SSH
【SSH】(小中学生向けイベント)走査型電子顕微鏡体験会申し込み締め切りのお知らせ
以前お知らせしました、走査型電子顕微鏡の体験イベント「ミクロの世界を見マクロう!!」の件ですが、現時点で申し込み人数が定員に達したため、申し込みを締め切らせていただきます。
たくさんのお申し込みありがとうございました!
【SSH】7月19日公開講座(秩父市武州中川駅周辺)
7月19日(土)秩父市の武州中川駅~荒川河川敷でフィールドワークの公開講座を実施しました。
毎年、この時期のフィールドワークは暑さが心配なのですが、適度に雲量があり暑すぎず一日を過ごすことができました。
今回は、高校生9名、教員1名が参加しました。
武州中川駅の改札前で開会行事をしました。
今回は水生生物調査も予定しているため、安全対策についてしっかりと説明をしてからスタートです。
河川敷の林に向かいますが、途中でも少し観察をしました。
駅前にはキクイモモドキ(キク科)が咲いていました。美しい花ですが、観賞用に輸入したものが帰化した外来種です。
写真は採集して撮影したものですが、途中でウバタマムシ(タマムシ科)を見つけました。
埼玉県レッドデータ準絶滅危惧です。
ヤマトタマムシに比べると地味に見えるため、ヤマトタマムシのメスだと思っている人もいますが、別種です。
マツの仲間につくので、どこにでもいそうな気がしますが、あまり見つかりません。
道沿いにはヒメフウロ(フウロソウ科)が咲いていました。
岐阜県などでレッドリストに入っていますが、埼玉には自然分布しない種ですので、観賞用の個体が帰化したものだと思われます。
本来は山地帯の植物です。
荒川河川敷の林に入りました。
植林のスギ林で、昆虫類はあまり見られません。
林床にアズマヒキガエル(ヒキガエル科)の新成体がいました。
埼玉県レッドデータ準絶滅危惧です。
ヒキガエルは、オタマジャクシから変態した直後はとても小さいです。
林道沿いにハグロソウ(キツネノマゴ科)が咲いていました。埼玉県レッドデータでは準絶滅危惧です。
オニグルミの葉に、シャチホコガ科の幼虫がいました。
参加者(昆虫好き高校生)が「ムラサキシャチホコだ!」と興奮していました。
今回は幼虫しか見つかりませんでしたが、成虫は模様がたいへんすばらしいガの仲間です。
興味があったら、検索してみてください。きっと驚きますよ。
オニグルミには立派なカブトムシ(コガネムシ科)もいました。
カブトムシ、クワガタムシの見られる木はクヌギやコナラが有名ですが、河川敷のヤナギやオニグルミからも樹液が出ます。
河原を目指してヤブこぎで移動しました。
写真は撮れませんでしたが、途中でモノサシトンボ(モノサシトンボ科)やハグロトンボ(カワトンボ科)が飛んでいました。モノサシトンボは千葉県などでレッドリストに入っています。
キササゲ(ノウゼンカズラ科)の目立つ林を抜けると、ゴロタ石(礫)の河原に出ました。
カワラニガナ(キク科)がぽつぽつと咲いています。
一見地味ですが、埼玉県レッドデータ絶滅危惧Ⅱ類の絶滅危惧種です。
適度にかく乱を受ける砂礫地でないと安定して生息できません。
県内の生息地はかなり限られるようです。
礫の河原でしか見られないカワラバッタ(バッタ科)もたくさん見られました。
埼玉県レッドデータ絶滅危惧ⅠB類です。河原のゴロタ石が泥で埋もれるとすぐにいなくなってしまいます。
この個体は色がちょっと変ですね。もしかして色素変異個体でしょうか・・・?
昼食休憩中にカジカガエル(アオガエル科)の新成体を見つけました。
これも埼玉県レッドデータ準絶滅危惧です。
昼食休憩後は、水生生物の観察をしました。
採集した生物は、白トレイに入れて観察しました。
コオニヤンマ(サナエトンボ科)のヤゴ、カゲロウやカワゲラ、トビケラなどのおなじみの水生昆虫の他、ヘビトンボ(ヘビトンボ科)の幼虫も複数採集できました。
よい環境であることが分かります。
昆虫以外では、カジカガエルのオタマジャクシの他、カジカ(カジカ科)やヒガシシマドジョウ(ドジョウ科)などが見つかりました。
カジカは環境省レッドリストで準絶滅危惧(埼玉県はランク外)、ヒガシシマドジョウは埼玉ではふつうですが、近県では軒並みレッドリスト入りをしています。
環境を変えて、見つかる生物がどう変わるかを見てみることにしました。
河畔林に近い、細い流れ(湧水が流れ込んでいるところ)へ移動しました。
トキホコリ(イラクサ科)の群落がありました。
環境省レッドデータ絶滅危惧Ⅱ類、埼玉県レッドデータでも絶滅危惧Ⅱ類です。
低地の湿地に見られる植物ですが、生息に適した環境が失われているようです。
花はまだついていませんでした。
ここでも、水生生物を観察します。
水量少な目で、思ったほど種数は見られませんでした。
サワガニ(サワガニ科・埼玉県レッドデータ準絶滅危惧)、オニヤンマ(オニヤンマ科)のヤゴ、クロスジヘビトンボ(ヘビトンボ科)幼虫などが見つかりました。
クロスジヘビトンボは、ヤマトクロスジヘビトンボかタイリククロスジヘビトンボ(いずれも在来種)のいずれかですが、幼虫では見分けがつきません。いずれも、埼玉県レッドデータ準絶滅危惧です。
やはり本流とは環境が異なり、見つかる生物にはかなりの違いがあります。
同じヘビトンボ科でも、本流ではヘビトンボ、沢近くではクロスジヘビトンボが見つかったのは面白いですね。
すみ分けているのでしょうか。
ちょっと早いですが、涼しい河原で今日の振り返りをしました。
その後、道なき道を通って河畔林を抜け、駅へ戻って解散しました。
参加者の感想(抜粋)
・小さい頃から川でいきものを探していたが、こんなにたくさんの種類が見つかったことはなかったので、面白かった。
・整備された川でも、古い環境、自然が残されていることが分かった。
・絶滅危惧種がたくさん見られたことに驚いた。
・自分では来ることのないような場所を見ることができて勉強になった。
・前回(深谷市)と同じ荒川の河川敷でも、違う昆虫が見られた。同じ川でも、違いがあるのが興味深い。
・自宅の近くではアメリカザリガニばかりで生物の種類も少ないが、今回は在来種がたくさん見られた。
・在来種がたくさんで美しい自然だけど、外来種もいるし、昔とは変わっているとのことで、このような自然の残された場所が増えるといいなと思った。
・前回(深谷市)では見られなかったカワラバッタがたくさん見られてよかった。どのような環境の違いが影響するのか調べたい。
今回観察したのは中流域と上流域の中間と言ってよい場所だと思います。
河原では、あまり人が入れず古い環境がある程度残されているためか、在来種やレッドデータに記載されている種がたくさん見つかりました。
いきもの好きの参加者の皆さんとしてはとても楽しかったようですが、同時に「どうすればこのような環境を残したり、取り戻したりできるのだろうか?」という課題を持つこともできました。
現代のヒトの活動は生態系に大きな影響を与えており、生物多様性は失われやすい状況にあると言えます。
生物多様性は「なぜ失われるのか」「どうやって失われるのか」「いつ失われたのか」「これから失われるのか」「どのように失われるのか」、様々な観点を持つことができます。
誰かに何とかしてもらうのではなく、「自分たちに何ができるか?」を探究してほしいと思います。
次回の公開講座は、10月26日(日)秩父鉄道野上駅集合、長瀞町蓬莱島で秋の河川敷の動植物観察を予定しています。
申し込みフォームは、9月中旬にアップしますので、しばらくお待ちください。
【SSH】(小中学生向けイベント)走査型電子顕微鏡体験会のお知らせ(締め切りました)
※7月24日時点で申し込み数が定員を超えましたので、申し込みを締め切りました。
越谷北高校では、今年度も株式会社日立ハイテク様から走査型電子顕微鏡(SEM)をお借りしました。
今年度は越谷北高校の生徒だけでなく、地域の小中学生さんにもぜひ電子顕微鏡に触れてもらいたいと思い、生物部で走査型電子顕微鏡の体験イベント「ミクロの世界を見マクロう!!」を企画しました。
近隣の小中学生の皆さん、高校生と一緒に普段見ることのできない小さな世界を見てみませんか?
イベントのポスターです。(pdfデータはこちらからダウンロードいただけます)
こちらからも申し込みできます↓
【SSH】第3回公開講座(7月19日)参加申し込みフォーム
越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第3回(秩父市武州中川駅周辺)を7月19日(土)に実施します。
当日は8:50に秩父鉄道武州中川駅前に集合、夏の里山の動植物観察、荒川河川敷での水生生物観察を行います。
野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)
参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URLまたはQRコード)からお申し込みください。
https://forms.gle/aJq63yyHdZ4HYp6u8
令和7年度 SSH生徒研究発表会
6月19日(木)越谷サンシティで『令和7年度 SSH生徒研究発表会』を実施しました。
理系部活動からは生物部が発表を行い、理数科2年生は生物分野と地学分野、理数科3年生は、英語で数学分野・化学分野・物理分野の発表を行いました。
生物部
二ホンアマガエルの体色変化の定量化の試み
理数科2年
【生物】体勢の変化に伴う大腿動脈における血流障害の経時的変化
【地学】液状化による家の倒壊を防ぐ工夫
理数科3年
【数学】k-ナッチ数列の加法定理
【化学】微生物電池の作成
【物理】片面の磁場強度が高くなる磁石の配列
各班の発表後、10分間の質疑応答が設けられました。内容を理解した上で、普通科の生徒からも質の高い質問がされていました。
閉会式では、SSH運営指導委員の先生方から「年々、研究が成熟しており、安心してプレゼンを楽しめる」、「生徒からの質問がとても活発で、この発表会の後でも質問と応答のさらなるコミュニケーションを期待したい」等の講評をいただきました。
この研究発表会で、理数科3年生は課題研究活動が一区切りとなります。1・2年生は、新たな気持ちで課題研究に取り組んでいきましょう。
【発表前の生徒の様子】
発表前の楽屋に様子を見にいったところ、和やかな雰囲気で素敵な笑顔を見せてくれました!(*^_^*)
【SSH】6月15日公開講座(深谷市武川駅周辺)
6月15日(日)深谷市の秩父鉄道武川駅~荒川河川敷でフィールドワークの公開講座を実施しました。
5月に予定していた第1回公開講座は、雨のため中止としました。
今回も週間予報では傘マークがついており心配しましたが、天候が好転したため開催することができました。
ただし、当日の朝まで雨が残っていたため、急遽集合時間を1時間ほど遅らせての実施となりました。
今回は高校生16名、教員2名が参加しました。
集合場所の武川駅では、早めに到着した参加者が、なぜかラジオ体操でウォーミングアップをしていました。
開始が遅くなり、気温の上昇も予想されていたため、市街地は飛ばしてさっそく河川敷へ移動しました。
まずは、堤防上から河川敷の構造を広い目で観察します。
どんな植生が見られるでしょうか。
フィールドワーク講座の目的の一つは、「自然観察から探究課題を見つけること」
河川敷で、自由に動植物を観察してもらいました。
前日から朝までかなり強い雨が降っていたため、水たまりが広がっています。
フトイ(カヤツリグサ科)にコガネグモが営巣していました。
コガネグモは埼玉県レッドデータ準絶滅危惧ですが、けっこうあちこちで見かけます。
ここでは、シソ科のミゾコウジュ(環境省レッドデータ準絶滅危惧、埼玉県レッドデータ準絶滅危惧)、イトトンボ科のキイトトンボ(埼玉県レッドデータ準絶滅危惧)、バッタ科のショウリョウバッタモドキ(埼玉県レッドデータ準絶滅危惧)が見られました。
レッドではありませんが、ハラビロトンボ(トンボ科)やクロイトトンボ(イトトンボ科)は数多く飛んでおり、水たまりの中でミズカマキリ(タイコウチ科)の幼虫やコシマゲンゴロウ(ゲンゴロウ科)を見つけることができました。
少し流れに近い方に移動しました。
うっかり落水しないよう、十分注意して先ほどの草原との違いを観察します。
ナミヘビ科のアオダイショウが泳いでいたので捕まえました。(観察した後に逃がしました)
長さは150cmほどありました。とても力が強く、腕に巻きついてきます。
河畔林をつくる樹木も観察しました。
ヤナギ科のカワヤナギ、マルバヤナギ、イヌコリヤナギが見られましたが、外来種のニワウルシ(ニガキ科)やハリエンジュ(マメ科)もかなり目立ちます。
気温が上昇し、とても暑かったので橋の下で振り返りをしました。
今回は本校の新聞部の生徒が取材を兼ねて参加されており、取材インタビュー風の振り返りとなりました。
参加者の感想(抜粋)
・自然な場所で植物や昆虫を観察して新鮮な気持ちだった。
・植物や虫を見るのは小学校以来で昔の自分に戻れたようだった。
・普段は河原にはあまり行かないので、色々な自然を見れてよかった。
・キイトトンボのいる場所をみつけられてよかった。夏にまた見に来たい。
・研究になりそうな課題を見つけられたので、今後考えていきたい。
・河川敷も外来種がとても多く、なんとかできないものかと思った。
・少し環境が変わるだけで見られる生物が変わって面白かった。どんな条件で生息する生物が変わるのかを考えたい。
・河原の少しの水の中にもコシマゲンゴロウがいて面白かった。
・季節の違いを感じることができた。どんどん夏になっていっているなと思った。
・(教員)夏のマガモを見ることができた。次回は所属校の生徒にも参加してもらいたい。
・(教員)今回観察できた植物種は70種ほどと少なめで、ほとんどが外来種だった。同じ場所でも、1週間も違えばまた変わったりするので、高校生のみなさんには、自宅や学校の近くに自分のフィールドを見つけて観察を続けてほしい。
今回観察した荒川の河川敷は、中流域と言ってよい場所なのですが、水の流れに近いところまで泥に埋もれ、外来の植物がたくさん見られるような環境でした。
本来、中流域ではゴロタ石の河原でまばらな植生が見られるような環境のはずです。
上流にできたダムの影響で氾濫が減り土が溜まりやすくなったこと、流域の山林で鹿の食害による下層植生の壊滅的な被害で土砂が流出していること、流域の田畑で化成肥料が使われ川に流れ込んでいることなどが影響し、まるで外来植物の畑のようになっているわけです。
ヒトの様々な活動は、思った以上に身の回りの環境に大きな影響を与えています。
今回観察した動植物も、10年後には姿を消して別の生物が入ってくるのかもしれません。
自然を観察し記録すること、データを残しておくことは、高校生にもできる基本的で重要な研究活動です。
次回の公開講座は、7月19日(土)秩父市武州中川駅集合で夏の里山・河川敷の動植物観察、水生昆虫の観察を予定しています。
申し込みフォームは後ほどアップいたしますので、しばしお待ちください。
【SSH】理数科2年 課題研究・校内発表会
6月7日(土)1~2限に、理数科2年生による課題研究発表会が行われました。
発表したのは生物5班・地学3班の計8班で研究題目は以下の通りです。
生物1班 アメリカナミウズムシの自切と環境の関係
生物2班 アルゼンチンモリゴキブリの忌避剤の探索
生物3班 アリの外的刺激に対する反応の変化
生物4班 撫でることによる植物への影響
生物5班 体勢の変化に伴う大腿動脈における血流障害の経時的変化
地学1班 地すべりにおける杭工の新モデルの検証
地学2班 上位蜃気楼のモデル化による像の変化についての考察
地学3班 液状化による家の倒壊を防ぐ工夫
なお、生物5班と地学3班は6月19日(木)越谷サンシティで行われるSSH生徒研究発表会で代表として全校生徒の前で発表をします。
また発表会に参加した理数科1年生からは、
・納得のいくまで研究する姿が本当にまぶしく、かっこいい
・着眼点が独特で、学問のおもしろさや広さを感じた
・限られた時間の中で、伝えたいことをを伝えることの難しさを感じた
などの感想のほか、
・自分が研究するときには、先輩以上に内容を深掘りしたい
・今回の発表から学んだポイントや工夫を自分の発表にも活かしたい
・班の仲間と協力して、思う存分研究し、疑問の答えを確かめたい
といった意気込みがあがりました。
【SSH】日本顕微鏡学会 第81回学術講演会 第2回中高生によるポスター発表
6月9日(日)福岡県の福岡国際会議場で行われた、公益社団法人日本顕微鏡学会主催の第2回中高生によるポスター発表に理数科3年2名で参加しました。
今回の発表会は、第81回日本顕微鏡学会学会学術講演会に先立って実施され、私たちを含め、5校6件の研究発表が行われました。
私たちは、ボルボックス愛好会という団体名で、「ボルボックス体細胞の単離現象を誘発する物質の性質」という題目で、2年間にわたって研究してきた内容を発表しました。
今回の発表は昨年の日本顕微鏡学会、理科教育研究発表会、植物生理学会に引き続き、私たちにとって4度目の発表でした。
今回の発表では、研究のプロセスについて聞かれることが多く、いつもとは違った視点で自分たちの研究を噛み砕いて考えることができました。
また、今回の発表は4度目ということもあり、楽しみたいという気持ちが強く、今までよりも活気に溢れた発表ができました。他校の発表もレベルの高いものが多く、私たちの研究に対する熱意もより強くなりました。発表時間に、他校の生徒と交流することもできました。
また、同時開催の市民公開講座にも参加し、日本人の古代ゲノムに関する話や、顕微鏡から紐解く恐竜の研究に関する講演を聞き、研究における人脈の大切さや、研究に対する多角的なアプローチの大切さを学ぶことができました。
質疑応答の際には、質問をさせていただきました。
昼食には福岡に来たということもあり、長浜ラーメンを食べました!
本場の豚骨ラーメンの味に感動し、スープまであっという間に飲み干してしまいました。ごちそうさまでした!
このような貴重な機会を用意してくださった、日本顕微鏡学会の皆様、ありがとうございました!
本研究にあたり、(株)日立ハイテク様に卓上走査型電子顕微鏡TM4000Plusをお借りしました。また、(株)日立ハイテク寺田大平様には、淡水プランクトンのSEM画像撮影に関するご助言の他、多大なるご支援をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました!
【SSH】越谷北高校SSH生徒研究発表会(6月19日)教育関係者 参加申し込みについて
令和7年6月19日(木)、越谷サンシティ大ホールにて越谷北高校SSH生徒研究発表会が行われます。
理数科2年生(地学、生物)3年生(物理、化学、数学)および理系部活の代表による課題研究発表になります。
時程
9:20~ 9:30 来場者受付
9:45~ 9:50 開会式
9:50~10:50 第1部(理系部活・理数科2年 課題研究発表)
11:00~12:00 第2部(理数科3年 課題研究発表)
12:00~12:30 閉会式
当日は、本校在校生の保護者、全国の教育関係者(SSH校教職員、近隣中学高校教員等)にご参加いただき、生徒の発表をご見学いただけます。
本校在校生の保護者は事前申し込みなしで来場いただけますが、教育関係者については、下記リンクから事前にお申し込みください。
参加申し込みは こちら からお願いします。
集計の都合上、6月17日(火)までのお申し込みをお願いします。
【SSH】5月14日SSH教職員研修会
5月14日(水)放課後、東京都立大学名誉教授 松浦克美先生をお招きして、本校しらこばと会館にて教職員研修会を実施しました。
テーマは「生徒が主体性を発揮するには」「探究において教員ができること」
探究活動にかかわらず、生徒の主体性を伸長することは本校の重点目標にも掲げられており、関心の高いところです。
講師の松浦先生には、午後に実施された理数科3年生の探究発表(英語での口頭発表)にご参加いただき、その講評からお話しいただきました。
理数科の探究活動は、3年生の発表に2年生が、2年生の発表に1年生が聞き手として参加しているのですが、その点について上級生から下級生への継承でうまくいっているのではないか、との評価をいただきました。
英語での発表も上手にできているのですが、上手な英語にこだわりすぎているのでは、とのご指摘もいただきました。
確かに、文法的に正確であることも大事ですが、下手でも英語でしゃべろうとすること(伝えようとすること)ができれば、現状では日本語中心になってしまっている質疑応答なども英語でできるようになるかもしれません。
研修会は、私たちから講師の松浦先生にテーマに関する質問をして、お答えいただく形で進行しました。
学校教育において生徒が主体性を発揮することは重要ですが、様々な場面で「どこまでを生徒に任せるか」は、とても難しい課題です。
本校でも、教科によってかなり生徒に学びを任せる形で授業を実践している科目もありますが、教員の介入を減らすことに不安を感じる教員も多いです。
特に、教員が「教えない」ことには抵抗がある方が少なくありません。
そのような不安に対しても、実例を含めてお答えをいただきました。
第一部(全体会)終了後に、第二部として引き続き質疑応答形式で、生徒が主体的に取り組める授業についてお話していただきました。
参加した教職員のアンケートから感想を抜粋します。
・学年の早いうちから、どんどん英語で自分の考えを発表させる授業を展開すべきと思いました。また、彼らの好奇心を刺激する環境をさりげなく整えていくことも必要と考えました。
・いくらでも正しい情報が手に入る時代、AIの発達により確かに情報は入手しやすくなっているので、何に重きを置くのかによってどう授業するのかは変わっていくのだろうと思った。
・主体的に取り組ませる過程で、教員が何でも教えないという部分に共感しました。
・自分の授業を顧みる、良い機会となりました。今後の授業では、生徒を励ましつつ見守ることを心がけたいと思います。
・本校の実情に合わせて実践できるイメージがわかない。授業観察や他校視察など必要かもしれない。
・紹介された「できないことを繰り返すと、できないということを学習する。やりたくない、という気持ちを強化してしまっている」という言葉にハッとさせられました。自分の苦手意識もそこから来ているなと、自身を振り返っても思います。
【SSH】第2回公開講座(6月15日)参加申し込みフォーム
越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第2回(深谷市武川駅周辺)を6月15日(日)に実施します。
当日は8:50に秩父鉄道武川駅前に集合、初夏の動植物観察を行います。
野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)
参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URLまたはQRコード)からお申し込みください。
https://forms.gle/57ZpfmRp2VMDMawJA
【SSH】理数科3年 課題研究・校内発表会
5月14日(水)5~6限に、6月19日(木)越谷サンシティで行われるSSH生徒研究発表会の代表を決定するための理数科3年生による課題研究発表会が行われました。この発表会は、すべて英語での発表になります。
発表をしたのは、物理4班・化学3班・数学2班の計9班で研究題目は以下の通りです。
数学1班 k-ナッチ数列の加法定理
数学2班 効率の良い順位付けじゃんけんの方法
物理1班 落下運動における緩衝材の形と衝撃エネルギーの関係
物理2班 防音材の効果的な利用について
物理3班 片面の磁場強度が高くなる磁石の配列
物理4班 レンチキュラーにおける水面波の利用
化学1班 カメムシのにおい成分の抽出と分析
化学2班 微生物電池の作成
化学3班 緑色沈殿の発生条件
サンシティの発表会代表選出は、校内発表会に参加した理数科2・3年生の生徒の相互評価を参考に課題研究担当教諭の判断により選定されます。
【SSH】公開講座「高校生と教員の動植物研修」のお知らせ
今年度も、越谷北高校では地域との連携及び学校開放のため公開講座「高校生と教員の動植物研修」を実施します。
野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)
次の全6回を予定しています。各回ごとに参加申し込みを受け付けます。
①5月6日(火・祝) 行田市・熊谷市荒川河川敷 (行田駅西口8:50集合)
②6月15日(日) 深谷市荒川河川敷 (秩父鉄道武川駅改札前8:50集合)
③7月19日(土) 秩父市武州中川駅周辺 (秩父鉄道武州中川駅改札前8:50集合)
④10月26日(日) 長瀞町蓬莱島周辺 (秩父鉄道野上駅改札前8:50集合)
⑤11月16日(日) 熊谷市大麻生公園周辺 (秩父鉄道大麻生駅改札前8:50集合)
⑥3月28日(土) さいたま市田島ヶ原周辺 (さくら草公園8:50集合)
野外での動植物観察に興味がある高校生、教員(校種は問いません)は、 こちら をご覧いただきお申し込みください。
第1回(5月6日)のお申し込みは、申込専用フォーム(下URLまたはQRコード)へお願いします。
https://forms.gle/fUGQeEFbX1bSsLYaA
【SSH】3月22日公開講座(武州日野駅周辺)
3月22日(土)秩父市の武州日野駅集合でフィールドワークの公開講座を実施しました。
今回は、高校生14名、教員5名が参加しました。
先週の雪がまだ日陰に残っていましたが、よく晴れて春の訪れを感じる暖かい(むしろ暑い・・・)陽気になり、絶好の野外調査日和となりました。
遠くの山々も雪の白が残っています。
秩父鉄道の武州日野駅に集合し、駅前のサクラを観察しました。
樹齢を重ねた太い幹に、コケや着生植物などが見られます。
よく観察すると、コケなどの多いところと少ないところがあります。
どのようなところが多くなっているのでしょうか。自分の言葉で表現することで観察の解像度が上がります。
カヤラン(ラン科)を見つけました。
埼玉県レッドデータ準絶滅危惧です。
駅の裏手から弟富士山(おとふじやま)の登山道へ進みました。
標高386mの小さな山です。
集落が近いため、民家から逃げ出した植物が多く見られます。これはナンテン(メギ科)です。
シュロ(ヤシ科)もありました。棕櫚縄(しゅろなわ)の材料でもあります。
アオハダ(モチノキ科)です。落葉樹で葉はまだ展開していませんが、枝の付き方に特徴があります。
低山とはいえ、急な坂道も登ります。
林道の脇にフデリンドウ(リンドウ科)が一株出てきていました。
花にはまだ早かったようです。
セツブンソウ(キンポウゲ科)の花がまだ残っていました。
環境省レッドデータ準絶滅危惧(埼玉県レッドデータでも準絶滅危惧)です。
カタクリ(ユリ科)は、つぼみがいくつか見られただけでまだ咲いていませんでした。
カタクリも埼玉県レッドデータでは準絶滅危惧です。
ツノハシバミ(カバノキ科)の花が見られました。目立つ穂は雄花序です。
ツノハシバミは、ヘーゼルナッツに近縁で、果実は食べることもできます。
カキドオシ(シソ科)を見つけました。
爽やかな芳香があり、食用、飲用(お茶)、薬用(生薬:レンセンソウ)に利用されています。
写真は載せませんが、参加者の高校生がここでサルの頭蓋骨を見つけました。
駅、集落のすぐそばで野生動物が活動していることが分かります。
弟富士を降り、集落の中を進みました。
所有者に許可を得て、栽培されているキクザキイチゲ(キンボウゲ科)を見させていただきました。
別名キクザキイチリンソウ、埼玉県では自生では絶滅種です。
きれいに管理されたモウソウチク(イネ科)の竹林やカタクリ自生地を見ていると、たまたま土地所有者の方がいらして、お話を聞くことができました。
竹林もカタクリも、所有者の方が手入れをして維持されていたそうですが、高齢のため今年から管理をやめるそうです。
「(ヒトが)手をかけてやらないと、だめになるよ」というお話が印象的でした。
歩いて駅まで戻り、最後にセツブンソウの群生地を見に行きました。
が、こちらも花はほとんど終わっていました。名前の通り、節分のころに咲く花ですのでしかたがないですね。
と、思いきやヒメニラ(ヒガンバナ科)の花を見つけました。
埼玉県レッドデータ準絶滅危惧です。
ふつうのニラはいくらでも見られます(畑から逸出しています)が、ヒメニラはとても珍しいです。
春に現れ、夏には見られなくなるスプリング・エフェメラルのひとつです。
最後に駅前で閉会行事をして解散しました。
参加者の感想(抜粋)
・ヒノキやスギ、アラカシなど木の見分け方を知ることができ、山を見るときの楽しみが増えた。
・教科書に載っている写真がすべてではないことが分かった。
・休憩中に昆虫を採集していたとき、現地の方から「私たちにとって何でもない虫をわざわざ採りにきた」というお話を聞いて、逆に自分の身の回りでも何でもないと見過ごしてきた発見があるかもしれないと考えた。
・同じような植物でも、細かく見ると違いがあることが分かった。
・自然を見るだけではなく現地の方のお話を聞くことが重要であることが分かった。
・ひとつの生物種について考えるとき、それだけでなく環境にも目を向けていきたい。
・1年間参加してきて季節が一巡し、5月に見たものをまた新しい目で見ることができた。
・豊かな自然を維持していくためにはヒトが手入れをしなければならない。自然と関わりたいと考えている若い人はいるはずなので、(高齢などで)できない人と、やりたい人をつなげるために自分に何ができるかを考えたい。
・(教員)以前の回に参加してとても楽しくまた参加した。ぜひ生徒にも体験させたい。
・(教員)地元の方の話を聞けたことがとてもよかった。私たちにとって見えている「自然」が、地元の方たちにとっては手を入れているものであることが実感できた。
フィールドワーク公開講座は、野外での動植物観察から研究のテーマ(課題)を見いだすことをひとつの目標として実施してきました。
今回は、課題発見の他に春の動植物を楽しむことを通じて自然への興味関心を深めることができたと思います。
視野を広げたり、新しい視点を得て自然を見る目の解像度を上げることで、これまで気づいていなかった課題にも気づくことができるようになります。
今回のフィールドワークでの経験が、各校で取り組んでいる課題研究に活かされることを期待しています。
【SSH】第66回日本植物生理学会 高校生生物研究発表会
3月16日(日)、石川県の金沢大学で行われた、一般社団法人日本植物生理学会主催の「高校生生物研究発表会」に理数科2年2名で参加しました。
今回の発表会は第66回日本植物生理学会年会に合わせて実施されたもので、大阪府や鹿児島県など、37校57件の発表が行われ、多くの方が参加していました。
私たちは、1年生の課題研究から継続している「ボルボックス体細胞の単離現象」という題目で発表しました。
当日は大学の教授や、他参加校の引率の教員、そして高校生と様々な方に発表をし、たくさんのアドバイスや質問を頂きました。
学校外での発表は、日本顕微鏡学会、理科教育研究発表会につづき、3度目の発表となり、経験を重ねる毎に楽しんで発表ができるようになりました!
高校生生物研究発表会では、百万穀賞、優秀賞、最優秀賞の3つが用意されていて、
結果、優秀賞を頂くことが出来ました!ボルボックスへの愛が認められたような気がしてとても嬉しかったです!
このような貴重な機会を用意してくださった、日本植物生理学会の皆様、ありがとうございました!
本研究にあたり、(株)日立ハイテク様に卓上走査型電子顕微鏡TM4000Plusをお借りしました。また、(株)日立ハイテク寺田大平様には、淡水プランクトンのSEM画像撮影に関するご助言の他、多大なるご支援をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました!
来年度もお借りする予定の卓上走査型電子顕微鏡についても、今後の継続研究で活用していきたいと考えています!
【SSH】令和6年度 1学年 課題研究(生物・地学)中間発表会
3月12日(水)2~3限に、理数科1年の課題研究(生物・地学)中間発表会が開催されました。
1年生の理数科では、生物・地学分野の中で興味のあるテーマを設定して研究します。6月の本発表に向けて、さらに研究をブラッシュアップする場として、毎年3月に現時点までの研究の中間発表会を実施しています。
中間発表会は2年生の理数科生徒も見学をして、1年生への質疑だけではなく、発表をした班毎にコメントを書き、発表を評価します。
来賓5名の先生方と県教育局指導主事2名をお迎えした中での発表会だったので、1年生は初めての発表で少し緊張感がありました。来賓の先生方から頂いたアドバイス等を活かして、6月の本発表に向けて研究結果を整理していきましょう。
【SSH】第6回公開講座(3月22日)参加申し込みフォーム
越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第6回(秩父市武州日野駅周辺)を3月22日に実施します。
当日は8:50に秩父鉄道武州日野駅改札前に集合、春の里山の動植物観察を行います。
野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)
参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URLまたはQRコード)からお申し込みください。
https://forms.gle/ebkpdbQsYVgYTgHj9
【SSH 】国立科学博物館研修
令和7年2月5日に国立科学博物館での研修に行きました。
大きく精密な標本や、学芸員さんの楽しくわかりやすい解説で、新鮮な体験ができました。
生物の分野では、さまざまな種類の化石を見ることで視覚的に生物の進化を学びました。特定の地域で繁栄した生物も見ることができ、どのような理由で進化したのか、授業で学習した内容との結びつきなど、学びが深まりました。
物理、化学分野では、光、磁気などの身近な現象を切り口に、直感的に自然現象を体感することができました。また、現在の科学の基礎となった研究の装置を実際に動かしてみることで、科学へのイメージができ、理解が進みました。
最新の研究と他分野との結びつきなども知ることができ、研修を通して、教科書の内容の裏の面を知ることができました。普段の授業とは違った角度で科学に対する知見を深めることができました。
【SSH】令和7年2月1日 iGEM出前授業(iGEM TSUKUBA)
令和7年2月1日(土)北高探究の日の午後、生物講義室で筑波大学の学生のiGEMチーム(iGEM TSUKUBA)による出前授業が行われました。
iGEM(アイジェム)は合成生物学に関する世界大会の名称で、この大会に参加している本校卒業生を含む大学生のグループがiGEM TSUKUBAです。
iGEMおよびiGEM TSUKUBAについて詳しくは、iGEM TSUKUBAのHP(リンク)をご参照ください。
今回は、『不可視対象への挑戦』という題で、箱の中の構造を『仮説・実験・考察』によって検証して明らかにしていくことで、研究のプロセスを体験するというものでした。
まずはiGEMに関する説明、今回の授業の目的と手順などが説明されました。
参加した生徒たちは興味津々です。
机上のお菓子の箱は息抜きのためのおやつ・・・ではなく、今回の実験対象、「謎の箱」です。
今回の出前授業のために、チームメンバー総出でおかしを消費し、箱を集めたそうです。
まわりはテープで留めてあり、中はもちろん見えません。
動かすと、中で何かが転がっている様子・・・
まずはいろいろ動かしてみて、中の様子を予想します。
磁石やものさし、電子てんびんなど様々な器具を使って実験をしますが、器具は自由に使えるわけではありません。
実験の計画を立て、「何の目的で、どのように調べるために、何を使うか」をしっかりと説明しないと器具を借りることができません。(器具の借用には時間制限もあります)
まるで、本当の研究のようですね。
実験をした結果は、成果報告書として提出しホワイトボードに貼り出されます。
他の班の結果も含めて「結果→考察→仮説→実験→結果→・・・」のサイクルを繰り返していきました。
自然と、班を超えたディスカッションが生じています。合同研究でしょうか。
ついに2班が合流してしまいました。
このグループは、後に主張の違いから再分裂し新しい2つの班に再編成されました。
白熱する議論は、予定していた時間を延長させることになりました。
各班から、予想した内部構造について発表をしました。
班によって異なる予想の部分もあります。
はたして、内部構造を看破した班はあるのでしょうか。
最後に、箱の中身を開けて見てみました。
そうなっていたのか!歓声が上がりました。
かなり正確に内部構造を予想できていたのですが、みんなが予想もしていなかったギミックが仕込まれていました。
色々試している中で「なんでこうなるのだろう?何の音だろう?」と思っていたことの答えでした。
最後に授業者からの総括です。
研究は、「本当に難しい、だからこそ、楽しい!」
在学中も課題研究に一生懸命だった卒業生によるお話でした。
参加した生徒たちもとても楽しかったようで、また挑戦したい!とのことでした。
終了後も、研究について、大学について、その他いろいろなことを大学生と話していました。
iGEM TSUKUBAの皆様、ありがとうございました。
【SSH】理数探究・英語プレゼンの準備
本日の6限の理数探究の時間、2年生の理数科は課題研究のプレゼン準備をしました。
埼玉大学のTammo Reisewitz先生に、スライドの内容や英語の表現について助言をもらいました。
3年次のプレゼンはすべて英語。もちろん、自分たちでスライドを作成します。
SSH生徒研究発表会にむけて少しずつブラッシュアップしていきましょう!