越谷北高校の進路指導
 
【進路指導の基本方針】
 本校に入学してくる生徒は、ほぼ全員が四年制大学への進学を希望しています。そこで、本校進路指導の基本方針は次の2つです。
・志望大学への現役合格をめざす
・大学へ入ってからも、社会へ出てからも伸びる生徒を育てる

【希望実現のための取り組み】
(1)生徒ひとり一人が強い志を持つように援助するキャリア教育
 どのような職業に就き、どんな人生を送りたいのか、どんな学問を学びたいのかといった、自分自身の興味・関心・能力・適性について理解を高める指導です。入試を突破し、その後の大学や就職生活でも必ず自分自身の支えとなるはずです。
(2)志望校に合格するための本質的かつ実践的な学力をつける指導 
 本校生の受験大学は、地元国公立大学と首都圏の有名私立大学に集中しているため、推薦入試中心ではなく一般入試を乗り切るための指導に力を入れています。ただし、本校では現役合格率アップのためにすべてを犠牲にするような指導はしていません。本人の志望を無視して合格できそうな大学への受験をすすめたり、入試科目以外の勉強はさせないといった、長い目で見て生徒の将来にマイナスと思われる指導は行ないません。

【各学年で行われている具体的なキャリア教育】
1年…進路への関心を深め、自己の適性・進路を考えて、コースを選択する。
2年…自己理解と大学学部学科の理解を深めて、適切な科目選択を行なう。
3年…進路選択を吟味して受験大学を最終決定し、希望進路実現をはかる。

【学力をつけるために進路指導部がしていること】
 3年生になってからあわてても大学入試には間に合いません。そのために、1年生から基礎力を養成しておく必要があります。1年ではシラバス等を通して、学び方の指導にも力を入れています。また、進学補習(平常・夏季休業中)には特に力を入れています。1・2年生は英数国を夏季休業中に希望者全員、3年生は平常(土曜日を含む)・休業中とも全科目で進学補講を実施しています。さらに、1・2年生では遅れ気味の生徒に対するスタディケアも実施しています。また、2年生は秋から進学講習を実施します。

【オリジナル資料の活用】
 入学時に配布する「学習の手引き」は、高校での勉強の意義やそのやり方について詳しく紹介しています。また、3年生には新聞形式で「進路だより」を毎週一回発行し、最新の進路情報やその時期に必要な心得など様々な情報を提供しています。