校長室より

2017年11月の記事一覧

霜月の言葉(自調自考)



「自調自考」という言葉があります。多くの学校の目標やモットーになっています。その意味するところは、「自ら調べ自ら考える」ことです。

 なぜ、今月この言葉を取り上げたかというと、これからの進化の激しい時代において、大切な事は、「自分で調べ自分で考える」ということだと思うからです。実は、このところ、人工知能(AI)が話題になっていて、NHKの教育テレビでも特集を組んで放送しています。毎回興味深く見ていますが、今日の情報技術や認知科学の研究を見ると、AIが人間に近づくあるいは取って代わる日が来るのではないかと思うところもあります。私自身、コンピュータを使ったのはもう40年以上前になります。そのころは、MS-DOSの世界で、マシン語をいじってみたり、BASICでプログラムを組んでみたりしていました。今のように誰でもが、コンピュータを使いこなし、スマホを操作する時代が来るとは夢にも思いませんでした。私は、その当時の癖で、なぜ、こんなことができるのか?どうしてこういうふうに動くのか?が気になってしまいます。そんな性分です。そのせいかいつも”もや感”があります。2045年には、AIが人間の知能を超える技術的特異点(シンギュラリティ)が来ると予想する本が多く出版されています。シンギュラリティが来るかどうかはわかりませんが、確実に言えることは、技術の進歩は、指数関数(エクスポネンシャル)的に急激に進むということです。その時に、時代の変化に柔軟に対応していくことができる人間になっているために、今から”考える”という習慣をつけておくことが肝要です。これからの時代は、こうすればこうなるというような”正解”はなく、いろいろなことを考え”最適解”を自ら導き出すという時代になってくると思います。AIに負けず、世界に雄飛し、国際社会で貢献する人財となるべく、自ら調べ自ら考えることは益々重要になってきています。私は、人間にしかできないクリエイティブな思考、そしてあらゆる生物の中で人間が一番多く持ち得るホスピタリティな心を大切にする、そんな越谷北高校生を育て社会に輩出したいと思っています。

 


(書は、いつも、倉澤沙綾先生に書いていただいています。今回は背景に紅葉をあしらっていて季節感もあり味わい深いものになっています。)

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