校長室より

2017年3月の記事一覧

禍福は糾える縄のごとし(三月の言葉)


 3月になりました。1年間はいろいろなことがありましたが、過ぎてみればあっという間です。今年度も後一ヶ月となりました。相変わらず寒い日が続いていますが、確実に春は近づいています。良いこともあれば悪いこともあるし、悪いことがあれば必ず良いこともあります。そんな思いで、3月の言葉を「禍福は糾える縄のごとし」としました。
 天国と地獄の食事についてこんな話があります。
 食事内容はどちらも豪勢なものですが、1メートルもある長い箸を使って食べるのです。地獄では、その箸で、何とか自分の口へ食べ物を運ぼうとしますが、長すぎるので前の人や隣の人と箸がぶつかって、うまく食べることができません。喧嘩しながらの食事ですから、美味しいはずはありません。
一方、天国では自分が食べるのではなく、自分の箸で前の人に食べさせてあげます。すると、今度は前の人から自分の口へ食べ物が運ばれてくるのです。和気藹々の楽しい食事です。
 世の中はうまくできています。「禍福は糾える縄のごとし」という諺があります。不幸があるから幸福を知ることもでき、悲しみがあるから喜びがあり、他人を思いやり辛抱すれば、他人からも支援や協力を得ることができます。
どのような立場の人でも、この世の中を自分一人で生きていくことはできません。人生に必要なものは、感謝と思いやりです。
 3年生は、卒業を迎えます。これから、いろいろな人生が待っていることでしょう。しかし、どんなことに出くわしても、必ずどこかに光はあるものです。今だけを見て、大変だと考えるのではなく、必ず未来は開けると強く念じて下さい。禍福は糾える縄のごとしです。前向きに負の言葉をはかないで進んでいきましょう。

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