【SSH】生徒研究発表会
6月16日(木)SSH生徒研究発表会が行われました。
会場は越谷コミュニティーセンター大ホールで、
感染対策をしっかりとり、外部非公開で行われました。
今年は生徒発表をメインとし、7班の生徒が全校生徒の前で発表しました。
第1部は、理系部活動から生物部、2年生理数探究Ⅰより地学班・生物班、
テーマ型の探究の取り組みとして、グリーンインフラプロジェクト班の
4班の発表となります。
1班目は生物部からの発表です。
「ナガミヒナゲシ(Papaver dubium)調査」
生物部が継続的に調査しているナガミヒナゲシに関し、
分布拡大の要因一つとして考えられるタイヤへの付着について
実験・考察した研究です。
2班目は理数探究Ⅰ・地学班の発表です。
「教室快適化計画」
教室の換気に関して、現在行っている窓開けのパターン以外にも
いくつかのパターンを設定し、より効率的な換気について実験・考察した研究です。
3班目は理数探究Ⅰ・生物班の発表です。
「異なる条件下での土壌生物の分解速度の変化」
素材の異なる6種類のストローを用いて、土中の微生物の分解作用において
各素材の分解速度の違いを実験・考察した研究です。
4班目はグリーンインフラ班の発表です。
「Green Infrastructure Project」
グリーンインフラを用いた街づくりを、自分たちの通学路にあてはめ、
せんげん台駅周辺の現状と課題を検討し、理想案を提案する教科横断的な取り組みです。
第2部、ここからは3年生理数探究Ⅱの研究発表です。
理数探究Ⅱの発表はすべて英語での発表となります。
1班目は物理班の発表です。
「When do drops of water produce a water crown?」
水滴が水面に作る王冠状の構造、ウォータークラウンが
どのような条件下でできやすいのかを実験・考察した研究です。
2班目は数学班の発表です。
「Generalization of Between k terms recurrence relation.」
3~6項間漸化式の一般式を求め、その法則性を探し、
見つけた法則性から隣接k項間漸化式の一般項を示そうとする研究です。
最後に化学班の発表です。
「Creating a White Flame Using the Flame Color Reaction.」
様々な金属原子の炎色反応で得られた色の割合から
金属元素水溶液を混合し、白色炎を作成することを目的に
実験・考察した研究です
それぞれの発表に対する質問も活発にあがりました。
発表者からの応答もわかりやすく、とてもよかったです。
閉会式で来賓の方々や校長先生から指導講評をいただきました。
生徒アンケートからは
発表や質疑応答に関する「凄かった・興味深かった・楽しかった」の感想はもちろん、
身近なところに題材があることや、様々な視点から観察や実験が行われていることへの気づき、
これから行われる探究の授業に生かしたいなど、様々な感想がありました。
今回の発表会や研究時の経験を、皆の今後の活動に活かしてください。