2018年8月の記事一覧
第48回しらこばと祭のお知らせ
一般公開:9月8日(土)9:00~14:30受付(15:00公開終了)
【ご来場に際しての注意とお願い】
・お車でのご来場はご遠慮ください
・一般の方のカメラ・ビデオ撮影はご遠慮ください
(保護者の方は受付で撮影許可証を発行いたします)
・ペットを連れてのご来場はご遠慮ください
・敷地内は禁煙となっております
【8月4日・8月5日】カナダからの便り⑫【最終回】
旅立ちの時です
朝6時半、ホストファミリーに大学まで送ってもらい、初日に集まった教室前へ集合です。
初日に見た風景とは、心なしか少し違って見えた気がしました。
ホストファミリーとはここでお別れです。
そして、今回の研修でお世話になりっぱなしだったVIECのメイさんとはここでお別れです。
「越谷北高校の君たちのような高校生が将来社会に出て活躍すれば、日本の未来は安泰だ」
力強いメッセージを送ってくれました。
ビクトリア空港にバスで移動し、トミコさんともお別れです。
VIECの皆さん、大変お世話になりました。
さようならビクトリア
飛行機でたどり着いたのは行き道とは違い、カルガリー空港です。
カナディアンロッキーに行くためにはここの空港が便利です。
時計を見たら10時30分、成田空港行きの飛行機の搭乗時間まで90分ほど時間があり、ゆっくりできる… と思いきや、ここはカルガリー、ビクトリアより時差が1時間早く、そんなに余裕がないことに気づきました。
そこで空港内を早歩きで移動。
しかし飛行機は40分ほど遅れ、結果的にゆとりを持つことができました。
ここでサプライズ。
2学期から北高のALTとしてお世話になるジェンナさんとご対面です。
我々の帰国とジェンナさんの出発の飛行機の便がたまたま同じになり、ここで生徒と初対面になりました。
2学期からどうぞよろしくお願いします。
カルガリーは雨でした。研修中、雨になることは全くなく、カナダで見た初めての雨です。
本当に天候に恵まれた2週間でした。
晴れていれば、カナディアンロッキーを眼下に眺めることができたのですが、あいにくの天気で雲に覆われておりました。
代わりに、カルガリー空港周辺の三日月湖を眺めながら、カナダとお別れです。
さようならカナダ
そして日本へ
日本は8月5日の15時になっていました。
飛行機を降りた瞬間の熱気で、日本を実感しました。
入国審査・荷物の受け取り・税関を通り抜け、親御さんたちが迎えてくださっている到着ゲートへ向かいます。
多くの人に待ち受けられ、ちょっとだけスターの気分でした。
これで今年度の海外大学等短期派遣事業はすべて終了です。
2週間、大きなトラブルもなく、体調不良者もほぼ出ず、極めて円滑に研修を終えることができました。
カナダで生徒たちは大きく成長しました。この研修を、これから先、世界に大いにはばたくきっかけにして欲しいと思います。
協力してくださった保護者の皆様、本事業を企画してくださったJTB・VIECの皆様、この研修にかかわったすべての皆様に感謝の気持ちを込めて、「カナダからの便り」の更新を終了したいと思います。
ありがとうございました!!
【8月3日】カナダからの便り⑪
大学構内を闊歩するクジャクの親子たちとも今日でお別れです。
本日でロイヤルローズ大学での研修もついに最後になってしまいました。
2週間の研修の成果を見せてもらいましょう。
9:00 ESL Lesson⑨
9回にわたってレッスンをしてくれたtia先生の授業も今日が最後です。
もっとカナダにいたいという声がたくさん聞こえました。これも成長の証です。
まずはこれまで学習した単語の確認をゲーム形式で行いました。
4チームに分かれ、tia先生が意味を言って、それに対応する語句に一番早く丸をつけ、数で勝負を競います。
like Japanese Karuta!
続いて、日々の生活で環境にどれだけ配慮しているかをインタビュー形式で行いました。
男女の壁も自然となくなり、打ち解けてきました。
そして、インタビュー結果を全員の前で数センテンスで簡単に報告します。午後のプレゼンの練習です。
その際、Tia先生よりプレゼンの際の諸注意が行われました。
原稿を読まず、元気に、身振りなども混ぜながら話すと相手に伝わることを学びました。
続いて、本日午後に行うプレゼンの練習をグループで行いました。
テーマは「この研修で学んだこと」。事前にTia先生にメールで画像を3枚送り、それをもとにプレゼンを行います。
ここでは練習なので、送った画像をスマホで相手に見せながらプレゼンを行っています。
これをもってTia先生の授業はすべて終了です。
研修開始当初は、英語の学習の方に圧倒的な比重を置いて参加した生徒も、この2週間で環境問題に関心を持つようになったことがしっかりと伝わってきます。
これもTia先生の情熱的な講義のおかげです。
教室を出て、記念撮影です。
13:00 Closing Ceremony
2週間の研修も、あっという間にこの時を迎えてしまいました。
ロイヤルローズ大学の象徴的な建築物であるキャッスルでのClosingCeremonyです。
まずはこの研修のチーフとして陰から支えていたDonna先生よりご挨拶です。
そして、なんと我々引率者に素敵なプレゼントが!!
ありがたい限りです。
いよいよ生徒のプレゼンです。
研修のこと、週末のこと、ホストファミリーのことなど、研修時間以外も含め、カナダ滞在中のすべての時間で生徒が学びの機会を得ていることがわかりました。
すべて暗記して… という訳にはいきませんでしたが、全員が全体に伝わる声でしっかり発表できました。
6月の事前研修でやったプレゼンと比較すると、みんなに伝えようという気持ちが伝わってきて、この2週間を通して自信をつけた様子が見て取れました。
最大の山場であるプレゼンが終わりました。ここからは一部の生徒以外は一安心です。
休憩をはさんで、Closing Ceremony後半は、ロイヤルローズ大学やVIECの皆さんが作ってくださった2週間の研修のスライドショーからです。
こうして振り返ってみても、笑顔で満ち溢れた2週間でした。
今回の研修で直接的に最もお世話になったTia先生のスピーチです。
生徒の皆さんに、学んだことを日本に持ち帰って伝道師となってくれることを期待されていました。
感謝の気持ちを込めて生徒から色紙のプレゼントです。
Tia先生、2週間本当にありがとうございました!!
31日に行った班別自主研修のグループ発表です。
研修で学んだ成果を出し切りました。
引率者から講評です。
K先生より。
この研修を見えないところで支えてくれた方々や、参加させてくれた親御さんへの感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
(私のコメントは写真が残っておりません… 残念!!)
生徒への修了証と記念品としてTシャツの贈呈です。
引率者にも、生徒の皆さんから寄せ書きのプレゼントがありました。
いつの間に準備していたのでしょう。ありがとうございました。
団長あいさつ。
「I’m sorry」から始まるスピーチに、団長へチャップリンが憑依した瞬間を目撃しました。
事前研修から通して全体のまとめ役、お疲れ様です。
最後は、みんなでもらったTシャツに着替え、記念撮影と研修を支えてくださった先生方へ歌(We are the world)のプレゼントです。
生徒とともに過ごしてくださったKarenさんやTia先生、ロイヤルローズ大学のHarryさん・Emilyさんとはこれでお別れです。
帰国後もこの研修で学んだチャレンジ精神を持ち続けることで、皆さんに恩返しをしていきましょう。
これで、すべての研修プログラムが終了です。
しかし、家に着くまでが研修です。最後まで気を引き締めて臨んでいこうと思います。
大団円
【8月2日】カナダからの便り⑩
生徒たちは目に見えてたくましくなってきました。
午前ESL・午後施設見学という通常の授業形式は本日が最終回です。
9:00 ESL Lesson⑧
tia先生の授業も残り少なくなってきました。
本日のレッスンは昨日行った埋め立て地で見たもの、学んだことの復習からです。
埋め立て地でもらったイラストを見ながら、3Rの具体的な事例を確認していきました。
3Rのうち、特に大事なことは、個人がreduceやreuseを行っていくことであることを学びました。自分たちが身近にできる環境保全について考えました。
本日の環境学習に関するメインテーマはoceanです。
まずは午後訪問する水族館での理解の助けになる、海洋生物の単語の確認です。
その際、数日前にビクトリア近海で起こった、生後間もなく死んで海に沈もうとする子どもの死骸に寄り添い、何度も浮き上がらせようとしながら泳ぎ続ける母シャチが発見されたニュースを、Tia先生が涙ながらに語ってくださいました。
この地域では、水力発電所の建設のため鮭が減少しており、それを餌とするシャチが近年育たなくなっているそうです。
生物の絶滅の危機には、ここでも間接的に人間活動が影響を及ぼしています。
その後、映像を見て海洋における環境問題について学習しました。
話は変わって、今度はリーダーシップについてです。
チームを成功に導くために必要な力は何か、グループで話し合っています。
「協力Cooperation・信頼Trust」といった言葉が出てきました。
最後に、「英語を話す際、恥ずかしがってしまうのはなぜか」「恥ずかしがって話していると、どんなことが起こるか」というテーマでブレインストーミングを行いました。
後者の問いで、「I won’t be able to marry aCanadian girl」という回答が傑作でした。
明日はShyにならず、堂々とプレゼンをこなしましょう。
13:00 EnvironmentLeadership Academy⑦ Shaw Centre for the Salish Sea
本日で、乗りなれた黄色いバスに乗るのも最後です。
記念撮影を行って、最後の施設見学、シドニー(Sidney)にあるオーシャンディスカバリーセンターへ移動しました。
シドニーといってもオーストラリアの最大の都市(Sydney)ではありません。よく見るとつづりが違います。
オーシャンディスカバリーセンターは、水族館です。午前中に学習した魚に関する語句が、ここで生かされることになります。
ただ、全体としては水族館見学で、生徒は魚たちに癒されておりました。
クラゲに癒されて、とろけています。
ウニやナマコを手で触れます。
骨格標本の前でパシャリ。
うしろうしろ!!
午後のEnvironment Leadership Academyは今回が最終回になります。
ONとOFFの切り替えが明確な研修でした。昨日の埋め立て地や堆肥センターに行った日がONならば、今日やブッチャードガーデンへ訪問した回はOFFでしょうか。このメリハリの付け方を、日本に帰っても参考にしてもらいたいです。
本日の研修はこれで終了です。
ただ、このあと残れる人は17時から開催されるシドニーマーケットに参加します。
ここからは、「放課後」の生徒たちの様子をお伝えします。
マーケットが始まる前に90分ほど時間があったので、その間はどこかで時間を潰す必要があります。
海辺での戯れ。
幸せそうな現地の人々の中に生徒達も溶け込んでおりました。
引率者が時間までどこで過ごすか決められず優柔不断に街をさまよう中で、生徒はさっさとカフェを見つけて歓談しておりました。こうした場面に生徒の成長が垣間見られます。
リーダーの資質として研修で学んだ「Decisive」の精神を、知らず知らずのうちに実践している姿をしっかりと刻みました。
マーケットでもみんな楽しそうに過ごしておりました。
20ドル紙幣を差し出し、「As many as possible! And extra please!!」と頼んで手に入れたドーナツです。
この図々しさがすばらしいです。
メンバー間の交友関係も深まり、仲間意識が強まってきました。
昨日・今日と生徒の成長がはっきりと感じられるようになり、ここからというところで、いよいよ明日は研修最終日。これで終わりにするのは本当にもったいないです。
有終の美を飾るプレゼンテーションを期待しています。
【8月1日】カナダからの便り⑨
環境学習とリーダーシップ学習が融合してきました。
本日と明日は先週の建物に戻っての研修です。
と思いきや、建物に入ると行き場がない生徒たちが廊下にたたずんでおりました。
前に使用した団体が教室に荷物を残しており、入りにくかったようです。
荷物を片づけ、仕切り直して本日のレッスンスタートです。
9:00 ESL Lesson⑦
本日のレッスンは一昨日のリーダーシップ学習のつづきです。
リーダーとして必要な資質を一昨日挙げていきましたが、そのうち、形容詞の確認をクイズ形式で行いました。
ホワイトボードに背を向けている人に単語を英語かボディランゲージで教えています。ボディランゲージも会話の際は重要な意思疎通のツールです。
続いて、一昨日のハンドアウトの続きです。今の自分に必要な資質を話し合いました。
その後、話し合った内容をみんなの前で発表していきます。
明後日は全員の前で堂々とプレゼンテーションをしてもらうことになります。
今回のactivityはそれを行う上での良い練習になりました。
休憩終了後、本日午後に訪問する埋め立て地の予習として、3R(Reduce Reuse Recycle)について学習し、自分達が心がけることなどを討議しました。
ビクトリアでは今年の7月より、スーパーで買い物袋をもらうと50セントの課金をされることが条例で決まったそうです。日本がどれだけ環境に配慮した生産活動を行っているか、ビクトリアなどと比較する契機となりました。
しかし、ここのセクションは引率者が打ち合わせで退席してしまったため、写真を残すことができませんでした…
13:00 EnvironmentLeadership Academy⑥ Hartrand Landfill
午後はいつものようにバスで移動し、ハートランドの埋め立て地の見学を行いました。
施設が広いため、バスからの施設見学が基本となります。
この大きな埋め立て場が2049年にはすべて埋まるそうです。
バス見学終了後は教室に移り詳しい説明を受けます。
ガイドの方の説明の英語は難しく、内容的にもこの2週間の環境学習の集大成的な施設でした。
同じ用途のもので、再利用可能なものとゴミになってしまうものをペアにするActivityです。
似たグッズが多く、決して易しい課題ではありませんでした。
今日は、先週は引率のK先生の翻訳に頼るか諦めるかだった生徒も、頑張って理解しようという姿勢が目に見えて分かるようになりました。
質問も積極的に出るようになり、成長を実感しています。
研修も残すところあと2日。
最終日のプレゼンテーションに向け、準備は着々と進んでいるようです。
研修で学んだリーダーの資質を自ら実践できるような報告を期待しています。
今の生徒たちならきっとできると確信しています!!
【7月31日】カナダからの便り⑧
書を捨てよ 町へ出よう
本日の午後はダウンタウンでの班別自主研修です。
大学からバスで30分程度のところにビクトリアの街の中心地ダウンタウンがあります。
英語を使う生活にもだいぶ慣れてきたところで、成果が試されることになります。
9:00 ESL lesson⑥
本日のTia先生による大学での研修は90分の短縮バージョンです。
時間は短いけれど、濃密な時間を過ごしました。
生徒に配られたのは1枚の写真。ブータンの家族の様子です。
彼らはどのように生活しているのか、絵を見ながら説明をするレッスンです。
そして、さらに3つの国の写真が追加されました。
それぞれ、アルバニア・マリ・アメリカの家族の写真です。
これらの国々を比較して、環境に悪影響を与えている国はどこか、日本と比較してどうなのかを学びました。
最後に、この時間で学んだことを聞かれた生徒たちは、しっかりとした英語での受け答えができていました。成長を感じます。
レッスン終了後、そのままバスでダウンタウンへ。午後の班別研修に備えます。
ダウンタウン到着後、ショッピングモールがあるベイセンターへ移動し、フードコートで昼食を取りました。
Sushi!?
Yakisoba!?
12:30 ロイヤルブリティッシュコロンビア博物館
ダウンタウンの散策の前に、ブリティッシュコロンビア州最大の博物館の見学を行いました。
特設展は古代エジプト展です。
2年生は世界史で古代エジプト史を学習していないこともあり、生徒にはやや内容が難しかったようです。
この展示を3年生世界史選択者に是非とも見せたかったです。世界史の勉強と英語の勉強で、この展示だけで1日はいられます。
常設展その1は自然史ギャラリーです。
マンモスなどの展示に生徒は興奮していました。
常設展その2はヒトの歴史についての展示です。
この後の班別自主研修の時間を計算しないといけないので、やや急ぎ足での見学になりました。
13:30 班別自主研修
ダウンタウン周辺の特定の地域を各班指定され、その地域について街角インタビューを行いながら調査するというミッションです。
ダウンタウンは先週の金曜日に全員一度訪れており、週末にも来訪した生徒もいたので、慣れている生徒も多かったですが、ダウンタウン周辺部が指定された班もあり、苦戦していたようです。
16:30 班別自主研修終了
博物館脇のサンダーバード公園に再集合し、研修の成果を各班簡単に報告してくれました。
公園にあった先住民「クワックワカワックゥ族」の家の前で班ごとに記念撮影。なかなか特徴的な絵画で、引率者の年代だと、笑ゥせぇるすまんを連想します。
なかなかよく調べられている班もあり、果敢にインタビューを行った様子が窺えます。
ここで調べた内容は、各班整理して、金曜日のプレゼンテーションで発表してもらうことになります。
本日はいつもより終了時刻が遅くなりました。
ゆっくり休んで残り3日に備えましょう。
【番外編】
「私たちが班別研修をしている間、先生たちは何をしていたのですか」
こんな質問が生徒から出てきました。
もちろん、研修中にトラブルがあった時に対応ができるよう待機しているわけですが、とくに何もなければ一休み。
何もないことを祈りながら、我々はVIECの事務所の方面へ向かいました。
しかし向かったのはVIEC本部ではなく、向かいにある日本料理店です。
そう、ベイセンターでは研修の準備をしていて昼食が取れなかったため、ここでちょっと遅めのランチをとっていたのです。
店員さんは日本人で料理の味は確かなものです。久しぶりの日本料理にありつけました。
サバの塩焼き・白米・ポテトサラダ、いたってシンプルなメニューです。しかし…
おいしい!!
カナダでの食事に満足できない訳では決してありません。しかし、こんなに日本の料理がおいしいと感じたのは初めてかもしれません。
過去にカナダ研修に参加した生徒の感想文を読んでいると、日本食のありがたみに言及している生徒が何人もおりました。カナダに来て、その言葉の意味が分かった気がしました。