2020年12月の記事一覧
【SSH】SSH講演会が行われました
12月17日(木)、理数科1・2年生と理系部活動を対象にSSH講演会を行いました。
演題:「環境の変化が動物の暮らしにおよぼす影響」
講師:東京大学大気海洋研究所 海洋生命科学部門 行動生態計測分野
教授 佐藤 克文 先生(比較行動学・バイオロギング)
---以下、参加した生徒によるレポート---
「バイオロギング」という言葉を耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
そう!光村図書、中学国語2の教科書で「生物が記録する科学―バイオロギングの可能性」を学ぶのです!
~主な公演内容~
・ウミガメとペンギンの体温
バイオロギングという調査方法は生き物に記録計をつけて観察することで、普通なら見落としがちな生態に気づくことができるというメリットがあるのだと思いました。お話の中で、以前はウミガメの甲羅にドリルで穴を開けて記録計を取り付けていたとも仰っていたので、生き物にとっても観察する側にとっても負担の少ない方法が見つかると、更に未開拓の生態がわかりそうですよね!
・ペンギンの潜水行動
・オオミズナギドリの生態
・巨大翼竜ケツァルコアトルス
巨大翼竜ケツァルコアトルスは持続飛行ができなかった可能性が高いというのは本当に衝撃でした。講演を聞いた後、家で小さいころ読んでいた恐竜図鑑をもう一度開いてみると、そこにはきちんと飛んでいるケツァルコアトルスのイメージ図が載っていました。図鑑に書いてあることを当時は疑うことはありませんでした。しかし講演を聞いて、科学技術がどんどん発達している現代において図鑑の情報が覆るというようなことはおおいにあり得るということが分かりました。そしてまだまだ明らかになっていないことはたくさんあるのだと改めて思いました。
・サクラマスとヤマメ
私は今回の講師、佐藤克文先生の「生物が記録する科学―バイオロギングの可能性」を中学2年生の国語の授業で読みました。教科書に載っていた方が目の前で私たちのために講演をしてくださったなんて…。とても貴重な時間でした。
最後に一言!やっぱり生き物は面白い!
【SSH】理数探究Ⅰ中間発表会
12月18日、理数科2年生による理数探究Ⅰの中間発表会が行われました。
数人でグループを組み、数学・化学・物理分野からテーマを選び研究しています。
聞いている生徒からは素朴な疑問から鋭い指摘まで、様々な意見が出ます。
相互評価シートで生徒同士での評価を行います。1年生も先輩たちの発表を評価します。
最後に校長先生から班ごとに講評・感想をいただきました。
今回はあくまで中間発表ですので、もらった意見等を踏まえ実験を重ね、
来年6月(予定)の生徒研究発表会では英語でのプレゼンを行います。
時間はありそうで余りあません。
先を見越して頑張って取り組んでいきましょう。