ブログ

【生物部】チームアライグマ探鳥会

2025年1月26日(日)に埼玉県川越市伊佐沼で開催されたチームアライグマ探鳥会に参加してきました!
(チームアライグマは、越谷北高校生物部も参加している県内複数校の自然科学系部活動の合同研究グループです)
探鳥会では名前の通り伊佐沼周辺に生息する野鳥を観察しました。
当日は普段身の回りにいる野鳥から、あまり見ないようなものまで様々な種類の野鳥を観察することができました。

実際に見れた野鳥の写真です。


メジロ


ジョウビタキ オスは胸がオレンジ色で派手ですが、メスは褐色がかって地味です。
かわいい鳥です。

 


イカルチドリ

また講師の先生が用意された望遠鏡を使って、遠い場所にいる鳥でも詳細に見ることができました!
望遠鏡を使うことで鳥が餌をとっているシーンなどを間近で観察することができました。
カワウが餌を自ら潜って捕るところを見たときは圧巻でした。
配布された資料を照らし合わせながから実際に観察するのは、ただ資料を見るのとは異なる気づきがあってとても楽しかったです。

当日に確認された鳥の種類の数を数える鳥合わせというものを行いました。結果なんと計31種類の鳥が確認されました!
詳細はヒトリガモ、カルガモ、マガモ、ハシビロガモ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、バン、イカルチドリ、オオハシシギ、アオアシシギ、イソシギ、タシギ、セイタカシギ、トビ、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、ホオジロ、アオジ、オオジュリン、トモエガモです。

また、観察会の最後にキタミソウも観察しました。
キタミソウはゴマノハグサ科の植物で夏の間は水に浸かり秋ごろには水がひいて、空気に触れることができる場所に生えます。
本来北方のツンドラ地域に生息するため夏の暑さを凌ぐために水に浸かる必要があるそうです。
生息条件が限られていることもあり、レッドリストでは環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類、埼玉県レッドリストでは絶滅危惧ⅠB類に指定されています。
伊佐沼に訪れた渡り鳥の体に付着するなどして運ばれたと考えられていて、渡り鳥の影響を植物から感じることができました。