SSH
【SSH】7月13日公開講座(寄居町鐘撞堂山)
7月13日(土)寄居町鐘撞堂山にてフィールドワークの公開講座を実施しました。
今回は、県内から高校生14名、教員3名が参加しました。
雨予報の続く中天候が心配されていましたが、当日は雨も降らず気温も高すぎず絶好のフィールドワーク日和でした。
寄居駅北口に集合し、市街地を抜けて鐘撞堂山へ向かいます。
市街地では、軽く路傍の植物を観察しました。
舗装道路の隙間にはエノコログサやシナダレスズメガヤなどが生えています。
真夏には灼熱の環境になるアスファルトの隙間に生えることのできる植物はどんな特徴を持つのでしょうか。
土壌のあるところは同じ「猫じゃらし」でもオオエノコロが多いようです。
環境選好性に違いがあるようです。
国道を渡って市街地を抜けてくると畑地が増えてきました。
良く知っているはずの野菜でも、意外と見ても分からないものです。
山に入ると、一気に涼しくなりました。
見られる植物も増えてきます。
市街地の近い山林では、もともと自生していたものとヒトが植えたものとが混ざって生えています。
かつて人々が利用していたであろう植物、クワ(絹糸生産のため)やヒメコウゾ(和紙の原料)なども目立ちます。
アジサイにフキバッタの仲間がいました。
参加者はイナゴだと思っていたようです。バッタの仲間は、見分けるのが難しいです。
実は、ここで道を間違えていたことに気が付きました。
鐘撞堂山へ続く筋を間違えてしまっていましたので、引き返しました。すると・・・
参加者の高校生が、「変なキノコのようなものが生えている」と何かを発見!
なんとタシロラン(ラン科)でした!
環境省レッドデータブックで準絶滅危惧、埼玉県レッドデータでは情報不足となっており、県内では10か所ほどでしか記録されていない希少種です。
道を間違えたおかげで、貴重な生物を観察することができました。
またとない機会、じっくり観察します。
タシロランは腐生植物で、自身で光合成をしません。
葉はあるでしょうか?根はどうなっているかな?
あらためて鐘撞堂山へ向かっていると、道端のミョウガの葉にツノトンボがいました。
羽化したてなのか、触角も翅も垂れ下がっていました。
トンボと名がついていますが、トンボの仲間ではなく、ウスバカゲロウなどと同じアミメカゲロウ目の仲間です。
山に入ったところで、沢に降りてプラナリア探しをしました。
前日までの雨の影響かもしれません、プラナリアは少なかったようですが、それなりに採集できました。
各自で持ち帰り飼育や研究に活用できそうです。
沢沿いで冬虫夏草のカメムシタケを見つけました。
カメムシタケは冬虫夏草の中で数も多く、オレンジ色で目立つため見つけやすいです。
冬虫夏草に興味のある方は、沢沿いの林道などで探してみてはいかがでしょうか。
カメムシタケを見つけたら、その周りに他の冬虫夏草が見つかることも多いです。
というわけで、見つけました。
小さくて分かりにくいですが、樹皮下の虫(おそらく甲虫の幼虫)から白い菌体が出ています。
冬虫夏草の図鑑には載っていなくて、種類は分かりませんでした。
周囲には同じ種類の木がたくさん生えていますが、この木にだけ発生していました。
林道わきにきれいな白いキノコが見つかりました。
ドクツルタケです。一見おいしそう(?)ですが、国内での死亡例もある毒キノコです。
開けたところに出ると、アブ、ハチ、チョウが見られました。
これはコチャバネセセリです。
林内の涼しいところで振り返りをしましたが、写真を撮り忘れました。
駅前で少しお話をして、解散しました。
参加者の感想(抜粋)
以前から見たいと思っていたアマチャヅルを見つけることができて感激した。
アマチャヅルとヤブガラシは図鑑で見るとそっくりでよく似ていると思っていたが、実物を見ると違いがあることに気が付くことができた。
道端のエノコログサやメヒシバなどこれまで目を向けていなかった植物にも興味を持つことができた。
タシロランなどの珍しい生物を見ることができてよかった。
前回までで見た種類を今回見分けることができて面白かった。
学校で参加する屋久島フィールドワークに向けた予備調査ができた。
調査方法の改善点が見つかったので、改善していきたい。
同じような環境でも毎回見つかる生物に違いがあることに気が付いた。
ニッチが合っているように見えても、いたりいなかったりするので、実物を見ないと分からない、気が付かないこともたくさんある。
(教員)鳥を8年ほど続けていて、やっとわかるようになってきた。生徒の皆さんもフィールドでの観察を継続してほしい。
(教員)今回見た植物をリストにしたが、300種弱の植物が記録できた。
市街地、沢、林道といろいろな環境を見たために種数が多くなったのだと思う。
また、道を間違えたおかげでタシロランを見つけることができた。
時には間違えることも大事だと思う。
今回のフィールドワークでは、タシロランや冬虫夏草をはじめ珍しい生物を見つけることができました。
希少な生物は、適応する環境が限定的である(ニッチが狭い)ために減ってしまっている(あるいは元から少ない)と考えられるため、私たちから見ると同じように見える環境でも、わずかな違いのためにいたりいなかったりすることに気が付くことができました。
フィールドでの調査は、そういった点に着目してなるべくたくさんの場所を、多くの目で観察することが重要です。
次回の公開講座は10月に春日部市内牧公園での実施を予定しています。
もともとは10月20日(日)を予定していましたが、27日(日)に日程を変更しての実施を検討しています。
9月頃には参加申し込みフォームについてお知らせしますので、高校生、教員でご興味を持たれた方はぜひご参加をご検討ください。
【SSH】第1回SSH運営指導委員会
6月27日の午前中にSSH生徒研究発表会が行われ、午後には今年度の第1回SSH運営指導員会が開かれました。
ご出席いただいた運営指導委員の先生方は以下の通りです。
中澤明様(埼玉大学名誉教授)
井上直也様(埼玉大学名誉教授)
浅野信彦様(文教大学教授)
関根秀明様(建設技術研究所 執行役員 中部支社長)
多久和理実様(東京工業大学リベラルアーツ研究教育院 環境・社会理工学院 講師)
また、埼玉県教育委員会の県立教育指導課よりお二方、JST(国立研究開発法人 科学技術振興機構 理数学習推進部 主任専門委員)より奥谷雅之様にもご出席いただきました。
運営指導委員会では、SSHの昨年度の反省を踏まえた今年度の活動方針が報告され、それに対して、運営指導委員会の先生方から様々なご意見やご指摘をいただきました。
本校の教員からも様々な意見が出され、充実した議論をすることができました。
探究的な活動のなかでのテーマの探し方、実際の生徒の変容、クロスカリキュラムにおける、科目横断的な授業の記録についてなど、どの話題もこれからの越谷北高校の発展に欠かせないものでした。
SSHのⅡ期は令和5年度~令和9年度の5年間です。今年はⅡ期二年目ということで、学校全体で様々な取組に挑戦してまいります。
【SSH】生徒研究発表会
6月27日、越谷サンシティにてSSH生徒研究発表会を実施しました。
理数部活動からは化学部が代表で発表を行いました。
「ダンゴムシを用いた染色」
2年生はそれぞれ1班が生物分野、地学分野の発表を行い、3年生は物理分野、数学分野、化学分野の発表を行いました。
「ボルボックス体細胞の単離」
「砂防堰堤と土石流の関係について」
「Relationship between balloon burst loudness and how it is punctured」(風船の破裂音量と割り方の関係)
「Divide angle equally by folding origami」(折り紙による角の等分)
「Differences in Molluscan Shell Phosphors depending on habitat」(生息地による貝殻蛍光体の違い)
各班の発表の後、10分間の質疑応答の時間が設けられましたが、どの班についても時間ギリギリまで活発な質疑が行われました。普通科の生徒からも質問が出されたほか、留学生からは英語での質問も。3年生は英語で回答をし、ここ一番の盛り上がりを見せました。
最後に、SSH運営指導委員の先生方から講評をいただきました。
理数科3年生にとっては、これで課題研究活動は一区切り。下級生に大変良い刺激を与えてくれました。これまでの研究活動お疲れさまでした。1,2年生はこれから新たな課題研究を進めていきます。これからの活躍を期待しています。
【発表後の様子】
発表前は緊張した様子でしたが、発表後は素敵な笑顔を見せてくれました。お疲れさまでした。
【SSH】野外実習事前学習 毎木調査
理数科1年生で夏休みに実施される野外実習に向けて、
理数生物の授業を使って伊豆大島の植生の特徴や、植生調査の方法について学習しました。
調査では樹種を判別し、胸高直径と樹高を測定します。
用意されたのはメジャー1つ、さてどうやって樹高を計りますか?
。。。
各班で話し合い、三角関数で求める方法や自分の影の長さとの比を使う方法など
色々なアイディアが出ました。
毎木調査では、実際には10m×10mの決められた範囲のすべての樹木を測定するため
樹高は人や木を基準にm単位でざっくり測ることもあります。
こんな感じ
では、校内の樹木を実際に調査してみましょう!
幹の円周から直径を計算して...
写真の使い方も、デジタルならではですね。
有意義な実習になるよう、準備していきましょう。
【SSH】第3回公開講座(7月13日)参加申し込みフォーム
越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第3回(寄居町鐘撞堂山)を7月13日に実施します。
当日は8:50に寄居駅北口に集合、鐘撞堂山で夏の里山の動植物観察、沢でプラナリア採集の実習(予定)を行います。
野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)
参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URLまたはQRコード)からお申し込みください。
https://forms.gle/QRe4r6ZEPfvTuPyK6
【SSH】6月15日公開講座(宮代町山﨑山周辺)
6月15日(土)宮代町山﨑山周辺にてフィールドワークの公開講座を実施しました。
今回は、県内2校から高校生17名、教員1名が参加しました。
30℃を超える猛暑の中でしたが、参加者の皆さんは積極的に動植物の観察をしていました。
宮代町は埼玉県東部に位置し、中川低地と大宮台地の境目にあたります。
開発の進んだ埼玉県東部では貴重な雑木林が残された地域でもあり、平成13年に宮代町と埼玉県が購入した雑木林は緑のトラスト保全5号地として保全活動が行われています。
東武動物公園駅西口に集合しました。
雑木林までは、市街地の植物を観察しながら移動です。
アスファルトの隙間から伸びるトマトを見つけました。
空きテナントの壁になぜかモンシロチョウの蛹が30匹近く・・・
なぜここで蛹化しているのでしょうか。
近くにモンシロチョウの幼虫が育つアブラナ科植物は見当たりません。
いわゆる”猫じゃらし”を見つけました。
猫じゃらしと呼ばれる植物には何種類かいます。
ここではオオエノコロとアキノエノコログサが混じって生えていました。
特徴の違いを見出します。
サクラの葉を観察していると、参加者のひとりが形が変な葉を見つけました。
次の写真を見て、皆さんは気が付きますか?
変な葉はこれ1枚ではなく、他の枝にも見られました。
どうしてこのような葉になったのでしょうか。
道路沿いにも様々な動植物が見られます。
自動車の往来に気を付けながら観察をします。
水辺ではたくさんのトンボが飛んでいました。
ほとんどはコシアキトンボでしたが、鮮やかな赤い色のショウジョウトンボや、大きなウチワヤンマも見られました。
ショウジョウトンボです。
酔っ払いの赤ら顔の妖怪「猩々(しょうじょう)」からついた名前です。
ウチワヤンマは、名前は「ヤンマ」ですがヤンマ科(ギンヤンマなど)ではなくサナエトンボ科のトンボです。
(ちなみにオニヤンマはオニヤンマ科、コオニヤンマはサナエトンボ科、ややこしいですね。)
名前の由来は、尾部のうちわ状の突起から。
近年埼玉県では近縁のタイワンウチワヤンマが見られるようになってきましたが、ここで見られたものはウチワヤンマでした。(うちわ状突起の形状や脚の色から判断できます)
宮代町の「新しい村」で昼食休憩をとったあと、湿地の動植物観察です。
普段は見られないような植物が見られます。
湿地に多いハンノキは埼玉県の蝶ミドリシジミの食草です。
残念ながらここではミドリシジミは見られませんでした。
緑のトラスト地の雑木林に入りました。
雑木林特有の植物がたくさん見られました。
雑木林の樹木は、様々なかたちで人間が利用してきたものが多いです。
クヌギからは樹液が出ていて、樹液に集まる蝶サトキマダラヒカゲの他、コクワガタ、オオスズメバチも観察できました。
このオオスズメバチは女王のようです。
かなりの迫力です。危険のないように、近づかないで観察をします。
シュンランに実がついていました。
参加者は好奇心むき出しで観察し、よくメモを取って積極的に質問をしていました。
最後に水田の動植物観察です。
農作業の迷惑にならないよう気を付けて観察をします。
ここ20年ほどで急激に数を減らしたトウキョウダルマガエル(トノサマガエルの仲間)が見られました!
とてもカッコいいカエルですが、学校周辺では見られなくなりました。
かつては夏の夜に水田で大合唱をしていたものですが、いつの間にか聞かれなくなりました。
身近な自然の変化にも目を向けていたいものです。
最後に駅に戻り、参加者からひと言ずつ感想をもらって解散しました。
気温が高く、給水など気を付けて活動しましたが、充実したフィールドワークになりました。
参加者の感想(抜粋)
色々な動植物が見れて楽しかった。同じ科の植物には共通の特徴があることが分かった。
よく似ている植物でも、見分け方が分かると見分けられるようになった。
トンボを追いかけたがなかなか捕まえられなかった。ウチワヤンマを初めて見ることができた。
昨年と同じ場所(注・昨年10月も同地での観察会でした)で観察をして、季節によってみられるものが変わることが分かって面白かった。
駅から歩ける狭い範囲でも環境が変われば見られる動植物もがらりと変わっていて面白かった。
これまで違いがあることすら知らなかった植物について知ることができた。家族にも教えてあげたい。
前回(5月回)に覚えた植物を見分けることができてうれしかった。
(教員)生徒さんたちが熱心に参加していて感心した。生徒さんたちもいろいろなことを知っていて驚いた。昨年(10月)と比べて昆虫の種類が多かった。
今回は参加者からの質問が特に多く、興味関心を絞り出して観察をすることができていたと思います。
動植物の観察は、くり返し見て「目」をつくることが大切です。
ぜひ続けて参加し、フィールドワークの基礎を身に付けてほしいと思います。
次回は、7月13日(土)寄居町鐘撞堂山の予定です。
参加申し込みフォームは後ほどアップいたします。
ご参加お待ちしております。
【1年理数科】東大リサーチキャンパス
6月8日(土)、東京大学生産技術研究所および東京大学先端科学技術研究センター主催の「東大駒場リサーチキャンパス公開2024」に理数科1年で参加してきました。
このリサーチキャンパスでは、各班が興味を持った分野の研究室を回り、私たちは「マイクロニードルパッチ:DDSと予防医学」「体の外で神経回路をつくって脳を理解する」「バイオインスパイアード有機合成化学ー生体反応に倣い、それを超える」「培養肉からバイオブリットマシンまで」などを見学してきました。
見学中も、疑問に思ったことは質問し、様々な知識を吸収することができたと思います。内容が難しく理解に苦しむ場面も多々ありましたが、その度に丁寧に説明してくださり、今まで抱えていた疑問の答えを知ることができました。
このリサーチキャンパスを通して、自分が考えていなかった分野にも興味を抱くことができ、多くの「気づき」を得ることができました。これからも、このような活動に積極的に参加し、知見を広げていきたいと思います。
【SSH】科学探究 校内発表会
6月8日(土)の午後、本校しらこばと会館で科学探究の校内発表会が行われました。
科学探究は、物理・化学・生物・天文気象・パソコンの5つの理系部活動に所属する
普通科の生徒の中で希望者が行っている研究活動科目です。
校内発表会では約80名の生徒の前で6つの研究が発表されました。
天文気象部
マジックアワーの色と気象条件
物理部
トントン相撲王への道
化学部
ダンゴムシを用いた染色
化学部
NaCl線状結晶の析出条件
化学部
複数色消すシートの作成
生物部
ナガミヒナゲシ 過去5年間の分布推移と混生する植物について
他の部活動の研究に興味津々
質疑応答も積極的に行われました
この中から代表に選ばれた1研究は
6月27日にサンシティ越谷市民ホールの大ホールで行われる生徒研究発表会で
全校生徒の前で発表します。
たくさんもらった質問や意見を今後の研究活動に生かしていきましょう。
【SSH】日本顕微鏡学会 第80回学術講演会 第1回中高生によるポスター発表
6月2日(日)、公益社団法人日本顕微鏡学会主催の「第一回中高生によるポスター発表」に理数科2年2名で参加してきました。
今回の発表会(中高生によるポスター発表)は、日本顕微鏡学会 第80回学術講演会に合わせ、今年度はじめて実施されたもので、当日は私たちも含め10校14件の研究発表が行われ、多くの方が参加していました。
私たちは「ボルボックス体細胞の単離条件」について1年間にわたって研究してきた内容を発表しました。
持参したiPadで、顕微鏡で動画撮影したボルボックスの様子も見ていただき、分かりやすい発表に努めました。
学校外で発表する初めての機会だったため、とても緊張しました。
しかし、たくさんの方々からご指摘をいただくことで、自分たちの研究について、新たな学びを得ることができました。
また、同時開催の市民公開講座にも参加し大学教授の講演を聴講しました。
講演では、ナノテクノロジーによる科学技術の進歩や、眠りについての重要性やそのメカニズム、顕微鏡を用いた神経活動の可視化、偶然による発見が科学の進歩を促すことなど、新たな知見を得ることができました。
質疑応答の時間には、いくつかの質問をさせていただきました。
今回の中高生によるポスター発表および講演は、私たちにとって貴重な経験となりました。
今後ボルボックスの研究を続けるにあたって、偶然の発見"Serendipity"を大事にして、実験や考察を積み重ねていきたいです。
このような貴重な機会を用意してくださった顕微鏡学会の皆様、ありがとうございました!
また、今回顕微鏡学会で中高生によるポスター発表が初めて行われるということについて、越谷北高校で卓上走査型電子顕微鏡をお借りしている株式会社日立ハイテク様に情報をいただき、参加することができました。
この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました!
今年度お借りする予定の卓上走査型電子顕微鏡については、ボルボックスの研究にも活用したいと考えています。
【SSH】理数科 理数探究・STEAM探究 課題研発表会を公開します
6月27日(木)にサンシティ越谷・大ホールで開催される課題研究発表会を一般公開します。理数科の2年生と3年生が、それぞれ物理、化学、数学、地学、生物の分野で進めた研究成果を全校生徒の前で発表し、質疑応答を行います。
申込不要でご覧いただけますが、教育関係者やメディア関係の方については事前把握のため、こちらのページよりお申込みいただくようお願い申し上げます。
日時 令和6年6月27日(木)
会場 越谷サンシティ・大ホール
JR武蔵野線 南越谷駅より徒歩3分、東武伊勢崎線 新越谷駅(スカイツリーライン)より徒歩3分
時程
9:00~9:40 開場・受付
9:45~9:50 開会式・開会宣言・校長挨拶
9:50~10:50 生徒研究発表第1部
11:00~12:00 生徒研究発表第2部
12:00~12:30 閉会式・指導講評・閉会宣言
今年の発表内容
●3年生
・Relationship between balloon burst loudness and how it is punctured.(風船の破裂音量と割り方の関係)
・Divide angle equally by folding origami.(折り紙による角の等分)
・Differences in Molluscan Shell Phosphors depending on habitat.(生息地による貝殻光体の違い)
●2年生
・ボルボックス体細胞の単離条件
・砂防堰堤と土砂流の関係について(昨年度の様子)
【SSH】令和6年度 STEAM探究 校内発表会
5月25日(土)理数科2,3年生による課題研究の校内発表会が行われました。
3,4時間目には3年生が発表し、2年生と保護者が見学しました。
3年生は英語での発表になります。
3年生は物理化学数学について研究を行い、今回のテーマは以下の通りでした。
物理1班『Relationship between balloon burst loudness and how it is punctured(風船の破裂音量と割り方の関係)』
物理2班『How to Make a Brighter PET Bottle Lantern in Disaster Situations(災害状況下におけるより明るいペットボトルランタンの作り方)』
物理3班『A Certain Gaussian RAILGUN(とあるガウスのレールガン)』
物理4班『Efficient placement of circulators for room heating(暖房運転時における効率的なサーキュレーターの配置)』
化学1班『How to extract anthocyanin from red perilla (赤ジソからアントシアニンを抽出する方法)』
化学2班『Making biodegradable films from Citrus natsudaidai(ナツミカン Citrus natsudaidai を用いたフィルムの作成)』
化学3班『Compatibility of protective colloids and iron(III) hydroxide colloids(保護コロイドと水酸化鉄(Ⅲ)コロイドの相性 ) 』
化学4班『Differences in Molluscan Shell Phosphors depending on habitat(生息地による貝殻蛍光体の違い)』
数学1班『Divide angle equally by folding origami(折り紙による角の等分) 』
発表の様子
英語での発表でしたがどの班も原稿を見ずに堂々と発表していました。
英語の発音も流暢で素晴らしかったです。
3年生の皆さん2年間の研究活動お疲れさまでした。
【SSH】令和6年度 理数探究 校内発表会
5月25日(土)理数科2,3年生による課題研究の校内発表会が行われました。
1,2時間目は2年生が発表し、1年生と保護者の方が見学をしました。
2年生は生物・地学についての研究を行い、今回のテーマは以下の通りでした。
生物1班『ボルボックス体細胞の単離条件』
生物2班『音楽振動が酵母の発酵に与える影響』
生物3班『ネコハエトリの上昇と光の関係』
生物4班『フラスコモにおける原形質流動の観察』
地学1班『中州が形成される川の条件』
地学2班『堤防による津波被害の軽減』
地学3班『岩石の種類による風化の仕方の違いについて』
地学4班『砂防堰堤と土石流の関係について』
地学5班『地盤改良による液状化対策』
発表の様子
初めて発表を聞く1年生からも多くの質問が飛び交い、活気のある発表会になりました。
発表会を通して更なる疑問や課題も見つかったと思います。
まだまだ研究を深めたいと思いますが、今後は物理・化学・数学分野の研究となります。
今回の研究の経験を活かして有意義な研究活動をしてください。
【SSH】第2回公開講座(6月15日)参加申し込みフォーム
越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第2回(宮代町山崎山)を6月15日に実施します。
当日は8:50に東武動物公園駅西口に集合、宮代町山崎山の緑のトラスト地などの動植物観察を行います。
野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)
参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URLまたはQRコード)からお申し込みください。
https://forms.gle/ZyKkPJe2T4q9Jb7T6
【SSH】5月3日公開講座(寄居町鉢形城周辺)
5月3日(金)寄居町鉢形城周辺にてフィールドワークの公開講座を実施しました。
今回は県内8校から高校生18名、教員5名参加しました。
よく晴れて風も無く、絶好のフィールドワーク日和となりました。
寄居町は埼玉県の北部に位置し、町の玄関口である寄居駅はJR八高線、東武東上線、秩父鉄道の3路線が乗り入れています。
駅周辺はきれいに整備されていますが、様々な路傍の植物を観察することができます。
南口ロータリーで外来植物のビロードモウズイカを見つけました。
葉も茎も細かい毛状突起に覆われておりビロード状になっています。
このような形態で、どんな環境に適応しているのかを考えてもらいました。
水を垂らして、葉が受けた水がどうなるかを観察しています。
駅前通りのツタを観察しています。
どうして壁に張り付くことができるのでしょうか。
どこでも見かけるようになった外来植物ナガミヒナゲシです。
オレンジ色のきれいな花ですが、繁殖力が高く侵入すると厄介な外来種です。
写真のナガミヒナゲシ、すべて同じ種に見えますが、実は2種類が混ざって生えています。
茎を折ると黄色い乳液を出すもの(ナガミヒナゲシsubsp.lecoqii)、白い乳液を出すもの(チグサナガミヒナゲシsubsp. dubium)があります。
言われてみないとなかなか気づかないですが、花や実の様子にも違いがあります。
路傍の植物も、じっくり観察すると興味深い点が見つかります。
カモジグサとアオカモジの違いを観察しています。実のまわりを囲う護穎(ごえい)の内側にある内穎(ないえい)の長さが異なります。
鉢形城公園につくと、ぐっと自然度が上がります。
保護されているカタクリの見られるところで観察しています。
3月頃に開花するカタクリはすでに実になっていました。
カゲロウやカワゲラなどの水生昆虫の成虫がたくさん見られました。
東屋の柱ではハエトリグモ(シラヒゲハエトリ)がカゲロウ成虫(モンカゲロウ)を捕食していました。
クヌギがありました。樹皮の裂け目はどのような適応でしょうか?
荒川河川敷に降りてみます。
環境が変わると、見られる生物が変わります。
川の存在は生物相にどのような影響を与えているでしょうか?
鉢形城側は、川の流れのカーブの外側にあたり、削られて崖になっています。
岩壁にも岩壁特有の植物相が見られます。
クサイチゴの花が咲いていました。
参加者のひとりは、この花の写真をスマホの待ち受け画像にするそうです。
ヌルデの葉裏にハイイロヤハズカミキリを見つけました。
本来はタケの仲間につくカミキリムシです。
近くにモウソウチクの林があったので、そこから来たのかもしれません。
河原の植物を観察しました。
奥がモウソウチクの林です。
この日は条件もよく、合計100種類以上の動植物を観察することができました。
参加者には、探究の視点で動植物観察を行ってもらいました。
探究テーマ探しのためには、好奇心を持ち興味関心を絞り出して観察をすることで、様々な「なぜだろう?」を見出すことが重要です。
参加者の感想(抜粋)
動植物に関する知識のあまりないまま参加したが、いろいろと見ていく中で、少しずつ違いが分かるようになっていった。
知っているつもりの生物でも、分からないことがたくさんあることが分かった。
色々な生物を知ることができた。帰った後も図鑑で勉強したい。
事前に調べていた生物を実際に観察することができて楽しかった。
身近な生物にも研究の余地があることを実感できた。
植物好きや虫好きな仲間がたくさんいて楽しかった。
場所によってみられる虫が変わっていて、図鑑を見るだけでは分からないことがたくさんあると思った。
知識が増えると、色々と気付くことが増えて楽しかった。
参加した生徒たちがほんとうによく観察をしていることに感心した。動植物について学んだことを授業に活かしていきたい。(教員)
高校生が好奇心を強く持って粘り強く生物を観察している様子を見れてうれしかった。(教員)
次回は、6月15日(土)宮代町山崎山で住宅地、雑木林などの動植物観察する予定です。
第2回の申込フォームについては後日公開いたします。
積極的なご参加をお待ちしています。
【SSH】公開講座「高校生と教員の動植物研修」のお知らせ
今年度も、越谷北高校では地域との連携及び学校開放のため公開講座「高校生と教員の動植物研修」を実施します。
野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)
次の全6回を予定しています。各回ごとに参加申し込みを受け付けます。
①5月3日(金・祝) 寄居町鉢形城周辺 (寄居駅南口8:50集合)
②6月15日(土) 宮代町山崎山 (東武動物公園駅西口8:50集合)
③7月13日(土) 寄居町鐘撞堂山 (寄居駅北口8:50集合)
④10月20日(日) 春日部市内牧公園 (内牧公園駐車場9:30集合)
⑤11月16日(土) 深谷市荒川河川敷 (秩父鉄道武川駅改札前8:50集合)
⑥3月22日(土) 秩父市武州日野駅周辺 (秩父鉄道武州日野駅改札前8:50集合)
野外での動植物観察に興味がある高校生、教員(校種は問いません)は、 こちら をご覧いただきお申し込みください。
第1回(5月3日)のお申し込みは、申込専用フォーム(下URLまたはQRコード)へお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/1gvXa-CNn1Hwj62PJUDF_gjl-riZErdw6bbkhk5cJH1Q/
なお、フォームへの登録にはログインが必要です。
フォームでのお申し込みが難しい方は、担当までメールでお知らせください。
【SSH】データベースに過去の実施報告書を掲載しました
【SSH】3月23日公開講座(さいたま市田島ヶ原サクラソウ自生地)
3月23日(土)さいたま市田島ヶ原サクラソウ自生地にてフィールドワークの公開講座を実施しました。
朝から霰がぱらつき気温も低かった中ですが、高校生19名、教員4名が参加して自然観察を楽しみました。
さいたま市桜区(秋ヶ瀬公園の南側)の田島ヶ原サクラソウ自生地は、1920年に国指定天然記念物に指定され、さいたま市などによって保全管理されています。
立ち入りが制限されている区画の間には芝生の公園(桜草公園)があり、秋ヶ瀬公園と合わせて休日の散策にぴったりです。
サクラソウをはじめとした希少な植物が見られ、自然観察や環境学習にも活用されています。
管理棟(トイレ)前で開会行事
気温が低く動物(昆虫)が期待できないため、田島ヶ原の植生調査(マップつくり)実習をしました。
まずは、自分の歩幅で距離を測る練習です。20mの歩数を数えます。
次に、調査地を一巡りし、植物の種類を確認します。
ノカラマツ
アマナ 気温が低いためか、開花しませんでした。
ノウルシ トウダイグサの仲間です。群落ごとに微妙な特徴の違いがあり、遺伝的多様性を感じられました。
アメリカスミレサイシン 外来のスミレが侵入していました。
サクラソウ(開花前)
カメラのストラップが写りこんでしまいました・・・
県の花でもあるサクラソウは園芸植物として人気がありますが、自生のものはとても貴重で、埼玉県内で安定した自生地は二か所しかありません。(田島ヶ原と上尾市の江川河川敷)
三月中下旬から開花をはじめ、4月に見ごろを迎えます。
観察をしながら、動植物の生息と環境、ヒトのかかわりについてみんなで考えます。
ヒロハノアマナ アマナの仲間ですが、本来この場所にはいないはずです。
自生地の外に出ると、とたんに道端雑草が多くなるのも面白いです。
自生地の中ではゲンノショウコ、レンリソウ、トダスゲが見られますが、外に出るとアメリカフウロ、ヤハズエンドウ、オオイヌノフグリとがらりと変わります。
植生マップ作りを始めました。多くの参加者が自生地の中の歩道を進む中・・・
独自性を発揮して別ルートを進む方々も。
大切なことは、自分で考えて、失敗を恐れずにいろいろやってみることです。
次の写真は、参加者の調査結果の例です。
各自で工夫をして調査ができました。
スマホの位置情報など、デバイスを駆使する工夫についても学びました。
サクラソウ自生地を出ると、(公園内ですが)市街地の植物が多くなります。
スズメノカタビラが開花していました。
おなじみの路傍植物ですが、よく観察すると気づくこともあります。
道端のエノキにアカボシゴマダラの幼虫を見つけました!
これは中国大陸由来の亜種で、日本産亜種(奄美大島に分布)との交雑やエノキ食の蝶(ゴマダラチョウ、オオムラサキなど)との競合を危惧され、特定外来生物に指定されています。
かわいい幼虫なのですが、飼育は禁止されています。
最後に、参加者が植生マップを作っている間に見つけておいた、開花していたサクラソウと、ジロボウエンゴサクを観察しました。
サクラソウ 観察した区域の中で開花していたのはここだけでした。
ジロボウエンゴサク(ケシ科キケマン属) 春先に花をつけ、夏には枯れるスプリング・エフェメラル(春の妖精)のひとつです。
面白い和名は、三重県でスミレを太郎坊、本種を次郎坊と呼んでいたことにちなんでいます。
エンゴサク(延胡索)はキケマン類の漢名です。
参加者の感想(抜粋)
貴重な植物を見ることができて良かった。
(これまでの公開講座に参加して)たくさんの植物を知ることができたけれど、まだまだ知らない植物が多いと実感した。今後もこういった機会に参加していきたい。
ぱっと見では同じように見えるツルボ、ノビルなど見分けられるようになった。
ヒトの関わり方の違いで減少する希少植物もあるということを知って、手入れの方法を考えていく必要があることが分かった。
その辺に生えているような植物をちゃんと見ていなかったけれど、きちんと観察すると面白いことが分かった。
調査や観察を通じて、いろいろな人とコミュニケーションをとれてよかった。
植生マップの作り方は授業に役立てられる。自生地のサクラソウを数十年ぶりに見ることができた。(教員)
授業では座学だけでなく、フィールドワークも取り入れたい。(教員)
来年度も、フィールドワークの公開講座の実施を計画しています。
自然観察に興味のある高校生、教員の皆様、ぜひご参加を検討ください。
【SSH】令和5年度第2回SSH運営指導委員会を実施しました
本日、第2回SSH運営指導委員会を実施しました。第1回に引き続き、指導委員の先生方より今年度の取組みについて指導・助言をいただきました。
生徒の変容をどのように捉えていくのか、SSHの取組みがもたらす波及効果をどのように拾っていくか、教科や文理の壁を超えた連携をどのように実践していくかなど、幅広い観点から意見が出ました。
指導委員の先生方、ありがとうございました。次年度に向けて、取組みのブラッシュアップをしてまいります。
【SSH】理数探究基礎
3月12日(火)3・4限に一年生理数科による課題研究の中間発表会が開催されました。
一年生では生物・地学分野の中で興味のあるテーマを設定します。
6月に本発表になりますが、現時点までの成果を中間発表として行い、さらに研究を進めます。
2年理数科の生徒も発表見学をして、それぞれの班にコメントを書き発表全体の評価をします。
来賓5名と県教育局から2名迎える中で、1年生はこれが初めての発表で少し緊張感がありました。
司会は生徒が進行します。
テーマは以下の通りです。
生物1班:ボルボックス体細胞の単離条件
生物2班:音楽振動が酵母の発酵に与える影響
生物3班:ネコハエトリの上昇と光の関係
生物4班:フラスコモにおける原形質流動の観察
地学1班:中州が形成される川の条件
地学2班:堤防による津波被害の軽減
地学3班:岩石の種類による風化の仕方の違いについて
地学4班:砂防堰堤と土砂流の関係について
地学5班:地盤改良による液状化対策
【発表の様子】
最後に講評をいただきました。
毎回様々な質問が飛び交いますが、どの班もしっかりと質問に答えていました。
今後の課題が見えてきたところで、本発表が楽しみです。
【SSH】越谷北高校が第4回グリーンインフラ大賞優秀賞を受賞しました!
越谷北高校で株式会社建設技術研究所のご協力のもと2018年から2022年まで5ヵ年で取り組んだ「越北SDGsグリーンインフラプロジェクト」の取り組みが、国土交通省主催の第4回グリーンインフラ大賞において優秀賞をいただきました。
国土交通省の報道発表資料はこちら
2018年度(SSHⅠ期指定の年)から5年間、様々な地域でグリーンインフラ(生態系機能を応用してインフラに関する諸課題を解決する考え方)に着目した現地実習、探究活動を行い、5年目の2022年にはグリーンインフラを応用した学校周辺のまちづくりについて高校生が探究し、越谷市長に提案をしました。
これらの活動について、協力いただいた株式会社建設技術研究所と連名でグリーンインフラ大賞に応募し、全国から応募のあった事例の中から優秀賞に選んでいただきました。
令和6年2月20日に東京ビッグサイトで実施されたグリーンインフラ産業展の中で表彰式があり、昨年度グリーンインフラプロジェクトの中心となって活動していた卒業生4名と参加してきました。
東京ビッグサイト
表彰式では、代表して株式会社建設技術研究所の方に壇上に上がっていただきました。
表彰後の記念撮影では、卒業生4名も一緒に国土交通省副大臣、グリーンインフラ官民連携プラットフォームの代表など、ご来賓の方々とともに撮影していただきました。
表彰式に参加した卒業生4名です。
彼らに代表して参加してもらいましたが、今回の受賞は5年間のプロジェクトに参加した歴代の生徒たちの探究活動の積み重ねあってのものです。
理科や社会など単一の教科分野では解決することのできない、分野横断、学際的な課題の探究は、”生徒たちの単純に数字で測ることのできない実力”を伸ばす大事な取り組みです。
今年度(SSHⅡ期)からは、再生可能エネルギーに着目した探究活動が始まっています。
生徒たちの探究が、今後どのように進んでいくかも楽しみです。