2022年12月の記事一覧
令和4年度 第2学期終業式校長講話
令和4年12月22日(木)、第2学期終業式を行いました。また、終業式終了後には、表彰と壮行会を行いました。表彰では、校内外で活躍した52名の生徒を表彰しました。毎回のことですが、人数の多さに圧倒されます。壮行会では、西関東大会に出場する吹奏楽部を激励しました。
今回も新型コロナウイルス感染防止対策のため、各教室へライブ配信を行いました。以下は、校長講話の内容です。
皆さん、おはようございます。令和4年も早いもので残すところ9日になりました。コロナ禍であることには、変わりませんでしたが、この一年、大きな事故やトラブルもなく、皆さんが、こうして無事に年の瀬を迎えられたことは、ありがたいことだと思います。
さて、共通テストをスタートとする大学の一般選抜を控える3年生にとっては、いよいよ受験本番の時期に入ってきました。1年後、2年後に受験を迎える1、2年生にとっても、この時期は、緊張感や漠然とした不安感などを感じる時期かなと思います。先のことが確定しないということは、目標に向かっているという点で楽しい面もありますが、渦中の皆さんにとっては辛く厳しい面も大きいだろうと思います。
私は、日本の季節に春夏秋冬という四季があるように高校生活にも、春夏秋冬という四季があるように思います。1年生は、今は春から夏になる頃で、なかなかハードな北高生活にも慣れ、将来やりたいことや目標などを色々と考えることができる、高校3年間で一番楽しい頃かなと思います。2年生は、修学旅行とともに夏が終わり秋に入った頃で、少しずつ受験の厳しさを感じ始めた頃かなと思います。私自身もつい三十三間堂で見た千手観音の神々しさや清水の舞台から見た紅葉の美しさなどを思い出しては、現実逃避しそうになります。そして、3年生は、いよいよ厳しい冬本番に入った頃かなと思います。
そこで最後に、厳しい冬本番を迎えた3年生に、私なりのエールを送って、終わりたいと思います。
受検直前の厳しさは、その季節もあって、冬の厳しさに例えられることがありますが、私は、この冬のような厳しさや緊張感は、それほど嫌いではありません。それは、現実の厳しさであり、決して理不尽な厳しさではないからです。そして、乗り越えた先には、乗り越えた者だけに与えられる力や結果を得ることができるからです。この冬のように厳しい受験終盤に求められるものは、皆さんの「強い意志」であり、「行動」だと思います。この厳しい時期だからこそ、声に出して決意を表明し、焦らず、慌てず、諦めず、強い意志と勇気を持って、一歩ずつ前に進んでください。担任の先生、学年の先生はもちろんですが、私たちは、いつでも皆さんを応援しています。
終わります。