校長室より

四月の言葉(不来方の)



 この詩は、夭折した石川啄木が旧制盛岡中学校の生徒のころの自身を回想した一首です。石川啄木といえば、一握の砂(いのちなき砂のかなしさよ さらさらと 握れば指のあひだより落つ 等)にあるように寂しい感じの詩が多く知られています。しかし、この詩には、十五歳の頃の、希望と夢が大きく謳われています。これから何にでもなれるという大きな夢や希望が空に吸われるという表現に表れています。十五歳という節目の年に、大きな希望と志を天高く思ってほしい。

 四月、新入生が入学してくる。本校記念すべき50期生である。皆さんそれぞれが、高校生活への大きな期待を持っているはずである。その期待に応えるべく越谷北高校を育てていきたい。新入生はどうか今の気持ちを忘れず、新2年生新3年生は入学したあの時の気持ちを今一度思い出し、新たな気持ちで、新年度をスタートさせてほしい。

星雲の志を忘れることなく。

(書は、倉澤沙綾先生に書いていただいています。今回も工夫を凝らしていただきすてきな書になっています。)