【生物部】 チームアライグマ クビアカツヤカミキリ分布調査
6月14日にチームアライグマの調査となるクビアカツヤカミキリの被害調査を行いました。
チームアライグマとは、埼玉県内の生物系部活が集まり、今年度はクビアカツヤカミキリに焦点を当て、外来種問題を解決するために調査や啓発活動を行っているグループです。
今回、越谷北高校生物部では、越谷市、久喜市、草加市の3か所で調査をしました。
クビアカツヤカミキリは、中国大陸原産の外来カミキリムシで、幼虫がサクラなどのバラ科樹木を食害してしまうため外来生物法で特定外来生物に指定されています。
今回は、成虫を見つけて採集駆除するほかに、幼虫の糞と木屑の集まりであるフラス、成虫が羽化する際に使う脱出孔の有無に注目して調査を行いました。
越谷市においては昨年の調査では確認されなかった成虫が1匹確認されました。クビアカツヤカミキリの被害がどんどん深刻化していることが伝わります。
久喜市においては成虫が10匹見つかりました。調査範囲の中でも成虫のいる場所に偏りが見られました。その中でも河津桜にはフラスや脱出孔が確認されませんでした。
草加市においては、なんと28匹も成虫が見つかりました!
また調査範囲外であった公園と河川敷を合わせると計50匹確認されました。
この内の7ペア(14匹)はまさに交尾をしている最中でした。
50匹に加えて、恐らく通行人の方々が駆除してくださったであろう死骸も各地で多く確認されました。
成虫が確認されなくても、フラスや脱出孔などが確認され、葉が黄色く枯れていたり幹の内部がボロボロになってしまったりと桜の木に被害が現れていることがわかります。
防除のために巻いてあるネットを噛み切っている個体も見られました
調査結果にも驚きましたが、調査を行っている際にクビアカツヤカミキリを駆除している方々と会ったり通行人の方から「クビアカツヤカミキリの調査ですか」というふうにお声がけいただいたりと、地元住民の方々にもクビアカツヤカミキリが知られていることに驚きました。
多くの人に認知されてきている状況ですので、今後もチームアライグマとして啓発活動を行い、地元の方々とも協力して、クビアカツヤカミキリの被害を減らすことを目指して活動をしていきたいです。