校長室より

第57回体育祭

 心配された空模様も、雲の間から晴れ間も見られ、予定していた第57回体育祭を予定通り行うことができました。朝早くから役員の生徒や先生方の準備のおかげで、大きな事故もなく、無事終了することができました。

 開会式のあいさつで、「大いに楽しみましょう!一人で楽しむのは難しいので、仲間と力を合わせて競技や応援に力を注ぎ、喜びをともにすることが楽しさを勝ち取るためには一番です。北高生のポテンシャルの高さにも期待します。」と話しました。

 1日過ごす中で、真剣な顔、喜びの顔、悔しい顔、様々な表情を見ることができ、北高生の集中力の高さや仲間を大切にする姿がとても印象的でした。充実感のある体育祭を作り上げたのは、生徒自らが行事を盛り上げていこうとする姿勢が土台にあることであり、本校の生徒にその姿が見られたことはとても嬉しく、そして感動を覚えました。北高生のポテンシャルの高さに限度はないのだと改めて感じさせてもらいました。

 また、平日にもかかわらず多くの保護者の方にもご参観いただき、生徒の躍動する姿をご覧いただけたこともとても良かったと思います。本校の教育活動の一端ではありますが、生徒の成長していく様子を見ていただけたことと思います。さらに、PTA役員の方々に運営の支援をいただいたことにも感謝を申し上げたいと思います。

 体育祭の結果は「優勝 緑団」。6つの色で別れた団は、1年生から3年生までが混在しており、学年を超えたつながりを見出す貴重な機会ではないかと思います。優勝した「緑団」は他の団よりほんの少し団結力が強かったのかもしれません。最後の体育祭となる3年生の満足した表情が、本日の体育祭がどれだけ充実していたかを物語っていました。仲間と力を合わせて、1つの目標に向かって懸命に取り組むこと。このような経験が将来の本当の意味での生きる力につながるはずです。今後の学校行事はもちろん、学習活動や部活動にも生徒の成長を期待したいと思います。