理数科NEWS
理数科野外実習2日目
2日目は地質巡見を行い、様々な海食地形を観察しました。
クリノメーターで地層の走向と傾斜を調べました。
グレーディング、ラミナ、スランプ構造、フレイム構造などを見ることができました。
実習は無事終了し、帰路につきました。
理数科野外実習1日目
午前中は、東京大学臨海実験所を訪れ、専門家による講義を受けました。
講師は、当実験所助教 黒川大輔先生です。
テーマは、GFPの発生生物学への応用についてでした。
午後は浜へ出て、磯観察を行いました。
ウニ、イソギンチャク、アメフラシなどたくさんの生き物が見られました。
見つけた生物は、図鑑で同定しました。
磯観察の後は、ウニの受精と卵割を観察しました。
受精卵が二細胞期に分かれるところがスクリーンに映し出されると、拍手が沸き起こりました。
二細胞期と初期原腸胚
夜は天体観測です。
土星と火星の間にさそり座の一部が見えました。
土星の輪がくっきりと見えました。
校外実習「川の科学」の事前学習
校外実習「川の科学」の事前学習会が行われました。
この事業は、命の源“水”に注目して、河川の自然環境・利水・治水技術について様々な観点からアプローチを行い、環境学習を通して、将来の進路選択に役立てることを目的としています。
7月29日(金)の現地学習の前に、川と水についての講義、班別学習テーマの確認、班分けなどを行いました。
講師は(株)建設技術研究所の野中俊文先生(農学博士)です。
班別実習テーマ
物理班
・河川の大きさや形状を測ろう
・河川の流れの速さを知ろう
・河川の流量を計算しよう
生物班
・陸域の生物を観察しよう
・水域の生物を観察しよう
・観察した生物の種類を整理しよう
地学班
・単位面積当たりの石の個数を知ろう
・石の大きさを測ろう
・石の種類を分類しよう
・石がどこから来たか調べよう
・川の流れと石の形の関係を考えよう
理化学研究所見学会
埼玉県和光市の理化学研究所一般公開に理数科2年生と理科系部活の希望者で参加してきました。
様々な分野の研究発表や体験ブースがあり、班ごとに見学しました。
熱心に研究者の説明を聞き、積極的に質問もしていました。
植物の細胞内で行われる物質輸送(主にゴルジ体のはたらき)に関する研究の説明を聞いています。
倒立顕微鏡を用いて生きた細胞の観察を体験しています。
細胞の形態変化を見ることで薬剤の効果を調べることができるそうです。
走査型電子顕微鏡(SEM)で見るミクロの世界も体験できました。
様々な分野の先端研究の成果や、研究施設について見学・体験でき、充実した一日になりました。
2年理数科 研究成果 発表会の様子
光の色に対する光センサーの感度特性を調べる
光源からの距離とセンサーが受ける光量との関係を調べる
酸化還元滴定によるCOD測定
自作燃料電池の製作
身近な物質を利用した電池
銅の亜鉛メッキと合金黄銅
pHメーターを用いた滴定曲線
熱いと知らせるセンサーシステムを作る
サーモパイルを使って放射温度計を製作する
ボルタ電池の問題点の探求
質疑応答の様子
当日は足元の悪い中、保護者の方々をはじめ沢山の方々にご来校いただきました。有難うございました。発表の後の質疑応答の時間では、発表者が生徒同士や教員との活発な議論を行い、研究内容について更に理解を深めることができました。本校理数科の集大成の行事にふさわしく、用意された2時間半の時間では収まりきらないほどの盛況ぶりでした。
生徒はこの後レポートを提出することで、「実験」→「解析」→「発表・レポート(論文)作成」という実験研究の一連の流れを経験したことになります。この経験が、今後の研究活動に活かされることでしょう。
2年理数科 研究成果発表会のお知らせ
理数科2学年実験合宿の研究成果発表会を、中学生及びその保護者の方を対象に公開いたします。土曜公開授業にお申し込みの上、ぜひご参観ください。(土曜公開授業のお申し込みは → こちら )
【会 場】 管理棟3階 社会科室
【公開時間】 10:00~11:30(入退室自由)
第1部 10:00~11:30
1 フォトトランジスタで透過光の光量の変化を測定する
2 光の色に対する光センサーの感度特性を調べる
3 光源からの距離とセンサーが受ける光量との関係を調べる
4 酸化還元滴定によるCOD測定
5 自作燃料電池の製作
6 身近な物質を利用した電池
第2部 11:40~12:30
※座席数の都合上、校内及び関係者のみの公開とさせていただきます
7 銅の亜鉛メッキと合金黄銅
8 pHメーターを用いた滴定曲線
9 熱いと知らせるセンサーシステムを作る
10 サーモパイルを使って放射温度計を製作する
11 ボルタ電池の問題点の探究
理数科2年実験合宿
2年生理数科の生徒はこれが終わると、「理数科」としての行事はすべて終わり、もう受験生となります。最後の宿泊行事ということもあり、合宿所での様子もまた楽しそうでした。
1月30日(土)にこの実験合宿の研究成果発表会があります。土曜公開授業日で、一般公開の時間帯もありますのでご覧いただければと思います。
※土曜公開授業の申し込みは →こちら
理数科講演会
埼玉大学工学部 松岡浩二教授による理数科講演会が開催されました。
最初に,埼玉大学工学部の学科等の研究内容の紹介がありました。県内でも埼玉大学への進学率の多い越北の生徒にとっては,具体的に大学の様子がわかり,興味深く聞くことができました。その後,生徒の学習内容に応じた導入から,専門的な研究内容まで丁寧にわかりやすく講演していただきました。
身近な内容も多く,インフルエンザの発病や感染の仕組み,松岡研究室のインフルエンザ対策薬剤開発の説明をしていただき,ウィルスの糖鎖に着目した薬品開発の苦労や面白さを生徒なりによく理解できたようです。講演後の生徒からの質問も多く,機能性分子の多方面での開発研究に興味を持った生徒も多かったようです。
高校生によるサイエンスフェア 川の科学成果発表
大宮ソニックシティで開催された『高校生によるサイエンスフェア』に参加し、
『川の科学』の成果を発表しました。
1 物理班 『物理で迫る鬼怒川』
2 地学班 『鬼怒川中流域における地形断面と堆積物』
3 生物班A 『鬼怒川河川敷における昆虫の多様性』
4 生物班B 『指標生物を用いた鬼怒川中流域における水質調査』
5 生物班C 『鬼怒川自然再生区内の植生調査及び外来植物の侵入について』
アピールタイムで研究内容を紹介している様子です。
来場された一般の方や埼玉大学の先生や大学院生に説明して議論しています。
実習を指導してくださった(株)建設技術研究所の関根さんも来場され、アドバイスを頂きました。
各班とも多くのアドバイスを頂くことができました。ぜひ、来年の実習に生かし、さらに発展させましょう!
1年理数科 数学発表会 を行いました
この発表会は、1年理数科の夏休みの宿題でだされた「数学に関する本の読書感想文」の発表会です。しかし、ただの感想文の発表ではなく、黒板や模型などを使って説明をしたり、本には書いていない発展した内容まで発表していました。発表内容がとても充実していて、終了時間が予定時間を超えてしまうくらいでした。
今回発表された本を紹介しますので、皆さんもぜひ読んでみてください。
発表者 書 名 著者名
青木 若菜 音律と音階の科学 小方 厚
大木 翔太郎 直感を裏切る数学 神永 正博
長谷部 芳典 新版 バナッハ タルスキーのパラドクス 砂田 利一
東 知諒 ふしぎな数のおはなし 芳沢 光雄
深堀 武琉 折り紙算数・折り紙数学 数学教育協議会
諸岡 麻衣 数学は歴史をかえた 小野田 襄二