令和4年度 第3学期始業式校長講話
令和5年1月6日(金)、第3学期始業式を行いました。また、始業式終了後には、表彰と壮行会を行いました。表彰では、年末の大会で第3位となったソフトボール部を表彰しました。壮行会では、今年度、「県立高校グローバルリーダー育成プロジェクト」に選ばれ、今月シンガポールへ短期派遣となる2年生を激励しました。
今回も新型コロナウイルス感染防止対策のため、各教室へライブ配信を行いました。以下は、校長講話の内容です。
皆さん、おはようございます。今日から3学期が始まりました。皆さんが、こうして無事に2023年をスタートできたことを嬉しく思います。新型コロナウイルスについては、行動制限はないものの、埼玉県でも、新規感染者が1万人を超えるなど、感染拡大は続いています。新年早々ではありますが、今一度、気を引き締めて感染防止を徹底していきましょう。
さて、毎年、新年最初の講話で話をしていることですが、日本に古くから伝わる「一年の計は元旦にあり」ということわざについて考えてみたいと思います。
意味は、新しく迎える一年の目標や計画は、その年の初めに立てなさい、というものです。
コロナ禍で、先が読めない状況ですが、こうした古くから伝わることわざの中には、どんな状況になっても変わらない大事な教えがあると思います。このことわざについて調べてみると、その由来は諸説ありましたが、ほかの二つのことわざとセットになっていて、大事なポイントが三つありました。
一つめの「一年の計は元旦にあり」ですが、一年で言えば年の初め、一月(ひとつき)で言えば月の初め、一日で言えば朝、つまり、何事も最初が大事で、成功するかどうかは、その最初の時間をどう使うか、先手を取れるかどうかで決まるというものです。
二つめは、「一生の計は勤(きん)にあり」というものです。勤という字は、「勤勉に働く」の勤です。人の一生、つまり、人生は、地道にコツコツ頑張れるかどうかで決まるというものです。
三つめは、「一家の計は身(しん)にあり」というものです。身という字は、「身体検査」の身で、体、健康を表します。一家、つまり、家族の将来は、家族全員が健康に過ごせるかどうかで決まるというものです。
言われてみれば、当たり前のことですが、何事も最初の時間を大切にし、先手を取って、健康に気をつけながら、地道にコツコツ頑張るということが、夢を叶えたり、目標や計画を達成するために大事なことということになります。
こうした状況の中だからこそ、この一年を充実させるために、最初の時間を大切にし、先手を取る、健康に気をつける、地道にコツコツ頑張るという三つのことを、意識してみましょう。
終わります。