校長室より

「第52回しらこばと祭」開祭式及び閉祭式 校長挨拶

 令和5年9月1日(金)、2日(土)と2日間にわたり、「第52回しらこばと祭」を開催いたしました。特に、2日(土)は、4年ぶりの通常開催となりましたが、晴天にも恵まれ、盛況のうちに終えることができました。御来校された皆様をはじめ、準備期間から本番当日まで、御理解御協力を頂いた皆様に心から感謝申し上げます。

 以下は、開祭式と閉祭式の校長挨拶の内容です。

 

開祭式

 皆さん、おはようございます。コロナの感染が心配な状況ではありますが、4年ぶりに、入場人数に制限を設けないしらこばと祭を開祭することができました。しらこばと祭開祭にあたり、中心になって準備・運営をしてくれている生徒会本部役員の皆さん、そして、実行委員、クラス代表の皆さんに感謝します。4年ぶりのため、コロナ禍以前のしらこばと祭経験者がいない中での計画と準備、そして、新たな取組へのチャレンジは、通常時の何倍もの時間と労力が必要だったと認識しています。そうした努力を積み重ねた結果での開祭となります。来校されたお客様には、北高の「しらこばと祭」を大いに楽しんでもらいたいと思います。

 さて、今年度のしらこばと祭のスローガンに「誰もが目を奪われていく これは完璧で究極の青春」とありました。昨年度のスローガンは「スパイファミリー」というアニメのアーニャという少女の言葉が基になっていたので、今回も調べてみると「押しの子」というアニメの主題歌となっている「YOASOBI」の「アイドル」という曲のサビの歌詞にその秘密がありました。それは「誰もが目を奪われていく 君は完璧で究極のアイドル」というものでした。早速、YouTubeで聴いて見ると、何度も聞いた記憶がありましたが、最後の「アイドル」という4文字以外歌詞をまったく聞き取れていなかったことに軽いショックを受けました。何でも知っている数学科のI先生は、即答されたので、さすがだと思いました。最近の歌は、私にはハードルが高いので、次に「押しの子」というアニメを見ることにしました。結果は、エピソード1の第1話20分で挫折しました。その話を社会科のT先生に打ち明けると、若いT先生も挫折していたので、ちょっと安心しました。いずれにせよ、中高生にはとても人気だということが分かりました。今年のしらこばと祭を象徴するスローガンとしては、とても印象に残ると感じました。また、ポスターとパンフレットも北高での青春を感じさせる秀逸な作品だと感心しています。

 今年のしらこばと祭は、4年ぶりに大規模な開催となるため、想定外の事が起こる可能性もあります。その際は、北高生の優秀な頭脳をフル回転させ、臨機応変に対応し、感染防止にも十分気を付けて成功させましょう。そして、来校されるお客様に楽しんでもらうことはもちろんですが、皆さんも楽しんでください。以上です。

 

閉祭式
 皆さん、こんにちは。しらこばと祭の2日間、お疲れさまでした。そして、中心になって運営をしてくれた生徒会本部役員の皆さん、そして、実行委員、クラス代表、関係部活動の皆さんに、改めて感謝します。
 特に、生徒会長のM君を中心に、生徒会本部役員の皆さんの頑張りは、顧問の先生方も含め表彰に値するレベルだと思います。しらこばと祭の2日間、晴天に恵まれたのもきっと、文化祭の神様が微笑んでくれたのだと思います。本当にありがとうございました。そのおかげもあって、来場者数も、コロナ禍以前の2800人を上回る3020人だったという報告を受けています。4年ぶりとなる通常開催でしたが、事故やトラブルもなく盛況のうちに閉祭式を迎えることができました。ここにいるすべての皆さんに感謝します。ありがとうございました。

 今年のしらこばと祭を通して、つくづく実感したことは、「北高生って、本当にいい奴らだな」ということです。特に今年のしらこばと祭は、「明るく楽しく、あったかい」という印象を受けました。40数年前に私や体育のN先生、H教頭先生が在籍していた頃にも、いいやつらは結構いましたが、明らかに、優しい生徒が増えて、品がよくなったと思います。

 さて、各賞の発表は、後日となりましたが、3年生を中心にクラス企画、部活動の発表や展示も、開祭式や後夜祭での有志発表もすばらしかったと思います。後夜祭では、元ギター部部長のK先生、I先生、H先生のバンド演奏も聴けました。また、応援部の3年生と顧問のS先生のおかげで、思いがけず私も開祭式のコラボ企画では、仲間に入れてもらえて、個人的にも楽しかったです。良い思い出になりました。もっと一つ一つコメントしたいのですが、数が多いので、ここではあきらめます。

 最後に、北高生の自虐ネタに、「北高生は勉強8割、青春2割でできている」とありますが、今年のしらこばと祭のように、これからも2割は2割でも、中身の濃い青春を全力で謳歌してほしいと思います。

 皆さん、2日間、大変お疲れさまでした。以上です。