校長室より

校長通信第23号「壮大な『北高絵巻』を見る」


校長通信 第23号

壮大な「北高絵巻」を見る

-平成26年度修了にあたって-

越谷北高等学校長 下 山  忍 


 平成26年度の修了にあたり、お話をさせていただきます。

桜のつぼみがふくらむ季節から、再びつぼみが赤らむ時を迎えました。過ぎ去ってみると、1年間は早いものです。3学期の始業式で「今年の漢字」の「節(せつ)」という話をいたしましたが、本日は大きな節目の日ということになります。

 『越谷北高新聞』で、この1年を振り返ってみました。

4月。部活動紹介。全38団体が猛烈アピール。

4月。部活動ランキング。生物部が初ランクイン。

5月。春の部活動結果。各部が続々結果を残す。

5月。体育祭。「肉体的に向上心のないやつはバカだ~燃えさかれ筋肉~」というス 

   ローガンのもと、桃団の優勝。

7月。高校生海外短期派遣。カナダ・ブリティッシュコロンビア州・ロイヤルローズ

   大学に13名の生徒が訪問。

7月。パワーリフティング部・新聞部・吹奏楽部・書道部。4つの部活動が全国大会

   出場。

9月。パワーリフティング部宇津木君全国2位。新聞部全国で優秀賞受賞。

9月。しらこばと祭。「Let it go! ありのままの北高魅せるのよ」大賞3-9。

9月。野球部東部地区大会3位、県大会出場。

10月。埼玉県海外派遣プログラム ハーバード大・マサチューセッツ工科大に本校

   から岡崎さん・馬場さんを派遣。

10月パワーリフティング部・宇津木君日本新記録。

11月。強歩大会。優勝は男子1年桜井君、女子2年井口さん。例年よりも早いゴー

   ル記録。

12月。生徒会選挙。新会長に石川さん。

12月。寒波の中の球技大会。1-4、3-11が連覇を達成。

12月。ダンス発表会。見ごたえのある素晴らしい作品。2-6、2-9優秀賞。

1月。物理同好会、初の全国出場。新聞部も14年連続。

2月。科学の甲子園。過去最高の県内総合3位。

3月。第44回卒業式。3年間は宝物。

こうして振り返ると、壮大な絵巻物を見る思いがいたします。「北高絵巻」とでも名付けたら良いのでしょうか。この1年間、様々な学校行事や部活動等に、真面目に、一生懸命に取り組む皆さんの姿を見ることができました。それは、素晴らしい思い出になったことと思いますし、北高の伝統に1ページを加えてくれたと感謝しています。

そして、もう1つ大切なことは、それらを成し遂げる中で、皆さんが多くの力を身に付けてくれたということです。具体的に言えば、①チームワーク力、②問題解決力、③リーダシップ、④共感力などです。これらの力は、現在、多くの企業が入社する社員に求めている力と共通します。実際に社会で活躍する上で求められている力とも言えます。

高校生活は、勉強が基本ですが、今お話ししたような学校行事や部活動を通じて、皆さんは、大切なトレーニングをしているのだと改めて思います。「三兎を追う」という言葉があります。三羽のウサギと書きます。これは「二兎を追うものは一兎も得ず」ということわざ、つまり二羽のうさぎを追うと一羽も捕らえることができないということわざを逆転して、三羽のうさぎを追って、三羽とも捕らえようじゃないかというように転化させた積極的な言葉です。ウサギは敏捷な動物です。一羽を捕らえるのも容易ではありませんが、これを三羽もつかまえてしまおうというのですから、大変なことです。これは、埼玉県内の高校で使われることのある言葉ですが、本校でも今年の卒業生の合言葉でした。三羽のうさぎとは、勉強・部活動・学校行事です。3つをすべて頑張って、自分自身を創り上げようということです。

そのためには、何よりも時間を有効に使うことが大切です。1日24時間という時間は、誰にでも平等に与えられています。それを有効に使うか、無駄に使うかで、人生はずいぶんと違ってきます。皆さんは、納得できる時間の使い方をしていましたか?1日を、1週間を、1か月を、1学期を、そして1年を悔いなく使ってほしいと願っています。1年生は、時間管理の大切さの観点から「学習記録ノート」を使っていると思います。そうしたツールも活かしながら、時間の有効活用に努めていただきたいと思います。

さて、平成26年度も本日をもって修了します。

この大きな節目にあたり、各自がしっかりと総括し、来年度につなげる自分自身の課題を設定してほしいと願っています。できれば、漠然と思うのではなく、言語化した方が具体的になると思います。

4月には新たな平成27年度がスタートします。今、この体育館には、1年生と2年生がいます。言うまでもなく、2年生は3年生に、1年生は2年生に進級します。その覚悟はできていますか?昨年の今頃、先輩のどんなところに頼もしさと魅力を感じたのか、思い出してください。そして、それに自分が近づくために、自分が今何をなすべきなのか、考えてください。今年度の生徒の皆さんの諸活動に大いに敬意を表するとともに、来年度のさらなる飛躍を心から期待し、平成26年度修了式における校長の言葉といたします。              (平成26年度修了式・校長講話より)