校長室より

校長通信

令和4年度 第2学期始業式校長講話

 令和4年9月1日(木)、第2学期始業式を行いました。また、始業式終了後には、表彰と報告会及び壮行会を行いました。表彰では、全国大会、県大会等で活躍した11の部活動25名と学校紹介動画コンテストの入賞者3名を表彰しました。報告会では、全国大会に出場したパワーリフティング部と新聞部から報告がありました。そして、壮行会では、西関東大会に出場する吹奏楽部を激励しました。

 今回も新型コロナウイルス感染防止対策のため、各教室へライブ配信を行いました。以下は、校長講話の内容です。

 皆さん、おはようございます。今年度も新型コロナウイルスの感染拡大が続く中での夏休みでしたが、大きな事故やトラブルもなく皆さんが、こうして無事に2学期を迎えられたことを嬉しく思います。

 まず、最初に留学生を紹介します。インドネシア出身のリアさんです。ミドルネームのアンジェリアからリアさんとなるそうです。リアさんは、来年の3月10日まで本校で学びます。これから半年余りになりますが皆さんも、是非、積極的に交流をしてください。それでは、リアさん、自己紹介をお願いします。
(リアさん自己紹介)

 それでは講話に戻ります。次に、北高生の善行の報告です。善行は、善い行いの善行です。詳しくは、この後、武田先生から報告していただきますが、その連絡を頂いた近隣の方からは、その様子が、大変すばらしかったと感心されていました。北高生の勇気と行動力に心から敬意を表します。

 最後に、勝負の2学期を迎えるにあたり、一人の野球選手を紹介します。既に亡くなられていて、活躍した時期も皆さんが生まれる前なので、知らない方も多いと思います。その選手は、広島東洋カープで活躍した衣笠 祥雄(きぬがさ よしお)さんです。衣笠さんは、23年間の現役生活で、2215試合連続出場の世界記録を達成しました。その衣笠さんが、生前あるラジオ放送の中で、次のように言っていました。
「夢中になって打ち込めるものを持つこと、それを見つけること、それを続けること、それが才能を開花させるということだ。そして、成功するかしないかは、あきらめるか、あきらめないかのほんの少しの差なのです。」

 私は、衣笠さんの言葉には、結果を残すためのヒントがあると思います。何事もあきらめず、夢中になって続けていくうちに力が付く。私は何事にも作戦を立てて臨むタイプですが、あれこれ迷わず、あきらめず、夢中になって続けるということの大事さに改めて気づかされました。

 本日から2学期が始まりますが、皆さんの目標に向かって、焦らず、迷わず進んでください。

終わります。

令和4年度 第1学期終業式校長講話

 令和4年7月20日(水)、第1学期終業式を行いました。また、終業式終了後には、表彰と壮行会を行いました。表彰では、校内外で活躍した29名の生徒を表彰しました。壮行会では、全国大会に出場するパワーリフティング部と新聞部を激励しました。

 今回も新型コロナウイルス感染防止対策のため、各教室へライブ配信を行いました。以下は、校長講話の内容です。

 皆さん、おはようございます。明日から夏休みに入りますが、コロナ禍ということもあり、元気が出ない出来事も多いので、今日は、「向き不向きより前向き」という話をします。この言葉は、私の恩師の言葉です。

 今から30年以上前、私が、教員になりたての頃の話です。自分としては、毎日、自分なりに一生懸命に頑張っていたつもりですが、授業や部活動、生徒の指導、その他、色々なことが上手くいかず、先輩の教員から指導されることもよくありました。時には、「教員に向いていないんじゃないか。」と言われたこともあり、さすがに、そのときはショックで、落ち込みました。

 そのことを、高校時代からお世話になっている恩師に相談したところ、恩師は私にこう言いました。「初めから向いているやつなんて一握りしかいない。仕事に必要な能力や適性は、後から必死に身に付け るもんだ。向き不向きよりも前向きな気持ちが大事なんだよ。」私は、この「向き不向きより前向き」という言葉に救われた思いがしました。

 多くの人が、向き不向きや、自分の能力、適性について、一度は考えると思います。私も今は校長ですが、自分の能力や適性を細かく分析したら、向いていないという結論になると思います。それでは本末転倒なので、向き不向きを考えるよりも、なったからには、自分らしくできることを一所懸命にやろうと思っています。

 目標に向かって、前向きに、夢中で頑張っていれば、必要な能力や適性は、後から自然に身に付くものだと思います。誰しも自分の能力や適性に、不安や迷いが出ることがあると思います。その時には、一度今日の話を思い出してみてください。今日は、「向き不向きより前向き」という話をしました。

 最後に事務連絡です。先週から、本校でも新型コロナウイルスの感染者が急激に増え、多数の感染者が確認されました。本校の感染者の共通の特徴として、強い感染力と38度以上の発熱が挙げられます。明日から夏休みに入りますが、改めて感染防止対策を徹底するようお願いします。
 終わります。

令和4年度 入学式式辞

 令和4年4月8日(金)、穏やかに晴れ、春爛漫を感じられる中、埼玉県立越谷北高等学校 令和4年度入学式を挙行いたしました。厳しい試験を突破して本校に入学した新入生の皆さんを心から歓迎いたします。式後には、感染予防対策を講じての上ですが、吹奏楽部の生徒のピアノと歌唱による校歌披露も行うことができ、厳粛な中にも温かさを感じられる良い式となりました。

 また、余談になりますが、式場や校内に飾られた生花は、本校の職員と華道部の嘱託の先生によるものです。また、入学式のオンライン配信についても、すべて本校の職員と生徒で行っています。このほか、様々なことが、自前でできるところは、本校の大きな強みの一つです。校長として誇りに思います。

 以下は、式辞の内容です。

 穏やかな春爛漫の今日の佳き日に、令和4年度、埼玉県立越谷北高等学校入学式を挙行できますことは、本校にとりまして、大きな喜びでございます。
 ただいま入学を許可いたしました、普通科322名、理数科40名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。厳しい入学試験を見事突破し、めでたく本校に入学した皆さんを、心から歓迎いたします。
 また、保護者の皆様のお喜びもひとしおのことと存じます。心からお祝いを申し上げます。
 本校は、昭和44年に開校し、平成元年度からは理数科を設置した、創立54年目を迎える高等学校です。
 「立志・探究・奉仕」という校訓を持ち、県内有数の進学校として、これまでに、2万342名の有為な人材を世に送り出してまいりました。
 校訓である「立志・探究・奉仕」という言葉は、校歌を出典としておりますが、まさに本校の教育の神髄として、長く受け継がれてきたものです。校歌の一節を引用しつつ紹介いたします。
 まず「立志」とは、志を立てること、目的を定めてこれを成し遂げようとすることです。「われら歴史を作る者」という自覚のもと高い志を立て、ぜひ、その志に恥じることのない学校生活を送っていただきたいと思います。
 次に「探究」とは、物事の真理をさぐり、これらを見きわめることです。学問を志す者は、「真理ひとすじ尋ね行く」の気概がなければなりません。高校では、その質・量共に、とても高度な内容の授業が行われます。皆さんには、これまで以上に主体的な学習態度が求められることになります。
 そして「奉仕」とは、私心を捨て、世のため・人のために働くことです。何のために学ぶのかと言えば、それは、社会においてしっかりと自らの役割を果たすためです。「人の世の幸を呼び、鍛えて永久の土に立つ」という校歌の一節は、まさにそのことを歌っています。
 「高校時代は、人生の土台をつくる」時期にあたります。本校への合格は、決して皆さんの将来を保証するものではありません。これからの3年間、勉学に、部活動に、学校行事に本気で打ち込み、努力を重ねる青春のときを迎えます。その意味で、今日は、皆さんの輝かしい人生の土台をつくり上げるためのスタートの日でもあります。
 そして、そのためにも、皆さんには、自分の将来像を心にしっかりと描きながら、高校生活を送ってほしいと思います。新入生の皆さんが、三年間で更に大きく成長して、この学舎を巣立ち、未来を創造するリーダーの一人として、社会で立派に自らの役割を果たしていくことが本校の願いであり、私たち教職員は、そのための努力を惜しまないことを、ここにお誓い申し上げます。
 結びに、保護者の皆様には、本校の教育方針を御理解いただき、御支援御協力を賜りますよう、お願い申し上げますとともに、今日から始まる新入生の皆さんの高校生活が、良き師・良き友との出会いの中で、素晴らしく充実したものとなることを祈念いたしまして、式辞といたします。
  穏やかな春爛漫の今日の佳き日に、令和4年度、埼玉県立越谷北高等学校入学式を挙行できますことは、本校にとりまして、大きな喜びでございます。
 ただいま入学を許可いたしました、普通科322名、理数科40名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。厳しい入学試験を見事突破し、めでたく本校に入学した皆さんを、心から歓迎いたします。
 また、保護者の皆様のお喜びもひとしおのことと存じます。心からお祝いを申し上げます。
 本校は、昭和44年に開校し、平成元年度からは理数科を設置した、創立54年目を迎える高等学校です。
 「立志・探究・奉仕」という校訓を持ち、県内有数の進学校として、これまでに、2万342名の有為な人材を世に送り出してまいりました。
 校訓である「立志・探究・奉仕」という言葉は、校歌を出典としておりますが、まさに本校の教育の神髄として、長く受け継がれてきたものです。校歌の一節を引用しつつ紹介いたします。
 まず「立志」とは、志を立てること、目的を定めてこれを成し遂げようとすることです。「われら歴史を作る者」という自覚のもと高い志を立て、ぜひ、その志に恥じることのない学校生活を送っていただきたいと思います。
 次に「探究」とは、物事の真理をさぐり、これらを見きわめることです。学問を志す者は、「真理ひとすじ尋ね行く」の気概がなければなりません。高校では、その質・量共に、とても高度な内容の授業が行われます。皆さんには、これまで以上に主体的な学習態度が求められることになります。
 そして「奉仕」とは、私心を捨て、世のため・人のために働くことです。何のために学ぶのかと言えば、それは、社会においてしっかりと自らの役割を果たすためです。「人の世の幸を呼び、鍛えて永久の土に立つ」という校歌の一節は、まさにそのことを歌っています。
 「高校時代は、人生の土台をつくる」時期にあたります。本校への合格は、決して皆さんの将来を保証するものではありません。これからの3年間、勉学に、部活動に、学校行事に本気で打ち込み、努力を重ねる青春のときを迎えます。その意味で、今日は、皆さんの輝かしい人生の土台をつくり上げるためのスタートの日でもあります。
 そして、そのためにも、皆さんには、自分の将来像を心にしっかりと描きながら、高校生活を送ってほしいと思います。新入生の皆さんが、三年間で更に大きく成長して、この学舎を巣立ち、未来を創造するリーダーの一人として、社会で立派に自らの役割を果たしていくことが本校の願いであり、私たち教職員は、そのための努力を惜しまないことを、ここにお誓い申し上げます。
 結びに、保護者の皆様には、本校の教育方針を御理解いただき、御支援御協力を賜りますよう、お願い申し上げますとともに、今日から始まる新入生の皆さんの高校生活が、良き師・良き友との出会いの中で、素晴らしく充実したものとなることを祈念いたしまして、式辞といたします。
 令和4年4月8日
  埼玉県立越谷北高等学校長 片野 秀樹

令和4年度 第1学期始業式校長講話

 令和4年4月8日(金)、令和4年度第1学期がスタートしました。着任式に引き続き、第1学期始業式を行いました。新型コロナウイルス感染防止対策のため、今年度も各教室へライブ配信を行いました。以下は、校長講話の内容です。

 改めまして、皆さん、おはようございます。今日から新学期が始まりますが、心機一転、お互いに明るく前向きに頑張っていきましょう。

 今日は、毎年、私が、第1学期の始業式で伝えている内容ですが、「良い習慣は、才能を超える。」という話をします。私がとても大切にしている言葉です。この言葉は、佐々木常夫(ささきつねお)さんという方の「働く君に贈る25の言葉」という本の一節にあります。

 皆さんは、どんな良い習慣を持っていますか?
 私が心掛けているのは、一歩先の行動をとる習慣です。
 具体的には、まず、毎朝、早起きをします。そして、早目に家を出て、学校に着いたら、
仕事の時間になる前に、余裕をもって、その日の準備をします。そうすることで、慌てずに一日をスタートすることができています。

 早起きをして、早目に家を出て、学校に着いたら、準備をしてから一日をスタートする。これだけのことですが、毎日続けてきたことでミスをする回数が減り、逆に気づくことも多く、結果も残せるようになり、私は、大きな自信を得ることができました。
 私の友人の中には、それほど準備をしなくても、物事をそつなくこなせる人がいます。私が1時間かかることも、友人は半分の30分でできてしまいます。とてもうらやましい限りですが、私には真似をすることができません。一緒にスタートしたら、友人にはとてもかなわないわけです。
 そうした経験から、私は、何事も一歩先に行動するようにしてきました。陸上競技や水泳など、順位を競うスポーツでは、フライングスタートは禁止されています。しかし、毎日の生活では、このフライングスタートは、私にとって大きな武器になっています。
 大切なことは、良い事を習慣にしてしまうことだと思います。
 良い習慣は、力になります。

 皆さんは、どんな良い習慣を持っていますか?
 早起きの習慣、
 はきものをそろえる習慣、
 あいさつをする習慣、
 朝学習や朝練習の習慣 など、良い習慣と言えるものはたくさんあります。
 忙しい毎日を送る皆さんだからこそ、良い習慣は、皆さんの自信や力になります。そして、才能豊かな友人たちを超えることも可能です。何か一つできることから始めてみてください。

 今日は、「良い習慣は、才能を超える。」という話をしました。終わります。

 

 

令和3年度 修了式校長講話

 令和4年3月24日(木)、令和3年度修了式を行いました。また、修了式終了後には、表彰を行いました。表彰では、書きぞめ中央展覧会で特選賞等に10名入賞した書道部をはじめ、男子バレーボール部、ギター部、理数科教育研究発表会に参加した理数科のほか、校内表彰として6名を表彰しました。

 今回も新型コロナウイルス感染防止対策のため、KAR(北高アクティブラーニングルーム)より、各教室へライブ配信を行いました。以下は、校長講話の内容です。 

 皆さん、おはようございます。早いもので令和3年度も残すところ8日となりました。この時季に咲く花の一つに、こぶしの花があります。町中にも咲いていますが、白い大きめの花びらが特徴です。今年は、一昨日の雨で、残念ながら、ほとんど散ってしまったようです。

 私は、毎年、この時季に、真っ白なこぶしの花を見ると、心機一転、頑張ろうという気持ちになります。禅の言葉に、年年歳歳花相似(ねんねんさいさいはなあいにたり)歳歳年年人不同(さいさいねんねんひとおなじからず)というものがあります。その意味は、咲く花の美しさは毎年変わらないけれども、人の世はどんどん変わっていくというものです。
 この言葉のとおり、世の中は、目まぐるしく変わっていきます。そして、コロナ禍はもとより、そのほかの世界情勢もたくさんの課題を抱えています。そこで、先日の卒業式では、卒業生に期待と願いを込めて一編の詩を送りました。 

 それは、宮沢賢治の「生徒諸君に寄せる」という詩の一節です。熱意あふれる青年教師でもあった宮沢賢治の生徒への強い信頼と期待が込められていると感じます。時間の関係で、私が一番印象に残っている二つの文のみを紹介します。

 それは、「むしろ、諸君よ。更に新たな正しい時代をつくれ。素質ある諸君は、ただにこれらを刻み出すべきである。」というものです。

 私が北高生に願い、期待することも同様です。在校生の皆さんにも、是非、未来を創造するリーダーの気概と優しさを持って、皆さんの持っている素晴らしい資質能力を惜しむことなく、世のため人のために生かしていく人生を送ってほしいと思っています。そのためにも残り1年、2年の北高での生活を充実したものにしてください。
 終わります。

第51回卒業証書授与式式辞

 令和4年3月16日(水)、天候にも恵まれ、春の訪れを感じられる中、埼玉県立越谷北高等学校 第51回卒業証書授与式を挙行いたしました。厳かな中にも温かみのあるすばらしい式でした。式の様子は、生徒会の生徒も含めた「卒業式配信チーム」によって、式に御参加いただけなかった保護者の皆様にライブ配信を行いました。本校は、こうしたことが自前でできる点も大きな強みだと思います。以下は、式辞の内容です。

 式辞の前に、第51回卒業証書授与式を、このように縮小した形で挙行することを、校長として、卒業生の皆さん並びに保護者の皆様にお詫びします。大変申し訳ございません。本日、御出席が叶わなかった保護者の皆様にも、どうかよろしくお伝えください。
 それでは、改めて式辞を述べます。
 式辞 356名の卒業生の皆さん、御卒業おめでとうございます。
 また、保護者の皆様におかれましても、本日のお慶びはひとしおのことと存じます。お子様の栄えある御卒業を、心からお祝い申し上げます。

 卒業生の皆さんは、本校において、日々勉学に精励し、進路実現に邁進するとともに、学校行事や部活動など何事にも全力で取り組んでまいりました。皆さんが、本校で過ごしたかけがえのない3年間は、今後の人生において、大きな財産となることを確信しております。
 そこで、晴れの門出にあたり、卒業生の皆さんに期待と願いを込めて一編の詩を送ります。それは、宮沢賢治の「生徒諸君に寄せる」という詩の一節です。その一部を抜粋して紹介します。熱意溢れる青年教師であった宮沢賢治の生徒への強い信頼と期待が込められていると感じます。

 「生徒諸君に寄せる」 宮沢賢治
 諸君は、この颯爽たる、諸君の未来圏から吹いて来る透明な清潔な風を感じないのか。それは、一つの送られた光線であり、決せられた南の風である。

 諸君は、この時代に強いられ率いられて、奴隷のように忍従することを欲するか。
 むしろ諸君よ。更に新たな正しい時代をつくれ。
 諸君よ。紺色の地平線が膨らみ高まるときに、諸君は、その中に没することを欲するか。実に諸君は、この地平線におけるあらゆる形の山岳でなければならぬ。
 新しい時代のコペルニクスよ。あまりに重苦しい重力の法則から、この銀河系を解き放て。
 新たな時代のマルクスよ。これらの盲目な衝動から動く世界を、素晴らしく美しい構成に変えよ。
 新しい時代のダーウィンよ。更に東洋風静観のチャレンジャーに乗って、銀河系空間の外にも至り、透明に深く正しい地史と、増訂された生物学をわれらに示せ。
 素質ある諸君は、ただにこれらを刻みだすべきである。

 潮や風、あらゆる自然の力を用い尽くすことから一足進んで、諸君は、新たな自然を形成するのに努めなければならぬ。
 ああ諸君は今、この颯爽たる、諸君の未来圏から吹いて来る透明な風を感じないのか。

というものです。
 宮沢賢治の生きた昭和初期と同様に、私たちの生きる現代もまた、多くの課題を抱えています。皆さんには、未来を創造するリーダーの気概と優しさを持って、皆さんの持っている素晴らしい資質能力を惜しむことなく、世のため人のために生かしていく人生を送ってほしいと心から願い、そして期待します。

 結びに、保護者の皆様をはじめ、地域や関係の皆様からこれまで寄せられました温かい御支援、御協力に感謝申し上げますとともに、卒業生の皆さんの洋々たる前途を祝福して、式辞といたします。

  令和4年3月16日  埼玉県立越谷北高等学校長 片野 秀樹

令和3年度 第3学期始業式校長講話

 令和4年1月7日(金)、第3学期始業式を行いました。また、始業式終了後には、表彰を行いました。表彰では、県大会等で活躍した2つの部活動を表彰しました。

 今回も新型コロナウイルス感染防止対策のため、KAR(北高アクティブラーニングルーム)より、各教室へライブ配信を行いました。以下は、校長講話の内容です。

 皆さん、おはようございます。今日から3学期が始まりました。皆さんが、こうして無事に2022年をスタートできたことを嬉しく思います。

 新型コロナウイルスについては、覚悟はしていましたが、徐々に感染が拡大しています。新年早々ではありますが、今一度、気を引き締めなおして、感染防止を徹底していきましょう。

 さて、今日は、新年最初の講話ということで、日本に古くから伝わる「一年の計は元旦にあり」ということわざについて考えてみたいと思います。意味は、新しく迎える一年の目標や計画は、その年の初めに立てなさい、というものです。

 コロナ禍で、先が読めない状況ですが、こうした古くから伝わることわざの中には、どんな状況になっても変わらない大事な教えがあると思います。

 このことわざについて調べてみると、その由来は諸説ありましたが、ほかの二つのことわざとセットになっていて、大事なポイントが三つありました。

 一つめの「一年の計は元旦にあり」ですが、一年で言えば年の初め、一月(ひとつき)で言えば月の初め、一日で言えば朝、つまり、何事も最初が大事で、成功するかどうかは、その最初の時間をどう使うか、先手を取れるかどうかで決まるというものです。

 二つめは、「一生の計は勤(きん)にあり」というものです。勤という字は、「勤勉に働く」の勤です。人の一生、つまり、人生は、地道にコツコツ頑張れるかどうかで決まるというものです。

  三つめは、「一家の計は身(しん)にあり」というものです。身という字は、「身体検査」の身で、体、健康を表します。一家、つまり、家族の将来は、健康に過ごせるかどうかで決まるというものです。

  言われてみれば、当たり前のことですが、何事も最初の時間を大切にし、先手を取って、健康に気をつけながら、地道にコツコツ頑張るということが、夢を叶えたり、目標や計画を達成するために大事なことということになります。

  こうした状況の中だからこそ、この一年を充実させるために、最初の時間を大切にし、先手を取る、健康に気をつける、地道にコツコツ頑張るという三つのことを、意識してみましょう。

  終わります。

令和3年度 第2学期終業式校長講話

 令和3年12月23日(木)、第2学期終業式を行いました。また、終業式終了後には、表彰を行いました。表彰では、県大会等で活躍した4つの部活動と個人1名のほか、校内表彰として7名を表彰しました。

 今回も新型コロナウイルス感染防止対策のため、KAR(北高アクティブラーニングルーム)より、各教室へライブ配信を行いました。以下は、校長講話の内容です。 

 皆さん、おはようございます。令和3年も早いもので残すところ9日になりました。この一年、大きな事故やトラブルもなく、皆さんが、こうして無事に年の瀬を迎えられることは、何よりありがたいことだと思います。

 さて、共通テストをスタートとする大学の一般選抜を控える3年生にとっては、いよいよ受験本番の時期に入ってきました。1年後、2年後に受験を迎える1、2年生にとっても、この時期は、緊張感や漠然とした不安感などを感じる時期かなと思います。先のことが確定しないということは、目標に向かっているという点で楽しい面もありますが、渦中の皆さんにとっては辛く厳しい面も大きいだろうと思います。

 私は、日本の季節に春夏秋冬という四季があるように受験にも春夏秋冬という四季があるように思います。1年生は、今は春から夏になる頃で、夢や希望がどんどん膨らんで、自分の適性や進路を一つには決められない時期かなと思います。2年生は、夏が終わり秋に入った頃で、少しずつ受験の厳しさを感じ始めた頃かなと思います。そして、3年生は、いよいよ厳しい冬本番に入った頃かなと思います。

 そこで最後に、厳しい冬本番を迎えた3年生に、私なりのエールを送って、終わりたいと思います。

3年生の皆さん。
 私は、この冬のような厳しさや緊張感は嫌いではありません。それは、現実の厳しさであり、決して理不尽な厳しさではないからです。そして、乗り越えた先には、乗り越えた者だけに与えられる力や結果を得ることができるからです。この冬のように厳しい受験終盤に求められるものは、その「意志」であり、「行動」だと思います。この厳しい時期だからこそ、声に出して決意を表明し、焦らず、慌てず、諦めず、強い意志と勇気を持って、一歩ずつ前に進んでください。担任の先生、学年の先生はもちろんですが、私たちは、いつでも皆さんを応援しています。
終わります。

第3回PTA後援会理事会校長挨拶

 令和3年9月25日(土)、第3回PTA後援会理事会を開会しました。緊急事態宣言下ということで、ICTに強い北高らしく、オンライン会議を併用したハイブリット型会議を行いました。準備は、武藤PTA会長さんを中心に、執行部の方で行っていただきました。PTA役員の方々の向上心と積極性には、頭が下がります。今回は、前回の反省点を踏まえ、機器を新たに購入して、万全の体制で行いました。以下は、校長挨拶の内容です。

 皆様、こんにちは。校長の片野でございます。本日は、ご多用の中、ご出席いただき、誠にありがとうございます。また、今回も、リアル参加とZOOMによるオンライン参加のハイブリット型会議という形での開会となりました。武藤会長さんを中心に、ご準備等大変ありがとうございました。

 それでは、簡単に近況報告させていただきます。
 この夏休みもコロナ禍ではありましたが、部活動の大会やコンクールは概ね実施され、始業式には多くの表彰を行いました。時間の関係で、上位大会の結果のみ紹介します。
 まず、新聞部ですが、和歌山県で行われた全国大会で、優良賞を獲得しました。全国大会出場は20年連続となります。次に、パワーリフティング部ですが、埼玉県で行われた全国大会で、3年の玉城君が、第6位入賞を果たしました。
 また、書道部ですが、第55回高野山競書大会で、3年の萱沼さんが毎日新聞社賞、2年の池田さんが高野山総長賞、3年の濱田さんが南山賞、3年の箱崎さんが高野山書道協会賞を受賞しました。
 最後に吹奏楽部ですが、昨日(24日(金))、新潟県で行われた西関東大会に出場し、見事金賞を受賞しました。全国大会出場まであと一歩の第5位でした。県予選では、体調不良等で参加できない生徒もいたので、まずは、全員が揃って参加できたことが何よりだと思いました。部活動の報告は以上です。
 次に学校行事関係ですが、9月1日(水)から3日(金)には、第50回しらこばと祭を行いました。HR棟改修工事の関係で、もともと通常の開祭ではなく、クラスをはじめ、各団体が作成した動画の中で、各個人が見たいものを見に行くというシアター形式の開祭を予定していましたが、8月下旬に県から急きょ通知があり、一切クラス間の移動をせずに自分のクラスで動画やライブ配信を見る形式に変更をしました。これは言うと簡単ですが、とても大変なことで、生徒会の生徒たちは、本当によく頑張ってくれました。特に、ライブ配信は、ほとんど生徒が行いましたが、他校であれば、お金をかけて専門の業者にお願いしている内容です。こうしたことが、自前でできることも北高の強みだなと実感しました。
  次に、2年生の修学旅行ですが、現時点では、広島での1泊を減らして、神戸京都方面に2泊3日で実施の予定です。リスクは0にはなりませんが、一度しかない高校時代に修学旅行を経験できないリスクもとても大きいと考えます。どうかご理解とご協力をお願いします。
 最後に3年生の状況ですが、共通テストの出願手続きが終わり、先日は、指定校等推薦会議を行いました。指定校等への希望状況は昨年度よりやや少なく、国公立大学への進学希望者がやや増加しています。勝負はこれからなので、強い気持ちで頑張ってほしいと思います。
  近況報告は以上です。本日は、よろしくお願いいたします。

第50回しらこばと祭校長挨拶・講評

 令和3年9月1日(水)から3日(金)まで、生徒と教職員のみではありますが、第50回しらこばと祭を開祭しました。新型コロナウイルス感染拡大により、生徒の参加方法等を急きょ変更しての開祭となりました。動画配信とYouTubeによるライブ配信を併用し、オンラインに強い北高ならではの文化祭となりました。その様子は、このホームページの「新着」より、「KITAKO  NEWS FLASH」をご覧ください。以下は、開祭式の校長挨拶と閉祭式の校長講評です。

開祭式(校長挨拶)

 皆さん、おはようございます。まずは、しらこばと祭開祭にあたって、中心になって準備・運営をしてくれている生徒会本部役員の皆さん、そして、実行委員、クラス代表の皆さんに感謝します。
 新型コロナウイルス感染拡大により、参加方法を変更しての開祭となりました。8月25日に2学期当初の学校対応に関する県からの通知が届いてから、わずか数日間での変更は大変であり、特に生徒会本部役員の皆さんにとって、参加方法を変更することは、断腸の思いだったと思います。そうした思いを乗り越えての開祭となります。本来の楽しみ方をかなり制限された中ではありますが、普段とは違う時間を楽しんでもらいたいと思います。

 さて、話は急に変わりますが、今年度のしらこばと祭のスローガンに「あずき青春」とありました。昨日、HR棟を覆っていたネットが外されて、壁の色が変わったことに気づいた皆さんも多いと思います。あずき色でなくなったと、「あずき青春」ではなくなってしまったと皆さんが悲しんでいるといけないので話をしておきます。新しくなった壁の色は、新たに考えた色ではなく、中里先生や私が生徒だった40年前の色を忠実に再現したものです。よって、私は恐らく見ることはできないと思いますが、40年後には、今のあずき色になるはずです。安心してください。

 話がそれてしまいましたが、私はこのしらこばと祭、皆さんの作成した動画やライブ配信を、大いに楽しみたいと思います。皆さんもぜひ楽しんでください。以上です。


閉祭式(校長講評)

 皆さん、こんにちは。しらこばと祭の3日間、お疲れさまでした。そして、中心になって運営をしてくれた生徒会本部の皆さん、実行委員、クラス代表の皆さんに、改めて感謝します。特に、急な開祭方式の変更や業者が行っても苦労するYouTubeによるライブ配信を成功させてくれたことに関しては、感謝しても仕切れないくらいです。本当にありがとうございました。

 さて、先ほど、各賞の発表がありました。私からは、しらこばと大賞を発表させていただきましたが、どのクラス企画動画も、部活動の発表や展示、紹介動画も力作が揃っていて、すばらしかったです。昨日の夕方から夜にかけて一気に見てしまいました。また、本日のP1グランプリもカッコ良かったです。歌も良かったし、応援部のダンスもキレッキレでした。
 保護者の方も同様だと思いますが、コロナ禍で私自身も皆さんの活躍を直接見る機会が殆どない状況だったので、とてもありがたいことでした。許されることなら、皆さんのお父さん、お母さんにも、是非、見せてあげたいなと思いました。確かにクラス企画動画の中には、お母さんが見るとびっくりしてしまう姿(女装姿)になっている男子たちもいましたが、お母さんは、意外にそういうのは好きです。堂々と見せてあげてください。ただし、個人的には、女装した男子より女子の方がかわいいと思います。

 最後に、パンフレットの北高アンケートの回答に北高生は、「勉強8割・青春2割」でできているとありました。今回のしらこばと祭で、皆さんが、2割の青春をしっかり謳歌していることが分かりました。よかったです。
 皆さん、3日間、大変お疲れさまでした。以上です。