【校長通信】理数探究 研究発表会
6月7日(土)、本日は土曜授業を行っておりますが、その中で2年生理数科が「理数探究」の授業で行っている研究の成果を発表する機会がありました。理数科1,3年生や発表する生徒の保護者の方々にも参加していただき、刺激のある中で開催されました。
発表会は、生物分野で5班、地学分野で3班の8班によって、それぞれが定めた研究の内容(考察から実験、結果から今後の展望)を1班あたり7分程度でプレゼンテーションを行います。その後、聞き手である理数科1年生を中心に、発表に対する質問を行います。
冒頭で挨拶する機会がありましたので、昨年度中に行われた中間発表会を踏まえ、研究の内容だけでなく、聞き手にどう届けるか(プレゼンテーション力)にも注目したいと伝えました。
発表されたどの研究も、中間発表で指摘されたことを踏まえ、実験方法や試行回数の変更、新たな視点を加えるなどの工夫が見られ、プレゼンテーションもパワーポイントの工夫やどこに重点を置いた説明が必要なのかが意識されているかなど、日頃の取組の成果が表れていました。
この日は中学生や本校保護者に授業公開も行っておりました。授業見学に来ていただいた方々にも発表会を見学する機会が設けられたのは、本校理数科の質の高い取組と生徒のポテンシャルの高さが見られたのではないかと思います。
<研究テーマ一覧>
生物1班「アメリカナミウズムシの自切と環境の関係」 生物2班「アルゼンチンモリゴキブリの忌避剤の探索」
生物3班「アリの外的刺激に対する反応の変化」 生物4班「撫でることによる植物への影響」
生物5班「体勢の変化に伴う大腿動脈における血流障害の経時的変化」
地学1班「地すべりにおける杭工の新モデルの検証」
地学2班「上位蜃気楼のモデル化による像の変化についての考察 地学3班「液状化による家の倒壊を防ぐ工夫」