日誌

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【SSH】令和6年度 理数探究 校内発表会

5月25日(土)理数科2,3年生による課題研究の校内発表会が行われました。

1,2時間目は2年生が発表し、1年生と保護者の方が見学をしました。

2年生は生物・地学についての研究を行い、今回のテーマは以下の通りでした。

生物1班『ボルボックス体細胞の単離条件』

生物2班『音楽振動が酵母の発酵に与える影響』

生物3班『ネコハエトリの上昇と光の関係』

生物4班『フラスコモにおける原形質流動の観察』

地学1班『中州が形成される川の条件』

地学2班『堤防による津波被害の軽減』

地学3班『岩石の種類による風化の仕方の違いについて』

地学4班『砂防堰堤と土石流の関係について』

地学5班『地盤改良による液状化対策』

 

発表の様子

 

 

初めて発表を聞く1年生からも多くの質問が飛び交い、活気のある発表会になりました。

発表会を通して更なる疑問や課題も見つかったと思います。

 

まだまだ研究を深めたいと思いますが、今後は物理・化学・数学分野の研究となります。 

今回の研究の経験を活かして有意義な研究活動をしてください。

【SSH】第2回公開講座(6月15日)参加申し込みフォーム

越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第2回(宮代町山崎山)を6月15日に実施します。

当日は8:50に東武動物公園駅西口に集合、宮代町山崎山の緑のトラスト地などの動植物観察を行います。

野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)

参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URLまたはQRコード)からお申し込みください。

https://forms.gle/ZyKkPJe2T4q9Jb7T6

【SSH】5月3日公開講座(寄居町鉢形城周辺)

5月3日(金)寄居町鉢形城周辺にてフィールドワークの公開講座を実施しました。
今回は県内8校から高校生18名、教員5名参加しました。
よく晴れて風も無く、絶好のフィールドワーク日和となりました。

寄居町は埼玉県の北部に位置し、町の玄関口である寄居駅はJR八高線、東武東上線、秩父鉄道の3路線が乗り入れています。
駅周辺はきれいに整備されていますが、様々な路傍の植物を観察することができます。

南口ロータリーで外来植物のビロードモウズイカを見つけました。
葉も茎も細かい毛状突起に覆われておりビロード状になっています。
このような形態で、どんな環境に適応しているのかを考えてもらいました。
水を垂らして、葉が受けた水がどうなるかを観察しています。


駅前通りのツタを観察しています。
どうして壁に張り付くことができるのでしょうか。


どこでも見かけるようになった外来植物ナガミヒナゲシです。
オレンジ色のきれいな花ですが、繁殖力が高く侵入すると厄介な外来種です。
写真のナガミヒナゲシ、すべて同じ種に見えますが、実は2種類が混ざって生えています。
茎を折ると黄色い乳液を出すもの(ナガミヒナゲシsubsp.lecoqii)、白い乳液を出すもの(チグサナガミヒナゲシsubsp. dubium)があります。
言われてみないとなかなか気づかないですが、花や実の様子にも違いがあります。


路傍の植物も、じっくり観察すると興味深い点が見つかります。
カモジグサとアオカモジの違いを観察しています。実のまわりを囲う護穎(ごえい)の内側にある内穎(ないえい)の長さが異なります。


鉢形城公園につくと、ぐっと自然度が上がります。
保護されているカタクリの見られるところで観察しています。
3月頃に開花するカタクリはすでに実になっていました。


カゲロウやカワゲラなどの水生昆虫の成虫がたくさん見られました。
東屋の柱ではハエトリグモ(シラヒゲハエトリ)がカゲロウ成虫(モンカゲロウ)を捕食していました。


クヌギがありました。樹皮の裂け目はどのような適応でしょうか?


荒川河川敷に降りてみます。
環境が変わると、見られる生物が変わります。
川の存在は生物相にどのような影響を与えているでしょうか?


鉢形城側は、川の流れのカーブの外側にあたり、削られて崖になっています。

岩壁にも岩壁特有の植物相が見られます。


クサイチゴの花が咲いていました。
参加者のひとりは、この花の写真をスマホの待ち受け画像にするそうです。


ヌルデの葉裏にハイイロヤハズカミキリを見つけました。
本来はタケの仲間につくカミキリムシです。
近くにモウソウチクの林があったので、そこから来たのかもしれません。


河原の植物を観察しました。
奥がモウソウチクの林です。

この日は条件もよく、合計100種類以上の動植物を観察することができました。
参加者には、探究の視点で動植物観察を行ってもらいました。
探究テーマ探しのためには、好奇心を持ち興味関心を絞り出して観察をすることで、様々な「なぜだろう?」を見出すことが重要です。

参加者の感想(抜粋)

動植物に関する知識のあまりないまま参加したが、いろいろと見ていく中で、少しずつ違いが分かるようになっていった。
知っているつもりの生物でも、分からないことがたくさんあることが分かった。
色々な生物を知ることができた。帰った後も図鑑で勉強したい。
事前に調べていた生物を実際に観察することができて楽しかった。
身近な生物にも研究の余地があることを実感できた。
植物好きや虫好きな仲間がたくさんいて楽しかった。
場所によってみられる虫が変わっていて、図鑑を見るだけでは分からないことがたくさんあると思った。
知識が増えると、色々と気付くことが増えて楽しかった。

参加した生徒たちがほんとうによく観察をしていることに感心した。動植物について学んだことを授業に活かしていきたい。(教員)
高校生が好奇心を強く持って粘り強く生物を観察している様子を見れてうれしかった。(教員)

次回は、6月15日(土)宮代町山崎山で住宅地、雑木林などの動植物観察する予定です。
第2回の申込フォームについては後日公開いたします。
積極的なご参加をお待ちしています。

 

【SSH】公開講座「高校生と教員の動植物研修」のお知らせ

今年度も、越谷北高校では地域との連携及び学校開放のため公開講座「高校生と教員の動植物研修」を実施します。

野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)

次の全6回を予定しています。各回ごとに参加申し込みを受け付けます。

①5月3日(金・祝) 寄居町鉢形城周辺 (寄居駅南口8:50集合)
②6月15日(土) 宮代町山崎山 (東武動物公園駅西口8:50集合)
③7月13日(土) 寄居町鐘撞堂山 (寄居駅北口8:50集合)
④10月20日(日) 春日部市内牧公園 (内牧公園駐車場9:30集合)
⑤11月16日(土) 深谷市荒川河川敷 (秩父鉄道武川駅改札前8:50集合)
⑥3月22日(土) 秩父市武州日野駅周辺 (秩父鉄道武州日野駅改札前8:50集合)

野外での動植物観察に興味がある高校生、教員(校種は問いません)は、 こちら をご覧いただきお申し込みください。

第1回(5月3日)のお申し込みは、申込専用フォーム(下URLまたはQRコード)へお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/1gvXa-CNn1Hwj62PJUDF_gjl-riZErdw6bbkhk5cJH1Q/

なお、フォームへの登録にはログインが必要です。
フォームでのお申し込みが難しい方は、担当までメールでお知らせください。

【SSH】3月23日公開講座(さいたま市田島ヶ原サクラソウ自生地)

3月23日(土)さいたま市田島ヶ原サクラソウ自生地にてフィールドワークの公開講座を実施しました。
朝から霰がぱらつき気温も低かった中ですが、高校生19名、教員4名が参加して自然観察を楽しみました。

さいたま市桜区(秋ヶ瀬公園の南側)の田島ヶ原サクラソウ自生地は、1920年に国指定天然記念物に指定され、さいたま市などによって保全管理されています。
立ち入りが制限されている区画の間には芝生の公園(桜草公園)があり、秋ヶ瀬公園と合わせて休日の散策にぴったりです。
サクラソウをはじめとした希少な植物が見られ、自然観察や環境学習にも活用されています。

管理棟(トイレ)前で開会行事


気温が低く動物(昆虫)が期待できないため、田島ヶ原の植生調査(マップつくり)実習をしました。
まずは、自分の歩幅で距離を測る練習です。20mの歩数を数えます。


次に、調査地を一巡りし、植物の種類を確認します。


ノカラマツ


アマナ 気温が低いためか、開花しませんでした。


ノウルシ トウダイグサの仲間です。群落ごとに微妙な特徴の違いがあり、遺伝的多様性を感じられました。


アメリカスミレサイシン 外来のスミレが侵入していました。


サクラソウ(開花前)
カメラのストラップが写りこんでしまいました・・・

県の花でもあるサクラソウは園芸植物として人気がありますが、自生のものはとても貴重で、埼玉県内で安定した自生地は二か所しかありません。(田島ヶ原と上尾市の江川河川敷)
三月中下旬から開花をはじめ、4月に見ごろを迎えます。


観察をしながら、動植物の生息と環境、ヒトのかかわりについてみんなで考えます。

ヒロハノアマナ アマナの仲間ですが、本来この場所にはいないはずです。


自生地の外に出ると、とたんに道端雑草が多くなるのも面白いです。
自生地の中ではゲンノショウコ、レンリソウ、トダスゲが見られますが、外に出るとアメリカフウロ、ヤハズエンドウ、オオイヌノフグリとがらりと変わります。


植生マップ作りを始めました。多くの参加者が自生地の中の歩道を進む中・・・


独自性を発揮して別ルートを進む方々も。

大切なことは、自分で考えて、失敗を恐れずにいろいろやってみることです。

次の写真は、参加者の調査結果の例です。

各自で工夫をして調査ができました。
スマホの位置情報など、デバイスを駆使する工夫についても学びました。


サクラソウ自生地を出ると、(公園内ですが)市街地の植物が多くなります。


スズメノカタビラが開花していました。
おなじみの路傍植物ですが、よく観察すると気づくこともあります。


道端のエノキにアカボシゴマダラの幼虫を見つけました!
これは中国大陸由来の亜種で、日本産亜種(奄美大島に分布)との交雑やエノキ食の蝶(ゴマダラチョウ、オオムラサキなど)との競合を危惧され、特定外来生物に指定されています。
かわいい幼虫なのですが、飼育は禁止されています。

 


最後に、参加者が植生マップを作っている間に見つけておいた、開花していたサクラソウと、ジロボウエンゴサクを観察しました。


サクラソウ 観察した区域の中で開花していたのはここだけでした。


ジロボウエンゴサク(ケシ科キケマン属) 春先に花をつけ、夏には枯れるスプリング・エフェメラル(春の妖精)のひとつです。
面白い和名は、三重県でスミレを太郎坊、本種を次郎坊と呼んでいたことにちなんでいます。
エンゴサク(延胡索)はキケマン類の漢名です。

 

参加者の感想(抜粋)

貴重な植物を見ることができて良かった。
(これまでの公開講座に参加して)たくさんの植物を知ることができたけれど、まだまだ知らない植物が多いと実感した。今後もこういった機会に参加していきたい。
ぱっと見では同じように見えるツルボ、ノビルなど見分けられるようになった。
ヒトの関わり方の違いで減少する希少植物もあるということを知って、手入れの方法を考えていく必要があることが分かった。
その辺に生えているような植物をちゃんと見ていなかったけれど、きちんと観察すると面白いことが分かった。
調査や観察を通じて、いろいろな人とコミュニケーションをとれてよかった。

植生マップの作り方は授業に役立てられる。自生地のサクラソウを数十年ぶりに見ることができた。(教員)
授業では座学だけでなく、フィールドワークも取り入れたい。(教員)

来年度も、フィールドワークの公開講座の実施を計画しています。
自然観察に興味のある高校生、教員の皆様、ぜひご参加を検討ください。

【SSH】令和5年度第2回SSH運営指導委員会を実施しました

本日、第2回SSH運営指導委員会を実施しました。第1回に引き続き、指導委員の先生方より今年度の取組みについて指導・助言をいただきました。

第1回の様子はこちら

生徒の変容をどのように捉えていくのか、SSHの取組みがもたらす波及効果をどのように拾っていくか、教科や文理の壁を超えた連携をどのように実践していくかなど、幅広い観点から意見が出ました。

指導委員の先生方、ありがとうございました。次年度に向けて、取組みのブラッシュアップをしてまいります。

SSHⅡ期の全体像はこちら

【SSH】理数探究基礎

3月12日(火)3・4限に一年生理数科による課題研究の中間発表会が開催されました。
一年生では生物・地学分野の中で興味のあるテーマを設定します。

6月に本発表になりますが、現時点までの成果を中間発表として行い、さらに研究を進めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2年理数科の生徒も発表見学をして、それぞれの班にコメントを書き発表全体の評価をします。

来賓5名と県教育局から2名迎える中で、1年生はこれが初めての発表で少し緊張感がありました。

司会は生徒が進行します。

テーマは以下の通りです。

生物1班:ボルボックス体細胞の単離条件

生物2班:音楽振動が酵母の発酵に与える影響

生物3班:ネコハエトリの上昇と光の関係

生物4班:フラスコモにおける原形質流動の観察

地学1班:中州が形成される川の条件

地学2班:堤防による津波被害の軽減

地学3班:岩石の種類による風化の仕方の違いについて

地学4班:砂防堰堤と土砂流の関係について

地学5班:地盤改良による液状化対策

 

【発表の様子】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に講評をいただきました。

 

 

 

 

 

毎回様々な質問が飛び交いますが、どの班もしっかりと質問に答えていました。

今後の課題が見えてきたところで、本発表が楽しみです。 

 

 

【SSH】越谷北高校が第4回グリーンインフラ大賞優秀賞を受賞しました!

越谷北高校で株式会社建設技術研究所のご協力のもと2018年から2022年まで5ヵ年で取り組んだ「越北SDGsグリーンインフラプロジェクト」の取り組みが、国土交通省主催の第4回グリーンインフラ大賞において優秀賞をいただきました。

国土交通省の報道発表資料はこちら

2018年度(SSHⅠ期指定の年)から5年間、様々な地域でグリーンインフラ(生態系機能を応用してインフラに関する諸課題を解決する考え方)に着目した現地実習、探究活動を行い、5年目の2022年にはグリーンインフラを応用した学校周辺のまちづくりについて高校生が探究し、越谷市長に提案をしました。
これらの活動について、協力いただいた株式会社建設技術研究所と連名でグリーンインフラ大賞に応募し、全国から応募のあった事例の中から優秀賞に選んでいただきました。

令和6年2月20日に東京ビッグサイトで実施されたグリーンインフラ産業展の中で表彰式があり、昨年度グリーンインフラプロジェクトの中心となって活動していた卒業生4名と参加してきました。
東京ビッグサイト
東京ビッグサイト


表彰式では、代表して株式会社建設技術研究所の方に壇上に上がっていただきました。


表彰後の記念撮影では、卒業生4名も一緒に国土交通省副大臣、グリーンインフラ官民連携プラットフォームの代表など、ご来賓の方々とともに撮影していただきました。


表彰式に参加した卒業生4名です。

彼らに代表して参加してもらいましたが、今回の受賞は5年間のプロジェクトに参加した歴代の生徒たちの探究活動の積み重ねあってのものです。
理科や社会など単一の教科分野では解決することのできない、分野横断、学際的な課題の探究は、”生徒たちの単純に数字で測ることのできない実力”を伸ばす大事な取り組みです。

今年度(SSHⅡ期)からは、再生可能エネルギーに着目した探究活動が始まっています。
生徒たちの探究が、今後どのように進んでいくかも楽しみです。

探究活動生徒発表会(2023年12月26日)日本薬科大学

2023年の12月26日に、埼玉県の日本薬科大学において、探究活動生徒発表会が行われました。

 

会場では、様々な学校の生徒によるポスター発表の展示や口頭発表があり、越谷北高校の生徒もポスター発表、口頭発表に参加しました。

ポスター発表では、それぞれの研究を行った生徒たちがポスターの前に立って参加者へ発表の説明などをしており、気軽に質問をしやすく様々な知見を得ることができました。

また、口頭発表においても、スライドを用いた発表が多く、生徒・教師問わず研究についての質問が飛び交っていました。

参加した生徒からは、

「自分の興味のある分野だけではなく、今まであまり関心がなかったような分野についての研究も楽しむことができた。いつかはあの場にたって研究を発表できるようになりたい。」

「普段関わることのない学校の生徒と、お互いの研究に関する会話もでき、知見を深めることができた。
ぜひ、来年度の発表会も見学しにいきたい。」

「他の学校の生徒の研究を見学し、自分たちだけでは思いつかないような幅広いテーマについて考えるきっかけになった。とても良い経験になったと思う。」というコメントがありました。