SSH
【SSH】公開講座「高校生と教員の動植物研修」のお知らせ
今年度も、越谷北高校では地域との連携及び学校開放のため公開講座「高校生と教員の動植物研修」を実施します。
野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)
次の全6回を予定しています。各回ごとに参加申し込みを受け付けます。
①5月3日(金・祝) 寄居町鉢形城周辺 (寄居駅南口8:50集合)
②6月15日(土) 宮代町山崎山 (東武動物公園駅西口8:50集合)
③7月13日(土) 寄居町鐘撞堂山 (寄居駅北口8:50集合)
④10月20日(日) 春日部市内牧公園 (内牧公園駐車場9:30集合)
⑤11月16日(土) 深谷市荒川河川敷 (秩父鉄道武川駅改札前8:50集合)
⑥3月22日(土) 秩父市武州日野駅周辺 (秩父鉄道武州日野駅改札前8:50集合)
野外での動植物観察に興味がある高校生、教員(校種は問いません)は、 こちら をご覧いただきお申し込みください。
第1回(5月3日)のお申し込みは、申込専用フォーム(下URLまたはQRコード)へお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/1gvXa-CNn1Hwj62PJUDF_gjl-riZErdw6bbkhk5cJH1Q/
なお、フォームへの登録にはログインが必要です。
フォームでのお申し込みが難しい方は、担当までメールでお知らせください。
【SSH】データベースに過去の実施報告書を掲載しました
【SSH】3月23日公開講座(さいたま市田島ヶ原サクラソウ自生地)
3月23日(土)さいたま市田島ヶ原サクラソウ自生地にてフィールドワークの公開講座を実施しました。
朝から霰がぱらつき気温も低かった中ですが、高校生19名、教員4名が参加して自然観察を楽しみました。
さいたま市桜区(秋ヶ瀬公園の南側)の田島ヶ原サクラソウ自生地は、1920年に国指定天然記念物に指定され、さいたま市などによって保全管理されています。
立ち入りが制限されている区画の間には芝生の公園(桜草公園)があり、秋ヶ瀬公園と合わせて休日の散策にぴったりです。
サクラソウをはじめとした希少な植物が見られ、自然観察や環境学習にも活用されています。
管理棟(トイレ)前で開会行事
気温が低く動物(昆虫)が期待できないため、田島ヶ原の植生調査(マップつくり)実習をしました。
まずは、自分の歩幅で距離を測る練習です。20mの歩数を数えます。
次に、調査地を一巡りし、植物の種類を確認します。
ノカラマツ
アマナ 気温が低いためか、開花しませんでした。
ノウルシ トウダイグサの仲間です。群落ごとに微妙な特徴の違いがあり、遺伝的多様性を感じられました。
アメリカスミレサイシン 外来のスミレが侵入していました。
サクラソウ(開花前)
カメラのストラップが写りこんでしまいました・・・
県の花でもあるサクラソウは園芸植物として人気がありますが、自生のものはとても貴重で、埼玉県内で安定した自生地は二か所しかありません。(田島ヶ原と上尾市の江川河川敷)
三月中下旬から開花をはじめ、4月に見ごろを迎えます。
観察をしながら、動植物の生息と環境、ヒトのかかわりについてみんなで考えます。
ヒロハノアマナ アマナの仲間ですが、本来この場所にはいないはずです。
自生地の外に出ると、とたんに道端雑草が多くなるのも面白いです。
自生地の中ではゲンノショウコ、レンリソウ、トダスゲが見られますが、外に出るとアメリカフウロ、ヤハズエンドウ、オオイヌノフグリとがらりと変わります。
植生マップ作りを始めました。多くの参加者が自生地の中の歩道を進む中・・・
独自性を発揮して別ルートを進む方々も。
大切なことは、自分で考えて、失敗を恐れずにいろいろやってみることです。
次の写真は、参加者の調査結果の例です。
各自で工夫をして調査ができました。
スマホの位置情報など、デバイスを駆使する工夫についても学びました。
サクラソウ自生地を出ると、(公園内ですが)市街地の植物が多くなります。
スズメノカタビラが開花していました。
おなじみの路傍植物ですが、よく観察すると気づくこともあります。
道端のエノキにアカボシゴマダラの幼虫を見つけました!
これは中国大陸由来の亜種で、日本産亜種(奄美大島に分布)との交雑やエノキ食の蝶(ゴマダラチョウ、オオムラサキなど)との競合を危惧され、特定外来生物に指定されています。
かわいい幼虫なのですが、飼育は禁止されています。
最後に、参加者が植生マップを作っている間に見つけておいた、開花していたサクラソウと、ジロボウエンゴサクを観察しました。
サクラソウ 観察した区域の中で開花していたのはここだけでした。
ジロボウエンゴサク(ケシ科キケマン属) 春先に花をつけ、夏には枯れるスプリング・エフェメラル(春の妖精)のひとつです。
面白い和名は、三重県でスミレを太郎坊、本種を次郎坊と呼んでいたことにちなんでいます。
エンゴサク(延胡索)はキケマン類の漢名です。
参加者の感想(抜粋)
貴重な植物を見ることができて良かった。
(これまでの公開講座に参加して)たくさんの植物を知ることができたけれど、まだまだ知らない植物が多いと実感した。今後もこういった機会に参加していきたい。
ぱっと見では同じように見えるツルボ、ノビルなど見分けられるようになった。
ヒトの関わり方の違いで減少する希少植物もあるということを知って、手入れの方法を考えていく必要があることが分かった。
その辺に生えているような植物をちゃんと見ていなかったけれど、きちんと観察すると面白いことが分かった。
調査や観察を通じて、いろいろな人とコミュニケーションをとれてよかった。
植生マップの作り方は授業に役立てられる。自生地のサクラソウを数十年ぶりに見ることができた。(教員)
授業では座学だけでなく、フィールドワークも取り入れたい。(教員)
来年度も、フィールドワークの公開講座の実施を計画しています。
自然観察に興味のある高校生、教員の皆様、ぜひご参加を検討ください。
【SSH】令和5年度第2回SSH運営指導委員会を実施しました
本日、第2回SSH運営指導委員会を実施しました。第1回に引き続き、指導委員の先生方より今年度の取組みについて指導・助言をいただきました。
生徒の変容をどのように捉えていくのか、SSHの取組みがもたらす波及効果をどのように拾っていくか、教科や文理の壁を超えた連携をどのように実践していくかなど、幅広い観点から意見が出ました。
指導委員の先生方、ありがとうございました。次年度に向けて、取組みのブラッシュアップをしてまいります。
【SSH】理数探究基礎
3月12日(火)3・4限に一年生理数科による課題研究の中間発表会が開催されました。
一年生では生物・地学分野の中で興味のあるテーマを設定します。
6月に本発表になりますが、現時点までの成果を中間発表として行い、さらに研究を進めます。
2年理数科の生徒も発表見学をして、それぞれの班にコメントを書き発表全体の評価をします。
来賓5名と県教育局から2名迎える中で、1年生はこれが初めての発表で少し緊張感がありました。
司会は生徒が進行します。
テーマは以下の通りです。
生物1班:ボルボックス体細胞の単離条件
生物2班:音楽振動が酵母の発酵に与える影響
生物3班:ネコハエトリの上昇と光の関係
生物4班:フラスコモにおける原形質流動の観察
地学1班:中州が形成される川の条件
地学2班:堤防による津波被害の軽減
地学3班:岩石の種類による風化の仕方の違いについて
地学4班:砂防堰堤と土砂流の関係について
地学5班:地盤改良による液状化対策
【発表の様子】
最後に講評をいただきました。
毎回様々な質問が飛び交いますが、どの班もしっかりと質問に答えていました。
今後の課題が見えてきたところで、本発表が楽しみです。
【SSH】越谷北高校が第4回グリーンインフラ大賞優秀賞を受賞しました!
越谷北高校で株式会社建設技術研究所のご協力のもと2018年から2022年まで5ヵ年で取り組んだ「越北SDGsグリーンインフラプロジェクト」の取り組みが、国土交通省主催の第4回グリーンインフラ大賞において優秀賞をいただきました。
国土交通省の報道発表資料はこちら
2018年度(SSHⅠ期指定の年)から5年間、様々な地域でグリーンインフラ(生態系機能を応用してインフラに関する諸課題を解決する考え方)に着目した現地実習、探究活動を行い、5年目の2022年にはグリーンインフラを応用した学校周辺のまちづくりについて高校生が探究し、越谷市長に提案をしました。
これらの活動について、協力いただいた株式会社建設技術研究所と連名でグリーンインフラ大賞に応募し、全国から応募のあった事例の中から優秀賞に選んでいただきました。
令和6年2月20日に東京ビッグサイトで実施されたグリーンインフラ産業展の中で表彰式があり、昨年度グリーンインフラプロジェクトの中心となって活動していた卒業生4名と参加してきました。
東京ビッグサイト
表彰式では、代表して株式会社建設技術研究所の方に壇上に上がっていただきました。
表彰後の記念撮影では、卒業生4名も一緒に国土交通省副大臣、グリーンインフラ官民連携プラットフォームの代表など、ご来賓の方々とともに撮影していただきました。
表彰式に参加した卒業生4名です。
彼らに代表して参加してもらいましたが、今回の受賞は5年間のプロジェクトに参加した歴代の生徒たちの探究活動の積み重ねあってのものです。
理科や社会など単一の教科分野では解決することのできない、分野横断、学際的な課題の探究は、”生徒たちの単純に数字で測ることのできない実力”を伸ばす大事な取り組みです。
今年度(SSHⅡ期)からは、再生可能エネルギーに着目した探究活動が始まっています。
生徒たちの探究が、今後どのように進んでいくかも楽しみです。
探究活動生徒発表会(2023年12月26日)日本薬科大学
2023年の12月26日に、埼玉県の日本薬科大学において、探究活動生徒発表会が行われました。
会場では、様々な学校の生徒によるポスター発表の展示や口頭発表があり、越谷北高校の生徒もポスター発表、口頭発表に参加しました。
ポスター発表では、それぞれの研究を行った生徒たちがポスターの前に立って参加者へ発表の説明などをしており、気軽に質問をしやすく様々な知見を得ることができました。
また、口頭発表においても、スライドを用いた発表が多く、生徒・教師問わず研究についての質問が飛び交っていました。
参加した生徒からは、
「自分の興味のある分野だけではなく、今まであまり関心がなかったような分野についての研究も楽しむことができた。いつかはあの場にたって研究を発表できるようになりたい。」
「普段関わることのない学校の生徒と、お互いの研究に関する会話もでき、知見を深めることができた。
ぜひ、来年度の発表会も見学しにいきたい。」
「他の学校の生徒の研究を見学し、自分たちだけでは思いつかないような幅広いテーマについて考えるきっかけになった。とても良い経験になったと思う。」というコメントがありました。
【SSH】理数科2年集中実験講座
令和5年12月22日~23日、理数科2年生の集中実験講座を実施しました。
2日間にわたって、物理・化学分野での実験に取り組みます!
1日目の朝、物理室に集合して開会式です。
生徒代表による開会宣言です。実験漬けの2日間にわくわくしています。
クラスを半分にして一日目物理、二日目化学の班と一日目化学、二日目物理の班に分かれます。
それぞれ、最初に実験プログラムのテキストを配ります。
物理分野は「センサープロジェクト」です。
デジタルマルチメータを使って、電気回路と電子部品の性質を理解し、オリジナルのセンサーシステムをつくります。
化学分野は、金属イオンの定性分析です。
様々な試薬で、様々な金属イオン溶液の反応を確かめ、未知試料の金属イオンを調べます。
金属イオン溶液を駒込ピペットで試験管に取ります。
反応させる試薬を確認しています。
一つずつ反応させて、どのような変化が見られるかを記録していきます。
安全のため、白衣着用のうえ保護メガネをかけています。
試薬を加えることで色が変化しました。沈殿も生じている?
変化の様子は、文字で記録するだけでなく写真にも撮ります。
未知試料を判別し、担当の教員に提出しました。合っているかな・・・?
見事正解!花マルをもらいました。
物理分野です。ペアで話し合いながら理解を深めています。
各ペアに電源装置とデジタルマルチメータが配られます。
コンセントで交流100Vを測定します。
2穴コンセントの左右で長さが違うことを知っていましたか・・・?
電池の電圧を測ります。ボックス電池(9V)を測っていますが・・・
あれ?9Vにならない!?
モバイルバッテリーの電圧を測定しています。
製品説明通りの電圧でした。
電子回路での抵抗の性質を見出します。
直列ではどうなるか?
可変抵抗をつなげています。
測定と計算の繰り返しです。理論と実践の差を埋めていきます。
暗幕で装置を隠して、光依存抵抗の反応を調べます。
お湯を沸かして、サーミスタ(温度を測る半導体センサー)の反応を調べます。
身に付けた電子回路、センサーの知識を総動員して課題解決します。
「明るくなると知らせるセンサーシステムをつくる」
「暗くなると知らせるセンサーシステムをつくる」
「熱いと知らせるセンサーシステムをつくる」
「温度をはかるセンサーシステムをつくる」など、班ごとに取り組む課題は異なります。
各班、試行錯誤してシステムを組み上げています。
最後に、組み上げたオリジナルセンサーシステムの実演・説明です。
上手に機能するシステムをつくることができました!
最後に校長先生から講評をいただきました。
代表生徒による閉会宣言です。2日間の実験プログラムを存分に楽しんだようです。
粘り強く実験に取り組む理数科生徒の底力を感じる2日間でした。
ここで身に付けた思考力や実験技術が今後の探究活動に活かされていくことでしょう。
【SSH】SSH講演会
12月15日金曜日にSSH講演会が行われました。
千葉大学理学部の北畑裕之先生をお迎えし、「身近な現象に見られる数理と物理」についての講義をしていただきました。
会場には一年と二年の理数科生徒及び物理部、化学部、生物部、天文気象部の部員が集まりました。
この講演会を通して、タテジマキンチャクダイの体表の模様の形成過程、BZ反応(化学振動反応)、マツボックリ・ヒマワリなどに現れる螺旋構造とフィボナッチ数列の関係などを通して、数学と、生物や化学などの自然科学との関係性について学ぶことができました。
「今回の講義を通して、多くの身近な自然の現象や物事を数式で表せるということが分かり、とても面白いと感じました。」
「今まで疑問に思っていた現象の仕組みを知ることができ、興味深かったです。」
「今まで理科4科目はつなげて考える事は多かったですが、数学は理系科目内だと別枠として離して考えていました。しかし今回の講演会で数学と科学の繋がりを学べ、理系科目の面白さを再発見できました。」
「この講演会を通して、自分の知識がより深まり、化学や生物と数学を結びつけることで今まで習ってきたことをより深く理解することができた。来年も同じ時期に講演会があるので、さらに知識をつけて受けられるようにしたい。」
などの感想も上がっていました。
生徒からの質問も多く出ており、とても活気のある講演会となりました。
【SSH】理数探究 中間発表会
12月14日(金)3・4限に理数科2年生による理数探究中間発表が行われました。
内容は物理・化学・数学の各分野に分かれて行っている課題研究の中間発表です。
3~5人のグループごとにテーマを決めて取り組んでいます。
今年度のテーマは以下の通りです。
物理1班 「風船の割り方と破裂音の関係」
物理2班 「災害状況下における、より明るいペットボトルランタンの作り方」
物理3班 「とあるガウスの超電磁砲」
物理4班 「暖房使用下における、効率的なサーキュレーターの配置」
化学1班 「アントシアニンの抽出方法の確立」
化学2班 「バナナの皮を利用した生分解性フィルムの製作条件の検討」
化学3班 「様々な金属コロイドの生成方法の比較」
化学4班 「貝殻の蛍光物質の比較」
数学1班 「折り紙による角の等分」
一年生の時に発表経験はあるので発表や質問の受け答えはスムーズに行っていました。
中間発表とういこともあり、質問や意見がたくさんでていました。
皆さんの意見を参考にしながら今後の研究に活かしていきましょう。