2022年1月の記事一覧
【国際交流】エンパワーメントプログラム
12月26日~28日に、エンパワーメントプログラムを本校で実施しました。
参加者は本校生徒4名、他校(6校)より14名、計18名です。
講師1名(UK)、留学生3名(Egypt、Ghana、Bangladesh)が中心となって、3日間英語のみでプログラムを行いました。
【Day1】
初日。初対面の人ばかりということもあって、これから英語で楽しく会話できるのか…?!というくらい静かな雰囲気でスタートを切りました。ですが、参加生徒の持ち前の積極性と、素敵な講師、個性豊かな留学生のおかげで少しずつ緊張が解けてきたようです。
この日の目標は、とにかく英語での会話に慣れること!
まずは自己紹介から。これは慣れたものでしたね。
そして次は留学生のことを知るために、たくさんの質問をします。大学ではどのような勉強をしているのか、どんな家族構成か、故郷で有名なものは何か、日本に来て好きになった食べ物は何か…
ただ、質問したいことは思い浮かぶのに、英語でなんて言えばいいんだろう?と頭を悩ませる子もちらほら。
とりあえず、ジェスチャーや簡単な単語を駆使して頑張る子も!
語彙力も勿論だけれど、積極的にコミュニケーションをとろうとすることが何よりも大切であると、改めて感じたようです。
英語で話すことにも少しずつ慣れてきた頃、今度は留学生から効果的な英語プレゼンテーションについて教えてもらいます。「せっかく話すなら身振り手振りをつけてみよう!」「みんなの目を見て訴えかけるんだよ!」など様々なアドバイスが。皆真剣に聞き入り、自分の発表に活かします。
また、Positive Thinkingについてグループでディスカッションを行う時間も。自分の意見を英語で伝えるのはなかなか難しく、言葉が詰まってしまう子もいましたが、英語の授業等で学んできた語彙をつかって「自分はこう思う!」と一生懸命お話しできた子がほどんどでしたね。初日とは思えないほど、皆よく頑張っていました。
【Day2】
少しずつ英語だけの環境に慣れてきた2日目。この日はMy Identityを考えるアクティビティから始まりました。
背中に紙を貼り、その人のIdentityを表す単語を書き込んでいきます。
kind, clever, friendly, reliable, mature,なかにはmuscle と書かれた人も…
自分では思っていなかったIdentityを発見できた人もいました。
その後グループごとに“Who am I?”をテーマにプレゼンテーションを行いました。
先ほどのアクティビティで知ったIdentityや、自覚しているIdentityをエピソードともに話し、今後どのような人になりたいかを発表します。
全体発表も行い、全員が堂々とスピーチをすることができました。
【Day3】
いよいよ最終日です。初日に漂っていた緊張感も解け、談笑をしながらプログラム開始を待ちます。
Day3の初めの活動は、Day2に続き、Project Living with COVID-19を行いました。
グループプレゼンテーションの準備を行います。
3日間で学んだアイコンタクトやジェスチャーも取り入れながら、プレゼンテーションの練習も行いました。
そしていよいよ発表!
COVID-19と共生するためのグッズを開発したり、他国のワクチン接種の様子をロールプレイで表現したりと、各グループの趣向を凝らした発表を行いました。
各グループのポスターはこちらです。
次は留学生の国の教育(Egypt、Ghana、Bangladesh)についてインタビューを行いました。
学ぶ言語の数や入試制度、高校の様子などを質問し、驚くことが多かったようです。
たとえばBangladeshでは、お昼休みがなく、学校は2時で放課、帰ってからお昼ご飯を食べるそうです。
留学生のみなさんが今学んでいることも聞き、それぞれがWhy do I study?を考えました。
そしてついに最後のアクティビティFinal Presentationです。
生徒一人一人がFuture goals / What can I do for my futureについて、プレゼンテーションを行いました。
このプログラムで学んだこと、もっと学びたいと思ったこと、自分の理想像、将来の目標を語る姿に、力強さとひたむきさを感じました。
初日はなかなか自分の思うことを発信できずにまごついていた生徒や、将来の夢や志望大学を話し辛そうにしていた生徒も、はっきりと目標を掲げ、英語で話す姿に、たった3日間でこんなにも成長したのかと感動する場面も・・・
聞いている教員も感動して泣いてしまいそうでした。
最後に修了証をいただき、無事プログラム終了です。
3日間お疲れさまでした!