ブログ

【生物部】上尾市三ツ又沼希少種調査

4月20日(日)、埼玉県上尾市にある三ツ又沼周辺で行われた、希少種調査に参加しました。

始めに、荒川の自然を守る会の方々、法政大学の学生の方々と一緒に三ツ又沼ビオトープで希少植物調査を行いました。

この場所は冬場にヨシ原のヨシ刈りと火入れを実施した場所で、ヨシ焼き後の時期にしか見られないハナムグラやエキサイゼリなどを観察しました。

 

↑ エキサイゼリです。葉の形(単羽状複葉)がセリとの見分け方です。

↑ ハナムグラです。ヤエムグラと似ていますが、葉の先端に丸みがあることが特徴です。

今回の調査を通して、普段関わることのない方々の活動を知ることができたので、今後自分が何をしていきたいかを考えるきっかけとなりました。また、植物の分布調査の方法を知ると同時に、希少な生物を人間の手で保全していくことの大切さを再認識しました。

 

続いて、ほおずきの自然水遊地を観察しました。

こちらも法政大学の学生の方々などが管理をしている場所で、水辺や湿地の再生を目的に現在活動が行われています。
ここは、保全管理がされながら、自然や生きものが好きな子供たちのために、虫採りや魚採りをしてよいことになっています。

こちらでも様々な植物や昆虫を観察することができました。現在、越谷北高校の中庭にビオトープを作る計画を立てているため、周りの環境などが非常に今後の参考となりました。

一日を通して、多くの貴重な体験をしました。今回肌で感じ取ったものを大切にして、今後の活動をより良いものにしていきたいと思います。改めて荒川の自然を守る会の方々、法政大学の学生の方々、日本生態系協会の佐久間様、本当にありがとうございました。