SSH
【SSH】1年理数科 野外実習②
2日目。
早朝、起きてすぐウニの発生観察のつづきです。
朝食前の観察が済んだらお片付けです。
朝食をしっかりとって、地質巡検へ出発します。
城ケ島は「日本の地質百選」に選ばれるくらい地質の世界で有名な場所です。
クリノメーターを使い、地層の走行と傾斜を測ります。
ラミナ、グレーディング、スランプ構造、チャネル、フレーム構造など観察しました。
たくさん歩いてかいた汗をお風呂で流し、昼食をとります。
バスに乗って学校へ。
実験機材を片付けて、無事に2日間の実習を終了しました。
【SSH】1年理数科 野外実習①
例年7月に行なっている理数科野外実習ですが、
今年度は感染症対策の影響でこの時期にやっと実施できることになりました。
(3月18日19日)
早朝に荷物を積み込み、バス2台に分かれて学校を出発。
渋滞の影響で少し遅れましたが、ホテル京急油壺観潮荘に到着。
午前中は東大三崎臨海実験所より黒川先生にお越しいただき、
臨海実験所での研究やGFPについての講義をうけました。
午後は城ケ島の浜で磯観察を行いました。
ナマコ、カニ、様々な貝やイソギンチャクや海藻等が観察できました。
観潮荘に戻って黒川先生のウニの発生の講義を受け、ウニの受精、発生観察を行いました。
ウニから卵と精子を採取し、受精や卵割の様子を観察します。
広い食事処でお待ちかねの夕ご飯。たくさん動いたので食も進みます。
食事のあとはウニの観察の続きと天体観測(希望者でISSも観ました)。
あいにくの曇り空でしたが、雲の間からオリオン大星雲や月を観測しました。
【SSH】理数探究基礎 中間発表会
3月12日、理数科1年生による理数探究基礎の中間発表会が行われました。
数人でグループを組み、生物・地学分野からテーマを選び研究しています。
休校期間などもあり、初めての課題研究に苦戦しながらも進めてきました。
進級後に続きの研究を進めて、完成を目指します!
【SSH】1年理数科 博物館研修
埼玉県寄居町にある「埼玉県立川の博物館」に行きました。
緊急事態宣言が出ている中での開催ということで、越谷北高校理数科1年の貸し切りという、贅沢な環境で楽しませていただきました。
バスもコロナ対策という事で密にならないよう20人ずつに分かれ、各々のバスでは思い思いの時間を過ごしました。
到着後すぐに大風車大水車がお出迎え✨
(強風のため、水ではなく風で回ってました!)
まずは学芸員の方から、フィールドワークの基本を学び、
班ごとに分かれて、河原や小川の生物探し。
丸まったトゲヒラがいました。他にもエビやカゲロウもいたそうです。
河原で説明を聞き、散策。
ブロック塀が漂流⁉︎
そして嫌な気しかしない某炭酸飲料…
ゴミが多少あったので、環境保護について考えさせられましたね。
あと、苔にこけてずぶ濡れになった人が一名…
苔がズボンに付着し、しぶとい汚れとなりました。
移動して水車へ。風が強くて水しぶきがかかります。
実物は大きくて迫力がありました。
その後館内へ。橋や小舟などの展示物を拝見しました。ちなみに私は宙に浮きました。(透明ガラスに立っただけですよ)また、橋全体が船着場になっている橋の模型の仕組みに興味津々の理数生たち…もいました。
外には1000分の1スケールの荒川が。まず我が家を探し、有名な橋を探し、ループ橋を探し… 製作者の細部へのこだわりを感じました。
最後に班ごとのまとめ作業を行いました。さらに、定点カメラに映ったタヌキやキツネの映像も観せていただき、生物の痕跡や外来種の現状を教えてもらいました。
今回の実習は貴重な体験でした。川の博物館は小さなお子さんが遊べるウォーターアスレチック、中高生や大人が楽しめる展示品の数々があり、充実していました✨ みなさんも是非足を運んでみてください!
【SSH】2年理数科 集中実験講座②
《参加した生徒による報告です》
物理・化学集中実験講座の化学の実験の様子を紹介します!
化学班は以下の順に実験を進めました。
1.第1属から第6属陽イオンについて、 系統分離後の定性実験をおこなう。
2.今回のすべての陽イオンについて、定性反応をまとめる。
3.未知試料に含まれる陽イオンを分析する。
試薬の色を観察。
実験のデータを記録しています。
たくさんの試験管を洗いました。
未知試料について調べています。
最後に閉会式がおこなわれ、生徒代表が感想を述べ、教頭先生、 物理・化学の先生方から講評をいただきました。
実験が成功し、笑顔でピース!
【SSH】2年理数科 集中実験講座
《参加した生徒による報告です》
12月25日、26日にかけ例年の理数科校内合宿にあたる、 物理・化学集中実験講座が行われました。 密を避けるため学校には泊まらず、 2日間学校に登校するという例年とは違った形式をとりました。 物理班と化学班に分かれ、それぞれの課題に取り組みました。
物理班の様子を紹介します。
これらのテーマに別れて実験をしました。
課題1 暗くなると知らせるセンサーシステムを作る
課題2 明るくなると知らせるセンサーシステムを作る
課題3 熱いと知らせるセンサーシステムを作る
課題4 温度をはかるセンサーシステムを作る
課題5 テレビのリモコンの信号をとらえるセンサーシステムを作る
回路について学んでいます
センサー作りに試行錯誤
実験に熱心に取り組んでいます
デジタルマルチメータを使って抵抗を測っています
計算をして予測をたてています
何かが上手くいかない様子に頭を悩ます
【SSH】SSH講演会が行われました
12月17日(木)、理数科1・2年生と理系部活動を対象にSSH講演会を行いました。
演題:「環境の変化が動物の暮らしにおよぼす影響」
講師:東京大学大気海洋研究所 海洋生命科学部門 行動生態計測分野
教授 佐藤 克文 先生(比較行動学・バイオロギング)
---以下、参加した生徒によるレポート---
「バイオロギング」という言葉を耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
そう!光村図書、中学国語2の教科書で「生物が記録する科学―バイオロギングの可能性」を学ぶのです!
~主な公演内容~
・ウミガメとペンギンの体温
バイオロギングという調査方法は生き物に記録計をつけて観察することで、普通なら見落としがちな生態に気づくことができるというメリットがあるのだと思いました。お話の中で、以前はウミガメの甲羅にドリルで穴を開けて記録計を取り付けていたとも仰っていたので、生き物にとっても観察する側にとっても負担の少ない方法が見つかると、更に未開拓の生態がわかりそうですよね!
・ペンギンの潜水行動
・オオミズナギドリの生態
・巨大翼竜ケツァルコアトルス
巨大翼竜ケツァルコアトルスは持続飛行ができなかった可能性が高いというのは本当に衝撃でした。講演を聞いた後、家で小さいころ読んでいた恐竜図鑑をもう一度開いてみると、そこにはきちんと飛んでいるケツァルコアトルスのイメージ図が載っていました。図鑑に書いてあることを当時は疑うことはありませんでした。しかし講演を聞いて、科学技術がどんどん発達している現代において図鑑の情報が覆るというようなことはおおいにあり得るということが分かりました。そしてまだまだ明らかになっていないことはたくさんあるのだと改めて思いました。
・サクラマスとヤマメ
私は今回の講師、佐藤克文先生の「生物が記録する科学―バイオロギングの可能性」を中学2年生の国語の授業で読みました。教科書に載っていた方が目の前で私たちのために講演をしてくださったなんて…。とても貴重な時間でした。
最後に一言!やっぱり生き物は面白い!
【SSH】理数探究Ⅰ中間発表会
12月18日、理数科2年生による理数探究Ⅰの中間発表会が行われました。
数人でグループを組み、数学・化学・物理分野からテーマを選び研究しています。
聞いている生徒からは素朴な疑問から鋭い指摘まで、様々な意見が出ます。
相互評価シートで生徒同士での評価を行います。1年生も先輩たちの発表を評価します。
最後に校長先生から班ごとに講評・感想をいただきました。
今回はあくまで中間発表ですので、もらった意見等を踏まえ実験を重ね、
来年6月(予定)の生徒研究発表会では英語でのプレゼンを行います。
時間はありそうで余りあません。
先を見越して頑張って取り組んでいきましょう。
【SSH】北高SDGsグリーンインフラプロジェクト現地実習報告(2日目)
北高SDGsグリーンインフラプロジェクト現地実習の2日目です。
1日目とは打って変わって、晴れて気温も上がりました。
2日目は、カヌー体験・自然散策・施設見学(生徒の希望に応じてチームに分かれました)と、宮ケ瀬ダムの視察を実施しました。
カヌー体験は、NPO法人きよかわアウトドアスポーツクラブからインストラクターを派遣していただき、一人乗りカヤックで親水池に漕ぎ出しました。
すぐに上達し、自在に扱えるようになりました。
転覆することもなく、ダム湖というインフラから享受するサービスとしてのカヌー体験を楽しむことができました。
自然散策では、ビオトープが整備されている湖岸のススキ草原~森林を少しだけ歩き、学校周辺では見られないような様々な生物を観察しました。
ススキに寄生する植物のナンバンギセルを見つけました。
参加した生物部員も喜んで写真を撮っています。
昼は宿に戻り、ダムカレーをいただきました。
昼食後、遊覧船で宮ケ瀬ダムのダムサイトへ移動、ダムサイトの視察です。
ダムサイト上から、ダム湖側、下流側を見学しています。
インクライン(ケーブルカー)でダムサイト下へ移動し、見学しました。
大迫力のダムを見上げています。
協力いただいた(株)建設技術研究所の方から、ダムについての説明をしていただきました。
記念の集合写真を撮りました。(写真を撮るときだけマスクを取りました)
ダム下のあいかわ公園で閉会行事です。
1人1人感想を発表してもらいました。
色々と感じたこと、考えたことがあったようです。
今回の現地調査の結果は、協力いただいた(株)建設技術研究所で発表する予定です。
【SSH】北高SDGsグリーンインフラプロジェクト現地実習報告(1日目)
北高SDGsグリーンインフラプロジェクト 宿泊現地実習を実施しました!
グリーンインフラとは、自然が持つ様々な機能をインフラ(公共設備・施設)に活用し、社会問題の解決やインフラの価値を高める取り組みです。
「北高SDGsグリーンインフラプロジェクト」では、(株)建設技術研究所にご協力いただき、様々なグリーンインフラの事例や、河川と町づくりの関係性を調査し、高校生がグリーンインフラの活用や町づくりについて提言することを目標に活動しています。
今年度は、1・2年生25名が参加し、これまでにグリーンインフラに関する学習や、学校周辺のインフラの状況の調査など事前学習を重ね、10月17日(土)、18日(日)に現地実習を実施しました。
一日目は、グリーンインフラの先進事例である南町田グランベリーパークを視察しました。
まず、町田市の担当の方から町づくりとグリーンインフラの活用についてお話を伺いました。
急に冷え込み、冷たい雨が降る中ですがグランベリーパーク内のグリーンインフラ活用状況を調査します。
雨水を排水溝に流すのではなく、石を敷き詰めたバイオスウェル(雨水浸透機能)を利用して地中に浸透させ水たまりができないようにされています。
砂利が敷き詰められているところだけでなく、舗装自体も水を通す(浸透性舗装)になっています。
雨水浸透機能(バイオスウェル)の象徴であるレインガーデンには様々な植物がみられました。
ショッピングモールに隣接した鶴間公園にもバイオスウェルの機能を持つ設備が見られます。
ここでは、ベンチの下に水が浸透する工夫がされています。
住宅街を挟んで境川の状況も調査しました。
サッカーグラウンドの地下にある雨水調節池からの排水を観察しました。
雨が降っていたので、バイオスウェルが機能していることが分かりやすかったようです。
東急田園都市線の南町田グランベリーパーク駅も開放的できれいでした。
雨のため、予定を少し早めて神奈川県清川村の宿泊地へ移動しました。
宿では、広間を使って昼間の視察の結果をまとめました。
気づいたことや考えたことを付箋に書き、大きく印刷した現地の航空写真に貼っていきます。
班ごとに異なる気づきもあり、面白いです。
夕食をはさんで、話し合った内容を班ごとに発表しました。
聞いている他の班の生徒からの質問や意見も活発に出て、予定していた終了時間をオーバーしてしまいました。
まだ話し足りない生徒もいたようですが、二日目に備えて就寝しました。