SSH
【SSH】川の科学 (株)建設技術研究所グリーンインフラ学習会での発表
11月27日(火)15:00~、株式会社建設技術研究所 東京本社会議室にて実施された、
「グリーンインフラ学習会」にて、川の科学の研究成果を発表してきました。
本校での川の科学は、株式会社建設技術研究所にご協力いただき実施しました。
そこで、株式会社建設技術研究所で実施されている学習会にて、越谷北高校が川の科学の成果を発表する機会をつくっていただくことができました。
東邦大学理学部生命圏環境科学科西廣淳先生による講演
「地域における気候変動適応策とグリーンインフラ」と題して、グリーンインフラについて考える基本的な事柄と、実際にニューヨークやサレイ市、印旛沼周辺などで行われているグリーンインフラを活用した事例についてのお話をしていただきました。
越谷北からは、14名の生徒が参加し、「地方都市のインフラストラクチャの整備について考える」と題し、東秩父村での実習をもとに発表をしました。
調査結果からの考察を発表しました。
1年生も発表に参加しています。
建設技術研究所の社員さんたちからも、講評や質問をいただきました。
発表の後、講演をされた西廣先生から指導助言をいただくこともできました。
発表会の後は、懇親会ということで、建設技術研究所の皆様と交流をすることができました。
懇親会の後の集合写真です。
企業の勉強会での発表という、得難い機会をつくっていただいた建設技術研究所の皆様、ありがとうございました。
生徒たちも、この経験を経て一段と成長したと思います。
今後も、このように様々な機会にチャレンジしていきたいと思います。
【SSH】川の科学 サイエンスフェアに参加しました
11月18日(日)
大宮ソニックシティで開催された高校生によるサイエンスフェアにて、川の科学での研究を発表しました。
開会式 多くの学校の高校生が参加しています。
越谷北高校は、ポスター発表(一般)部門で、
「東秩父村におけるグリーンインフラを用いた地域振興の提案」
「東秩父村のグリーンインフラを考える(河川の生態調査から)」
の2件の発表をしました。
7月に東秩父村で実施した川の科学の実習の結果から、高校生の自由な思考でグリーンインフラについて考えどのような提案ができるか、をまとめました。
自然環境(生態系)と人間生活の便利さの関係、地域振興の在り方、グリーンインフラをどのように活用できるか、といった明確な「正解」の出ない問題(様々な分野がからむ総合科学と言ってよいと思います)について高校生が考えるのはとても難しいことですが、みんなよくがんばりました。
来場者の方にポスターの内容について説明しました。
埼玉大学の先生にも発表を聞いていただき、アドバイスをもらいました。
タブレットを用いて、画像や動画を見せながら説明します。
多くの方に発表を聞いていただくことができました。
閉会式では、各分野の大学の先生、大学生(院生)の方々から指導講評をいただき、生徒たちも大変よい刺激を受けることができたようです。
クロスカリキュラム授業風景(数学-物理)
まず、数学の授業で微分方程式(変数分離型)の解法を学びました。
ただ、解法のみにとどまらず、解曲線や一般解、特殊解の位置づけなどの
数学的な本質の面白さにも触れながら、授業が進められました。
数学の授業を受けて、物理では不安定核子の崩壊について
通常では天下り的に与えられる式の導出を試みました。
数学ではy,xとして扱っていた文字が、物理ではN,tに変わり、
戸惑う生徒もいましたが、教科担当者の連携が密にとられていたことで、
x,yとN,tの関係についての説明を補う形で、授業が進められました。
数学課題研究
関連する研究課題 | 研究課題C |
関連する行事 | SSH講演会(1月) |
理数科2年生が1学期から班ごとに取り組んできた数学課題研究の発表会が実施されました。
研究課題については、担当教諭と何度も話し合い、課題として成り立つものまで仕立てあげるのも苦労したようです。
生徒同士の質問・議論も活発に行われ、発表者・参加者ともに新たな発見のある発表会となりました。
1 お見合いの確率
→ 発表資料【PDFファイル:560KB】
2 三角比の真の値(sin1°の値)
→ 発表資料【PDF:541KB】
3 じゃんけんは何人以上から2つに分けた方が早く終わるか
→ 発表資料【PDF:863KB】
最後の校長の講評の中で、1月に本校主催で行われる講演会で講演を依頼するジャズピアニストで数学者の中島さち子さんの著書を紹介し、数学研究の楽しさを生徒たちへ熱く語りました。
時間の関係で発表を行わなかった班も、以下に紹介します。
4 球面幾何学
5 ヘロンの公式の一般化
6 源氏香
7 反転幾何学の序
8 席替えによって座席が変わらない人数の期待値
9 ポーカーの確率
→ 研究概要(発表班以外)【PDF:433KB】
各班へのコメント【PDF:169KB】
【SSH】1年理数科 数学読書感想文・発表会
関連する研究課題 | 研究課題A |
関連する行事 | 特になし |
理数科1年生が夏休みに取り組んだ数学読書感想文について、
発表会が実施されました。
今年度は、同じ本を読んだ生徒をグループにして、発表を試みました。
同一のテーマながら、読み手によってとらえ方や感想が異なり、有意義な発表会となりました。
テーマ 『無限』
自然数だけで定義されるフィボナッチ数列の一般項に、無理数が出てくる不思議、
有理数を無限に足し合わせることで現れる円周率。
無限という操作の中に潜む不思議を丁寧に説明しました。
テーマ 『見方が変わる数学』
交通渋滞と数学、手品と数学、人の心の悩み(ゲーム理論)と数学、
いずれも一見数学とは結び付かないものを、数学モデルを使って
理解できることを実演やイラストを交えて紹介。
テーマ 『図で2次方程式を解く』
負の数字がなかった時代に二次方程式がどのように解かれたか。
アルフワリズミの方法をわかりやすく説明しました。
平方完成ってこういうことか!
テーマ 『数学的帰納法』
帰納と演繹の違い。創造的な仕事をするには帰納法が必要だと訴える発表者。
帰納法の原理をドミノ倒しにたとえ、わかりやすく説明してくれました。
校長からは、秋山仁先生の言葉を引用して
「数学は好きだからやる。それでいいんじゃない」
と1年生に熱いメッセージを伝えました。
数学、理科以外の先生方も多く見学に来てくれました。
英語科のT先生と国語科のK先生のコメントをいただきましたので紹介します。
(英語科T先生)
「有理数の証明に無理数が出てくるのが面白い」「数学で帰納法は証明できても、頭髪には応用できない」等々、ちょっと不思議な理数科諸君の頭の中を垣間見ることができました。
(国語科K先生)
発表する生徒はイキイキとしていて、聞いている生徒も懸命に理解しようとする様子が伺えた。数ⅠAといった枠を超えて、数学の面白さを語る様子がとてもよかった。
【SSH】三校合同サイエンス教室
関連する研究課題 | 研究課題C 、 研究課題D |
関連する行事 | 特になし |
9月23日(日)に科学系部活動のアウトリーチ活動の一環として、本校の物理同好会、化学部、生物部、天文気象部が他校生徒と協力し、小中学生対象のサイエンス教室を開催しました。
この企画は、越谷北、春日部、不動岡の3校の生徒実行委員が中心となって、春日部高校を会場として、例年実施している行事で毎年多数の小中学生が来場してくれています。
普段の活動で培った専門的な知識や技術を生かして小中学生に科学の楽しさを伝えることが目的ですが、同時に教えることの難しさや、より分かりやすく伝える工夫などを高校生も学ぶことができているようです。
物理同好会
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・風船とCDを用いたホバークラフトの工作教室 ・文化祭で好評を得た「越北スイッチ」の一部を展示。他校の「~スイッチ」と連結して大きな装置の完成! |
化学部
・液体窒素の実験、スライムづくり等いろいろな実験を実演 |
生物部
・チリメンモンスターを探そう! ちりめんじゃこに混じるプランクトンを探し出しました。 ・簡易顕微鏡を作ろう! 単式顕微鏡を作りました。 ・微生物を観察しよう! 顕微鏡で、イシクラゲ、アルテミア、池の水の微生物などを観察しました。 |
天文気象部
・プラネタリウムは四季の星々を解説、紙コップに閉じ込めた星座を持ち帰ってもらいました。 ・岩塩割りでは結晶のつくりを体感してもらいました。 |
【SSH】東京工業大学iGEM出前授業
関連する研究課題 | 研究課題D |
関連する行事 | 特になし |
東京工業大学でIGEM(※)世界大会にチャレンジしているグループ(本校の卒業生を含む8名)による出前事業が実施されました。
蚊が媒介する感染症が人類に拡散する様子をモデル化し、それを受講生が蚊や人の役となって、ロールプレイゲームを実施し、モデルの妥当性を実感するという授業でした。
生物学の研究にも、モデル化やコンピューターによるシミュレーションが必要であり、
研究というのは、いろいろな手法を駆使して進められることを改めて学ぶことができました。
※IGEMとは・・・
THE international Genetically Engineered Machine competitionの略
合成生物学に関する国際コンテストで、遺伝子パーツを組み合わせて新しい人工生命システムの設計・構築を行い、その成果が審査される。
【SSH】埼玉県高校数学フェア
埼玉県高校数学フェア
数学コンクール 8月9,10日 ☆9校11チームが参加
於:さいたま市浦和コミュニティセンター
〇事前課題「90°広告システム」
ある視点から見たとき、垂直に立ってみえるよう
広告をデザインする
2年「吹奏楽部管打楽器四重奏」 1年「ダsin越北」
真上から撮影
少し離れて撮影
立体的に見えるでしょうか!?
〇8月9日 当日課題2問を9:45から16:30までじっくり解きました
2年生チームは真剣な表情 1年生チームは楽しそう!?
〇8月10日は、事前課題や当日課題について、
良い考えに至った代表チームの発表
および先生方からの解答・解説
後半は、桜井進先生の講演「わくわく数の世界の大冒険」
今まで以上に数学について興味関心が高まったと思います
表彰
1年生チームが事前課題を評価され「敢闘賞」受賞
【SSH】生徒研究発表会(全国)
8月8日(水)~9日(木)に神戸国際展示場で開催された、「平成30年度SSH生徒研究発表会」に参加しました。国内208校、海外26校のおよそ4000人の高校生が参加しました。
開会式では数学者の秋山仁氏による基調講演がありました。
1世紀前に提示された、正三角形を4つの断片に切り分け、並べ替えて正方形を作るという問題を解くために、
いくつかの定理を作り上げながら、問題の核心に迫っていくという、実況中継的な講演でした。
身近なところに研究のアイディアがあることを改めて、感じることができました。
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その後、ポスター発表が行われました。
どれの研究も、自らのアイディアをもとにはじめられた研究でありながら、ハイレベルな内容でした。
他校の生徒と情報交換をし、今後のSSHの研究活動のヒントを得られたようです。
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2日目は、ポスター発表校の中から選ばれた6校の、口頭発表がありました。
自分たちの研究の魅力をいかに人に伝えるかをしっかり意識した発表で、大変勉強になりました。
質疑応答の際には、物怖じせず、本校生徒も積極的に発言する場面も見受けられ、
今後のSSH活動に期待が高まりました。
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【SSH】1年理数科 野外実習
7月20日(金)から21日(土)までの1泊2日で野外実習を実施しました。
20日の午前は、東京大学三崎臨海実験所で助教の黒川先生より、現在の生物学の
研究に欠かすことのできないGFPなどについて約1時間の講義を受けました。
20日の午後は磯観察を行い、見つけた生物を図鑑などにより同定しました。
20日の夕方からは、ホテルに顕微鏡や実験機材を持ち込み、ウニの発生観察を
行いました。
20日の夜は天体観測も行いました。
21日の午前は、ウニの発生観察後、地質巡検を行い、地質構造をクリノメーターを用いて
計測し、観察しました。
様々な実習を行い、充実した有意義な2日間を過ごしました。