校長室より

2017年10月の記事一覧

神無月の言葉(自分軸)

 
 今回は、石川一郎氏の「2020年大学入試問題」から、「自分軸」という言葉について考えてみました。これからの、授業は、アクティブ・ラーニングをホームベースとして「自分軸」をつくり、それを意識できるかにかかっているということに頷けます。
 「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」を問う様々な問いの中に、“Who are you ?”を問う問題が姿を変えて設定されることになるからです。
 自分とは何か?
 知識をベースに論理的に批判的に創造的に思考しなければならないような問題は、批判するオリジナルの基礎、創造が生まれる強い意志が不可欠になります。
自分にとって「知識・技能」がどう役立つのか?
それは社会に貢献できる知識の使い方や技能を発揮できるのか?
自分は何を何のために思考し、判断し、それを表現することが社会や世界を創ることにつながるのか?
自分はいったいどこに向かって主体的になり、多様な人々や文化をどのように受け入れることができるのか?
そのために協調できる自分とはどのような存在なのか?
 誰か他者に承認されることよりも(他者軸)、自分がまず意志決定することが重要であることに気付く、その気づきが「自分軸」です。
 しかし、「自分軸」はブレるものです。その時、ブレていると声をかけてくれる仲間やそれを受け入れる信頼関係を作ることが授業の中に埋め込まれている必要がでてきます。「自分軸」はその対話関係の中で、ブレない自分が出来ていく中で見えてくるものです。だからアクティブラーニングで学ぶ必要があるのです。そうすることにより、ブレずに自分の価値観に基づいて行動できるようになるのです。自分軸があると「他人と比較しない」「判断基準ができる」「信頼される」などの変化が得られてきます。自分軸を見つけるために、主体的に多様な人々と対話をして、いろいろなことを深く学ぶ中で、いろいろな体験や本をよんだりすることで自分軸をみつけてほしいと思います。
 「自分軸」のある生き方をしたいものです。
(書は、毎回、倉澤沙綾先生に書いていただいています。今回も力強いですね。)
0