1+√5)/2の比率のことであり、この比率は古代ギリシャの神殿からアンモナイトの殻、葉が互いに重ならないように螺旋状に生えていくことなど、様々な生き物にも発見されることを紹介していました。生き物の形に規則性があることの不思議さを改めて思わされました。
2人目の発表は「Newton 別冊 数学の世界 数の神秘編」ということで、連分数の紹介をしていました。
連分数とは分数の分母の中にさらに分数が入って、その分数の分母にも分数が入って……という構造をしているものです。√2や円周率(π)といった数も実はシンプルな連分数で表現できる、その美しさが紹介されました。
3人目の発表は「数字の国のミステリー」。素数を駆使して宇宙人に向けてメッセージを送った話や、3×3の魔法陣(3×3の格子に1〜9の数字を入れ、縦横斜めの数の和がすべて15になる)は1種類しか成立しないことの証明を紹介していました。
4人目の発表は「面白くて眠れなくなる数学」です。身近な話題としてマンホールの形が正方形ではなく円である理由を紹介していました。その後、数学者岡潔の言葉を紹介していました。その言葉とは「数学は生命の燃焼によって作るのです」。理数科として数学を学ぶその根本に迫る言葉でした。
【SSH】SSH生徒研究発表会②
本日、5・6限にSSH生徒発表会②が開催されました。
本日は2年生の発表です。
研究の内容に関しては、やりきれなかった思いを抱えたままかもしれないが、今回は発表の経験を積むために堂々と話すことが目標の一つだというお話がありました。
研究題目は以下の通りです。
・生物1班 チャコウラナメクジのストレスによる反応速度について
・生物2班 メダカの環境選好性
・生物3班 光合成に適した環境
・生物4班 コオロギの記憶の継続
・生物5班 習性を利用したメダカのコントロール
・生物6班 ダンゴムシの食性
・地学1班 ターコイズフリンジ
・地学2班 真砂化
・地学3班 雨上がりの道路~表面の形状~
〇発表の様子
多くの生徒が、堂々とはっきりと伝えようとしていたように思います。
6限には1年生が先輩の発表を見学し、課題研究を始める心構えもします。
6限の後半には1年生からの質疑も多くなってきました。
最後に校長から講評をいただきます。
どれも興味深いテーマであったが、思うように研究できずに残念だということと、
2年生はテーマは変わりますが、3年生での研究発表でのプレゼンの向上など楽しみにしています。
一年生の今後にも期待しているというお話がありました。