SSH
【SSH】SSH講演会
12月16日(火)にSSH講演会がありました。埼玉大学副学長の石井昭彦先生にご講演いただきました。
話を聞く前は有機化学についての知識がほとんどなく、話についていけるか、理解できるのか不安でした。
ですが、『身の回りにある有機化学』ということで、私達にわかりやすく講演してくださり、不安はすぐになくなりました。
特に興味深かった内容は蛍光物質についての話です。
オワンクラゲからイクオリンと言う物質を抽出し、それを解析してカイコや猫といった生物に組み込むことで、それらの生物が暗闇で光るようになるというような内容で、このような研究結果を聞いてとても驚きました。
その他にもリサイクルについてや身近な匂いの成分、紅葉の仕組みについても化学的な観点から説明してくださり、有機化学についての知見を深めつつ、今後の学びに繋がる視点を養うことができました。
【SSH】令和7年度_理数科2年集中実験講座
12月24日、25日 に集中実験講座が行われました。
約6時間、実験し続けることは初めてで、通常の授業とは違う実験ができたので良い経験になりました。
化学分野では、金属陽イオンの定性反応についての課題が出されました。
最初に書く感想としては幼稚かなと思いつつ、書くのですが
たった一滴の試薬によって一瞬で色が変わっていく様子は、いつ・どこで・何回みても夢が溢れているなと思いました。とてもとても楽しかったです。
次の試験管は何色になるのか、どんな反応になるのかを想像していると、何時間も立ちっぱなしなことなどは割とどうでもよくなります。
ちなみに、後で分かったことですが今回の実験では1組につき100本以上実験をしていたそうです。1日に100本の試験管を洗ったのかと思うと驚きを超えて感動が芽生えてきます。
物理分野では電気、特に電圧と抵抗の関係についての課題が出されました。
まず驚いたことは、オームの法則を使ってはいけないと言われたことです。
扱ったことのある分野ならば、今までの学習の積み重ねありきなのかなと勝手に決めつけていたのですが、
今回あえて使わないことによって、新たな考え方、法則性が見えることもあるのだなと気づくことができました。
また、午後はセンサーを用いた装置の作成を行いました。
光の明るさで反応する装置、もしくは温度に反応する装置を作成しましたが、どれも日常生活に広く応用されている内容になっています。
もちろん、教科書に載っている実験をすることも楽しいですが、実際に製品化されているものの回路を自分たちで考えて、計算して、予測して、作成することは大きな達成感に繋がったのではないかと思います。
ただ実験して法則を確認するだけより、何かの役に立つ形にできる方が個人的には嬉しいです。
最後に、大きな怪我なく無事に終えることができてよかったです。
充実したクリスマスでした。
【SSH】グリーンエネルギープロジェクト(10月18日〜10月19日)
10月18日、19日に株式会社建設技術研究所様のご支援の元、グリーンエネルギープロジェクトの活動で群馬県にある八ッ場ダム、榛名山、利根大堰を訪れました。
グリーンエネルギープロジェクトとは、越谷北高校SSHⅡ期5年間を通じて、再生可能エネルギーなどエネルギーをテーマに探究をするプロジェクトです。
今回は2年生10人、1年生11人が参加し、ダムや堰の役割やこれらの建設と人や生物の関わりについて学んできました。
1日目は自然に囲まれた群馬県吾妻郡にある八ッ場ダムを訪れました。
↑この下にかつて村があったと思うと複雑な気持ちになりました。
八ッ場ダムは堤高116.0m、堤高長290.8mもある、総貯水容量1億750万tを誇るダムです。昭和22年のカスリーン台風の被害を受け、洪水被害を減らすため初めての設置案が出されました。しかし、支流の川の水性が強酸性であったため、計画は一旦凍結。そんな中、水質を改善したことで建設事業は再開。そして2020年に無事、運営開始されました。今回、私たちは八ッ場ダムの内部に入り様々な設備を見てきました。
内部を見る前はダムとは水をためるためだけの壁のようなものと考えていましたが、中には大きなポンプのような装置や水量を調整する装置などの精密機械が多くあり、細かい技術で水を調整しているのだと学び、今までのダムの捉え方が大きく変わりました!
元々洪水調整が主な役割ですが、下流にある新設された発電所では、最大出力11,700kwものの発電を行っています。
夜にはグループごとにダム建設予定地の住人、洪水被害をなくしたい都会の住人、建設を進めたい国の職員などの様々な役に分かれてダム建設時を想定した劇を行いました。それぞれの立場の思いや状況を実際に自分たちが成りきって考えたことでダム建設時に関わった多くの方々の思いについて考えさせられました。
八ッ場ダムは洪水調整を目的として設計され、現在私たちの生活を支えてくれる存在となっていますが、その背景には吾妻郡の環境破壊だけでなく地域のために犠牲になるという苦渋の決断を出してくださった住民の方々を始めとする多くの協力があることを学びました。
2日目は榛名山を訪れました。
榛名山は50万年前からしばらく続いた火山活動によって形成された標高1449m、直径約22kmの活火山です。標高1084mにある椎名湖は昔にあった火山活動によって榛名山の一部が吹き飛んでできたカルデラが元になっています。榛名山では人の手が入ったこともあり、柏やブナ、ミズナラなどの落葉樹、カラマツなどの針葉樹がやや入り混じって生えていました。
ここではハートマークが特徴のエサキモンキツノカメムシや美しい光沢を持つツチハンミョウ、派手な赤色のコウライテンナンショウなど発見しました!
最後に群馬県と埼玉県の県境にある利根大堰を訪れました。
利根大堰は昭和43年に完成し、現在、首都圏に水道水と工業用水を供給しています。大堰には水位を調整したり、洪水時に水を安全に流したりする働きもあります。また利根大堰には3つの魚道が設置されており、魚が上流と下流を移動できるようになっています。これにより川の生態系を守っています。
↑このコの字型の窪みで魚が休めるそうです。
実際に中から多くの魚たちが上流に向かって力強く跳ねて移動している様子が見えました。
人が単に川の流れや水を利用するだけでは環境を壊してしまうため、環境を保全しつつ共存していく工夫が多く施されていることを学びました。また環境全体だけでなくそこに生息する生き物や地形そのものなどの細かいところまでの考慮の積み重ねが大切になることも学びました。
今回、私たちは、人と自然の共存を続けていくための工夫が詰まった場所を訪れ、実際に近くで見て、自然環境とのあり方について実感することができました。生活を豊かにするためにただ開発を行うのではその地域や住民の方々に大きな影響を与えてしまいます。そこで今回学んだ様々な工夫のうち身近でできることを実践していったり環境や地元の住人たちのことを踏まえて慎重に行動したりして自然や地域とのバランスを保ちながら生活をしていきたいです。
【SSH】11月16日公開講座(熊谷市大麻生荒川河川敷)
11月16日(日)熊谷市の秩父鉄道大麻生駅~荒川河川敷でフィールドワークの公開講座を実施しました。
今年の公開講座は、テーマ「荒川河川敷の生物相」と(こっそり)銘打ってすべて荒川の河川敷で計画しました。
しかし、天気のめぐりが悪く、5月回(行田市)、10月回(長瀞町)とこれまでの5回中2回も雨天中止になってしまっています。
今回も心配していましたが、結果的には天気よく、寒すぎず暑すぎずで様々な動植物の観察をすることができました。
今回は高校生10名、教員3名、博物館職員1名が参加しました。
秩父鉄道大麻生駅から荒川河川敷へ向けて歩きます。
道端の木に花がついていました。
シロダモ(クスノキ科)です。
防虫剤の原料にもなるクスノキの仲間で、クスノキと同じように葉に独特の芳香があります。
葉の裏が白く、白いタブノキ(タモ)からシロダモと呼ばれるようになったそうです。
荒川の河川堤防に沿って歩きます。
堤防といっても、河道側を見ても水は見えません。荒川は広いのです。
この数日前から急激に冷え込みましたが、その影響か、いかにもこのような草原環境にいそうなバッタ類がほとんど見られませんでした。
河川敷のゴルフ場に挟まれた道を通って川に向かいます。
途中の植物も観察します。ここでは、エノキ(アサ科)、トウネズミモチ(モクセイ科)、アカメガシワ(トウダイグサ科)などを観察しました。
アカメガシワの葉には蜜の出る腺点があり、アリが集まることもあります。
なぜ、(わざわざコストをかけて)蜜を出しているのでしょうか?
チュウゴクアミガサハゴロモ(ハゴロモ科)がいました。
蛾の仲間のように見えますが、セミに近い仲間で、中国原産の外来昆虫です。
日本産のアミガサハゴロモによく似ていますが、色味と前翅の端の白い斑紋の形で容易に見分けられます。
今年はこの子が大増殖してあちこちで見られました。
越谷北高校でも廊下の窓などによく張り付いている姿を見かけました。
この昆虫が入ってきたことは、ヒトの生活や在来生態系にどのような影響を与えているのでしょうか。
コセンダングサ(キク科)とコバノセンダングサ(キク科)を見つけました。
いずれも北アメリカ原産の帰化植物です。
花が咲いたあとにできる実の先端にかぎ針のような構造があり、衣服によくくっつくため、「ひっつきむし」といわれる植物のひとつです。
キクタニギク(キク科)が咲いていました。
観賞用に栽培されることもある日本古来の野菊の一つなのですが、道路の法面緑化のためにまかれた中国産のキクタニギクも各地で定着しているそうです。
これは在来、外来、どちらの個体でしょうか。
ツルウメモドキ(ニシキギ科)の実がついていました。
きれいに裂けた黄色い果実から鮮やかな赤い仮種皮に覆われた種子がのぞいて、とてもかわいいです。
クリスマスリースの飾りに使われることもあるそうです。
アカボシゴマダラ(タテハチョウ科)の幼虫を見つけました。
画像で分かりますでしょうか・・・。
ナメクジ型の幼虫が、エノキの枝の分かれ目に張り付いて見事に擬態しています。
アカボシゴマダラは中国原産の美しい蝶です。
90年代に人為的にもちこまれたと言われています。
日本産のアカボシゴマダラ(奄美諸島周辺にのみ生息する固有亜種)との交雑や、同じエノキ食の蝶への影響が心配され特定外来生物に指定されています。
成虫も幼虫も在来のゴマダラチョウによく似ていますが、慣れれば見間違えることはありません。
ゴマダラチョウは秋に生まれた幼虫は3齢幼虫で木(エノキ)から降り、木の根元の葉裏で冬を越します。
冬を越した幼虫は5月頃に動き出して木を登り、エノキの葉を食べて育ちます。
アカボシゴマダラも同じような越冬行動をとるのですが、在来のゴマダラチョウほど季節に厳密ではないようで、けっこう遅い時期でも成虫が産まれることがあります。また、春に動き出すのもゴマダラチョウよりも早く、3月末には活動している幼虫を見つけることがあります。
このような行動の違いは、何を意味しているのでしょうか。
アツバキミガヨラン(キジカクシ科)が見事に咲いていました。
この花は少し変わった特徴を持っており、受粉に共生する蛾(ユッカ蛾)が必要とされています。
アツバキミガヨランは北アメリカ原産の植物であり、ユッカ蛾は日本にいないため種子ができないとされています。
したがって、生えているのは民家の近く(観賞用に植えられたもの)に限られるはずなのですが・・・。
それにしては、野外のまったく意外なところで見かけることがあります。
もしかして種ができることもあるのか?それとも・・・
イラガ(イラガ科)のマユがありました。
イラガの幼虫は毒針毛をもち、刺されると激痛が走るため電気虫などとよばれることもあります。(マユなら毒針の心配はありません。)
イラガのマユには、イラガセイボウ(セイボウ科)という寄生蜂が寄生していることがあります。
寄生されている場合、マユに産卵痕があるためすぐにわかります。
このマユは寄生されていないようでした。
おびただしい数のクコ(ナス科)の実が見られました。
河川敷にとくに多い印象の植物です。
やっと水辺が近づいてきたようです。
開けた場所にでました。河川敷らしいゴロタ石が見られる場所でした。
ここでしばらく生物探しをしました。
秘かに探していたものを見つけたため、参加者の皆さんに見ていただきました。
それは・・・
こちらです。
ちょっと分かりにくいですが、ウスバカマキリ(カマキリ科)の卵鞘です。
残念ですが昨シーズンのものらしく卵は孵化したあとで卵鞘も壊れていましたが、河原の石の下に産み付けられていました。
ウスバカマキリは、全国的に減少しているやや珍しいカマキリです。
埼玉県では、何カ所かで記録されていますが確実な生息地は熊谷市の荒川河川敷のみとされており、埼玉県レッドデータブック2018動物編ではEN(絶滅危惧ⅠB類)にランクされています。
他の大型カマキリ(オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリ、コカマキリなど)がわりとどこにでもいるのに対し、分布が限られるのはなぜなのでしょうか。
もしかしたら、やや特殊な産卵場所(石の下や倒木の下といわれています)が関係しているのかもしれません。
そのまま河原で(といっても水は見えないのですが)昼食休憩としました。
昼食後は、河川敷の環境について改めてふり返りました。
外来植物がとても多く、環境もやや単調です。
本来の(在来の)河川敷の環境はどのようなものだったのでしょうか。
帰路ではスズメウリ(ウリ科)を見つけました。
白いかわいい実をつけています。
カラスウリより小さいのでスズメなのでしょうか。
駅まで戻って閉会行事をしました。
参加者の感想(抜粋)
・これまで目を向けていなかったような環境を見ることができて楽しかった。
・久しぶりの野外観察で楽しかった。1年生のときから参加しているが、知っている生物も復習になったり、新しい知見が得られたりして面白い。
・河川敷にマメ科の外来種が多いように感じた。どれも似ているように思っていたが、実物を見ながら説明を聞くと違いがよくわかったので、自分でも見分けられるようにしたい。
・外来種が多い環境でも希少なカマキリの卵が見られたのが意外に感じた。
・河川敷といっても川が見えないくらいうっそうとしていた。
・昆虫が越冬する形態の違い(卵、幼虫、蛹、成虫)が、生き残るための戦略としてどのような意味を持っているのか気になった。
・在来種の昆虫と近縁な外来昆虫(ゴマダラチョウとアカボシゴマダラ)の越冬行動の違いが面白かった。
・川からの距離で生えている植物に違いがありそうだった。調べてみたい。
・風で運ばれる種子が侵入するうえでは強いのかなと思った。
・近くの大麻生公園(最近、別の調査会で観察した)と近いため似ていると思ったが、けっこう違いがあった。同じ川原でも環境が違うのはなぜなのか。
生態系を観察するときは、その場で見られる生物、環境だけを観察するのではなく、関わりのある周辺の状況について考えを巡らせることが重要です。
河川敷の生態系を理解するためには、その場所だけでなく、上流の環境はどうか、川を作る山の環境はどうなっているか、そのようなことを関連させて考察することで見えてくるものが変わります。
本来、今回観察したような河川中流域ではゴロタ石の河原が広がっているはずです。
参加者が指摘しているように外来種がとても多いのは、河原に土砂が堆積してしまいゴロタ石が埋もれて、植物が生えやすくなってしまっているためと考えられます。
なぜ土砂が堆積してしまっているのかは、上流や山地の環境を知ることで見えてくるかもしれません。
環境を保全するため、環境を取り戻すため、環境を維持するために「自分たちに何ができるのか」を考えてほしいです。
次回の公開講座は3月28日(土)さいたま市田島ヶ原サクラソウ自生地で春の河川敷の動植物、埼玉県の花サクラソウの観察を予定しています。
年が明けて近くなりましたら、申し込みフォームをアップしますので、しばらくお待ちください。
【SSH】第5回公開講座(11月16日)参加申し込みフォーム
越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第5回(熊谷市大麻生公園周辺)を11月16日(日)に実施します 。
当日は8:50に秩父鉄道大麻生駅改札前集合、初冬の動植物観察、荒川河川敷の生物観察を行います。
野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
・生物の基本的な知識
・動植物分類の基礎
・探究的な学習(生物観察から課題を見出す)
参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URLまたはQRコード)からお申し込みください。
https://forms.gle/cMZRuFpG2mnsVZis5
【SSH】第4回公開講座中止のお知らせ
明日(10月26日)に予定していた第4回公開講座ですが、予報が悪いために残念ですが中止といたします。
参加を申し込まれた皆様にはメールでお知らせしましたが、よろしくお願いいたします。
なお、次回第5回公開講座は11月16日(日)に熊谷市大麻生にて実施予定です。
後ほどHPに申し込みフォームをアップしますので、参加ご希望の方は、そちらからお申し込みください。
【SSH】小中学生のためのサイエンス教室のお知らせ
11月2日(日)、春日部高校を会場に今年も『小中学生のためのサイエンス教室』を開催します。
期日:11月2日(日)13:00~16:00
会場:埼玉県立春日部高校(東武鉄道八木崎駅前)
お知らせポスターは こちら からダウンロードできます。
越谷北高校からは、物理部、化学部、生物部、天文気象部が参加し、以下のような企画を予定しています。
〇物理部〔コシキタスイッチ・光学謎解きアドベンチャー・蜃気楼について〕
色々な実験を利用して、天体だけではない地学の魅力を見つけてみよう!
〇化学部〔金属板で不思議な鏡(魔鏡)を作ろう〕
魔鏡現象を起こす鏡をつくってみよう。つくった魔鏡はお持ち帰りできます!
〇生物部(春日部高校生物部との合同企画)〔生物ってなあに?〕
飼育生物や標本の展示、ワークショップや魚の解剖ショーを行います。身近に生物がたくさんいるということを知
っていただきたいです!
〇天文気象部〔ジオパークofこしきた〕
色々な実験を利用して、天体だけではない地学の魅力を見つけてみよう!
春日部高校の特設ページもご覧ください。
参加費は無料です。事前申し込みも不要です。
参加ご希望の小中学生の皆様は当日会場までお越しください。
(駐車場は利用できません。公共交通機関をご利用ください。)
サイエンスに興味のある小中学生の皆様のご来場をお待ちしております!
【SSH】グリーンエネルギープロジェクト事前学習会
9月20日に、グリーンエネルギープロジェクトの事前学習会がありました。
水力発電の仕組みや何のためにこのプロジェクトをする理由についての講義を受けた後、どのように工夫をするとより水車を回せるか考えてから実験を行い、流れる水が持っているエネルギーの活用方法について学びました。
10月18,19日には、群馬県長野原町や高崎市、千代田町でダムの発電と私たちの生活の関わりの確認や、自然環境との関係から今後のエネルギー開発の未来を考えることを目的とした実習を行う予定です。
【SSH】第4回公開講座(10月26日)参加申し込みフォーム
越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第4回(長瀞町蓬莱島周辺)を10月26日(日)に実施します 。
当日は8:50に秩父鉄道野上駅改札前集合、秋の里山の動植物観察、蓬莱島で荒川河川敷の生物観察を行います。
野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
・生物の基本的な知識
・動植物分類の基礎
・探究的な学習(生物観察から課題を見出す)
参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URLまたはQRコード)からお申し込みください。
【SSH】小中学生向け走査型電子顕微鏡体験会
8月9日(土)に小中学生向けの走査型電子顕微鏡(SEM)の体験会「ミクロの世界を見マクロう!」を生物部で行いました。
小中学生16人が参加してくれました!
走査型電子顕微鏡は今年度も株式会社日立ハイテク様からお借りしたものです。
皆さん、沢山のサンプルを持ってきてくださいました!ワクワク、、、!
1人で見るのも良いですが、一緒に見ると感動や興奮が増す気がします。
これは錠剤です。ツルツルじゃないんだ!綺麗に穴?が空いています。これで溶けやすくしてるのかな?
走査型電子顕微鏡の仕組みを簡単に説明してます。伝えるのって難しいけど、分かってもらえたかな?!
皆さん普段見る事のできない世界に興味深々です。
高校生ももちろん興味深々です。
普段から何気なく見たり使ったりしてるものがまさかこんな面白い作りをしてるなんて、信じられませんよね。(これはメラミンスポンジです)
今回、初めて開催する体験会で、部員が中心となって企画運営することに不安な部分もありましたが、先生方、お申し込みくださった皆様のご協力のおかげで、無事開催することが出来ました。
皆さんに身近な物の小さな世界の面白さ、普段触る事のない機械を操作するワクワク感を感じてもらえて嬉しかったです。
また、私達もお持ち頂いたサンプルで驚くような世界を一緒に見ることができて楽しかったです。
来場者さんから良い経験になったというお声を頂き、私達も地域の人と交流できる良い機会になったので、是非、来年度も行いたいです。
たくさんのお申し込み、ご協力、ありがとうございました。
また、卓上走査型電子顕微鏡(TM4000plus)をお借りいただいた株式会社日立ハイテク様には、実施に際してアドバイスもいただきました。ありがとうございました。
【SSH】1学年理数科野外実習2日目
〜理数科野外実習・2日目〜
一部生徒は朝早くから露天風呂で虫取りにチャレンジ!
ただ夏場は日の出が早くて周りが明るかったので、断念せざるを得なかったようです…。
朝食を摂ったら、岡田港付近の海岸で磯観察!
ゴツゴツした岩場は苔で滑ります、みんな気をつけて!
ズボンが濡れるのも顧みず色んな生き物を追いかけ回しました。
持ってきたプラ容器に海水ごと入って頂いて、じっくり観察!
この子はだぁれ?博識な生物部の面々が大活躍していました。
磯の生き物と一緒にハイ、チーズ!
臆さずに素手で触れ合える人たちすごいですね。自分はビビりまくりでしたよw。
カニを捕まえる時は甲の前側縁を掴みます。動き回る時は平らなところまで誘導してから、優しく足裏で踏んで動きを止めても大丈夫らしいですよ。
ナマコは岩をひっくり返すと大量に見られます。岩に引っ付いた子供ナマコも見つけました。
ちなみにカニもナマコも自切(身を守るためにわざと自分の体を切ること)をする生き物です。
カニはウデを囮に使うと、次の脱皮のタイミングで再生が始まります。
ナマコは内臓を吐き出すと、数ヶ月ほどで再生するのです。
暑い中での磯観察は海水が冷たくて気持ち良かったですね。
その後、私たちは地層大切断断面を見に行きました。
いやはや…圧巻でしたね。莫大な時の流れを感じます。
この波紋様。力が加わった褶曲とは違って、火山灰などの堆積によって出来たものだそうです。
ホテルに戻って昼食を摂ると、いよいよ実習にも終わりが見えてきました。
名残惜しさもありますが、最後は伊豆大島ミュージアム【ジオノス】を回ります。
今まで学んだ火山や植生について、あるいは今回訪れた伊豆大島の歴史を存分に見てまわりました。
最後はみんなで記念撮影!
二日間の野外実習を終えて、流石にみんなヘトヘトです。帰りのフェリーではぐっすりzzz。
さて、これにて私たち57期理数科の野外実習は終わりを告げました。
普段は見ることすらないものに、直接触れたり感じたり。とても貴重な経験になりました。
今回見たもの、感じたことを参考に、これからの課題探求でも楽しんで取り組んでいきたいです。
【SSH】1学年理数科野外実習1日目
みんな楽しみにしていた伊豆大島
竹芝客船ターミナルに集まって出発!
一時間半ほど揺られ着いた伊豆大島の自然の美しさには息を飲まされました。
午前は植生観察。この木なんの木と話し合い、学びを深める良い機会となりました。
そしてみんな楽しみにしていた昼食の時間!
司会や号令係の愉快なトークにより、楽しく昼食を食べることができました。
そして一日目のメインイベント フィールドワーク!
4時間ほど歩いてくたくたになりながらも、溶岩や植生の観察、そしてたくさんお喋りをしながらたくさん写真を撮り、楽しい時間を過ごすことができました。
疲れた後のホテルの一息
載せることは出来ませんが、露天風呂から見る三原山は絶景でした。(曇ってない状態も見たかった...!)
そして訪れる夕食の時間。
最高の食事を最高の仲間たちと囲みました。
夕食の後はみんなで学習会
植生、溶岩の観察を元に素晴らしい発表をし合いました。
一日の最後は天体観測。
美しい星空を見れて良い夢見れそう。
【SSH】2学年理数科 つくばサイエンスツアー
7月23日に
1班(高エネルギー加速器研究機構、筑波実験植物園、防災科学技術研究所)
2班(産業技術総合研究所、地質標本館、AIST-Cube、JAXA筑波宇宙センター)
の2班に分かれ、施設見学や研究者からの話を聞いてきました。
1班
高エネルギー加速器研究機構では最初にツアーガイドから概要を聞き、バスで移動しながら2つの実験施設を見学させていただきました。実験施設では研究者からの話を聞き、理解を深めました。
筑波実験植物園でも研究者からの話を聞きつつ、園内を見学しました。写真はクスノキで、その成分は防虫剤などにも利用されています。このあと、人工甘味料としても使われる、ステビアの葉を味わってみました。甘さとともに苦みも感じました。
防災科学技術研究所では、巨大岩石摩擦試験機や大型降雨実験施設を見学しました。とにかく建物が大きく、実験規模の大きさを感じてきました。見学後、地震ザブトン体験をさせていただきました。実際の地震波に基づいて動く椅子にすわり、実際の揺れを味わいました。
2班 (生徒の感想から)
今までは宇宙での研究というと,難しくて縁遠いものだと思っていたのですが、実は身の回りに応用されていたり、身近な問題を解決するために用いられているのだとわかりました。難しい,わからない,と遠ざけずに一度見てみること,視野を広げて知ろうとすることの大切さに改めて気づくことができたように思います。
人の役に立つための研究や、知りたいことを知るための研究などがあり、多方面に派生して研究されていることがわかった。色々な方面に興味を持ち、自分は何のことについてやりたくて、興味があるのか改めて多くの視点から考えてみようと思った
【SSH】(小中学生向けイベント)走査型電子顕微鏡体験会申し込み締め切りのお知らせ
以前お知らせしました、走査型電子顕微鏡の体験イベント「ミクロの世界を見マクロう!!」の件ですが、現時点で申し込み人数が定員に達したため、申し込みを締め切らせていただきます。
たくさんのお申し込みありがとうございました!
【SSH】7月19日公開講座(秩父市武州中川駅周辺)
7月19日(土)秩父市の武州中川駅~荒川河川敷でフィールドワークの公開講座を実施しました。
毎年、この時期のフィールドワークは暑さが心配なのですが、適度に雲量があり暑すぎず一日を過ごすことができました。
今回は、高校生9名、教員1名が参加しました。
武州中川駅の改札前で開会行事をしました。
今回は水生生物調査も予定しているため、安全対策についてしっかりと説明をしてからスタートです。
河川敷の林に向かいますが、途中でも少し観察をしました。
駅前にはキクイモモドキ(キク科)が咲いていました。美しい花ですが、観賞用に輸入したものが帰化した外来種です。
写真は採集して撮影したものですが、途中でウバタマムシ(タマムシ科)を見つけました。
埼玉県レッドデータ準絶滅危惧です。
ヤマトタマムシに比べると地味に見えるため、ヤマトタマムシのメスだと思っている人もいますが、別種です。
マツの仲間につくので、どこにでもいそうな気がしますが、あまり見つかりません。
道沿いにはヒメフウロ(フウロソウ科)が咲いていました。
岐阜県などでレッドリストに入っていますが、埼玉には自然分布しない種ですので、観賞用の個体が帰化したものだと思われます。
本来は山地帯の植物です。
荒川河川敷の林に入りました。
植林のスギ林で、昆虫類はあまり見られません。
林床にアズマヒキガエル(ヒキガエル科)の新成体がいました。
埼玉県レッドデータ準絶滅危惧です。
ヒキガエルは、オタマジャクシから変態した直後はとても小さいです。
林道沿いにハグロソウ(キツネノマゴ科)が咲いていました。埼玉県レッドデータでは準絶滅危惧です。
オニグルミの葉に、シャチホコガ科の幼虫がいました。
参加者(昆虫好き高校生)が「ムラサキシャチホコだ!」と興奮していました。
今回は幼虫しか見つかりませんでしたが、成虫は模様がたいへんすばらしいガの仲間です。
興味があったら、検索してみてください。きっと驚きますよ。
オニグルミには立派なカブトムシ(コガネムシ科)もいました。
カブトムシ、クワガタムシの見られる木はクヌギやコナラが有名ですが、河川敷のヤナギやオニグルミからも樹液が出ます。
河原を目指してヤブこぎで移動しました。
写真は撮れませんでしたが、途中でモノサシトンボ(モノサシトンボ科)やハグロトンボ(カワトンボ科)が飛んでいました。モノサシトンボは千葉県などでレッドリストに入っています。
キササゲ(ノウゼンカズラ科)の目立つ林を抜けると、ゴロタ石(礫)の河原に出ました。
カワラニガナ(キク科)がぽつぽつと咲いています。
一見地味ですが、埼玉県レッドデータ絶滅危惧Ⅱ類の絶滅危惧種です。
適度にかく乱を受ける砂礫地でないと安定して生息できません。
県内の生息地はかなり限られるようです。
礫の河原でしか見られないカワラバッタ(バッタ科)もたくさん見られました。
埼玉県レッドデータ絶滅危惧ⅠB類です。河原のゴロタ石が泥で埋もれるとすぐにいなくなってしまいます。
この個体は色がちょっと変ですね。もしかして色素変異個体でしょうか・・・?
昼食休憩中にカジカガエル(アオガエル科)の新成体を見つけました。
これも埼玉県レッドデータ準絶滅危惧です。
昼食休憩後は、水生生物の観察をしました。
採集した生物は、白トレイに入れて観察しました。
コオニヤンマ(サナエトンボ科)のヤゴ、カゲロウやカワゲラ、トビケラなどのおなじみの水生昆虫の他、ヘビトンボ(ヘビトンボ科)の幼虫も複数採集できました。
よい環境であることが分かります。
昆虫以外では、カジカガエルのオタマジャクシの他、カジカ(カジカ科)やヒガシシマドジョウ(ドジョウ科)などが見つかりました。
カジカは環境省レッドリストで準絶滅危惧(埼玉県はランク外)、ヒガシシマドジョウは埼玉ではふつうですが、近県では軒並みレッドリスト入りをしています。
環境を変えて、見つかる生物がどう変わるかを見てみることにしました。
河畔林に近い、細い流れ(湧水が流れ込んでいるところ)へ移動しました。
トキホコリ(イラクサ科)の群落がありました。
環境省レッドデータ絶滅危惧Ⅱ類、埼玉県レッドデータでも絶滅危惧Ⅱ類です。
低地の湿地に見られる植物ですが、生息に適した環境が失われているようです。
花はまだついていませんでした。
ここでも、水生生物を観察します。
水量少な目で、思ったほど種数は見られませんでした。
サワガニ(サワガニ科・埼玉県レッドデータ準絶滅危惧)、オニヤンマ(オニヤンマ科)のヤゴ、クロスジヘビトンボ(ヘビトンボ科)幼虫などが見つかりました。
クロスジヘビトンボは、ヤマトクロスジヘビトンボかタイリククロスジヘビトンボ(いずれも在来種)のいずれかですが、幼虫では見分けがつきません。いずれも、埼玉県レッドデータ準絶滅危惧です。
やはり本流とは環境が異なり、見つかる生物にはかなりの違いがあります。
同じヘビトンボ科でも、本流ではヘビトンボ、沢近くではクロスジヘビトンボが見つかったのは面白いですね。
すみ分けているのでしょうか。
ちょっと早いですが、涼しい河原で今日の振り返りをしました。
その後、道なき道を通って河畔林を抜け、駅へ戻って解散しました。
参加者の感想(抜粋)
・小さい頃から川でいきものを探していたが、こんなにたくさんの種類が見つかったことはなかったので、面白かった。
・整備された川でも、古い環境、自然が残されていることが分かった。
・絶滅危惧種がたくさん見られたことに驚いた。
・自分では来ることのないような場所を見ることができて勉強になった。
・前回(深谷市)と同じ荒川の河川敷でも、違う昆虫が見られた。同じ川でも、違いがあるのが興味深い。
・自宅の近くではアメリカザリガニばかりで生物の種類も少ないが、今回は在来種がたくさん見られた。
・在来種がたくさんで美しい自然だけど、外来種もいるし、昔とは変わっているとのことで、このような自然の残された場所が増えるといいなと思った。
・前回(深谷市)では見られなかったカワラバッタがたくさん見られてよかった。どのような環境の違いが影響するのか調べたい。
今回観察したのは中流域と上流域の中間と言ってよい場所だと思います。
河原では、あまり人が入れず古い環境がある程度残されているためか、在来種やレッドデータに記載されている種がたくさん見つかりました。
いきもの好きの参加者の皆さんとしてはとても楽しかったようですが、同時に「どうすればこのような環境を残したり、取り戻したりできるのだろうか?」という課題を持つこともできました。
現代のヒトの活動は生態系に大きな影響を与えており、生物多様性は失われやすい状況にあると言えます。
生物多様性は「なぜ失われるのか」「どうやって失われるのか」「いつ失われたのか」「これから失われるのか」「どのように失われるのか」、様々な観点を持つことができます。
誰かに何とかしてもらうのではなく、「自分たちに何ができるか?」を探究してほしいと思います。
次回の公開講座は、10月26日(日)秩父鉄道野上駅集合、長瀞町蓬莱島で秋の河川敷の動植物観察を予定しています。
申し込みフォームは、9月中旬にアップしますので、しばらくお待ちください。
【SSH】(小中学生向けイベント)走査型電子顕微鏡体験会のお知らせ(締め切りました)
※7月24日時点で申し込み数が定員を超えましたので、申し込みを締め切りました。
越谷北高校では、今年度も株式会社日立ハイテク様から走査型電子顕微鏡(SEM)をお借りしました。
今年度は越谷北高校の生徒だけでなく、地域の小中学生さんにもぜひ電子顕微鏡に触れてもらいたいと思い、生物部で走査型電子顕微鏡の体験イベント「ミクロの世界を見マクロう!!」を企画しました。
近隣の小中学生の皆さん、高校生と一緒に普段見ることのできない小さな世界を見てみませんか?
イベントのポスターです。(pdfデータはこちらからダウンロードいただけます)
こちらからも申し込みできます↓
【SSH】第3回公開講座(7月19日)参加申し込みフォーム
越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第3回(秩父市武州中川駅周辺)を7月19日(土)に実施します。
当日は8:50に秩父鉄道武州中川駅前に集合、夏の里山の動植物観察、荒川河川敷での水生生物観察を行います。
野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)
参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URLまたはQRコード)からお申し込みください。
https://forms.gle/aJq63yyHdZ4HYp6u8
令和7年度 SSH生徒研究発表会
6月19日(木)越谷サンシティで『令和7年度 SSH生徒研究発表会』を実施しました。
理系部活動からは生物部が発表を行い、理数科2年生は生物分野と地学分野、理数科3年生は、英語で数学分野・化学分野・物理分野の発表を行いました。
生物部
二ホンアマガエルの体色変化の定量化の試み
理数科2年
【生物】体勢の変化に伴う大腿動脈における血流障害の経時的変化
【地学】液状化による家の倒壊を防ぐ工夫
理数科3年
【数学】k-ナッチ数列の加法定理
【化学】微生物電池の作成
【物理】片面の磁場強度が高くなる磁石の配列
各班の発表後、10分間の質疑応答が設けられました。内容を理解した上で、普通科の生徒からも質の高い質問がされていました。
閉会式では、SSH運営指導委員の先生方から「年々、研究が成熟しており、安心してプレゼンを楽しめる」、「生徒からの質問がとても活発で、この発表会の後でも質問と応答のさらなるコミュニケーションを期待したい」等の講評をいただきました。
この研究発表会で、理数科3年生は課題研究活動が一区切りとなります。1・2年生は、新たな気持ちで課題研究に取り組んでいきましょう。
【発表前の生徒の様子】
発表前の楽屋に様子を見にいったところ、和やかな雰囲気で素敵な笑顔を見せてくれました!(*^_^*)
【SSH】6月15日公開講座(深谷市武川駅周辺)
6月15日(日)深谷市の秩父鉄道武川駅~荒川河川敷でフィールドワークの公開講座を実施しました。
5月に予定していた第1回公開講座は、雨のため中止としました。
今回も週間予報では傘マークがついており心配しましたが、天候が好転したため開催することができました。
ただし、当日の朝まで雨が残っていたため、急遽集合時間を1時間ほど遅らせての実施となりました。
今回は高校生16名、教員2名が参加しました。
集合場所の武川駅では、早めに到着した参加者が、なぜかラジオ体操でウォーミングアップをしていました。
開始が遅くなり、気温の上昇も予想されていたため、市街地は飛ばしてさっそく河川敷へ移動しました。
まずは、堤防上から河川敷の構造を広い目で観察します。
どんな植生が見られるでしょうか。
フィールドワーク講座の目的の一つは、「自然観察から探究課題を見つけること」
河川敷で、自由に動植物を観察してもらいました。
前日から朝までかなり強い雨が降っていたため、水たまりが広がっています。
フトイ(カヤツリグサ科)にコガネグモが営巣していました。
コガネグモは埼玉県レッドデータ準絶滅危惧ですが、けっこうあちこちで見かけます。
ここでは、シソ科のミゾコウジュ(環境省レッドデータ準絶滅危惧、埼玉県レッドデータ準絶滅危惧)、イトトンボ科のキイトトンボ(埼玉県レッドデータ準絶滅危惧)、バッタ科のショウリョウバッタモドキ(埼玉県レッドデータ準絶滅危惧)が見られました。
レッドではありませんが、ハラビロトンボ(トンボ科)やクロイトトンボ(イトトンボ科)は数多く飛んでおり、水たまりの中でミズカマキリ(タイコウチ科)の幼虫やコシマゲンゴロウ(ゲンゴロウ科)を見つけることができました。
少し流れに近い方に移動しました。
うっかり落水しないよう、十分注意して先ほどの草原との違いを観察します。
ナミヘビ科のアオダイショウが泳いでいたので捕まえました。(観察した後に逃がしました)
長さは150cmほどありました。とても力が強く、腕に巻きついてきます。
河畔林をつくる樹木も観察しました。
ヤナギ科のカワヤナギ、マルバヤナギ、イヌコリヤナギが見られましたが、外来種のニワウルシ(ニガキ科)やハリエンジュ(マメ科)もかなり目立ちます。
気温が上昇し、とても暑かったので橋の下で振り返りをしました。
今回は本校の新聞部の生徒が取材を兼ねて参加されており、取材インタビュー風の振り返りとなりました。
参加者の感想(抜粋)
・自然な場所で植物や昆虫を観察して新鮮な気持ちだった。
・植物や虫を見るのは小学校以来で昔の自分に戻れたようだった。
・普段は河原にはあまり行かないので、色々な自然を見れてよかった。
・キイトトンボのいる場所をみつけられてよかった。夏にまた見に来たい。
・研究になりそうな課題を見つけられたので、今後考えていきたい。
・河川敷も外来種がとても多く、なんとかできないものかと思った。
・少し環境が変わるだけで見られる生物が変わって面白かった。どんな条件で生息する生物が変わるのかを考えたい。
・河原の少しの水の中にもコシマゲンゴロウがいて面白かった。
・季節の違いを感じることができた。どんどん夏になっていっているなと思った。
・(教員)夏のマガモを見ることができた。次回は所属校の生徒にも参加してもらいたい。
・(教員)今回観察できた植物種は70種ほどと少なめで、ほとんどが外来種だった。同じ場所でも、1週間も違えばまた変わったりするので、高校生のみなさんには、自宅や学校の近くに自分のフィールドを見つけて観察を続けてほしい。
今回観察した荒川の河川敷は、中流域と言ってよい場所なのですが、水の流れに近いところまで泥に埋もれ、外来の植物がたくさん見られるような環境でした。
本来、中流域ではゴロタ石の河原でまばらな植生が見られるような環境のはずです。
上流にできたダムの影響で氾濫が減り土が溜まりやすくなったこと、流域の山林で鹿の食害による下層植生の壊滅的な被害で土砂が流出していること、流域の田畑で化成肥料が使われ川に流れ込んでいることなどが影響し、まるで外来植物の畑のようになっているわけです。
ヒトの様々な活動は、思った以上に身の回りの環境に大きな影響を与えています。
今回観察した動植物も、10年後には姿を消して別の生物が入ってくるのかもしれません。
自然を観察し記録すること、データを残しておくことは、高校生にもできる基本的で重要な研究活動です。
次回の公開講座は、7月19日(土)秩父市武州中川駅集合で夏の里山・河川敷の動植物観察、水生昆虫の観察を予定しています。
申し込みフォームは後ほどアップいたしますので、しばしお待ちください。
【SSH】理数科2年 課題研究・校内発表会
6月7日(土)1~2限に、理数科2年生による課題研究発表会が行われました。
発表したのは生物5班・地学3班の計8班で研究題目は以下の通りです。
生物1班 アメリカナミウズムシの自切と環境の関係
生物2班 アルゼンチンモリゴキブリの忌避剤の探索
生物3班 アリの外的刺激に対する反応の変化
生物4班 撫でることによる植物への影響
生物5班 体勢の変化に伴う大腿動脈における血流障害の経時的変化
地学1班 地すべりにおける杭工の新モデルの検証
地学2班 上位蜃気楼のモデル化による像の変化についての考察
地学3班 液状化による家の倒壊を防ぐ工夫
なお、生物5班と地学3班は6月19日(木)越谷サンシティで行われるSSH生徒研究発表会で代表として全校生徒の前で発表をします。
また発表会に参加した理数科1年生からは、
・納得のいくまで研究する姿が本当にまぶしく、かっこいい
・着眼点が独特で、学問のおもしろさや広さを感じた
・限られた時間の中で、伝えたいことをを伝えることの難しさを感じた
などの感想のほか、
・自分が研究するときには、先輩以上に内容を深掘りしたい
・今回の発表から学んだポイントや工夫を自分の発表にも活かしたい
・班の仲間と協力して、思う存分研究し、疑問の答えを確かめたい
といった意気込みがあがりました。
【SSH】日本顕微鏡学会 第81回学術講演会 第2回中高生によるポスター発表
6月9日(日)福岡県の福岡国際会議場で行われた、公益社団法人日本顕微鏡学会主催の第2回中高生によるポスター発表に理数科3年2名で参加しました。
今回の発表会は、第81回日本顕微鏡学会学会学術講演会に先立って実施され、私たちを含め、5校6件の研究発表が行われました。
私たちは、ボルボックス愛好会という団体名で、「ボルボックス体細胞の単離現象を誘発する物質の性質」という題目で、2年間にわたって研究してきた内容を発表しました。
今回の発表は昨年の日本顕微鏡学会、理科教育研究発表会、植物生理学会に引き続き、私たちにとって4度目の発表でした。
今回の発表では、研究のプロセスについて聞かれることが多く、いつもとは違った視点で自分たちの研究を噛み砕いて考えることができました。
また、今回の発表は4度目ということもあり、楽しみたいという気持ちが強く、今までよりも活気に溢れた発表ができました。他校の発表もレベルの高いものが多く、私たちの研究に対する熱意もより強くなりました。発表時間に、他校の生徒と交流することもできました。
また、同時開催の市民公開講座にも参加し、日本人の古代ゲノムに関する話や、顕微鏡から紐解く恐竜の研究に関する講演を聞き、研究における人脈の大切さや、研究に対する多角的なアプローチの大切さを学ぶことができました。
質疑応答の際には、質問をさせていただきました。
昼食には福岡に来たということもあり、長浜ラーメンを食べました!
本場の豚骨ラーメンの味に感動し、スープまであっという間に飲み干してしまいました。ごちそうさまでした!
このような貴重な機会を用意してくださった、日本顕微鏡学会の皆様、ありがとうございました!
本研究にあたり、(株)日立ハイテク様に卓上走査型電子顕微鏡TM4000Plusをお借りしました。また、(株)日立ハイテク寺田大平様には、淡水プランクトンのSEM画像撮影に関するご助言の他、多大なるご支援をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました!
【SSH】越谷北高校SSH生徒研究発表会(6月19日)教育関係者 参加申し込みについて
令和7年6月19日(木)、越谷サンシティ大ホールにて越谷北高校SSH生徒研究発表会が行われます。
理数科2年生(地学、生物)3年生(物理、化学、数学)および理系部活の代表による課題研究発表になります。
時程
9:20~ 9:30 来場者受付
9:45~ 9:50 開会式
9:50~10:50 第1部(理系部活・理数科2年 課題研究発表)
11:00~12:00 第2部(理数科3年 課題研究発表)
12:00~12:30 閉会式
当日は、本校在校生の保護者、全国の教育関係者(SSH校教職員、近隣中学高校教員等)にご参加いただき、生徒の発表をご見学いただけます。
本校在校生の保護者は事前申し込みなしで来場いただけますが、教育関係者については、下記リンクから事前にお申し込みください。
参加申し込みは こちら からお願いします。
集計の都合上、6月17日(火)までのお申し込みをお願いします。
【SSH】5月14日SSH教職員研修会
5月14日(水)放課後、東京都立大学名誉教授 松浦克美先生をお招きして、本校しらこばと会館にて教職員研修会を実施しました。
テーマは「生徒が主体性を発揮するには」「探究において教員ができること」
探究活動にかかわらず、生徒の主体性を伸長することは本校の重点目標にも掲げられており、関心の高いところです。
講師の松浦先生には、午後に実施された理数科3年生の探究発表(英語での口頭発表)にご参加いただき、その講評からお話しいただきました。
理数科の探究活動は、3年生の発表に2年生が、2年生の発表に1年生が聞き手として参加しているのですが、その点について上級生から下級生への継承でうまくいっているのではないか、との評価をいただきました。
英語での発表も上手にできているのですが、上手な英語にこだわりすぎているのでは、とのご指摘もいただきました。
確かに、文法的に正確であることも大事ですが、下手でも英語でしゃべろうとすること(伝えようとすること)ができれば、現状では日本語中心になってしまっている質疑応答なども英語でできるようになるかもしれません。
研修会は、私たちから講師の松浦先生にテーマに関する質問をして、お答えいただく形で進行しました。
学校教育において生徒が主体性を発揮することは重要ですが、様々な場面で「どこまでを生徒に任せるか」は、とても難しい課題です。
本校でも、教科によってかなり生徒に学びを任せる形で授業を実践している科目もありますが、教員の介入を減らすことに不安を感じる教員も多いです。
特に、教員が「教えない」ことには抵抗がある方が少なくありません。
そのような不安に対しても、実例を含めてお答えをいただきました。
第一部(全体会)終了後に、第二部として引き続き質疑応答形式で、生徒が主体的に取り組める授業についてお話していただきました。
参加した教職員のアンケートから感想を抜粋します。
・学年の早いうちから、どんどん英語で自分の考えを発表させる授業を展開すべきと思いました。また、彼らの好奇心を刺激する環境をさりげなく整えていくことも必要と考えました。
・いくらでも正しい情報が手に入る時代、AIの発達により確かに情報は入手しやすくなっているので、何に重きを置くのかによってどう授業するのかは変わっていくのだろうと思った。
・主体的に取り組ませる過程で、教員が何でも教えないという部分に共感しました。
・自分の授業を顧みる、良い機会となりました。今後の授業では、生徒を励ましつつ見守ることを心がけたいと思います。
・本校の実情に合わせて実践できるイメージがわかない。授業観察や他校視察など必要かもしれない。
・紹介された「できないことを繰り返すと、できないということを学習する。やりたくない、という気持ちを強化してしまっている」という言葉にハッとさせられました。自分の苦手意識もそこから来ているなと、自身を振り返っても思います。
【SSH】第2回公開講座(6月15日)参加申し込みフォーム
越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第2回(深谷市武川駅周辺)を6月15日(日)に実施します。
当日は8:50に秩父鉄道武川駅前に集合、初夏の動植物観察を行います。
野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)
参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URLまたはQRコード)からお申し込みください。
https://forms.gle/57ZpfmRp2VMDMawJA
【SSH】理数科3年 課題研究・校内発表会
5月14日(水)5~6限に、6月19日(木)越谷サンシティで行われるSSH生徒研究発表会の代表を決定するための理数科3年生による課題研究発表会が行われました。この発表会は、すべて英語での発表になります。
発表をしたのは、物理4班・化学3班・数学2班の計9班で研究題目は以下の通りです。
数学1班 k-ナッチ数列の加法定理
数学2班 効率の良い順位付けじゃんけんの方法
物理1班 落下運動における緩衝材の形と衝撃エネルギーの関係
物理2班 防音材の効果的な利用について
物理3班 片面の磁場強度が高くなる磁石の配列
物理4班 レンチキュラーにおける水面波の利用
化学1班 カメムシのにおい成分の抽出と分析
化学2班 微生物電池の作成
化学3班 緑色沈殿の発生条件
サンシティの発表会代表選出は、校内発表会に参加した理数科2・3年生の生徒の相互評価を参考に課題研究担当教諭の判断により選定されます。
【SSH】公開講座「高校生と教員の動植物研修」のお知らせ
今年度も、越谷北高校では地域との連携及び学校開放のため公開講座「高校生と教員の動植物研修」を実施します。
野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)
次の全6回を予定しています。各回ごとに参加申し込みを受け付けます。
①5月6日(火・祝) 行田市・熊谷市荒川河川敷 (行田駅西口8:50集合)
②6月15日(日) 深谷市荒川河川敷 (秩父鉄道武川駅改札前8:50集合)
③7月19日(土) 秩父市武州中川駅周辺 (秩父鉄道武州中川駅改札前8:50集合)
④10月26日(日) 長瀞町蓬莱島周辺 (秩父鉄道野上駅改札前8:50集合)
⑤11月16日(日) 熊谷市大麻生公園周辺 (秩父鉄道大麻生駅改札前8:50集合)
⑥3月28日(土) さいたま市田島ヶ原周辺 (さくら草公園8:50集合)
野外での動植物観察に興味がある高校生、教員(校種は問いません)は、 こちら をご覧いただきお申し込みください。
第1回(5月6日)のお申し込みは、申込専用フォーム(下URLまたはQRコード)へお願いします。
https://forms.gle/fUGQeEFbX1bSsLYaA
【SSH】3月22日公開講座(武州日野駅周辺)
3月22日(土)秩父市の武州日野駅集合でフィールドワークの公開講座を実施しました。
今回は、高校生14名、教員5名が参加しました。
先週の雪がまだ日陰に残っていましたが、よく晴れて春の訪れを感じる暖かい(むしろ暑い・・・)陽気になり、絶好の野外調査日和となりました。
遠くの山々も雪の白が残っています。
秩父鉄道の武州日野駅に集合し、駅前のサクラを観察しました。
樹齢を重ねた太い幹に、コケや着生植物などが見られます。
よく観察すると、コケなどの多いところと少ないところがあります。
どのようなところが多くなっているのでしょうか。自分の言葉で表現することで観察の解像度が上がります。
カヤラン(ラン科)を見つけました。
埼玉県レッドデータ準絶滅危惧です。
駅の裏手から弟富士山(おとふじやま)の登山道へ進みました。
標高386mの小さな山です。
集落が近いため、民家から逃げ出した植物が多く見られます。これはナンテン(メギ科)です。
シュロ(ヤシ科)もありました。棕櫚縄(しゅろなわ)の材料でもあります。
アオハダ(モチノキ科)です。落葉樹で葉はまだ展開していませんが、枝の付き方に特徴があります。
低山とはいえ、急な坂道も登ります。
林道の脇にフデリンドウ(リンドウ科)が一株出てきていました。
花にはまだ早かったようです。
セツブンソウ(キンポウゲ科)の花がまだ残っていました。
環境省レッドデータ準絶滅危惧(埼玉県レッドデータでも準絶滅危惧)です。
カタクリ(ユリ科)は、つぼみがいくつか見られただけでまだ咲いていませんでした。
カタクリも埼玉県レッドデータでは準絶滅危惧です。
ツノハシバミ(カバノキ科)の花が見られました。目立つ穂は雄花序です。
ツノハシバミは、ヘーゼルナッツに近縁で、果実は食べることもできます。
カキドオシ(シソ科)を見つけました。
爽やかな芳香があり、食用、飲用(お茶)、薬用(生薬:レンセンソウ)に利用されています。
写真は載せませんが、参加者の高校生がここでサルの頭蓋骨を見つけました。
駅、集落のすぐそばで野生動物が活動していることが分かります。
弟富士を降り、集落の中を進みました。
所有者に許可を得て、栽培されているキクザキイチゲ(キンボウゲ科)を見させていただきました。
別名キクザキイチリンソウ、埼玉県では自生では絶滅種です。
きれいに管理されたモウソウチク(イネ科)の竹林やカタクリ自生地を見ていると、たまたま土地所有者の方がいらして、お話を聞くことができました。
竹林もカタクリも、所有者の方が手入れをして維持されていたそうですが、高齢のため今年から管理をやめるそうです。
「(ヒトが)手をかけてやらないと、だめになるよ」というお話が印象的でした。
歩いて駅まで戻り、最後にセツブンソウの群生地を見に行きました。
が、こちらも花はほとんど終わっていました。名前の通り、節分のころに咲く花ですのでしかたがないですね。
と、思いきやヒメニラ(ヒガンバナ科)の花を見つけました。
埼玉県レッドデータ準絶滅危惧です。
ふつうのニラはいくらでも見られます(畑から逸出しています)が、ヒメニラはとても珍しいです。
春に現れ、夏には見られなくなるスプリング・エフェメラルのひとつです。
最後に駅前で閉会行事をして解散しました。
参加者の感想(抜粋)
・ヒノキやスギ、アラカシなど木の見分け方を知ることができ、山を見るときの楽しみが増えた。
・教科書に載っている写真がすべてではないことが分かった。
・休憩中に昆虫を採集していたとき、現地の方から「私たちにとって何でもない虫をわざわざ採りにきた」というお話を聞いて、逆に自分の身の回りでも何でもないと見過ごしてきた発見があるかもしれないと考えた。
・同じような植物でも、細かく見ると違いがあることが分かった。
・自然を見るだけではなく現地の方のお話を聞くことが重要であることが分かった。
・ひとつの生物種について考えるとき、それだけでなく環境にも目を向けていきたい。
・1年間参加してきて季節が一巡し、5月に見たものをまた新しい目で見ることができた。
・豊かな自然を維持していくためにはヒトが手入れをしなければならない。自然と関わりたいと考えている若い人はいるはずなので、(高齢などで)できない人と、やりたい人をつなげるために自分に何ができるかを考えたい。
・(教員)以前の回に参加してとても楽しくまた参加した。ぜひ生徒にも体験させたい。
・(教員)地元の方の話を聞けたことがとてもよかった。私たちにとって見えている「自然」が、地元の方たちにとっては手を入れているものであることが実感できた。
フィールドワーク公開講座は、野外での動植物観察から研究のテーマ(課題)を見いだすことをひとつの目標として実施してきました。
今回は、課題発見の他に春の動植物を楽しむことを通じて自然への興味関心を深めることができたと思います。
視野を広げたり、新しい視点を得て自然を見る目の解像度を上げることで、これまで気づいていなかった課題にも気づくことができるようになります。
今回のフィールドワークでの経験が、各校で取り組んでいる課題研究に活かされることを期待しています。
【SSH】第66回日本植物生理学会 高校生生物研究発表会
3月16日(日)、石川県の金沢大学で行われた、一般社団法人日本植物生理学会主催の「高校生生物研究発表会」に理数科2年2名で参加しました。
今回の発表会は第66回日本植物生理学会年会に合わせて実施されたもので、大阪府や鹿児島県など、37校57件の発表が行われ、多くの方が参加していました。
私たちは、1年生の課題研究から継続している「ボルボックス体細胞の単離現象」という題目で発表しました。
当日は大学の教授や、他参加校の引率の教員、そして高校生と様々な方に発表をし、たくさんのアドバイスや質問を頂きました。
学校外での発表は、日本顕微鏡学会、理科教育研究発表会につづき、3度目の発表となり、経験を重ねる毎に楽しんで発表ができるようになりました!
高校生生物研究発表会では、百万穀賞、優秀賞、最優秀賞の3つが用意されていて、
結果、優秀賞を頂くことが出来ました!ボルボックスへの愛が認められたような気がしてとても嬉しかったです!
このような貴重な機会を用意してくださった、日本植物生理学会の皆様、ありがとうございました!
本研究にあたり、(株)日立ハイテク様に卓上走査型電子顕微鏡TM4000Plusをお借りしました。また、(株)日立ハイテク寺田大平様には、淡水プランクトンのSEM画像撮影に関するご助言の他、多大なるご支援をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました!
来年度もお借りする予定の卓上走査型電子顕微鏡についても、今後の継続研究で活用していきたいと考えています!
【SSH】令和6年度 1学年 課題研究(生物・地学)中間発表会
3月12日(水)2~3限に、理数科1年の課題研究(生物・地学)中間発表会が開催されました。
1年生の理数科では、生物・地学分野の中で興味のあるテーマを設定して研究します。6月の本発表に向けて、さらに研究をブラッシュアップする場として、毎年3月に現時点までの研究の中間発表会を実施しています。
中間発表会は2年生の理数科生徒も見学をして、1年生への質疑だけではなく、発表をした班毎にコメントを書き、発表を評価します。
来賓5名の先生方と県教育局指導主事2名をお迎えした中での発表会だったので、1年生は初めての発表で少し緊張感がありました。来賓の先生方から頂いたアドバイス等を活かして、6月の本発表に向けて研究結果を整理していきましょう。
【SSH】第6回公開講座(3月22日)参加申し込みフォーム
越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第6回(秩父市武州日野駅周辺)を3月22日に実施します。
当日は8:50に秩父鉄道武州日野駅改札前に集合、春の里山の動植物観察を行います。
野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)
参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URLまたはQRコード)からお申し込みください。
https://forms.gle/ebkpdbQsYVgYTgHj9
【SSH 】国立科学博物館研修
令和7年2月5日に国立科学博物館での研修に行きました。
大きく精密な標本や、学芸員さんの楽しくわかりやすい解説で、新鮮な体験ができました。
生物の分野では、さまざまな種類の化石を見ることで視覚的に生物の進化を学びました。特定の地域で繁栄した生物も見ることができ、どのような理由で進化したのか、授業で学習した内容との結びつきなど、学びが深まりました。
物理、化学分野では、光、磁気などの身近な現象を切り口に、直感的に自然現象を体感することができました。また、現在の科学の基礎となった研究の装置を実際に動かしてみることで、科学へのイメージができ、理解が進みました。
最新の研究と他分野との結びつきなども知ることができ、研修を通して、教科書の内容の裏の面を知ることができました。普段の授業とは違った角度で科学に対する知見を深めることができました。
【SSH】令和7年2月1日 iGEM出前授業(iGEM TSUKUBA)
令和7年2月1日(土)北高探究の日の午後、生物講義室で筑波大学の学生のiGEMチーム(iGEM TSUKUBA)による出前授業が行われました。
iGEM(アイジェム)は合成生物学に関する世界大会の名称で、この大会に参加している本校卒業生を含む大学生のグループがiGEM TSUKUBAです。
iGEMおよびiGEM TSUKUBAについて詳しくは、iGEM TSUKUBAのHP(リンク)をご参照ください。
今回は、『不可視対象への挑戦』という題で、箱の中の構造を『仮説・実験・考察』によって検証して明らかにしていくことで、研究のプロセスを体験するというものでした。
まずはiGEMに関する説明、今回の授業の目的と手順などが説明されました。
参加した生徒たちは興味津々です。
机上のお菓子の箱は息抜きのためのおやつ・・・ではなく、今回の実験対象、「謎の箱」です。
今回の出前授業のために、チームメンバー総出でおかしを消費し、箱を集めたそうです。
まわりはテープで留めてあり、中はもちろん見えません。
動かすと、中で何かが転がっている様子・・・
まずはいろいろ動かしてみて、中の様子を予想します。
磁石やものさし、電子てんびんなど様々な器具を使って実験をしますが、器具は自由に使えるわけではありません。
実験の計画を立て、「何の目的で、どのように調べるために、何を使うか」をしっかりと説明しないと器具を借りることができません。(器具の借用には時間制限もあります)
まるで、本当の研究のようですね。
実験をした結果は、成果報告書として提出しホワイトボードに貼り出されます。
他の班の結果も含めて「結果→考察→仮説→実験→結果→・・・」のサイクルを繰り返していきました。
自然と、班を超えたディスカッションが生じています。合同研究でしょうか。
ついに2班が合流してしまいました。
このグループは、後に主張の違いから再分裂し新しい2つの班に再編成されました。
白熱する議論は、予定していた時間を延長させることになりました。
各班から、予想した内部構造について発表をしました。
班によって異なる予想の部分もあります。
はたして、内部構造を看破した班はあるのでしょうか。
最後に、箱の中身を開けて見てみました。
そうなっていたのか!歓声が上がりました。
かなり正確に内部構造を予想できていたのですが、みんなが予想もしていなかったギミックが仕込まれていました。
色々試している中で「なんでこうなるのだろう?何の音だろう?」と思っていたことの答えでした。
最後に授業者からの総括です。
研究は、「本当に難しい、だからこそ、楽しい!」
在学中も課題研究に一生懸命だった卒業生によるお話でした。
参加した生徒たちもとても楽しかったようで、また挑戦したい!とのことでした。
終了後も、研究について、大学について、その他いろいろなことを大学生と話していました。
iGEM TSUKUBAの皆様、ありがとうございました。
【SSH】理数探究・英語プレゼンの準備
本日の6限の理数探究の時間、2年生の理数科は課題研究のプレゼン準備をしました。
埼玉大学のTammo Reisewitz先生に、スライドの内容や英語の表現について助言をもらいました。
3年次のプレゼンはすべて英語。もちろん、自分たちでスライドを作成します。
SSH生徒研究発表会にむけて少しずつブラッシュアップしていきましょう!
【SSH】令和6年度理数科2年集中実験講座
令和6年12月24日と25日の2日間、理数科2年生が本校において集中実験講座に参加しました。
まずは全員物理室に集合。これからいよいよ実験講座の開講です。
その前に、班分けを行いました。「初日物理、2日目化学」「初日化学、2日目物理」の2班に分かれての参加です。班分けはなんと、、、生徒の発案により、クラス全員がアンケートフォームで回答する方法で決めました。しかもそのアンケートフォームは、生徒が即興で作成しネット上にあげたもの。北高生の行動力は素晴らしい。
無事にアンケートを集計し、班分けもスムーズに完了しました。
開講式です。教頭先生と理数科主任の先生からお話を頂き、実験の意義を理解しモチベーションも上がったところで、実験のスタートです。
【物理】
まず、デジタルマルチメーターを用いてコンセントの電圧を測定しました。コンセントに挿すことができるという貴重な体験に、ワクワクドキドキ感が、生徒から伝わってきました。
ACアダプターやモバイルバッテリーなどの電気機器の電圧も測定してみました。
電源装置に、抵抗値の等しい10個の定抵抗器を直列につなぎ、各区間の電圧を測定しました。複数区間の電圧を測定することで、すべての区間を測定しなくても各区間の電圧を推定することができます。授業で習ったことを実験で実際に確認することができました。その他にも、定抵抗と可変抵抗を直列に接続し、定抵抗や可変抵抗の電圧を測定しました。
午後は、抵抗値の変化について実験を行いました。温度の高低や光の有無によって、抵抗値に変化が生じることが分かりました。電子の動きに変化が生じるので、抵抗値に変化が生じるようです。
いよいよ物理班の最後の課題、探求活動です。
「暗くなると知らせてくれるセンサーシステム」「明るくなると知らせてくれるセンサーシステム」「熱いと知らせてくれるセンサーシステム」「温度を測るセンサーシステム」の開発です。
どの班も、様々な条件を変化させながら試行を重ねていました。完成した時には拍手や歓声があがり、班員と喜びを分かち合っている姿も見られました。
【化学】
まずは、様々な金属イオンを試薬と反応させ、沈殿・水溶液の色を確認しました。例えば、硝酸アルミニウム水溶液に水酸化ナトリウム水溶液を滴下すると、少量では水酸化アルミニウムの白色沈殿が生じますが、過剰に滴下するとその沈殿が溶解し、溶液が無色透明になりました。不思議ですね。
反応によって刺激臭が発生する場合は、ドラフトという機械の中で反応させます。
濃硝酸と鉄の反応では、最初に少しだけ反応はあるものの、すぐに反応が止まりました。酸化膜が鉄の表面を覆ってしまい、反応しなくなるようです。
希硝酸と銅の反応では、発生する気体を水上置換法で集めました。ビーカー内に空気が入らないよにセッティングするのに苦労する生徒もいましたが、なんとか準備が整い、いざ実験開始!
ビーカー内に反応によって発生した気体がある程度集まったところで、コマゴメピペットで空気を注入。すると、無色透明だったビーカー内の気体が、少し茶色に変化しました。なぜ???実は、反応によって発生していた気体は一酸化窒素で、それが空気中の酸素と反応して、茶色の二酸化窒素が発生していたのです。
次は、過酸化水素水を用いた酸化還元反応についての実験です。過酸化水素は、反応する相手に応じて酸化剤にも還元剤にもなることができるって、これまた不思議です。
色々な水溶液の電気分解です。水溶液内に溶解していた金属が電極に析出する様子に、多くの生徒は驚いていました。
最後は「ガラス細工」に挑戦。真っ直ぐなソーダガラスを熱し、伸ばしたり、曲げたり、空気を入れたり等、創意工夫を凝らした作品づくりに励みました。中には、音楽の楽器であるトライアングルやバスケットゴールを出す時に使用する道具のようなものを作った生徒も。皆、楽しそうに取り組んでいました。
閉講式です。代表生徒から感想を発表してもらいました。「考える力が身に付いた」という言葉から、今回の実験講座が非常に有意義なものだったことがうかがえます。
これにて、2日間取り組んだ実験講座が終了です。生徒は目を輝かせながら様々な実験に取り組んでいました。大きく成長した理数科2年生達の、今後の更なる活躍に期待です。
【SSH】SSH講演会
12月16日月曜日に越谷北高校しらこばと会館で、理数科・理系部活生徒対象にSSH講演会が行われました。
東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻 ゲノム人類学研究室助教の小金渕佳江先生に、「私たちはどんな生物か?ゲノムが明かすヒトの軌跡」という題で講義をしていただきました。
ヒトのゲノムを解析することで、遺伝的な違いからヒトがどのような自然選択を行い進化してきたのか、多様性の解明に繋がります。
人類学は集団遺伝学や生物人類学だけでなく、霊長類学や地球科学、医学考古学など様々な視点が必要な複合科学です。
学問同士の結び付きを実感するとともに、進化、遺伝、ヒトの持つ多様性が形成される過程について考えるきっかけになりました。
また、研究活動の様子などを紹介いただいたり、講演後の質疑応答では、講演を通して出た疑問を複数人が先生に質問して知見を深めました。
講演会の後、わたしたちは
「自分の興味ある分野でもゲノム解析などの方法で遺伝子を分析する技術が用いられていて、人類学とも似ているところがあるが、ゲノム分析の結果の考察を文化的な視点から行えるという違いが興味深かった」
「考古学、歴史、生物科学、環境学、地理など他教科との関連性について考えながら講演を聞く事ができ楽しかった」
「人類の起源を辿るという目的のために、考古学、地学、生物学など様々な分野から迫っていく様子が、一つの問題にたくさんの解法があることもある数学の問題みたいだと思った」
「農業と人間にはやはり深い関わりがあり、農業が行われていることが酒の強さ弱さに繋がるとは思わなかったので、さまざまなデータを元にしてそういう結論に至る先生がすごいなと思った」
など、感想を話しあいました。
令和6年度 理数探究(2年理数科)中間発表会
12月14日(月) 3・4限に理数科2年生による理数探究中間発表が行われました。
内容は、物理・化学・数学の各分野に分かれて行っている課題研究の中間発表です。
3~5人のグループごとにテーマを決めて取り組んでいます。
今年度のテーマは以下の通りです。
物理1班 落下運動による 緩衝材の形と衝撃の関係
物理2班 遮音材と吸音材の効果的な利用について
物理3班 平面状に広がるハルバッハ配列の作成
物理4班 レンチキュラーにおける 水面波の利用
化学1班 カメムシのにおい成分の抽出と分析
化学2班 微生物電池の作成
化学3班 セルロースの酸加水分解
数学1班 k-ナッチ 数列の性質
数学2班 効率のよい順位付け じゃんけん
理数科は発表の機会が多いので、発表や質問の受け答えはスムーズに行っていました。
中間発表ということもあり、質問や意見がたくさん出ていました。
今回の意見を参考にブラッシュアップして今後の研究に活かしていきましょう。
【SSH・国際交流】さくらサイエンスFacebook
11月13日(水)に越谷北高校を訪問した さくらサイエンスハイスクールプログラムについて、JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)さくらサイエンス公式Facebookで紹介されています。
閲覧は下記リンクから
【SSH】11月16日公開講座(深谷市武川駅~荒川河川敷)
11月16日(土)深谷市の秩父鉄道武川駅に集合してフィールドワークの公開講座を実施しました。
今回は、高校生5名、教員2名が参加しました。
予報は日中曇りで、一瞬だけパラっと降水がありましたが傘をさすほどでもなく、ときおり日差しが差す暖かな小春日和でフィールドワークにもってこいの1日になりました。
武川駅で集合、開会行事をしました。
早い参加者は、7時半に現着して周辺の植物を観察していたようです。
駅周辺は住宅地ですが、住宅地でも動植物を観察することはできます。
むしろ、身近な自然は探究課題にしやすいのではないでしょうか?
道路わきのヒメスミレ(スミレ科)は、タイヤで踏まれても花を咲かせています。
スミレの仲間は本来は春に咲きますが、秋に花をつける株がしばしば見られます。
花芽形成の条件を調べるのも面白いかも?
シンテッポウユリ(ユリ科 タカサゴユリとテッポウユリの交雑種)の果実がありました。
シンテッポウユリの種子は薄い羽根状になっていて、風に乗ってよく飛びます。
もともとは園芸品種ですが、野外に逸出してあちこちで見られるようになりました。
これも探究課題になりそう・・・。
まだ花がありました。純白のきれいなユリです。
コンクリートに囲まれたところにも植物は生きています。
この区画だけで、カタバミ、オッタチカタバミ(ともにカタバミ科)、ホトケノザ(シソ科)、オヒシバ(イネ科)、ヒメマツバボタン(スベリヒユ科)、ナズナ(アブラナ科)、チチコグサモドキ(キク科)などの植物種が見つかりました。
種類の分からない芽生えもあるようなので、時期を変えてまた調べれば、10種を超える植物が見つかると思います。
この30cm×30cmほどの区画でどのような生態系が成立しているか、調べるのも面白そうです。
マサキの生垣にノブドウ(ブドウ科)、カラスウリ(ウリ科)、アオツヅラフジ(ツヅラフジ科)などのつる植物が絡んでいます。
アオツヅラフジに幼虫がいました。おそらくヒメエグリバ(ヤガ科)です。幼虫で越冬する蛾の仲間です。
見つけた植物をハンドブックで調べています。
どうやらアメリカイヌホオズキ(ナス科)のようです。この日は、イヌホオズキの仲間がたくさん見つかり、種の違いを見るよい機会になりました。
イヌホオズキ、オオイヌホオズキ、テリミノイヌホオズキ、カンザシイヌホオズキなど・・・
空き地をクズ(マメ科)が覆っています。
クズは在来植物とされていますが、樹木すら覆いつくすほどに繁茂することがあり、植生に大きな影響を与えます。
本当に在来種なのでしょうか。
クコ(ナス科)にホシハラビロヘリカメムシ(ヘリカメムシ科)がついていました。
カメムシの仲間は成虫越冬のものが多く、晩秋でも成虫をよく見ます。
ちょっと遠くて写りが悪いですが、クズ群落にツチイナゴ(バッタ科)がたくさん見られました。
バッタ科では珍しい成虫越冬の種です。
多くのバッタは、卵で越冬し春になると孵化して幼虫になります。
卵で越冬すること、成虫で越冬することには、どのような戦略的な差があるでしょうか。
植物の特徴には個体差が大きく、種の同定が難しい個体もままあります。
これはアレチノギク(キク科)でよさそうですが・・・
畑地のへりのヒメスミレ群落でツマグロヒョウモン(タテハチョウ科)の幼虫を見つけました。
なぜかコンクリートブロックに登っている個体が何匹かいたので写真を撮ったのですが、よくみると頭側(右側)に白い粒が見えます。(現地では気が付きませんでした)
寄生ハエの卵かもしれません。
寄生虫に侵入された昆虫は、おかしな行動を見せることがあります。探究のチャンスだったかも・・・
畑で作業をされている地元の方とお話をすることができました。
数十年前の付近の様子を教えてくれました。
生物のフィールドワークでは、動植物などばかりを見てしまいがちですが、聞き取り調査も重要です。
その場所がかつてどんな場所で、どんな歴史があるかや、ヒトがどのように生物と関わっているか、を知ることができます。
コニシキソウとアレチニシキソウ(ともにトウダイグサ科)は、よく似ていてぱっと見では見分けがつきにくい個体もあります。
果実を見ると、全体に白い毛が生えている(コニシキソウ)か、稜のみに毛が生えている(アレチニシキソウ)かで見分けることができます。
フィールドワークには、ルーペが必需品です。
ちなみにオオニシキソウ(トウダイグサ科)は大きさが全然違うので見間違えませんが、果実に毛がありません。
荒川の河川敷に入りました。
石の下にいる虫を探しました。カメムシやゴミムシの仲間が見られます。
マルバヤナギやカワヤナギ(ともにヤナギ科)の若木が見られます。
ヤナギは水際でよく見られる樹木です。どのような特徴があるでしょうか?
ホシアサガオ(ヒルガオ科)が見つかりました。
アサガオの仲間は意外に種類が多く、今回はアサガオ、マルバアサガオ、アメリカアサガオ、マルバアメリカアサガオ、マメアサガオ、マルバルコウ、ホシアサガオの7種がみられました。
河川敷では、希少な在来種が見つかることがよくあるのですが、今回は探せど探せど外来種ばかりでした。
上流にできたダムのために川が氾濫しなくなり、氾濫の影響を受けるような河原に生息する在来の植物は絶滅の危機に瀕しています。
水害は困りますが、生物多様性に影響があるのも問題です。どうすればよいのでしょうか。
道なき道を進んで河川敷を出て、駅に戻ります。
駅前に戻って閉会行事です。羽生行の時刻が近づいていたので、手短に・・・。
参加者の感想(抜粋)
・生物の多様さを見ることができた。似ているけれど違いがある、似ていないけど共通点があるといったことがあり面白かった。
・アサガオやホオズキの仲間が、同じようでも違いがあって面白かった。自分でも確認してみたい。
・自分が通っている学校の近くなのに、見たことのない植物がたくさんあった。
・季節的に昆虫はあまり見れないかなと思ったけれど、ゴミムシの仲間がたくさんいてよかった。
・住宅街から河川敷まで環境が変わって見られる生物が変わっていくを見れた。これまで覚えたつもりの植物が、花がついていないだけで分からなくなってしまった。
・自宅の近くの川と比べてみたいと思って参加したが、近所の川と違って多様な生物を見ることができた。
・冬が近づいて、カラフルな花はないだろうと思っていたが、小さいけれどきれいな花や実を見ることができた。
今回は、季節の違いで見られる生物(あるいは、見慣れた生物の異なる姿)を見ることができました。
生活圏から離れた場所でのフィールドワークも楽しいのですが、季節の違いや、年月の経過での変化を調べるには身近な自然が一番です。
身近な自然を大切にしていってほしいと思います。
次回の公開講座は3月22日(土)、秩父市武州日野駅周辺で春の里山の動植物観察を予定しています。
近くなりましたら(2月初旬ごろ)、参加申し込みフォームをアップいたします。
フィールドに興味関心のある方のご参加をお待ちしております。
【SSH】科学の甲子園
1年生6名、2年生6名で科学の甲子園に行ってきました。
科学の甲子園とは、各校の代表者6名が物理・化学・生物・地学・数学・情報の筆記テストと実技テストを受け、その得点を合計したものを競い合うものです。
今回の実技テストはゴムの弾性力を使って発射物を飛ばし、目標に近い地点に落とす装置を作りました。
入賞には届きませんでしたが、各々が全力を尽くし、学びを深める良いきっかけとなりました。また個人だけでなく、6人で筆記テストを協力して解いたり、実技テストの装置を分担して作ったりしたことで、チーム戦で行うことの意味を実感し、仲間の大切さを再認しました。
ありがとうございました!
【SSH・国際交流】さくらサイエンスプログラム受け入れ事業
11月13日(水)さくらサイエンスプログラム・ハイスクールプログラムでの海外高校生受け入れ事業を実施しました。
JST(国立研究開発法人科学技術振興機構)が主催するさくらサイエンスハイスクールプログラムは、海外各国の優秀な高校生を招聘し、日本の最先端の科学技術や研究機関を訪問し、高校生等と交流するプログラムです。
今回は、インド、インドネシア、ペルー、マーシャル諸島、パラオ、ミクロネシアから総勢92名の優秀な海外高校生が訪日し、約1週間でかずさDNA研究所、理化学研究所、埼玉大学、極地研究所、東京科学大学、国立科学博物館、日本科学未来館などを訪問します。
越谷北高校は、その3日目の訪問先として5年ぶりに受け入れ事業をすることになりました。
宿泊先からバスで越谷北高校に到着しました。
プログラムとしては3日目ですが、海外高校生のみなさんは元気いっぱいです。
到着後、少し休憩をはさんで歓迎セレモニーを実施しました。まずは校長あいさつです。
交流が目的の事業ですので、2年4組の生徒が海外高校生のテーブルに交ざって参加しています。
教頭と理数科主任が学校の説明をしました。
日程の説明のあと、2年4組の生徒と自由にお話をしてもらいました。
互いの国のこと、好きな生物のこと、アニメのことなど、出会ったばかりとは思えないほど盛り上がっていました‼
その後、3、4時間目の時間帯は、英語の授業にあたっている2クラスずつ会場に来て交流しました。
司会に出された題が答えになるような質問をつくっています。
English only ですが、みんな楽しそうです。
4時間目は、日本の文化をお題に交流します。
折り紙に挑戦しています。日本人高校生でも苦戦する難易度でした。
お箸に挑戦、上手に使えました!
お昼休みは、海外高校生ひとりに北高生ひとりがバディとしてついて、思い思いの場所で昼食を摂りました。
教室でランチミーティングですね。楽しそう!
天気が良かったので外で食べることもできました。
5時間目は、3年4組(理数科)の生徒が自分たちの研究を英語で発表しました。
2~3人ずつで海外高校生のグループに英語で発表、英語で質疑応答です。
質疑応答まで英語でのやりとりは理数科生徒にもよい刺激になったようです。
最後のプログラムは、東京大学の胡桃坂仁志教授による講演です。
机を片付けて、椅子を並べなおしました。
海外高校生と北高生がまざって座っています。
講演会は2年生の司会で進行しました。
胡桃坂先生はクロマチン(真核生物の核内でDNAとヒストンタンパク質が結合してつくる構造)の動的な構造変化によるエピジェネティクスのメカニズムがご専門です。
DNAに関する基礎的な内容から、先端の研究に関するところまで、分かりやすくお話ししていただきました。
胡桃坂先生のオリジナルソングNucleosome songとGo around!も紹介いただきました。
突然のライブ(Youtubeですが)に盛り上がりました。
胡桃坂先生のYoutubeチャンネルから、当日流された曲をご紹介します。
海外高校生も、北高生も、楽しく、興味深く講演を聞くことができました。
質疑応答でも熱心にお話をしていただき、予定の時間をオーバーしそうになるくらいでした。
胡桃坂先生、ありがとうございました。
海外高校生と北高生からそれぞれ代表1名ずつお礼のあいさつをしました。
胡桃坂先生と記念撮影(冒頭の写真)のあと、閉会セレモニーです。
記念撮影のため椅子を撤去したので、スタンディングでのセレモニーになりました。
海外高校生からのお礼の言葉をいただきました。
短い時間でしたが、交流を楽しんでいただけたようです。
閉会後も、楽しそうに話を続けていました。
仲良くなって連絡先を交換しています。
バスの発車時刻が近づいてきました。名残惜しいですがお別れです。
今回の交流事業は、北高生にとって大変よい経験になったようです。
放課後、廊下を歩いていたら教室から「将来インドネシアに行くんだ!」という声も聞こえました。
グローバルが当たり前の世の中になっていますが、意識していないと国際的な視点を身に付けることは難しいと思います。
北高生としても、交流を通して海外に目を向けるきっかけのひとつになったようです。
訪問いただいた海外高校生の皆さん、引率の先生方、企画運営に携わられた皆様、ありがとうございました。
【SSH】グリーンエネルギープロジェクト現地調査
10月19,20日にかけて宮城県でグリーンエネルギープロジェクトの現地調査を実施しました。
グリーンエネルギープロジェクトは、越谷北高校SSHⅡ期5年間を通じて、再生可能エネルギーなどエネルギーをテーマに探究をするプロジェクトです。
今回は、1年生14名、2年生11名の計25名が参加し、エネルギー利活用を観点に木質バイオマスの有効活用や生態系、インフラ整備との関係について現地調査をしました。
1日目:株式会社KURIMOKU、鳴子温泉駅周辺、サスティナヴィレッジ鳴子の視察
2日目:仙台海岸の視察
《株式会社KURIMOKU》
植林・育林・伐採から製材・乾燥・加工を一貫して行っている製材工場です。
山の循環を行い、環境への配慮を第一に考えている会社です。
↓運ばれた丸太。大きさごとにカットされています。
↓大きい丸太は機械だけでは切れないので職人さんがカットします。美しい…
↓小さい丸太は機械でカットされます。
↓木材が変形しないように乾燥させる設備です。
化石燃料を使わず、カットする際に出た木屑を燃やした熱を使用して資源の有効活用をしています。
↓木屑を固めてペレットを作っています。接着剤は使わず、圧縮することで固めています。
↓工場で加工された木材で作成された家具が展示されています。先ほど丸太を様々な大きさに切っていたように、使用用途に適した大きさの木材を部品ごとに使い分けて加工されています。
《鳴子温泉駅周辺》
活火山によって発生する温泉や地熱の活用方法を学びました。
この周辺のエネルギーは、ほとんどが地熱によって賄われているそうです。
温泉は人々の生活を支えるとともに、発電や文化としても地域に深く根付いていることを学びました。
湧き出る温泉の湯気↓
路地を流れる温泉↓
《サスティナヴィレッジ鳴子》
エネルギーの自給自足によって生活を成立させている集落を視察しました。
大自然の中で自然と共存する生活ができるのは素晴らしいことだと思いました。
自然を有効活用した持続可能な社会の在り方として、鳴子町のPRもしているそうです。
《仙台海岸》
東日本大震災による津波の被害を受けた仙台海岸の今を視察しました。
津波によって破壊されたインフラの復興を迅速に進めたい中で、海岸に住む希少な生物の生息環境への配慮、戻って来たいと思っている人の生活など、自然と共生した未来の仙台海岸を考え復興を進めていることに感動しました。
海岸で見られる希少な生物の観察も行いました。
↓震災後に復興された防潮堤は、景観のためにデザインを工夫したり、希少生物の生息地を迂回するようにカーブさせたりと、様々な要素を考えてつくられていることを学びました。
エネルギー利活用やインフラ整備について考えるときの参考になります。
↓ヤマトマダラバッタがいました。宮城県レッドデータで絶滅危惧Ⅱ類の、海岸に生息するバッタです。
《活動を終えて》
この実習を通して、エネルギーを生産することと環境を守ることとの両立は簡単ではないが、現状を知り、未来を担う私達自身がそれぞれで出来ること考え、周囲に発信していくことが大切だと実感しました。
【SSH】第5回公開講座(11月16日)参加申し込みフォーム
越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第5回(深谷市武川)を11月16日に実施します。
当日は8:50に秩父鉄道武川駅改札前に集合、荒川河川敷を中心に秋の動植物観察を行います。
野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)
参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URLまたはQRコード)からお申し込みください。
https://forms.gle/C51PxCZUhikiJj7aA
【SSH】生徒研修会『伝わるデザイン』講座を開催しました
10月28日(月)放課後、千葉大学の高橋佑磨先生をお招きして
SSH生徒研修会『伝わるデザイン』講座を実施しました。
希望生徒対象に、
前半は「初めての研究発表資料の作成術 みんなにやさしい資料」と題した講演、
後半は実際に生徒や教員がつくったポスター資料を題材にワークショップを実施しました。
会場は本校しらこばと会館です。
前半の講演では、伝わるデザインの重要性、フォントの選び方、読みやすいレイアウト、見やすい図表などについて実例を交えながら教えていただきました。
参加生徒は、自分のiPadにダウンロードした講演資料にメモをしながら聞いていました。
質問も活発にしていました。
北高生は発表の機会が多いので、みんな興味津々です。
後半はワークショップです。
実際に教員や生徒がつくった資料を見ながら、前半で学んだデザインのルールに基づいて改善点を上げていきます。
意見を出し合って議論しています。
まとめたら、グループごとに発表しました。
高橋先生から改善案のお手本を見せていただきました。
見事な(失礼!)仕上がりに歓声が上がりました。
越谷北高校では、理数探究や総合的な探究の時間などで発表の機会が多いため、生徒たちは今回の研修会で学んだことを活かして発表資料をつくってくれると期待しています。
【SSH】10月27日公開講座(春日部市内牧公園)
10月27日(日)春日部市内牧公園にてフィールドワークの公開講座を実施しました。
今回は、高校生13名、中学生1名、教員2名が参加しました。
前日くらいまで、曇り時々雨の予報でしたが、日ごろの行いが良いのか午前中はカラッと晴れ、午後も雲が出る程度で動植物の観察をすることができました。
内牧公園に集合し、駐車場わきの木陰で開会行事をしました。
このあたりは、元荒川と古利根川に挟まれた台地(大宮台地の東端)になっています。
近くには貝塚もあり、縄文海進の頃は、かなり海岸が近かったものと想像できます。
氷期が終わり、海が遠のくと台地から低地にヒトの生活の場が広がっていき、内牧公園の南側には6世紀ごろに築かれたとされる内牧塚内古墳群もあります。
今は水田、雑木林が広がる内牧公園ですが、その成り立ちを考えると興味深いです。
都市公園として整備されているため、「植えられた木」も多いですが、公園に整備される以前から見られたであろう樹種も多く見られます。
農地周辺の雑木林は、水田の肥料となる落ち葉や薪炭をとるための落葉広葉樹が植えられ、ヒトの手で管理されてました。
そのように植えられたと思われるコナラやクヌギ、シデ類などが残されています。
写真は撮りそびれましたが、イネカメムシが見つかりました。
埼玉県レッドデータ絶滅危惧ⅠA類ですが、近年埼玉県東部で大発生しているようです。
次のレッドデータ改定ではリスト外になるかもしれません。
神事に使われるためか、榊(関東ではヒサカキ)も見られます。
ホオノキがありました。葉は一見トチノキに似ていますが、トチノキの葉が掌状複葉(1枚の葉が5~7枚の小葉でできている)であるのに対し、ホオノキの葉は、集まっている数枚の葉はひとつひとつが1枚の葉です。
植栽されている樹木も観察します。
これはムクロジかな?どのような特徴があるでしょうか。
周りの芝生ではアトボシアオゴミムシやナガマルガタゴミムシが見られました。
足元にも気をつけてみると、色々な生物を見ることができます。
朽木にアリの巣を見つけました。調べるために数匹採集して持って帰るようです。
落ちている朽木を少し崩すと、アリの他にヒゲジロハサミムシが出てきました。
クワガタムシを期待していた人もいたようですが、興味津々で観察しています。
昼休憩のあと、水田側に移動しました。
ヒメミズワラビ(埼玉県レッドデータ準絶滅危惧)はたくさん見られます。
水田で使われる農薬の変化で増えてきたようです。
次のレッドデータ改定ではリスト外になるものと思われます。
カヤツリグサの仲間(テンツキなど)もたくさん見られました。
水田まわりは特有の生物相が見られます。
昆虫を探しています。
ホシササキリやタンボコオロギを見つけたようです。
タンボコオロギは幼虫しか見つからなかったのですが、幼虫で越冬するそうです。
ヤナギタデ(食用になるタデ)がありました。
ちょっとだけ試食してみます。辛い!
代表的な水田雑草のコナギを見つけました。
イネの栄養を奪うため除草剤で駆除されており、あまり見なくなりました。
水田の用排水路や、水がたまっているところでは水草類も健在です。
ここでは、コカナダモ(外来)の他、マツモなど在来の水草も見られました。
マツモは埼玉県レッドデータ絶滅危惧Ⅱ類です。
コセンダングサ、キバナコスモスなどの黄色い花が密集して生えています。
キチョウ(キタキチョウ)が吸蜜に来ていました。
これまた写真を撮りそびれていましたが、最後に蓮池を観察し解散しました。
天候にも恵まれ、盛だくさんのフィールドワークでした。
自然度の高い丘陵地帯や山地にいかなくても、家の近くの都市公園でも探究の課題を探すことはできることを学べたと思います。
参加者の感想(抜粋)
・同じ科、属など近縁の木でも落葉や常緑があることを知ることができた。
・レッドリストの生物を観察することができて良かった。
・普段は虫を採集しているが、植物を見るきっかけになった。
・よく似ている種類でも、注意深く見れば見分けができることが分かった。
・スギナ1種だと思っていたけれど、イヌスギナというよく似た別種がいることに感動した。
・公開講座の参加が4回目になって、生物を見分けて名前が分かるようになってきた。
・香りのある植物(シソクサなど)や食用になる植物(ヤナギタデなど)を実際に体験することができて良かった。
・農業に興味があるが、除草剤などの農薬が実際に生物相に影響を与えていることが分かった。
今回は、身近な環境でも知らない(気づいていない)動植物がいかに多いか、を実感してもらえたフィールドワークになりました。
また、身近な環境で探究の芽(課題)を見いだすことができることも分かってもらえたのではないかと思います。
フィールドワークは、繰り返しが大事です。
何度も見ることで、共通性に気が付く、何度も見ることで、違いに気が付く、それらが課題探究につながります。
そのためには、フィールドワーク(野外観察)に興味関心を持ち、好きになることが重要です。
次回は11月16日(土)、深谷市武川で主に荒川河川敷の動植物観察を予定しています。
参加申し込みフォームは後ほどアップいたします。
ご参加をお待ちしております。
【SSH】小・中学生のためのサイエンス教室(三校合同)のお知らせ
越谷北高校の理系部活(物理部・化学部・生物部・天文気象部)が、11月10日(日)に春日部高校を会場に行われる『小・中学生のためのサイエンス教室』に参加します。
越谷北高校、春日部高校、越ヶ谷高校の理系部活が小・中学生対象の様々な企画を用意してお待ちしています。
開催日時:令和6年11月10日(日)13:00~16:00(受付12:45~15:30)
会場:埼玉県立春日部高等学校(東武アーバンパークライン八木崎駅徒歩1分)
参加を希望される小・中学生は、春日部高校の特設サイトから申し込みをしてください。
【SSH】運営指導委員による2年生理数科・課題研究視察
本日の6限で行われた2年理数科の課題研究の様子を、SSH運営指導委員の方々にご覧いただきました。
2年生の課題研究は化学・物理・数学の分野から研究テーマを設定し、3年次には英語でプレゼンを行います。
視察後、埼玉県高校教育指導課も交えて教職員と意見交換を行いました。
本日はお忙しい中、足をお運びいただきありがとうございました。
【SSH】理数科1年生 数学読書感想文発表会
9月27日金曜日、理数科1年生の数学読書感想文発表会を実施しました。代表生徒4名は、「数学を勉強する意義について」、「数学のパラドックスについて」、「統計学について」、「連分数について」、それぞれが工夫を凝らした発表をおこないました。メモを取りながら真剣に聞く生徒や、発表者に質問する生徒が多くみられ、非常に有意義な時間となりました。
感想(一部抜粋)
「数学の本はなんだか難しくて面白くなさそうだと思っていたけれど、実際に読んでみると新しい発想や考え方が知れて面白いと感じました。」
「授業では触れることができない新しい内容に触れることが出来たので良かったです」
「私が興味を持たない分野の発表でも、発表の仕方が上手で難しい内容も理解することができた。数学をずっと好きでいたいと思いました。」
【SSH】グリーンエネルギープロジェクト事前学習会
9月28日に、グリーンエネルギープロジェクトの事前学習会がありました。
日本のエネルギー問題やバイオマス発電についての講義を受けたのち、バイオマス発電に使われている草木由来のペレットを実際に燃焼させて様子を観察したり、水を沸騰させたりする実験を行い、植物の持つエネルギーについて学びました。
10月19,20日には、宮城県鳴子でエネルギー利活用方策の取り組みを目的とした実習を行う予定です。
【SSH】※日程変更あり 第4回公開講座のお知らせ
越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第4回(春日部市内牧公園)を10月27日に実施します。
※当初計画では10月20日の予定でしたが、本校SSH行事との兼ね合いで日程を変更いたしました。ご了承ください。
当日は9:30に内牧公園駐車場に集合、内牧公園周辺で秋の雑木林の動植物観察を行います。
※バス時刻の関係で集合時刻がこれまでの回と異なりますのでご注意ください。
野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)
参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URLまたはQRコード)からお申し込みください。
https://forms.gle/pbqq78PSpyASL2aa9
【SSH】理数探究課題設定発表会
9月18日(水)6時間目に理数探究の課題設定発表会が行われました。
研究のテーマ・仮説・実験方法を計9班が発表しました。
OBの先輩方も来てくださり、有用なアドバイスを沢山してくださいました。
着眼点が面白い研究が多くあり、楽しい発表会となりました。