日誌

2025年2月の記事一覧

【SSH】第6回公開講座(3月22日)参加申し込みフォーム

越谷北高校公開講座「高校生と教員の動植物研修」今年度第6回(秩父市武州日野駅周辺)を3月22日に実施します。

当日は8:50に秩父鉄道武州日野駅改札前に集合、春の里山の動植物観察を行います。

野外での動植物の観察を通じて、以下のことを学びます。
生物の基本的な知識
動植物分類の基礎
探究的な学習(生物観察から課題を見出す)

参加ご希望の方は、専用フォーム(以下URLまたはQRコード)からお申し込みください。

https://forms.gle/ebkpdbQsYVgYTgHj9

【SSH 】国立科学博物館研修

令和7年2月5日に国立科学博物館での研修に行きました。

大きく精密な標本や、学芸員さんの楽しくわかりやすい解説で、新鮮な体験ができました。

生物の分野では、さまざまな種類の化石を見ることで視覚的に生物の進化を学びました。特定の地域で繁栄した生物も見ることができ、どのような理由で進化したのか、授業で学習した内容との結びつきなど、学びが深まりました。

物理、化学分野では、光、磁気などの身近な現象を切り口に、直感的に自然現象を体感することができました。また、現在の科学の基礎となった研究の装置を実際に動かしてみることで、科学へのイメージができ、理解が進みました。

最新の研究と他分野との結びつきなども知ることができ、研修を通して、教科書の内容の裏の面を知ることができました。普段の授業とは違った角度で科学に対する知見を深めることができました。

【SSH】令和7年2月1日 iGEM出前授業(iGEM TSUKUBA)

令和7年2月1日(土)北高探究の日の午後、生物講義室で筑波大学の学生のiGEMチーム(iGEM TSUKUBA)による出前授業が行われました。

iGEM(アイジェム)は合成生物学に関する世界大会の名称で、この大会に参加している本校卒業生を含む大学生のグループがiGEM TSUKUBAです。
iGEMおよびiGEM TSUKUBAについて詳しくは、iGEM TSUKUBAのHP(リンク)をご参照ください。

 

今回は、『不可視対象への挑戦』という題で、箱の中の構造を『仮説・実験・考察』によって検証して明らかにしていくことで、研究のプロセスを体験するというものでした。


まずはiGEMに関する説明、今回の授業の目的と手順などが説明されました。


参加した生徒たちは興味津々です。
机上のお菓子の箱は息抜きのためのおやつ・・・ではなく、今回の実験対象、「謎の箱」です。


今回の出前授業のために、チームメンバー総出でおかしを消費し、箱を集めたそうです。
まわりはテープで留めてあり、中はもちろん見えません。
動かすと、中で何かが転がっている様子・・・


まずはいろいろ動かしてみて、中の様子を予想します。


磁石やものさし、電子てんびんなど様々な器具を使って実験をしますが、器具は自由に使えるわけではありません。


実験の計画を立て、「何の目的で、どのように調べるために、何を使うか」をしっかりと説明しないと器具を借りることができません。(器具の借用には時間制限もあります)

まるで、本当の研究のようですね。


実験をした結果は、成果報告書として提出しホワイトボードに貼り出されます。
他の班の結果も含めて「結果→考察→仮説→実験→結果→・・・」のサイクルを繰り返していきました。


自然と、班を超えたディスカッションが生じています。合同研究でしょうか。


ついに2班が合流してしまいました。
このグループは、後に主張の違いから再分裂し新しい2つの班に再編成されました。


白熱する議論は、予定していた時間を延長させることになりました。


各班から、予想した内部構造について発表をしました。


班によって異なる予想の部分もあります。


はたして、内部構造を看破した班はあるのでしょうか。


最後に、箱の中身を開けて見てみました。
そうなっていたのか!歓声が上がりました。


かなり正確に内部構造を予想できていたのですが、みんなが予想もしていなかったギミックが仕込まれていました。
色々試している中で「なんでこうなるのだろう?何の音だろう?」と思っていたことの答えでした。


最後に授業者からの総括です。
研究は、「本当に難しい、だからこそ、楽しい!」
在学中も課題研究に一生懸命だった卒業生によるお話でした。

参加した生徒たちもとても楽しかったようで、また挑戦したい!とのことでした。
終了後も、研究について、大学について、その他いろいろなことを大学生と話していました。

iGEM TSUKUBAの皆様、ありがとうございました。