2022年7月の記事一覧
令和4年度 第1学期終業式校長講話
令和4年7月20日(水)、第1学期終業式を行いました。また、終業式終了後には、表彰と壮行会を行いました。表彰では、校内外で活躍した29名の生徒を表彰しました。壮行会では、全国大会に出場するパワーリフティング部と新聞部を激励しました。
今回も新型コロナウイルス感染防止対策のため、各教室へライブ配信を行いました。以下は、校長講話の内容です。
皆さん、おはようございます。明日から夏休みに入りますが、コロナ禍ということもあり、元気が出ない出来事も多いので、今日は、「向き不向きより前向き」という話をします。この言葉は、私の恩師の言葉です。
今から30年以上前、私が、教員になりたての頃の話です。自分としては、毎日、自分なりに一生懸命に頑張っていたつもりですが、授業や部活動、生徒の指導、その他、色々なことが上手くいかず、先輩の教員から指導されることもよくありました。時には、「教員に向いていないんじゃないか。」と言われたこともあり、さすがに、そのときはショックで、落ち込みました。
そのことを、高校時代からお世話になっている恩師に相談したところ、恩師は私にこう言いました。「初めから向いているやつなんて一握りしかいない。仕事に必要な能力や適性は、後から必死に身に付け るもんだ。向き不向きよりも前向きな気持ちが大事なんだよ。」私は、この「向き不向きより前向き」という言葉に救われた思いがしました。
多くの人が、向き不向きや、自分の能力、適性について、一度は考えると思います。私も今は校長ですが、自分の能力や適性を細かく分析したら、向いていないという結論になると思います。それでは本末転倒なので、向き不向きを考えるよりも、なったからには、自分らしくできることを一所懸命にやろうと思っています。
目標に向かって、前向きに、夢中で頑張っていれば、必要な能力や適性は、後から自然に身に付くものだと思います。誰しも自分の能力や適性に、不安や迷いが出ることがあると思います。その時には、一度今日の話を思い出してみてください。今日は、「向き不向きより前向き」という話をしました。
最後に事務連絡です。先週から、本校でも新型コロナウイルスの感染者が急激に増え、多数の感染者が確認されました。本校の感染者の共通の特徴として、強い感染力と38度以上の発熱が挙げられます。明日から夏休みに入りますが、改めて感染防止対策を徹底するようお願いします。
終わります。