校長室より

校長通信

学年PTA挨拶

保護者の皆様には、日頃より本校に対しましてご支援ご協力を頂きまして、誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。

 学校の方は、720日に第1学期終業式を終え、夏季休業に入りました。

昨日から、24名の生徒が10日間に渡るカナダへの海外大学派遣研修に出発いたしました。また、理数科では、7月25日から2日間野外実習へ出かけます。

 夏休みの講習も始まりました。多くの生徒が受講しています。

 部活動もパワーリフティング部、新聞部が全国大会へ出場します。その他、紹介しきれませんが、生徒達は非常によく頑張っています。

 かわいくば、五つ教えて三つ褒め二つ叱ってよき人とせよ

という言葉があります。二宮尊徳の言葉といわれていますが、まさに、保護者の皆様がこの言葉のように慈しみ育ててこられた賜と思います。

 本日は学年PTAということで、学年の全体会、各HRの分科会が予定されております。先生方との情報交換、保護者同士の情報交換を通してお子様の成長を支援していくための貴重な場となることを祈念しております。

 また、この会につきましては、理事の皆様を中心に準備を進めていただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。誠にありがとうございました。


【3年生】

 さて、本校では「6月段階の第1志望校合格率4割以上」を学校・学年の目標としています。現在、国公立大学希望者195名(224名)、旧帝大などの難関国立大学及び医学部24名(28名)、難関私立大学72名(67名)と聞いています。

 1960年代にアメリカのスタンフォード大学で行われた「マシュマロテスト」いうものがあります。どういうテストかといいますと、

マシュマロを4歳の子どもの前に置き、「私が部屋から出て戻るまで食べてもいいけど、我慢できたら、あとでもう一つあげるよ。」といって、部屋を出ます。そうすると、我慢できずに食べる子と、じっと我慢して待つ子とにはっきり分かれた。そうです。そして、子どもたちを、以後14年に渡って追跡調査をしたら、我慢した子の方が学校でも仕事でもずっと成績が良かった。というものです。まさに、3年生は、「勉強をサボって遊びたいという欲望のマシュマロを今食べるか、我慢して今日の勉強を頑張るか、どっちを取る。」かということです。

 本校の生徒は、頑張るに決まっていますが、高い希望を最後まで諦めないことが実力向上につながります。ご家庭におかれましても、お子様と同じ決意を持って見守って頂ければと思います。

 学校といたしましても、全力を上げて支援に当たります。夏季休業中も全期間を通して、進学講習を実施します。生徒の皆さんにも欲望のマシュマロを食べず、我慢してこの夏を乗り切って頂きたいと思っております。本日は、保護者の皆様にとっても、貴重な情報が得られることを期待しています。


【2年生】

 さて、2年生は、3年生の引退を受け、各部活動の中心として頑張っています。学校行事も含め、2年生がいよいよ北高を背負う時期が来たといっても良いと思います。関西への修学旅行も10月に予定されています。高校生活の中で最も充実し思い出も多く作れる時期かと思います。

 しかし、2年生は中だるみの時期ともいわれます。休みたい怠けたい気持ちをぐっと抑え、来年度の受験に備えた実力をつけなくてはいけません。これから、年度末までをどう過ごしたらよいのか、ということは大変重要です。1学期の成績もそうですが、本校では定期的に模擬試験等を実施しております。その結果は、大学入試までのペースメーカーになると思っています。本日は、お子様の毎日の生活や今後の進路について、貴重な情報が得られることを期待しております。


【1年生】

 さて1年生は、入学後4ヶ月を経てすっかり北高生になってきたと感じております。北高に希望に胸をふくらませて入学してきた4ヶ月前のあの気持ちを忘れないでいてほしいと思います。

 不来方のお城の草に寝転びて空に吸われし十五の心

という石川啄木の詩があります。啄木は若くして逝去(せいきょ)しますが、15歳の頃には、希望に満ちあふれた先ほどのような詩を作っています。どうか、1年生の生徒には、入学したときの希望を持ち続けて、2年、3年そして卒業をしてほしいと思っています。

 入学当初は、中学校までとは全くスピードの違う授業に戸惑った生徒さんもいたとおもいますが、もう勉強に部活動に自分のペースで取り組んでいることと思います。

 しかしながら、お子様がこれからの高校生活をどう過ごしたらよいのか、いろいろな悩みもお持ちかと思います。本日は保護者の皆様にとって、貴重な情報が得られることを期待しております。

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7月の言葉




6月15日に、大リーグ、マイアミ・マーリンズのイチロー選手が日米通算4257安打をマークし、ピート・ローズ氏の持つ米大リーグ歴代最多記録を超えた。イチローは、まさに有言実行努力の人である。1992年にドラフト4位でオリックスに入団し、94年から7年連続でパリーグの首位打者になり、その後、2001年に大リーグのマリナーズに移籍し首位打者、盗塁王、新人王、MVPなど受賞し、こつこつと安打を積み重ねついに偉大な記録を打ち立てたのである。会見でイチローは次のように言っている。

「僕は子供の頃から、人に笑われてきたことを常に達成してきているという自負はある。例えば小学校の頃に毎日野球を練習して、近所の人から『あいつプロ野球選手にでもなるのか』と、いつも笑われていた。アメリカに行く時も『首位打者になってみたい。』そんな時も笑われた。でも、それも2回達成した。」この言葉からは、イチローの意地がにじむとともに、努力してきていることの自信ともとれる。

 野球日本代表「侍ジャパン」の監督である小久保氏は次のようなエピソードを語っている。

プロ2年目にパリーグの本塁打王になり、天狗になっていたら、次のシーズンは散々であった。一方イチローは3年連続首位打者にばく進していた。その年のオールスターゲームで外野をイチローとランニングしていた時、小久保がイチローに聞いた。「モチベーションが下がったことないの?」。するとイチローは小久保の目を見つめながら、「小久保さんは数字を残すために野球をやっているんですか?」と言った。「僕は心の中に磨き上げたい石がある。それを野球を通じて輝かしたい。」これを聞いた小久保は、彼の一言で「野球を通じて人間力を磨く」というキーワードを得たと言っている。

 皆さんは、いろいろな夢や希望を持っていると思います。それは心の中の磨き上げたい石であると思います。いろいろなことに挑戦し、努力することで、自分の人間力を磨くことになるのだと思います。イチローは「準備の準備」ということも言っています。準備に入る前にその準備をする。自己管理を徹底してことにあたる。皆さんも、受験の準備の準備をすることで確実に進歩し、目標に向かって進んでいくと思います。頑張りましょう。

(なお、書は、倉澤沙綾先生に書いていただきました。ありがとうございます。)
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第2回PTA後援会・理事会あいさつ

皆様、こんにちは。

 本日は、第2回理事会に、お忙しい週末においでいただきありがとうございました。

 また、理事の皆様には、日頃より本校教育活動に、ご支援ご協力いただき、心より感謝もうしあげます。

本校は、隔週の土曜日に授業を実施しておりますが、学校公開ということで、中学生や保護者の方々をはじめ、外部の方が来校されます。本日も午前中は学校公開ということで多くの来校者がございました。

  文化部の皆様には、お手伝いをいただきました。改めて、お礼申し上げます。ありがとうございました。

今年度、全国高等学校総合文化祭には、新聞部が出場することになりました。パワーリフティング部も全国大会に出場します。

  その他の部活動も大変頑張っております。野球部とサッカー部はこれから大きな大会がありますが、暑さに負けず頑張ってもらいたいと願っております。

もう一つは、資料をご覧下さい。本校、平成28年度学校自己評価システムシートがございます。これはHPにも掲載し、公表しているものですが、折角の機会ですので、お配りいたします。

  実は、6月21日(火)に、本校の学校評議員会・学校評価懇話会が開催されました。このシートを元に越谷北高校の教育力の向上を図るために意見交換が行われました。

 本年の重点目標は、

質の高い授業で、基礎基本を確立させ、一人ひとりの学力向上を図る

高い志を醸成し、卒業後も広い視野を持って活躍できる人材を育成する

規律ある生活態度と人権意識を高め、品格ある北高生を育成する

創立50周年に向けて「努力と実績」の教育活動を広く発信する

 という4つの項目からなっており、それぞれの年度目標や方策を定めてございます。

 当日は、5名の学校評議員に加えて、5名の保護者代表の皆様、5名の生徒代表の

皆さんにより、短い時間ではありましたが、それぞれのお立場から貴重なご意見を頂き、私自身改めて、本校教育について深く考える機会とすることができました。

 保護者代表としては、例年、PTA会長、後援会会長、各学年委員長にお願いしているところです。

 この「学校自己評価システムシート」は、今年度の本校の組織的取組を示すものであり、この達成状況は2月に先ほどのメンバーの方々に、評価して頂くことになっております。

 折角の機会ですので、PTA後援会理事の皆様にもご覧いただき、忌憚のないご意見をちょうだいできればと考えお配りいたしました。何かありましたら、遠慮無く、教頭か私までお知らせください。


 ところで、来月7月10日には、参議院選挙が行われます。今回の選挙から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられ、大きな関心を呼ぶ選挙になると思われます。共同通信社の18歳、19歳を対象とした参院選に対する意識調査では、投票に行くかどうかに関し、「必ず行く」「行くつもりだ」は52.2%で「行かないつもりだ」「行かない」の24.7%を上回っているとの結果がでたということですが、75%が投票先は未定と答えているとのことです。本校でも、7月11日までに18歳になる生徒もいることから、3年生の
HRにおいて、今回の選挙権年齢が引き下げられたことの意義について説明し、投票日当日が本校は模擬試験の日でもありますから、期日前投票についても説明をしたところです。どうか、保護者の皆様も、選挙に関心を持って頂き、お子様と話して頂き、有権者となったお子様をお持ちの保護者の皆様は一緒に投票に行くなどして頂ければと思います。政治に影響を及ぼすには、まず投票所へ足を運ぶ、そうした自覚を持つ必要があると思います。政治評論家で北海道大学教授の山口二郎氏の著書「若者のための政治マニュアル」にこんな一文があります。

「一票なんて無力なものだとみんな思うだろう。しかし、多くの人が一票を投じれば、それが未来の希望につながる道を作るのである。」

是非、有権者となったお子様には投票に行くよう進めて頂きたいと思います。

 それでは、本日はよろしくお願いします。

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6月の言葉「奇跡を起こす方程式」


 私は、生徒によく、還暦でプロゴルファーになった古市忠夫氏の奇跡を起こす方程式という話をします。
  古市忠夫氏が54歳だった1995年の1月17日に阪神・淡路大震災が発生します。自身及び家族は無事でしたが、自宅は全焼しました。ところが、自宅からはなれた駐車場に止めてあった車が焼けずに残っていたのです。その車のトランクを開けたところ愛用のゴルフバック一式が入っていました。古市氏にとってこのゴルフバックが唯一残ったものでした。このとき、古市氏は、バッグを見付けた瞬間について、「体中に電気が走ったような衝撃を感じた」「『お前はこれから、ゴルフで生きなさい』と言われた気がした」と後に述懐しています。この奇跡に古市氏は感謝したのです。それからプロゴルファーを目指し、還暦でプロゴルファーになったのです。しかもプロになってから数回優勝をしています。
  古市氏は還暦を過ぎてからやってきたことが自分がやってきたこととは信じられないと言っています。そして、こんなことも言っています。
「それもこれも震災が教えてくれたんです。今になってわかることは、才能×努力×感謝力が奇跡を呼ぶんですわ。才能+努力+運で成功するのは普通ですやん。しかしそれで成功しても驕り、威張りが出てきてしまう。全てをなくし、そこから頑張る。しかし頑張るだけやない。さっきもいったように、頑張れることへの感謝の気持ちが奇跡を起こしてくれるんです。これは、何回いっても言い尽くせません」
また、こんなふうにも言っています。
・ゴルファーで、才能や努力だけで栄光をつかみにいくとうぬぼれてしまい、最後の一打で手がとどかなかったりする。
・真の勇者は、がんばれる事へ感謝出来る人である。
 つまり、感謝できる人、感謝力がある人が真の勇者であると言っています。
部活動のインターハイ予選が始まっています。
生徒には、「自分に、親に、先生に、友達」に感謝してがんばってほしいと思います。
 そして、越谷北高校の名を高めていただきたい。
 部活動をできることに感謝をして、自分のためにそして未来の越谷北高校生のために頑張ってほしいと思います。
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PTA後援会あいさつ

 本日は多くの保護者の皆様にご出席をいただきありがとうございます。

この4月からこちらでお世話になっております、尾城でございます。四月以来のことを振り返ってみますと、4月8日に入学式と始業式がありました。5月1日、2日と1年生のオリエンテーション合宿が山梨県の河口湖で行われました。生徒も熱心に取り組んで十分成果を上げることができました。5月12日には生徒総会もあり、本年度の生徒会予算も決定いたしました。

 また、来月の6月2日には体育祭が予定されています。多くの保護者の皆様にお越しいただけるものと思っています。さらに、6月19日には、吹奏楽部の定期演奏会が春日部の市民文化会館で行われます。多くの保護者の皆様のお出でをお待ちしております。

 部活動の大会も行われています。いくつかの部活動で県大会へ出場をいたしました。

また、書道部の3年生の作品が、全国高校生大作書道展において、文部科学大臣賞を受賞しました。全国からおよそ60校、応募作品300点のうちから、日本一に選ばれました。東京都美術館に6月11日から19日まで展示されるとのことです。
 今後も文武両道を目指して頑張ってくれると思います。

 そして、学習面でも部活動面でも、先輩達が築いてきた過去の実績を少しでも超えようとする向上心を求めていきたいと思っています。今年の重点目標の一つは「高い志を醸成し、卒業後も広い視野を持って活躍できる人材を育成する」となっています。先生達もこの精神で更に充実した授業が展開できるように取り組んでいます。高い志と広い視野を持つことで、将来、どのような心で社会に貢献していくかを考え、第一志望の大学へ挑戦していただき、日本の将来を背負って立つような大きな人間に成長してほしいと願っています。

 

 子ども達は、学校、家庭、地域の3角形の鳥居の中を通過して成長して行くということを聞いたことがあります。

学校では、人間が幸せになっていくための技術や知識を、家庭では自分がかけがえのない人間であることを、地域社会では人間同士がつながっていく力をそれぞれ育ててくれます。切磋琢磨することや、思いやりの心や、助け合うことなどを忘れるとこの三角形がいびつなものとなりうまくいかなくなります。その三角形のバランスをうまく保つのがPTAや後援会の皆様のお力であると思います。

 本校の生徒は、まだ、自分では気づいていない能力を多く持っています。その能力を最大限引き出すために教職員が一丸となって指導に当たっていますので、どうか、皆様には、今後ともご支援ご協力の程よろしくお願いいたします。

 最後になりましたが、5月31日(火)は、開校記念日です。創立以来48年の歩みに思いを馳せ、越谷北高校の今後のさらなる発展、生徒の成長を祈念し私からの挨拶といたします。

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五月の言葉「未見の我」

校門から入った所の掲示板に、生徒を元気にする言葉を掲示することにしました。これは、前校長の下山先生が月の始めに行っていたことです。いいことは何でもまねしようということで始めてみました。
五月は、「未見の我」という言葉です。「未だ、見たことのなかった自分を目指しなさい。心は熱く、一生に一度くらい、本気でやってみなさい。必ず達成します。運命を造りなさい。」これは、幕末の賢人を育てた吉田松陰の言葉です。
高校時代は、何にでもなれるという希望と、何にもなっていないという不安の狭間にいると思います。私自身、高校時代これから何にでもなれるという希望とともに、漠然とした不安がいつも心の隅にありました。自分はこれからどんな人生を歩んでいくのだろうか?自分は何に向いているのだろうか。どんな仕事を目指せばいいのか。いろいろ考えると自分自身というものがわからなく、不透明な存在に思えたものでした。
そんな時、ある本で、「未見の我」ということばを偶然見つけました。その本を読んで、今ある自分だけで、自分の将来を考えていないかと思ったのです。私のような人間でも、何かまだ気づいていない自分がいるのではないか?そう思ったのです。運動はあまり得意ではないので、勉強を頑張ってみようと思いました。とことんやったつもりです。でも、人生は思い通りに行かないもので、希望通りというわけにはなりませんでした。しかし、頑張ってみたことで、自分を改めて見つめ直す機会にはなったと思っています。実は、今でもまだ、「未見の我」を探しています。
人は未だ見ぬ自分に出会ったとき、大きく成長するものではないでしょうか。そのことに年齢は関係ないと思います。いくつからでも、何事にも挑戦し続ければ、自分の気づいていない自分に出会うことができるのではないでしょうか。何かに挑戦し成し遂げることができたとき、「自分はこんな能力があったんだ。」「自分は集中して一つのことを成し遂げることができるんだ」など、感動とともに自身のそれまでの秘められた能力に気づくことができます。また、成し遂げられなかったとしても、挑戦したことで、次はこうしょう、ああしよう。あそこを考え直そうなど、新たな気づきがあるはずです。
 これから、君たちは、受験に向かうことになります。受験は、「未見の我」に出会える絶好の機会でもあると思います。受験は、つらく苦しいものですが、それを乗り越えたとき、新たな発見があると思います。それは一回り成長した自分に出会えると言うことです。私のように、失敗ばかりの受験であったとしても、必ず成長はあると確信しています。それは、生きる姿勢により、知識が、見識になり、胆識となるからです。何事にも、前向きに高校生活に全力で取り組んで下さい。
君たち一人一人が、卒業時に、逞しく自信に満ちた未見の我に出会ってほしいと願っています。
(なお、書は、倉澤沙綾先生に書いていただきました。ありがとうございます。)
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対面式(みんなが天の秘蔵っ子)

4月11日(月)に対面式がありました。その時、生徒達に話した内容です。

○ 新入生のみなさん、入学おめでとう。
 本日は、入学式に続いての生徒会主催の上級生との対面式です。これから、生徒会長の歓迎の言葉や、上級生からの学校紹介があります。
 また、新入生も各クラスごとに抱負を述べてくれると聞いています。しっかりと越谷北高校の一員となる決意を述べてください。
○さて、対面式にあたり少し話をさせていただきます。

○ 学校の評価は、その学校のもつ文化によって決まると思います。学校の文化の根源は教育課程ですが、それを具体的に現すのは、先生方の指導と生徒の皆さんの活動です。越谷北高校は、先輩方の日々の努力により高い評価を得ています。
  新入生諸君も、是非先輩のこうした活動を受け継ぎ、越谷北高校の文化の維持・向上に努めていただきたいと思います。

○ 埼玉県ゆかりの偉人で、安積得也(あずみとくや)さんという方が、こんな詩を残しています。

 自分の中には
 自分の知らない
 自分がある
 みんなの中には
 みんなの知らない
 みんながある
 みんなえらい
 みんな貴い(とうとい)
 みんなみんな
 天の秘蔵っ子
               「光明」・詩集『一人のために』所収
 
 この詩は、自分を含めた誰もが「自分の知らない自分」をもっており、それを磨いて成長してゆこうとしている。だから、みんなが偉くて、みんなが貴い存在なのだ。言ってみれば、みんなが天の秘蔵っ子のように大切な存在なのだ、という意味です。

○ 皆さんもこの詩の世界を大切に受け止め、次の三つのことを心に刻んでいただきたいと思います。
 ・ 自分の個性・能力を最大限伸ばす努力をせよ。
 ・ お互いの人格を尊重せよ。
 ・ 一人一人が何かの力で学校の名を高めよ。
○ この対面式を期に、生徒諸君の心が一層堅い絆で結ばれることを期待するとともに、この会を運営してくれる生徒会長さんをはじめ担当の皆さんにお礼を申し上げ、挨拶とします。

 

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平成28年度着任に当たって

 前任の下山校長先生の後を受け、着任いたしました、尾城と申します。よろしくお願い
いたします。創立48年目を迎えた本校の発展・充実のために、微力ながら全力を尽くし
てまいりますので、よろしくお願いいたします。
 「教育はひとなり」と申します。まだ、着任したばかりですが、先生方と生徒達を見て
みますと、先生方は、厳しさの中にも愛情を持って生徒を導いていて、誠に本校の生徒は
恵まれていると思いました。私も、そのような先生方と共に教育に専念できることを大変
幸せに思っています。
 また、教師は、お互い専門性が異なるだけに、ひとつになりにくいと言われていますが、
越谷北高校の生徒を育てるという共通の目的に向かって、心をひとつにして頑張っていき
たいと思います。
 私の学校経営の理念は、「生徒に夢を、先生方に希望を、学校に未来を」です。生徒が夢
をかなえたいと努力する、それを指導し、援助してやるのが教師です。そして、教師は、
生徒が夢をかなえることが出来た時、無常の喜びとともに、新たなる希望を抱くことが出
来ます。そこに学校の未来が開け、新しい歴史が刻まれていくそう考えています。
 従って、ことを運ぶ上で判断の基準となるものは、第一に、「それは、生徒のためになる
か」ということです。どんなよいと思ったことでも、それが生徒を育てる上でプラスにな
るものでなければなりません。逆に言えば、多少無理があっても、それが、生徒を育てる
上で本当にためになることであるなら、取り組まなければならないということです。
 また、学校は生涯学習体系の中の一つの教育機関であるというとらえ方がなされている
現在、学校は地域に向かって開かれていることが求められています。また、学校はとかく
閉鎖的な社会であるという見方をされています。そうした観点から、判断基準の一つに、「そ
れは、社会の常識、世間一般の常識にかなっているか」ということを付け加える必要があ
ると考えています。
 いずれにしましても、私は越谷北高校の先生方の人間としてのすばらしさ、教師として
の資質・能力を全面的に信頼し、学校経営に当たっていきますのでご支援ご協力のほどよ
ろしくお願いいたします。
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『埼玉教育』に本校の教育実践が掲載されました。

 本校では、平成25年度より3年間、県から「未来を創造するリーダー育成
推進プロジェクト」の指定を受けて取り組んでいます。
 このたび、『埼玉教育』平成27年9月№775号に「未来を創造するリーダー
を育成するてめに~授業づくり・進路実現・そして「志」の育成~」と題して、
本校の「未来を創造するリーダー育成推進プロジェクト」を中心とする進路指導
の取り組みを紹介しています。
 詳しくは、こちらをご覧ください。

 埼玉教育№775.pdf
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校長通信第30号「超伝導とるろうに剣心」


校長通信 第30号

「超伝導」と「るろうに剣心」

~岩手で聞いた話から~

 この夏も、本当に暑い日が続きましたが、このところ幾分過ごしやすくなってきました。こうして生徒の皆さんが元気に集まってくれたことをとても嬉しく思います。

 本日の『越谷北高新聞』でも紹介されていますが、夏季休業中も北高生の活躍・頑張りがありました。先ず、全国大会・関東大会で活躍した部活動を紹介します。新聞部が全国高等学校総合文化祭において最優秀賞受賞、これは全国のトップに立ったということです。本校としては7年ぶりの快挙です。物理同好会も同じ全国高等学校総合文化祭に出場し、3年の石逧君が全国の舞台で立派に研究発表をしました。化学部も化学グランプリ全国大会に出場し、3年の大清水君が金賞を受賞しました。これも全国のトップに立ったということです。パワーリフティング部も全日本高等学校選手権大会に7名が出場し、その中で2年の山本君が6位に入賞しました。吹奏楽部が県大会を制して、3年連続の西関東大会出場を決めたことも嬉しい知らせでした。

 そのほか23名の生徒がカナダ・ロイヤルローズ大学に短期派遣、多様なコミュニケーションを学んで帰国しました。メキシコ派遣の早川さんも昨日帰国したと聞きました。理数科では、野外実習や川の科学における探究活動に取り組みました。東北大学や東京工業大学の見学会、早稲田大学で行われた白熱教室、世界の哲学・芸術文化アカデミー、ジョブシャドウイングなどです。多方面にわたり、様々な分野で頑張ってくれました。

 また、夏期講習も合計90講座、90分×552コマ、実施されました。この進学講習の充実度は県内最高レベルにあると私は自負していますが、先生方の熱心な指導のもと、それぞれが実力錬成を進めてくれたものと思います。それが本校の誇る伝統だと思っています。

 さて、この夏に、私は岩手県に行って来ました。毎年PTAの全国大会がこの時期に開催されておりまして、今年の開催地は岩手県盛岡市でした。東日本大震災以後、東北地方では初めての開催ということで、地元もたいへんな力の入れようでした。下村文部科学大臣も出席され、全国から約9000人が集まるという大きな大会でした。私も本校の秋庭PTA会長さんや鈴木後援会長さんと一緒に参加して参りました。

 ここでも嬉しい話がありまして、本校PTAがその活動を評価され、全国大会会長賞を受賞しました。また、昨年の全国大会報告者であった並木利美子前後援会長も個人表彰を受賞しましたので、全国でも珍しい団体・個人のダブル受賞となりました。参加率の非常に高い夏の学年PTAなどの意欲的な活動が全国で評価されたようです。

 この大会では、その県出身の著名な方の講演を伺うことが通例になっており、今年もお二人の方の講演を伺う機会がありましたので、その一部を紹介したいと思います。お一人は、芝浦工業大学・学長の村上雅人先生のお話でした。村上雅人先生は岩手県立盛岡一高から東京大学に進学され、東大の博士課程を修了された物理学者で、「超伝導」の第一人者です。

 超伝導とは、物質の電気抵抗をゼロにして電気を非常に流しやすくする現象のことで、この仕組みを利用すると強力な電磁石をつくることができるそうです。その詳しい考え方等については、物理の先生に聞いて頂きたいのですが、当日は体重160㎏以上の大相撲力士を空中に浮上させるパフォーマンスのビデオを見せていただきました。現在、我が国では、超伝導リニアモーターカーの実用化が進められています。リニアモーターカーというのは、車両を地面から浮上させた状態で、高速で走行させる交通機関です。走行実験では最速581㎞を記録し、実用化されれば東京と大阪を約1時間で移動することができるそうです。非常に夢のあるお話でしたが、この超伝導は、リニアモーターカーだけではなく、電力損失のない送電線、エネルギー貯蔵装置、さらには医療への活用も期待されており、現代物理学の重要な研究目標の1つとのことでした。

 村上先生は、「資源に乏しい我が国が、世界の中で輝き続けるためには科学技術立国しかない」と言われていました。そのためには「先人たちが築いて来た日本に根付く『ものづくり』の伝統を継承・発展させていくことが大切であるということでした。

 村上先生は60歳を超えた方ですが、その瞳は本当に輝いておりまして、「学問の発展は、世のため人のためにある」というメッセージを受け取ることができました。そして、私は、お話を伺いながら、北高の卒業生からも将来こうした科学者が生まれるのだろうな、という楽しい想像をしていました。

 もうお一人は映画監督の大友啓史さんでした。大友監督も岩手県出身の方で、慶応大学卒業後、NHK勤務を経て、劇場版『ハゲタカ』で映画監督デビューされました。そのほか、『るろうに剣心』や『プラチナデータ』も監督されています。

 大友監督のお話は「アドリブを生きる力」ということでした。映画監督は作品の全てをコントロールして撮影しているように思われるが、決してそうではなく、天気や時間などあらゆるコンディションとの戦いがつきまとい、ハプニングとどう付き合うかがポイントだと言われていました。

 ですから、俳優の演技を俳優自身に任せる部分が大きいそうです。大友監督は、俳優に対し「君は僕よりその役の人物を知っていなければならない」と行っているとのことでした。これは、俳優にとっての醍醐味である反面、なかなか厳しい要求だな、と伺っていて思いました。

 しかし、指示されたことだけをそのままやっているのでは、創造的な仕事はできないのだろうと思います。自分の持ち場において、創造性に富む仕事を追及できるのが、本当のプロなのだと思います。1学期の進路講演会で、東京大学の上田先生が「『マニュアル力』から『考える力』へ、さらに『感じ取る力』へ」というお話をされていたと思いますが、大友監督のお話は、その上田先生のお話とも通じるものがあると思いました。

 『るろうに剣心』の主役である佐藤健さんは、大友監督がOKを出しても納得せず、自分の演技に相当こだわり、与えられたもの以上の演技を追及しているというお話でした。大友監督は、かなり佐藤健さんのことを褒めていまして、「やせているように見えるが、体幹のしっかりした身体を持ち、柔軟な感情表現とインテリジェンスを感じさせる、極めて完成度の高い俳優である」と評していました。皆さんもよく知っていると思いますが、佐藤健さんは、本校の卒業生ですので、大友監督のお褒めの言葉を聞いて、私もたいへん嬉しく思いました。 

 さて、私が生徒の皆さんに期待していることは、これからの変化の激しい時代の社会を牽引するリーダーになって頂きたいということです。変化に対応していくための武器は、学問に裏付けられた思考力と判断力なのだと思っています。それは、基本的には大学で身に付けるものですが、本校の授業の中でも始まっています。そのことも念頭に置き、日々の勉強に精進していただきたいと思います。さあ、いよいよ2学期です。勉強に、部活動に、学校行事に邁進してまいりましょう。

(平成27年9月1日 第2学期始業式講話)


 

 

 

 

 

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