校長室より

令和5年度 入学式式辞

 令和5年4月7日(金)、強い風が吹く中ではありましたが、新緑の鮮やかさに春の訪れを感じられる中、埼玉県立越谷北高等学校 令和5年度入学式を挙行いたしました。厳しい試験を突破して本校に入学した新入生の皆さんを心から歓迎いたします。今年度の入学式では、吹奏楽部の演奏が復活しました。また、式後には、吹奏楽部の生徒のピアノと歌唱による校歌披露も行うことができ、厳粛な中にも温かさを感じられるすばらしい式となりました。

 また、余談になりますが、式場や校内に飾られた生花は、本校の職員と華道部の嘱託の先生によるものです。

 以下は、式辞の内容です。

 新緑に春の訪れを感じる今日の佳き日に、埼玉県立越谷北高等学校、令和五年度入学式を挙行できますことは、本校にとりまして、大きな喜びでございます。

 ただいま入学を許可いたしました、普通科321名、理数科40名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
厳しい入学試験を見事突破し、めでたく本校に入学した皆さんを、心から歓迎いたします。
 また、保護者の皆様のお喜びもひとしおのことと存じます。心からお祝いを申し上げます。
 本校は、昭和44年に開校し、平成元年度からは理数科を設置した、創立55年目を迎える高等学校です。
 「立志・探究・奉仕」という校訓を持ち、県内有数の進学校として、これまでに、20,686名の有為な人材を世に送り出してまいりました。
 校訓である「立志・探究・奉仕」という言葉は、校歌を出典としておりますが、まさに本校の教育の神髄として、長く受け継がれてきたものです。校歌の一節を引用しつつ紹介いたします。

 まず「立志」とは、志を立てること、目的を定めてこれを成し遂げようとすることです。「われら歴史を作る者」という自覚のもと高い志を立て、ぜひ、その志に恥じることのない学校生活を送っていただきたいと思います。
 次に「探究」とは、物事の真理をさぐり、これらを見きわめることです。学問を志す者は、「真理ひとすじ尋ね行く」の気概がなければなりません。高校では、その質・量共に、とても高度な内容の授業が行われます。皆さんには、これまで以上に主体的な学習態度が求められることになります。
 そして「奉仕」とは、私心を捨て、皆さんの持っている素晴らしい資質能力を惜しむことなく、世のため人のために生かしていくことです。何のために学ぶのかと言えば、それは、社会においてしっかりと自らの役割を果たすためです。「人の世の幸を呼び、鍛えて永久の土に立つ」という校歌の一節は、まさにそのことを歌っています。

 「高校時代は、人生の土台をつくる」時期にあたります。本校への合格は、決して皆さんの将来を保証するものではありません。これからの3年間、授業に、部活動に、学校行事に本気で打ち込み、努力を重ねる青春のときを迎えます。その意味で、今日は、皆さんの輝かしい人生の土台をつくり上げるためのスタートの日でもあります。
 そして、そのためにも、皆さんには、自分の将来像を心にしっかりと描きながら、高校生活を送ってほしいと思います。

 新入生の皆さんが、3年間で更に大きく成長して、この学舎を巣立ち、未来を創造するリーダーの一人として、社会で立派に自らの役割を果たしていくことが本校の願いであり、私たち教職員は、そのための努力を惜しまないことを、ここにお誓い申し上げます。
 結びに、保護者の皆様には、本校の教育方針を御理解いただき、御支援御協力を賜りますよう、お願い申し上げますとともに、今日から始まる新入生の皆さんの高校生活が、良き師・良き友との出会いの中で、素晴らしく充実したものとなることを祈念いたしまして、式辞といたします。

  令和5年4月7日 埼玉県立越谷北高等学校長 片野 秀樹