校長室より

校長通信

禍福は糾える縄のごとし(三月の言葉)


 3月になりました。1年間はいろいろなことがありましたが、過ぎてみればあっという間です。今年度も後一ヶ月となりました。相変わらず寒い日が続いていますが、確実に春は近づいています。良いこともあれば悪いこともあるし、悪いことがあれば必ず良いこともあります。そんな思いで、3月の言葉を「禍福は糾える縄のごとし」としました。
 天国と地獄の食事についてこんな話があります。
 食事内容はどちらも豪勢なものですが、1メートルもある長い箸を使って食べるのです。地獄では、その箸で、何とか自分の口へ食べ物を運ぼうとしますが、長すぎるので前の人や隣の人と箸がぶつかって、うまく食べることができません。喧嘩しながらの食事ですから、美味しいはずはありません。
一方、天国では自分が食べるのではなく、自分の箸で前の人に食べさせてあげます。すると、今度は前の人から自分の口へ食べ物が運ばれてくるのです。和気藹々の楽しい食事です。
 世の中はうまくできています。「禍福は糾える縄のごとし」という諺があります。不幸があるから幸福を知ることもでき、悲しみがあるから喜びがあり、他人を思いやり辛抱すれば、他人からも支援や協力を得ることができます。
どのような立場の人でも、この世の中を自分一人で生きていくことはできません。人生に必要なものは、感謝と思いやりです。
 3年生は、卒業を迎えます。これから、いろいろな人生が待っていることでしょう。しかし、どんなことに出くわしても、必ずどこかに光はあるものです。今だけを見て、大変だと考えるのではなく、必ず未来は開けると強く念じて下さい。禍福は糾える縄のごとしです。前向きに負の言葉をはかないで進んでいきましょう。

休眠打破(二月の言葉)


 2月になりました。3年生は家庭研修に今日から入りました。それぞれの志望大学合格を目指し頑張ってほしいと思います。

 いつも3年生がいるのが当然でしたが、いなくなってみて、そのありがたさがわかるということはよくあることです。3年生は1、2年生にとって、目の上のたんこぶという人もいたかも知れませんが、頼りにしていた部分も多々あったと思います。

今一度、3年生に感謝したいと思います。

 ところで、寒い日が続いていますが、この寒さが厳しいからこそ、桜の咲く春がうれしく感じるわけです。

 「休眠打破」という言葉があります。

春に咲くサクラの花芽(かが)(花のめです)は、前年の夏に作られます。そして、その後、「休眠」という状態になります。休眠した花芽は、一定期間、低温にさらされることで、眠りからさめ、開花の準備を始めます。これを「休眠打破」といいます。休眠打破は、この秋から冬にかけて一定期間、低温にさらされることが重要なポイントです。つまり、寒さにさらされないときれいな桜が咲かないということです。
 そして、春をむかえ、気温が上昇するにともなって、花芽は成長「生成」します。気温が高くなるスピードにあわせて、花芽の生成も加速します。生成のピークをむかえると「開花」することになります。
 このように、サクラの花芽の「休眠」・「休眠打破」・「生成」・「開花」は、秋から冬にかけての気温と春先の気温に、大きく関係しているということです。
 冬のない常夏の国では、日本のサクラは、美しく咲かないそうです。サクラは、四季のある美しい日本の国で進化した植物ということなのです。

 私は、なるほどと思うと同時に、人間にも、ある程度の「寒さ」が必要なのかなと思います。それは、試練とか、困難とか、苦労とかにあたるのかなと思います。それを、くぐり抜け、「休眠打破」しないと花は咲かない。この「寒さ」から逃げないで、いかに頑張るかでどんな花が咲くかが決まってくるように思います。3年生に美しい桜が咲くことを祈っています。

 1・2年生の諸君は、3年生がいないこの時期、「休眠」という状況かもしれませんが、しっかり4月からの目標に向かって準備をし、努力をしていただきたいと思います。そうすることできっと「休眠打破」し、すばらしい新学年をむかえられると思います。そして、一回りも二回りも大きくなった、新2年生、新3年生になることができると思います。
(なお、書は、倉澤沙綾先生に書いていただきました。今回も気合いの入った字体で書いて頂きありがとうございます。)

やり抜く力(1月の言葉)

1月の言葉

 「やり抜く力」が大切
 「情熱」と「粘り強さ」を忘れないで!

この言葉は、私が、2学期の終業式の式辞の中で話した言葉です。

その時の式辞を掲載します。

「おはようございます」今年も、後りわずかになってきました。昨日は冬至でした。一年で一番夜が長い日でした。冬至の日には、カボチャを食べてゆず湯に入れば、風を引かないと言われています。昨日は、カボチャを食べてゆず湯に入りましたか?
 さて、今年もいろいろなことがありました。
いくつかをあげてみました。まず、
・米オバマ大統領が現職の米大統領として初めて広島を訪問しました。
2年生の皆さんは、平和記念資料館で、オバマ大統領が折った折り鶴を見たと思います。
 それから、
・英国の欧州連合離脱
・選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初めての、夏の参院選挙
(投票した生徒もいると思います)
・フランス南部のリゾート地ニースでのテロ
・スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」のブーム
・アイドルグループ「SMAP」が2016年12月31日をもって解散
・イタリア中部でM6.2の地震が発生
・オリンピック「リオデジャネイロ大会」
・広島東洋カープがセ・リーグで優勝、25年ぶり7度目
・台風の発生や11月の雪などの異常気象
・オートファジーの研究で、大隅良典・東京工業大学栄誉教授のノーベル医 
 学生理学賞受賞
等、いろいろありました。
 その中でも、オリンピックのリオデジャネイロ大会での、レスリング日本女子の快進撃は、印象的でした。
 特に、3階級で金メダルを取った、土性、伊調、登坂の3選手は、試合時間終了間際の逆転で勝っています。その時の新聞は、「このことは決して、奇跡ではない」と報じています。そこには、この選手達を指導したコーチの次のような言葉が載っていました。「大事なことは、終了のブザーが鳴る瞬間まで力を抜かないこと、選手達が、自主的に練習に取り組んできたことが極限状態で生きた。」
 どうでしょうか?特に3年生の皆さん、最後の最後まで手を抜かないで頑張ることが、極限状態の時に生きてくるということではないでしょうか。
 さて、実は、私は、最近車を買いました。今の車は、コンピュータ制御がすごくて、センターラインを超えた時、前や後ろや側面が障害物に接近したときなど、警報音が鳴ったり、車庫入れも自動でしてくれたりします。
 今や、コンピュータ技術はすごいものがあり、人間の仕事をコンピュータが取って代わるとも言われています。つまりAIの発展は目まぐるしく、新井紀子国立情報学研究所社会共有知研究センター長が、2001年に「ロボットは東大に入れるか」(東ロボくん)という人工知能開発プロジェクトを立ち上げて、大学の試験にAIを挑戦させることを始めました。
 スタート時は、「3年でどこかの大学に、6年目にはGMARCHレベルに合格させる。」という目標を立てたそうです。でも実際には、7割くらいは実現できないと思っていたと言っています。なぜなら、AIは文章の意味を理解出来ないからです。ところが、今年度の進研模試では、国公立・私立併せて756大学のうち535大学に80%以上の確立で合格できるという結果がでたようです。「意味を理解出来ない」という限界を持つAIがなぜ多くの受験生より、上位になってしまったのか。
 新井氏は「AIの進歩で失われる仕事は少なくないでしょう。しかし、これまで存在しなかった仕事も生まれてきます。これは産業革命の時もそうでした。今の仕事が無くなったのなら、需要が増えた仕事にうつればいいことです。その時に求められるのが「意味を理解して読む」能力である。」と言っています。行間を読み取ると言うことや、人間特有のいわゆる「あうん」の呼吸もそうだと思います。
 私は、これからの世の中は、人間とAIがうまく共存していかなければならないと思います。AIは、暗記や計算が得意です。膨大なデータの集計・分析や検索も瞬時に出来ます。人間が見落としたミスも指摘してくれます。これらにおいては、人間はAIに勝てません。
 人間に求められるのは、意味を理解して文を読むことや、考えて判断することであると思います。いろいろな場面で、自分で考えて、判断して、表現する能力というのは、AIには出来ないことだと思います。特に、自分から多くの人たちと関わり合って協力して学んだり、働いたりということは人間にしかできないことと思います。
 だから、勉強だけでなく、文化祭や体育祭、修学旅行、球技大会等の学校行事は大切です。学校行事などで意見をぶつけ合いながら折り合いをつける経験を積むことで、人間力を高めていくのです。
 人工知能の研究では「フレーム」という言葉が使われます。囲碁やゲームには、絶対的なルールや定められたゴールという枠組み(フレーム)があります。これこそ人工知能が最も得意とする分野です。ところがAIは、フレームを超えた判断をすることが出来ません。つまりとっさの判断をすることが極めて困難であると言うことです。枠組みを超えて判断できるかどうか、AIと人間の大きな違いだと思います。
 最初に話した、オリンピックのレスリングの話の中でも、最後の最後まで諦めないで頑張る情熱のようなものは人間しか持ち得ないものではないかと思います。
 つい最近、私はグリット(やり抜く力)という本を読みました。人生でなにを成し遂げられるかは、「生まれ持った才能」より「情熱」と「粘り強さ」によって決まる可能性が高いということです。
 「やり抜く力」は「情熱」と「粘り強さ」の2つの要素からなるということです。「情熱」とは、自分の最も重要な目標に対して、興味を持ち続け、ひたむきに取り組むこと。「粘り強さ」とは、困難や挫折を味わってもあきらめずに努力を続けることです。才能より、やり抜く力が大切です。頑張って下さい。情熱をもって粘り強くやり抜くことは、AIには出来ないことです。
 私は、皆さんが、放課後等に勉強している姿、しかも、教え合っている姿をよく目にします。頑張っている皆さんに頑張ってというのは失礼かもしれません。でも、言います。頑張って下さい。
 では、皆さんが、元気で新年を迎えられることを願って話を終わります。

あなたが今まく種はやがて、あなたの未来となって現れる

12月、師走になり、「今まく種」とはちょっと時季外れかもしれません、この言葉を思い出したのは、授業観察で夏目漱石のこころを見たからです。受験を控えた3年生を見て、今頑張っていることが将来実る。今を頑張れという気持ちからです。
 この言葉は、目先のことだけにとどまらず、 将来のためにたくさん、いろんな種をまいておこう。
 種をまかずに花が咲き、実がなることはありえない。いま種をまいておけば、いつどんな花が咲くのか期待も持てる。と言うことだと思います。
 そう簡単に諦めるてはダメ、今日の努力は、種まきだと思えば、一粒でも多くまいた方が良いし、種を多くまいた人の方が、何かになり得る可能性は大きいに決まっています。
誰の人生でもない、あなた自身の人生です。あなたの人生を他の誰かに生きてもらうわけには生きません。つべこべ言う前に、実行あるのみです。
 種を蒔いても一朝一夕に目が出るわけではないし、目が出たからといって実がなるわけでもない。種を蒔く前には畑を耕す必要もあるし、蒔いた後には水をやったり、雑草を抜いたり、虫や鳥からも守りつつ、収穫のときを待たなければなりません。ただ、種を蒔かずに収穫することは出来ませんから、未来を見据えながら種を蒔いてほしいと思います。
 一日一日の地道な積み重ねで今日があり未来が開けてきます。未来を信じ今を精一杯生きましょう。
(なお、書は、倉澤沙綾先生に書いていただきました。月毎に字体を考えて頂きありがとうございます。)

創造のある人生こそ最高の人生である(11月の言葉)

 10月はノーベル賞の発表があり、日本人も昨年に引き続き連続の受賞をしました。大変素晴らしいことであり、研究者やこれからの若者達に大きな希望を抱かせることになったと思います。ところで、ノーベル賞は自然科学の3賞と文学賞、平和賞、経済学賞で、数学が含まれていません。このことには諸説ありますが、数学にはノーベル賞の代わりに、フィールズ賞という賞があります。フィールズ賞は、カナダ人数学者ジョン・チャールズ・フィールズ (John Charles Fields) の提唱によって1936年に作られた賞のことです。
 ノーベル賞が年齢制限のない存命の人物へ贈られるのに対し、フィールズ賞はその時点でまさに活躍中の40歳以下の若手数学者に贈賞されているものです。
 なぜ、フィールズ賞の話を出したかといいますと、11月の言葉とした「創造のある人生こそ最高の人生である」は、日本人でフィールズ賞を受賞した広中平祐氏が「生きること 学ぶこと」という著書の中で言っている言葉だからです。
 広中氏は著書の中で、創造の喜びについて、次のように言っています。「創造の喜びの1つは、自己の中に眠っていた、まったく気づかなかった才能や資質を掘り当てる喜び、つまり新たな自己を発見しひいては自分という人間をより深く理解する喜びではないか」と。ここで、以前に紹介した「未見の我」という言葉が浮かびます。まさしく、創造する喜びは、新たな自分を発見する喜び、未見の我に出会える喜びであるのだと思います。では、創造をする喜びはどうすれば得られるのでしょうか。やはり、それは学ぶことによって得られるのではないか、と私は思います。学ぶことにより単なる知識を得るのではなく、学ぶことによって、目に見えないが生きていく上で非常に大切なものが作られていくと思います。それが、「知恵」といわれるものではないでしょうか。知識が単なる記憶したものということではなく、学びの段階を経ることによって人生を送っていく上での糧になる知恵になるのだと思います。では、知恵を身につけるためにはどうすればよいか、それは、学問をするということにつきると思います。広中氏は「学問は愉しいもの、喜びを味わうものだと語りたい」と言っています。学問をすることにより、知恵が身につき、そして、「ものを創造すること」につながり、創造することの愉しさ、喜びが出てきて、未見の我に出会えることにもなるのだと考えます。創造のある人生を送りたいと思います。

理数科説明会挨拶

 平成28年度 理数科説明会挨拶 H28.10.8(土)

○ 中学生と保護者の皆様 ようこそ越谷北高校の理数科説明会へおいで下さいました。こころより感謝申し上げます。私は、校長の尾城と申します。

○ 本校は、昭和44年に創設され、今年で48年目の高校です。県内の進学校はそのほとんどが創立100年を超す伝統校ですが、その中にあって本校は県を代表する進学校となっています。東大・東北大・東工大や早稲田・慶応などの難関大学にも合格者を出しています。施設も老朽化し、自慢できるような施設はないにもかかわらず、確かなバランス感覚をもった、人格高潔で、生徒好きで、勉強好きな先生方の努力と、それに応える生徒達の頑張りにより大きな成果をあげています。  

○ 理数科は現在、県内に県立高校で5校ありますが、本校の理数科は平成元年に県内で最初に設置されています。

○ 理数科には、クラス替えがありません。3年間同じ仲間で、助け合い、切磋琢磨しながら学校生活を送ることができます。つまり、生徒達が互いに高め合う集団となり、卒業後も助け合える生涯の友となります。このことは、何事にも代え難い将来の宝物であると思っています。

○ また、理数科には、普通科と違う特色ある行事等がたくさんあります。それぞれの内容については、これから、担当の先生や生徒から説明があると思います。

○ さて、今年度のノーベル生理学・医学賞に東工大の大隅良典栄誉教授が選ばれたところですが、昨年度のノーベル生理学・医学賞を受賞した、大村智北里大学特別栄誉教授がこんないっています。大村氏が日頃自分に言い聞かせている言葉として、曹洞宗の始祖、道元禅師の「正師を得ざれば学ばざるに如かず」を上げています。

この意味するところは、「正しい師匠(先生)のもとでなければ、学んでいないも同然」ということですが、人は優れた指導者を得なければ、学んだことにならないという意味です。

○ 本校の先生方は、皆熱心で、自分の教科に対してのプロです。本校に入学することにより、素晴らしい先生との出会いがあり、まさに道元禅師のいうところの「正しい師、正師」を得ることができると思います。

 生徒が志望する高見へときっと導いて行ってくれると自信を持って言うことができます。本校へ入学すれば、きっと素晴らしい友達や先生方と知り合うことができると思います。

○本日の、理数科の説明会で皆様が本校の理数科の良さをご理解頂き、高校の選択肢の一つに越谷北高校を入れていただければ幸いです。

 簡単ではございますが、校長からのあいさつとさせていただきます。

知る者は言わず 言う者は知らず(10月の言葉)


「知る者は言わず 言う者は知らず」

この句は、中国の古典、「老子」という書物に載っている言葉です。その意味するところは、
・物事をよく理解している人は、何事もあまり口に出して言わないが、 物事をよく知らない人ほど、何でも軽々しくしゃべるものである。
・物事を本当によく知っている者は、その知識をひけらかしたりはしない。よく知らない者ほど、知ったかぶりをしてしゃべるものである。
・物事を深くよく理解している人は、そのことを軽々しく口に出さないが、 よくしゃべる人は、本当のことをよく分かっていない。 
等々、賢者は黙して語らず的な解釈がされています。

実は、「老子」には、この言葉に続けて、次のような意味が書いてあります。 「本当に物事の真理を理解している人は、自己主張することもなく、ただ、人の中で目立たなく 生きている。こういう人に対しては、世間の人たちが、どのように接したらいいのか分からず、 どうすることもできない存在である」ということのようです。本当の知者は、老子で言うところの 道というものをよく理解し、道と一体化しているので、世間の人にとっては、 つかみどころがない存在ですが、こういう人こそが、最も偉大であるということを言っているようです。 老子の中では、くり返し「道」という言葉を用いて、万物の存在の根源を説明しようとしています。 

私は、この言葉は物事の本質を本当に知ることの大切さを説くとともに、常に勉強することの大切さを言っているように感じます。浅はかな知識で軽々しく喋ることは慎み、自分を高めるために常に勉強しつつ、十を知って一を話すようにしたいものです。

勉強好きであること(9月の言葉)


 「勉強好きでなければいけない。勉強しなければ夢をみることはできない。」

この言葉は、私が、前任校で北原照久氏の講演を聴いた後、直接本人から聞いた言葉です。北原照久氏は、ブリキのおもちゃコレクターの第一人者として世界的に知られている人物です。大学時代にスキー留学したヨーロッパで、ものを大切にする人たちの文化に触れ、古い時計や生活骨董、ポスター等の収集を始めたそうです。その後、知り合いのデザイナーの家で、インテリアとして飾られていたブリキのおもちゃに出会い、興味を持ち収集を始め、地方の玩具店などに眠っていたブリキのおもちゃを精力的に収集し、マスコミにも知られるようになりました。そして、イベントがきっかけで、「多くの人にコレクションを見て楽しんでもらいたい」という思いで、1986年4月、横浜山手に「ブリキのおもちゃ博物館」を開館しました。現在いろいろな分野で活躍をしています。「開運!なんでも鑑定団」に鑑定士として出演していることもよく知られています。
北原さんの経験から生まれた「夢の実現」の話は説得力があります。
北原さんの夢を実現するための10ヵ条はいつ聞いてもその通りだなと思うものばかりです。
1 プラス思考する
2 勉強する
3 素直になる
4 関心を持つ
5 感動する
6 感謝する
7 ツイてるひとと付き合う
8 親孝行する
9 ほめる(相手も自分も)
10 ツイてると思い込む
 親孝行をすること以外はお金がかからない。親孝行をすることの1つとして、自分の誕生日に、親にプレゼントをしてあげて欲しいと語られました。「生んでくれてありがとう」と感謝の言葉と共に、もし、親がいなければ墓参りをすればいいとも。
また、ほめることをどんどんして欲しいとも。常にプラス思考で、”ありがとう”と”ツイてる”を口ぐせにして欲しいと言っています。
もし、ついていないと言ってしまったら、必ず、最後に、「でも大丈夫、本来自分はついているんだから」と必ず自分自身に言っておくことが大切。
また、夢を実現するためには
1 想いを持つ
2 具体的イメージで夢見る(潜在意識に入れる)
3 熱く語る(手助けする人と出会う)
4 目標に向かって突き進む
5 夢がかなう
 熱く語ることでは、妄想と言われても10人に話せば1人くらい「それ良いよ、すごいよ、叶うんじゃない。」と言ってくれる。100人に話せば10人になり、1000人に話せば100人になる。
なるほど、と感じました。
 講演が終わった後の話の中で、北原さんがこんなことを言っていました。
 年齢と共に、記憶力が良くなっていくんですよ。僕は、勉強好きだから、どんどんいろんな事を吸収することができるんです。もっともっとやりたいことを実現していきたいし、いろんなことに挑戦していきたい。フィールドを広げ、事業を世界へ向けて展開していきたいという思いもあります。と、そして、「勉強好きでなければいけない。勉強しなければ夢をみることはできない。」と語ってくれました。
(なお、書は、倉澤沙綾先生に書いていただきました。ありがとうございました。)

凡事徹底(8月の言葉)

8月の言葉は「凡事徹底」です。

この言葉は、よく言われますが、凡事徹底の推奨者であるイエローハットの創業者「鍵山秀三郎」氏がこんな事を言っています。

10年偉大なり、20年畏るべし、30年歴史になる。(50年神のごとし)

当たり前のことをバカにしないで、ちゃんとやるということです。

 少しのことでもちょっとしたことでも、毎日やり続けることにより、微差、僅差の積み重ねが大差となるということです。

 挨拶をする。ゴミを拾う。靴をそろえる。もちろん勉強する等等です。

 三日坊主にならず、小さな事でも続けるということが、やがて大きな差になるということです。微差力が大切です。

 サッカーの日本代表でキャプテンの長谷部誠さんの書いた「心を整える」という本の中に、「整理整頓は心の掃除に通じる」という見出しがあり、こんなことが書いてありました。

 試合に負けた次の日などは、何もしたくなくなって、部屋が散らかってしまう時がある。あの場面でああすれば良かったという未練や悔しさが消えず、自分の心の中が散らかってしまっているかもしれない。そんな時こそ、整理整頓を面倒くさがらなければ、同時に心の中も掃除されて、気分が晴れやかになる。

 整理整頓をすることにより、心の中も掃除され気分も晴れる。

 私は、凡事徹底することが、心の中を掃除することにもなると思います。

 凡事=ABCです。当たり前の事をバカにしないでちゃんとやる。

心がけたいと思います。

学年PTA挨拶

保護者の皆様には、日頃より本校に対しましてご支援ご協力を頂きまして、誠にありがとうございます。心より感謝申し上げます。

 学校の方は、720日に第1学期終業式を終え、夏季休業に入りました。

昨日から、24名の生徒が10日間に渡るカナダへの海外大学派遣研修に出発いたしました。また、理数科では、7月25日から2日間野外実習へ出かけます。

 夏休みの講習も始まりました。多くの生徒が受講しています。

 部活動もパワーリフティング部、新聞部が全国大会へ出場します。その他、紹介しきれませんが、生徒達は非常によく頑張っています。

 かわいくば、五つ教えて三つ褒め二つ叱ってよき人とせよ

という言葉があります。二宮尊徳の言葉といわれていますが、まさに、保護者の皆様がこの言葉のように慈しみ育ててこられた賜と思います。

 本日は学年PTAということで、学年の全体会、各HRの分科会が予定されております。先生方との情報交換、保護者同士の情報交換を通してお子様の成長を支援していくための貴重な場となることを祈念しております。

 また、この会につきましては、理事の皆様を中心に準備を進めていただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。誠にありがとうございました。


【3年生】

 さて、本校では「6月段階の第1志望校合格率4割以上」を学校・学年の目標としています。現在、国公立大学希望者195名(224名)、旧帝大などの難関国立大学及び医学部24名(28名)、難関私立大学72名(67名)と聞いています。

 1960年代にアメリカのスタンフォード大学で行われた「マシュマロテスト」いうものがあります。どういうテストかといいますと、

マシュマロを4歳の子どもの前に置き、「私が部屋から出て戻るまで食べてもいいけど、我慢できたら、あとでもう一つあげるよ。」といって、部屋を出ます。そうすると、我慢できずに食べる子と、じっと我慢して待つ子とにはっきり分かれた。そうです。そして、子どもたちを、以後14年に渡って追跡調査をしたら、我慢した子の方が学校でも仕事でもずっと成績が良かった。というものです。まさに、3年生は、「勉強をサボって遊びたいという欲望のマシュマロを今食べるか、我慢して今日の勉強を頑張るか、どっちを取る。」かということです。

 本校の生徒は、頑張るに決まっていますが、高い希望を最後まで諦めないことが実力向上につながります。ご家庭におかれましても、お子様と同じ決意を持って見守って頂ければと思います。

 学校といたしましても、全力を上げて支援に当たります。夏季休業中も全期間を通して、進学講習を実施します。生徒の皆さんにも欲望のマシュマロを食べず、我慢してこの夏を乗り切って頂きたいと思っております。本日は、保護者の皆様にとっても、貴重な情報が得られることを期待しています。


【2年生】

 さて、2年生は、3年生の引退を受け、各部活動の中心として頑張っています。学校行事も含め、2年生がいよいよ北高を背負う時期が来たといっても良いと思います。関西への修学旅行も10月に予定されています。高校生活の中で最も充実し思い出も多く作れる時期かと思います。

 しかし、2年生は中だるみの時期ともいわれます。休みたい怠けたい気持ちをぐっと抑え、来年度の受験に備えた実力をつけなくてはいけません。これから、年度末までをどう過ごしたらよいのか、ということは大変重要です。1学期の成績もそうですが、本校では定期的に模擬試験等を実施しております。その結果は、大学入試までのペースメーカーになると思っています。本日は、お子様の毎日の生活や今後の進路について、貴重な情報が得られることを期待しております。


【1年生】

 さて1年生は、入学後4ヶ月を経てすっかり北高生になってきたと感じております。北高に希望に胸をふくらませて入学してきた4ヶ月前のあの気持ちを忘れないでいてほしいと思います。

 不来方のお城の草に寝転びて空に吸われし十五の心

という石川啄木の詩があります。啄木は若くして逝去(せいきょ)しますが、15歳の頃には、希望に満ちあふれた先ほどのような詩を作っています。どうか、1年生の生徒には、入学したときの希望を持ち続けて、2年、3年そして卒業をしてほしいと思っています。

 入学当初は、中学校までとは全くスピードの違う授業に戸惑った生徒さんもいたとおもいますが、もう勉強に部活動に自分のペースで取り組んでいることと思います。

 しかしながら、お子様がこれからの高校生活をどう過ごしたらよいのか、いろいろな悩みもお持ちかと思います。本日は保護者の皆様にとって、貴重な情報が得られることを期待しております。