校長室より

2017年12月の記事一覧

師走の言葉(自彊不息)



 早いもので、いつの間にか、師走になりました。今年も後一月になりました。寒さも日一日と厳しくなってきています。しかし、この寒さを経験しないと暖かい春はやってきません。3年生は、もう少しで受験になります。毎日が受験に向けての努力の日々になります。つまり、勉強すると言うことです。が、考えてみると、受験だから勉強するということではないはずです。

易経という古代中国の占いの書に、

「自彊不息」

と言う言葉があります。「じきょうやまず」と読みます。

易経には次のように書かれています。

「自彊不息」易曰,天行健。君子以自彊不息。

 【読み下し】では、易に曰く,天行健なり。君子はもって自ら彊(つと)めて息(や)まず。となり、

その意味するところは、

「天地の運行がすこやかであるように,君子も自ら努め励み,怠ることはない。」と言うことです。

自彊とは、みずから努め励むことです。そのことをやめない。そうすることにより、人間ができてくるのだと思います。まだまだ、高校生はこれからが人生のスタートです。その先にある自分の思う世界に雄飛するために、今を努め励むことです。そしてそれをやめないことです。

私自身、いくつになっても努力し、勉強し続ける人でありたい。と思います。